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「埼玉会館・彩発見 前川國男建築見学ツアー」の抽選に当選し、参加しました。<br />ボランティアガイド「前川國男を知ろう!彩の国探検隊」方々により、館内外をくまなく案内してもらいました。所どころ前川國男の言葉を引用しながら。<br />参加者は50人以上いましたが、7グループに分かれてガイドが2人ずつ付いた丁寧なイベントでした。<br /><br />埼玉会館は、<br />1926年(大正15年)に岡田信一郎の設計により建設されました。<br />1966年(昭和41年)に前川國男の設計により建て替えられ、現在に至ります。

前川建築ツアー~埼玉会館~

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2025/05/17 - 2025/05/17

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旅行記グループ 建築巡り

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るびこんさん

「埼玉会館・彩発見 前川國男建築見学ツアー」の抽選に当選し、参加しました。
ボランティアガイド「前川國男を知ろう!彩の国探検隊」方々により、館内外をくまなく案内してもらいました。所どころ前川國男の言葉を引用しながら。
参加者は50人以上いましたが、7グループに分かれてガイドが2人ずつ付いた丁寧なイベントでした。

埼玉会館は、
1926年(大正15年)に岡田信一郎の設計により建設されました。
1966年(昭和41年)に前川國男の設計により建て替えられ、現在に至ります。

  • 現在の建物<br />竣工 1966年<br />設計 前川國男(1905-1986)<br />構造 鉄骨・鉄筋コンクリート造 地下3階地上7階、塔屋<br />音響設計 永田 穂?

    現在の建物
    竣工 1966年
    設計 前川國男(1905-1986)
    構造 鉄骨・鉄筋コンクリート造 地下3階地上7階、塔屋
    音響設計 永田 穂?

  • 大ホール<br />壁と天井が木材でひと続きに造られている。<br />座席数1,315人<br />1階席、2階席

    大ホール
    壁と天井が木材でひと続きに造られている。
    座席数1,315人
    1階席、2階席

  • 壁には音の響きを拡散するくぼみがある。<br />フラッターエコーを防ぐため、左右の壁のくぼみの位置がずれている。<br />残響時間1.5秒、現在の音楽ホールとしては短め。<br /><br />※フラッターエコーとは、音が多重反射を起こすことで生まれる音響障害のこと。

    壁には音の響きを拡散するくぼみがある。
    フラッターエコーを防ぐため、左右の壁のくぼみの位置がずれている。
    残響時間1.5秒、現在の音楽ホールとしては短め。

    ※フラッターエコーとは、音が多重反射を起こすことで生まれる音響障害のこと。

  • 石タイル造りの通路の仕切り

    石タイル造りの通路の仕切り

  • 壁のくぼみには間接照明が当てられ、より立体感を感じる。タケノコ照明と呼ばれている。

    壁のくぼみには間接照明が当てられ、より立体感を感じる。タケノコ照明と呼ばれている。

  • 客席の外側の通路の壁は淡い黄色で統一されているが、いわゆる前川カラーではない。

    客席の外側の通路の壁は淡い黄色で統一されているが、いわゆる前川カラーではない。

  • 壁がへこんだ所にデザインされた金色のブラケット。上下に光を放し、影も美しい。

    壁がへこんだ所にデザインされた金色のブラケット。上下に光を放し、影も美しい。

  • ローソクを逆さまにしたような照明

    ローソクを逆さまにしたような照明

  • 大ホールの2階席から見下ろす。床の白い部分はオーケストラピットになっている。

    大ホールの2階席から見下ろす。床の白い部分はオーケストラピットになっている。

  • らせん階段を覗く。

    らせん階段を覗く。

  • 大ホールからエスプラナードに出る。<br />外壁には重厚なコンクリート製のブラケットが多数あり。<br />夜には上下に柔らかい光が放たれるそう。

    大ホールからエスプラナードに出る。
    外壁には重厚なコンクリート製のブラケットが多数あり。
    夜には上下に柔らかい光が放たれるそう。

  • 会議室棟<br />コンクリートの打ち放しと打ち込みレンガの混在しており、ひさしの曲面が特徴的。

    会議室棟
    コンクリートの打ち放しと打ち込みレンガの混在しており、ひさしの曲面が特徴的。

  • エスプラナード「憩いの空間」<br />天窓や植え込み、立ち上がりの曲線も柔らかさがある。<br /><br />※前川國男は「エスプラナード」の空間を「人が憩いを持ちながら,目的もなく歩く中庭的広場・遊歩道」と説明している。<br />第1期:紀伊国屋書店、神奈川県立図書館・音楽堂、東京文化会館他<br />第2期:埼玉会館、東京都美術館他<br />第3期:弘前市立美術館、福岡市立美術館他

    エスプラナード「憩いの空間」
    天窓や植え込み、立ち上がりの曲線も柔らかさがある。

    ※前川國男は「エスプラナード」の空間を「人が憩いを持ちながら,目的もなく歩く中庭的広場・遊歩道」と説明している。
    第1期:紀伊国屋書店、神奈川県立図書館・音楽堂、東京文化会館他
    第2期:埼玉会館、東京都美術館他
    第3期:弘前市立美術館、福岡市立美術館他

