2025/04/22 - 2025/04/22
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mitsuさん
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本日はロッテルダムを出発し,ハーグに向かい,マウリッツハイス美術館とマドローダム観光,その後ロッテルダムに戻ります
今回は,ハーグ-7 マウリッツハイス美術館-6となります
全体の大まかな行程は以下になります
今日は,★☆★です (^^)/
4/13(日) 成田⇒ドバイ⇒
4/14(月) ⇒アムステルダム フォーレンダム観光
4/15(火) アムステルダム,ホールン,エダム観光
4/16(水) アムステルダム国立美術館,市内観光
4/17(木) ギートホルン観光
4/18(金) キューケンホフ観光
4/19(土) ザーンセ・スカンス観光⇒ロッテルダムへ移動
4/20(日) デハール城,ユトレヒト観光
4/21(月) キンデルダイク,デルフト観光
★☆★ 4/22(火) ハーグ観光
4/23(水) プラハへ移動
4/24(木) プラハ観光
4/25(金) プラハ観光
4/26(土) プラハ観光
4/27(日) プラハ観光
4/28(月) プラハ観光
4/29(火) チェスキー・クルムロフへ移動⇒観光
4/30(水) プラハへ移動・観光
5/1(木) パリへ移動,観光
5/2(金) パリ観光
5/3(土) ヴェルサイユ宮殿観光
5/4(日) パリ観光
5/5(月) 体調不良により観光無し
5/6(火) 体調不良により観光無し
5/7(水) パリ観光
5/8(木) シャルトルへ移動・観光
5/9(金) パリ観光
5/10(土) パリ観光
5/11(日) パリ観光
5/12(月) ベルノンへ移動・観光,パリ観光
5/13(火) パリ観光
5/14(水) パリ観光後⇒ドバイへ移動
5/15(木) ドバイ観光⇒成田へ向けて出発
5/16(金) 成田着
7/11(火) チューリッヒプチ観光後,ドバイへ出発
★☆★7/12(水) ドバイ入国・観光
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
レンブラント・ファン・レイン 17世紀中頃
『笑う男の肖像』
笑顔の肖像はレンブラント作品の中でも珍しく、親しみやすさを感じました
光と影の使い方が巧みで、表情に深みがあります
鎧の質感も見事で、人物の存在感が強く伝わってきました
画家の人間観察の鋭さがよく表れています -
ヘル・ラタステルによる天井画《イカロス・アトランティクス:人間の虚栄の寓意》(1987年)で、室16に展示されています
1980年代、ラタステルはメイン階段の天井画を依頼され、その重みを感じながらも、色彩豊かな構成でイカロスの神話を取り入れました
太陽に向かって飛び立ったイカロスは、誇り高すぎたために翼の蝋が溶けて海に落ちてしまいます
この物語を通して、ラタステルは自らに「誇りすぎるな」と警告を込めたのです
絵の中には、イカロスの翼がはっきりと描かれており、さらにラタステル自身の金縁メガネも登場します
自画像的な要素を交えながら、ユーモアと自己反省が混ざった作品になっています
天井を見上げると、誇りと失敗のはざまに揺れる人間らしさが感じられますね -
この作品は、ヘル・ラタステルによる《イカロス・アトランティクス:働く人の寓意》(1987年)で、室16の天井に描かれています
ラタステルはこの天井画を描く際、レンブラントやフェルメール、ルーベンスといった巨匠たちに囲まれていることに圧倒されながらも、誇りに溺れないためには「ひたすら働くしかない」と考えました
その思いを込めて、青い作業ズボン、作業靴、スコップといった労働の象徴を大胆に描き込んでいます。そして、努力のごほうびとして、いちごジャムのサンドイッチも絵の中に登場します -
