2025/12/14 - 2025/12/14
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+mo2さん
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今年(2025年)はスペインに行きエル・グレコの作品たくさん見ることができました。今まで見たグレコの作品を振り返って見たいと思います。エル・グレコ(本名ドメニコス・テオトコプーロス、1541~1614年)は16世紀から17世紀にかけてのスペイン美術の黄金時代に活躍し、ベラスケス、ゴヤとともにスペイン三大画家の一人に数えられます。ギリシャのクレタ島に生まれ、ヴェネツィア、ローマでの修行を経てスペインのトレドにたどりついたエル・グレコは、揺らめく炎のように引き伸ばされた人物像が印象的な宗教画や、モデルの人となりをも描き出す独自の肖像画で、当時の宗教関係者や知識人から圧倒的な支持を得ました。ピカソら20世紀の巨匠たちからも、その作品は高く評価されています。国内には大原美術館と国立西洋美術館に2点しかないグレコの作品ですが、2013年東京都美術館で開催されたエル・グレコ展では、ラド美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館など、世界の名だたる美術館やトレドの教会群から油彩およびテンペラ画51点が集結し多くの作品を楽しめました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
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「十字架のキリスト」1610-14年頃 国立西洋美術館
揺らめく炎のように引き伸ばされた人体、荒々しい筆致、超自然的な色彩などにエル・グレコ晩年の様式を伝える作品です。彼は後半生をスペインのトレドで過ごし制作しましたが、ギリシャのクレタ島で生まれイコン画家として活躍、その後ヴェネツィアでティツィアーノやヤコポ・バッサーノの影響下に西欧絵画の技法を習得、まず細密画家として評判を得ました。彼のヴェネツィア滞在は、ヤコポの息子レアンドロ・バッサーノがヴェネツィア近郊バッサーノの父の工房で修業を始めたであろう時期と重なります。国立西洋美術館 美術館・博物館
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「受胎告知」1590年頃-1603年 大原美術館
キリスト教美術の長い歴史のなかで無数に描かれてきた「受胎告知」。
聖母マリアが神の子イエスを受胎したことを、大天使ガブリエルが告げる重要な場面です。エル・グレコは、これを、深い闇が渦巻く中、閃光と共に舞い降りる聖霊の鳩、そして緊張感あふれる面持ちで相対する天使と聖母という劇的な情景として表しました。本作は、戦前から日本に存在した唯一のエル・グレコの油彩画として、1923年に大原美術館で公開されて以降、人々の心に大きな感動を生みだし続けています。大原美術館 美術館・博物館
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「悔悛する聖ペテロ」 1590-95年頃、サンディエゴ美術館
2025年、国立西洋美術館の「西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」に出展されていた作品です。サンディエゴ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「十字架のキリストと礼拝する2人の寄進者」1580年頃 ルーヴル美術館
本作は、トレドの聖ヒエロニムス会系修道院にありましたが、1836年にテロ―ル男爵によりフランス国王ルイ・フィリップのスペイン絵画コレクションのために購入され、1838年にはルーヴル美術館内に設けられた国王の「スペイン画廊」に展示されました。ルーヴル美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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2019年のGWにブダペスト国立西洋美術館に行ってきました。びっくりしたことにグレコの作品がたくさん展示されていました。実はスペイン以外でグレコのコレクションが一番多いのはこちらだそうです。
西洋美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「聖衣剥奪」1580-1600年頃 ブダペスト国立西洋美術館
この作品は1577年から1579年頃にトレド大聖堂の聖具室を飾るために描かれたエル・グレコのスペイン時代初期の傑作を改めて、小さなサイズで描き直したものです。 -
「受胎告知」1595年 ブダペスト国立西洋美術館
エル・グレコは同じ「受胎告知」のテーマで、構図や彩色、細部の描写などが異なる複数の作品を残しており、色合いが少し違うものの構図は全く同じ作品が、大原美術館に所蔵されています。 -
「悔悛するマグダラのマリア」1576-77年 ブダペスト国立西洋美術館