  • 外壁は全面に磁器質の打ち込みタイルが使われている。<br />黄褐色うわ薬掛けのタイルは、角の曲面も美しい。<br /><br />※タイルは素地(きじ)により、磁器質、せっ器質、陶器質に分けられる。<br /> 磁器質は1300度の高温で焼かれ、高密度で強度が高く、吸水率が低い。

    外壁は全面に磁器質の打ち込みタイルが使われている。
    黄褐色うわ薬掛けのタイルは、角の曲面も美しい。

    ※タイルは素地(きじ)により、磁器質、せっ器質、陶器質に分けられる。
     磁器質は1300度の高温で焼かれ、高密度で強度が高く、吸水率が低い。

  • 楽屋口から小ホールを出る。

    楽屋口から小ホールを出る。

  • 小ホールの外壁は打ち放しコンクリートであるが、会館はさまざまな様式が取り入れられている。<br /><br />※前川建築の外装は、3つの時代に分けられる。<br />小ホールは②、その他は③を採用しているが、混在している部分もある。<br />①軽量化時代<br />②打ち放しコンクリート時代<br />③打ち込みタイル時代<br />

    小ホールの外壁は打ち放しコンクリートであるが、会館はさまざまな様式が取り入れられている。

    ※前川建築の外装は、3つの時代に分けられる。
    小ホールは②、その他は③を採用しているが、混在している部分もある。
    ①軽量化時代
    ②打ち放しコンクリート時代
    ③打ち込みタイル時代

  • 小ホールの外壁<br />打ち放しコンクリートの外壁は、バラ板の型枠を用いた荒々しい木肌の表情が出ている。補修した部分は入口があったのだろうか。

    小ホールの外壁
    打ち放しコンクリートの外壁は、バラ板の型枠を用いた荒々しい木肌の表情が出ている。補修した部分は入口があったのだろうか。

  • 小ホールの謎の窓

    小ホールの謎の窓

  • 小ホールのホワイエの窓

    小ホールのホワイエの窓

  • 小ホールのホワイエ<br />床は2色のタイルを網代張り模様に敷き詰め、館内外の床のデザインが統一されている。(中田准一作)<br />天井には照明がランダムに散りばめられてた星空のよう。天窓からの自然光もある。

    小ホールのホワイエ
    床は2色のタイルを網代張り模様に敷き詰め、館内外の床のデザインが統一されている。(中田准一作)
    天井には照明がランダムに散りばめられてた星空のよう。天窓からの自然光もある。

  • 窓を広くとった小ホールのホワイエ<br />天窓も造られている。

    窓を広くとった小ホールのホワイエ
    天窓も造られている。

  • 壁は外壁と同じコンクリートの打ち放し。小幅板型枠による木目調の曲線も。<br />籐製のごみ箱までもが当時のオリジナル。

    壁は外壁と同じコンクリートの打ち放し。小幅板型枠による木目調の曲線も。
    籐製のごみ箱までもが当時のオリジナル。

  • 家具もオリジナル。

    家具もオリジナル。

  • まったく雰囲気の異なる椅子も。

    まったく雰囲気の異なる椅子も。

  • 小ホール入口

    小ホール入口

  • 小ホールの壁は斫りコンクリート<br />表面は白色であるが、深い斫りには青い色が見える。どのように作製したのか不明らしい。壁の角度は上を向いている。

    小ホールの壁は斫りコンクリート
    表面は白色であるが、深い斫りには青い色が見える。どのように作製したのか不明らしい。壁の角度は上を向いている。

  • 線香花火のような照明と壁に映る光が美しい。

    線香花火のような照明と壁に映る光が美しい。

  • 360度光を放すペンダント。<br />音響壁の中に吸音板が入っている。<br />残響時間は1.2秒

    360度光を放すペンダント。
    音響壁の中に吸音板が入っている。
    残響時間は1.2秒

  • 小ホール<br />座席数504人<br />深緑色の座席で森の中の岩屋のようなデザインになっている。

    小ホール
    座席数504人
    深緑色の座席で森の中の岩屋のようなデザインになっている。

  • ステージの立ち上がりも斫りコンクリート

    ステージの立ち上がりも斫りコンクリート

  • 大ホールのホワイエの柱は、樹木が枝を広げたようなデザインになっている。

    大ホールのホワイエの柱は、樹木が枝を広げたようなデザインになっている。

  • ホワイエは森の中のような空間であるが、金色のシャンデリアが眩しい。<br />地下空間とは思えないほどの開放感がある。建物全体の60%は地下空間に造られている。

    ホワイエは森の中のような空間であるが、金色のシャンデリアが眩しい。
    地下空間とは思えないほどの開放感がある。建物全体の60%は地下空間に造られている。

  • ホワイエから中庭を眺める。壁は前川カラーに。<br />

    ホワイエから中庭を眺める。壁は前川カラーに。

  • エントランスからの動線

    エントランスからの動線

  • 正面のエスプラナード<br />右側:大ホール<br />左側:会議室棟

    正面のエスプラナード
    右側:大ホール
    左側:会議室棟

  • 西側の入口<br />大ホール棟

    西側の入口
    大ホール棟

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