ジャン=バティスト・ルモワン
18世紀 『 婦人の胸像 』
石膏とは思えないほど繊細なレースや布の質感が印象的でした
ヴァトーの優雅な世界観が立体で表現されており、静かな気品を感じました -
ジャン=バティスト・ルモワン
1743年 『 ルイ=フィリップ・ドルレアン 』 胸像
毛皮付きの衣装や髪の質感が細かく表現されており、彫刻技術の高さが感じられました
威厳のある表情から、当時の貴族の風格が伝わってきます
ヴェルサイユ宮殿のために制作された背景も興味深かったです -
17世紀前半 『フレデリック・ヘンドリック(1584?1647)肖像』
鎧姿のフレデリック・ヘンドリックが堂々と描かれており、軍人としての威厳が伝わってきました
階段上に飾られていることで、来館者を見守るような存在感がありました。歴史的背景を感じさせる一枚でした -
ヨハン・ゲオルク・ツィーゼニス 18世紀後半
『シュタットホルダー ウィリアム5世の肖像』
軍服の刺繍や帽子の細部まで丁寧に描かれており、格式ある人物像が伝わってきました
落ち着いた背景が人物を引き立て、威厳と品格を感じました。政治的地位にふさわしい堂々とした構図でした -
制作者:不詳
制作年:18世紀後半 題名:『読書する婦人と犬の肖像』
華やかな衣装と小型犬が、当時の上流階級の生活を感じさせました
開かれた本が知性を、犬が親しみやすさを表現しており、人物像に深みがありました
色使いも柔らかく、落ち着いた印象でした -
花装飾
白いユリや黄色のカーネーションに加え、孔雀の羽がアクセントになっていて華やかでした
クラシックな壺と大理石の台座が美術館の雰囲気に調和しており、空間に品格を添えていました
絵画鑑賞の合間に、自然の美しさも感じられる演出でした -
パウルス・ポッター《牡牛》
実物大の牛を描いた珍しい構図で、自然描写が非常に精密です
ポッターが20歳頃に描いた傑作で、マウリッツハイス美術館でもフェルメールやレンブラントと並ぶ人気作品です -
フランス・ポスト
1660年頃 『ブラジルの風景と家と教会』
ヤシの木や土の道、遠くに見える教会など、17世紀のブラジルの様子が丁寧に描かれていました
植民地時代の風景を記録する目的で制作された作品で、当時の人々の暮らしや自然環境がよく伝わってきます
色彩は穏やかで、静かな時間の流れを感じました -
フランス・ポスト
1637年 『イタマラカ島の眺望』
オランダ領だったブラジルの風景を描いた作品で、現地でのスケッチをもとに制作されたそうです
水を運ぶ人々や馬、遠くに見える製糖工場など、当時の植民地の様子が細かく表現されています
ヨーロッパから見た“新世界”のイメージを伝える貴重な記録としても興味深い一枚でした -
アルベルト・エックハウト
17世紀 『2匹のカメの習作』
写実的な描写が際立っており、甲羅の模様や足の質感まで細かく表現されています
科学的な観察に基づいて描かれた作品で、当時の自然研究の一端が感じられました
動きのある構図が、静物ながらも生き生きとした印象を与えていました -
制作者:不詳 17世紀中頃
『カンスタンティン・ホイヘンスとスザンナ・ファン・バールレの肖像』
夫婦が寄り添い、スザンナが手紙のような紙を持つ姿から、知性と親密さが伝わってきました
衣装やレースの描写も丁寧で、当時の上流階級の生活や文化が感じられます
落ち着いた背景が二人の存在を際立たせ、静かな敬意を感じる作品でした -
制作者:不詳(17世紀オランダの静物画家による可能性あり)
『CHRISTYNESの胸像と花飾り』
彫像の周囲に咲き誇るバラやチューリップが、額縁の中に立体的に広がって見えました
建築的な枠組みと花の柔らかさが対照的で、視覚的な奥行きが印象的でした