イエスによって自らの罪を諭され、悔悛するマグダラのマリアを描いたものであるが、その表現はそれまでの典型を大きく逸脱し、マグダラのマリアの憂いを含む意味深げな視線や表情など、エル・グレコが持つ独特の世界観によって、マニエリスム特有の洗練された不安定感がよく表れています。 -
「オリーブ山のキリスト」1610-14年頃 ブダペスト国立西洋美術館
キリストは最後の晩餐の後、ペテロら3人の弟子を伴ってオリーブ山にこもり祈り続けます。一方、弟子たちは眠りこけその意思の弱さをキリストは咎めます。 -
(左)「聖小ヤコブ(男性の頭部の習作)」1600年頃
(右)「聖アンデレ」1600年頃 ブダペスト国立西洋美術館 -
「聖アンナのいる聖家族」1590-95年頃 ブダペスト国立西洋美術館
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「オルガス伯の埋葬」1586-88年 サント・トメ教会
グレコの最高傑作と言われている非常に大きな作品で、トレドのサント・トメ教会にあります。画面上は天界と現世に明確に上下分割されています。上部には魂の昇天、下部には肉体の埋葬が描がれています。この絵の中に目線が合う人物が2人います。それがグレコ自身と息子といわれています。サント トメ教会 寺院・教会
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「受胎告知」1577-80年 カタルーニャ美術館
受胎告知は、エル・グレコの作品で繰り返し登場するテーマです。ここでは、右側の雲の上に浮かんでいる大天使ガブリエルが、左側のプリデューにひざまずいている聖母にアナウンスをしています。このシーンの上には天使のグループが乗っています。建築の背景は、遠近法で明確に描かれた床と、柱の間のドアで構成されており、そこから都会の外観が見えます。光と色が作品全体を支配しています。 -
「十字架を背負うキリスト」1590-95年 カタルーニャ美術館
カタルーニャ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「聖ペテロと聖パウロ」1590-95年 カタルーニャ美術館
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プラド美術館では写真撮影不可だったので、大塚国際美術館での写真です。
エル・グレコの大祭壇衝立画復元 。「大塚国際美術館」ならではの展示です。
かつてスペインのマリア・デ・アラゴン学院にはエル・グレコの大祭壇衝立画がありましたが、19世紀初頭のナポレオン戦争で破壊され四散し、現在では幻の祭壇画となっています。スペインのプラド美術館にあるエル・グレコの5点の作品「キリストの 復活」(左上)、「キリストの磔刑(たっけい)」(中央上)、「受胎告知」(中央下)、「聖霊 降臨」( 右上)にルーマニア国立美術館の「羊飼いの礼拝」(左下)を加え原寸大で推定復元したものです。大塚国際美術館 美術館・博物館
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「聖アンドレアと聖フランシスコ」1590-1595年頃 プラド美術館(大塚国際美術館)
十二使徒のひとり聖アンドレアが、その上で殉教したとされるX字型十字架を携えて立ち、右側に13世紀の聖人、アッシージの聖フランシスコが灰色の僧衣姿で描かれています。プラド美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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エル・グレコ「無原罪の御宿り」1607-13年 サンタ・クルス美術館蔵(大塚国際美術館)
グレコの晩年の代表作。移住したトレドの景色が描かれており、螺旋上に聖母マリアが昇天する様子を描かれています。2013年に東京都美術館で開催された「エル・グレコ展」にも出展されました。サンタ クルス美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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「悔悛するマグダラのマリア」1577年頃 ウスター美術館(大塚国際美術館)
悔い改める聖女マグダラのマリアが、荒涼とした原野を背景に、隠者として暮らす姿が描かれています。ウスター美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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エル・グレコ「聖家族と聖アンナ」 1595年頃 ターベラ病院(大塚国際美術館)
聖母マリアと幼子イエスに、幼子イエスの父であり聖母マリアの夫である聖ヨセフ、聖母マリアの母である聖アンナを描いた典型的な≪聖家族≫を主題に描いた作品である本作は、エル・グレコの生涯の中で幾度も描かれてきた≪聖家族≫のひとつですが、その中でも、やや明るめの青空の中に安定的に配された登場人物の浮かべる感情豊かな表情や、筆跡が残る独特の表現が、特に秀逸の出来栄えを見せています。
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