美術館の壁紙とも調和していて、空間全体が一つの作品のように感じられました -
ゴフェルト・フリンク 1640年
子ども用椅子のそばの少女(1640年)
3歳ほどの少女が、子ども用の椅子のそばでポーズをとっています
彼女は美しく着飾り、金の装身具を身につけています
両親は裕福で、ゴフェルト・フリンク――レンブラントの最も優れた弟子の一人――に肖像画を依頼できるほどでした
子ども用椅子の上には、ブラジル産の砂糖で作られたお菓子が置かれています
これは、この少女の贅沢な世界と、砂糖プランテーションで働く人々の過酷な現実とを結びつけています
このような主題は、当時のオランダ共和国やオランダ絵画でよく描かれました -
アドリアン・ハンネマン
1660年以降 メアリー・スチュアート(オラニエ公ウィレム2世の妃、イングランド王チャールズ1世の娘)
この作品は、メアリー・スチュアートの死後に描かれた記念的な肖像画で、彼女の威厳と王族としての品格を強調しています
豪華な衣装や宝飾品、背景の建築やカーテンの装飾が、彼女の身分の高さを物語っています。隣に立つ少年は、彼女の従者または家族の一員とされ、忠誠や親密さを象徴する存在です
ハンネマンはイギリスとオランダの宮廷で活躍した肖像画家で、ヴァン・ダイクの影響を受けた優雅な作風が特徴です -
ヤン・デ・バーン 《ヨハン・モーリッツ・ナッサウ=ジーゲン伯の肖像》
1668-1670年頃
ヨハン・モーリッツは、ブラジル総督やプロイセンの外交官としても知られる人物で、マウリッツハイス美術館の名の由来でもあります
この肖像では、彼の威厳ある姿が豪華な衣装とともに描かれており、手にした文書や背景の建築的要素が、彼の知性と地位を象徴しています
ヤン・デ・バーンは当時の有力者たちの肖像を多く手がけた画家で、人物の存在感を際立たせる構図と細密な筆致が特徴です -
アドリアン・ハンネマン
1640年 詩人・政治家・作曲家として活躍したコンスタンティン・ホイヘンスとその子どもたち
この作品は、中央にホイヘンス本人を、周囲に5人の子どもたちを配した家族肖像です
妻スザンナは若くして亡くなっており、絵には登場していません
ホイヘンスはヨハン・モーリッツと親交があり、文化・政治の両面でオランダ黄金時代を代表する人物です
肖像の構成は対称的で、装飾的な枠や天使のモチーフが家族の絆と敬意を表しています -
ヤン・マイテンス
1665年頃 マリア・オレンジ公女とその家族・従者
ヤン・マイテンスは17世紀オランダの肖像画家で、貴族や高官の依頼を受けて多くの肖像を描きました
この作品では、豪華な衣装をまとったマリア公女を中心に、子どもと従者、白馬が描かれています
人物の配置や衣装の描写から、当時の身分や役割が視覚的に伝わってきます
背景の自然も丁寧に描かれており、格式と親密さが同居する印象的な作品です -
ヤン・ファン・ロッテレン
1727年 ヨハン・モーリッツ・ナッサウ=ジーゲン伯(軍人・外交官・ブラジル総督)
この彫像は、ヨハン・モーリッツの軍人としての姿を強調する構図で、甲冑や足元の兜が彼の戦歴と地位を象徴しています
1727年という制作年から、彼の死後にその功績を称えて作られた記念的な作品と考えられます
細部の造形が丁寧で、当時の彫刻技術の高さが感じられました -
ヤン・ファン・ロッテレン
《ヨハン・モーリッツ、ナッサウ=ジーゲン伯の肖像》 1727年」
この作品は、ブラジル総督や外交官として知られるヨハン・モーリッツ・ナッサウ=ジーゲン伯を描いたもので、彼の死後に制作された記念的な肖像画です
1727年という制作年から、彼の功績を称える目的で後世に描かれたと考えられます
軍服や勲章などが描かれている場合、彼の政治的・軍事的な役割を強調する意図があるかもしれません -
ブランドン肖像画のマスター
1515-1530年頃 『サムソン勲章を持った男の肖像』
この作品は、16世紀初頭のイングランドまたはネーデルラントで活動していた無名の画家によるもので、赤い帽子とカーネーションを手にした男性が描かれています
帽子の円形のメダルは「サムソン勲章」と呼ばれ、力や忠誠を象徴するものとされています
背景の暗さと衣装の質感が、人物の表情と手元の花を際立たせており、当時の肖像画の特徴である静謐さと象徴性がよく表れています -
ヤン・モスタールト
16世紀前半(おそらく1520年代)
旧約聖書『創世記』より、ヨーゼフが牢獄でパン職人と酒持ちの夢を解釈する場面
この作品は、エジプトで囚われの身となったヨーゼフが、同じく囚人であるファラオの給仕係(酒持ち)とパン職人の夢を解釈する場面を描いています
夢の解釈が後にヨーゼフの運命を大きく変えるきっかけとなる重要なエピソードです
モスタールトは、室内の細部や衣装、人物の表情を丁寧に描き、物語の緊張感と神秘性を伝えています -
聖カタリナは、知性と信仰の象徴とされる殉教聖女で、剣と書物を持つ姿で描かれることが多いです
フランクフルトの巨匠(Meister von Frankfurt)は、16世紀初頭にアントワープで活躍したフランドルの画家で、精緻な衣装描写と豊かな背景表現に優れた作品を残しました
この聖カタリナ像も、彼の特徴である細密な装飾と自然描写が際立っており、知性と殉教の象徴である書物と剣が彼女の信仰と強さを伝えています
フランドル・ルネサンスの典型的な宗教画の一例です -
聖バーバラは、3世紀に殉教したキリスト教の聖人で、塔や稲妻、聖杯などの象徴とともに描かれることが多いです
ミースター・ファン・フランクフルトによるこの肖像画では、彼女が豪華な衣装をまとい、背景には教会の塔が描かれています
これは彼女の伝説に登場する「三つ窓の塔」を象徴していると考えられます
この作品は、15世紀末から16世紀初頭のドイツ絵画の特徴をよく表しており、宗教的な尊厳と細密な装飾が調和しています -
この肖像画は、ハンス・ホルバイン・ザ・ヤンガーによって描かれた貴族の男性像で、鷹を手にした姿が特徴です
鷹は高貴さや狩猟文化の象徴であり、モデルの身分や趣味を示しています
ホルバインは写実的な技法で知られ、人物の表情や衣装の質感を精密に描き出しました -
ハンス・ホルバイン・ザ・ヤンガーは、南ドイツ・アウクスブルク出身の画家で、北方ルネサンスを代表する肖像画家です
彼はバーゼルで活動した後、イングランド宮廷でも活躍しました
南ドイツの女性を描いた肖像画は、ホルバインがバーゼル時代に制作した作品の一つと考えられており、質素ながらも品位ある衣装や落ち着いた表情が特徴です
写実的な技法と繊細な色使いにより、当時の市民階級の女性像が丁寧に表現されています -
ハンス・ホルバイン・ザ・ヤンガー
ロバート・チェスマンの肖像画、1533年
ロバート・チェスマンは、16世紀イングランドの廷臣で、ヘンリー8世に仕えた人物です
1533年にハンス・ホルバイン・ザ・ヤンガーが描いた肖像画では、彼が鷹を手にした姿が印象的に表現されています
鷹狩りは趣味だったと考えられており、王の鷹匠ではなかったようです -
ジェーン・シーモアはヘンリー8世の3番目の妃で、エドワード6世の母です
ハンス・ホルバイン(子)は彼女の肖像を描いたとされ、穏やかな表情と格式ある衣装が特徴です
写実的な技法で、彼女の品位を表現しています -
16世紀 ジョン・ゲイツ卿 チューダー朝の廷臣
ジョン・ゲイツ卿は、16世紀のイングランド・チューダー朝で活躍した廷臣です
エドワード6世に仕え、プロテスタント改革を支持しながら王室財務にも関わっていました
メアリー1世の即位後、反逆罪で処刑されました
彼の生涯は、宗教と政治の激動を象徴しています
つづく
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