2025/04/22 - 2025/04/22
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本日はロッテルダムを出発し,ハーグに向かい,マウリッツハイス美術館とマドローダム観光,その後ロッテルダムに戻ります
今回は,ハーグ-4 マウリッツハイス美術館-3となります
全体の大まかな行程は以下になります
今日は,★☆★です (^^)/
4/13(日) 成田⇒ドバイ⇒
4/14(月) ⇒アムステルダム フォーレンダム観光
4/15(火) アムステルダム,ホールン,エダム観光
4/16(水) アムステルダム国立美術館,市内観光
4/17(木) ギートホルン観光
4/18(金) キューケンホフ観光
4/19(土) ザーンセ・スカンス観光⇒ロッテルダムへ移動
4/20(日) デハール城,ユトレヒト観光
4/21(月) キンデルダイク,デルフト観光
★☆★ 4/22(火) ハーグ観光
4/23(水) プラハへ移動
4/24(木) プラハ観光
4/25(金) プラハ観光
4/26(土) プラハ観光
4/27(日) プラハ観光
4/28(月) プラハ観光
4/29(火) チェスキー・クルムロフへ移動⇒観光
4/30(水) プラハへ移動・観光
5/1(木) パリへ移動,観光
5/2(金) パリ観光
5/3(土) ヴェルサイユ宮殿観光
5/4(日) パリ観光
5/5(月) 体調不良により観光無し
5/6(火) 体調不良により観光無し
5/7(水) パリ観光
5/8(木) シャルトルへ移動・観光
5/9(金) パリ観光
5/10(土) パリ観光
5/11(日) パリ観光
5/12(月) ベルノンへ移動・観光,パリ観光
5/13(火) パリ観光
5/14(水) パリ観光後⇒ドバイへ移動
5/15(木) ドバイ観光⇒成田へ向けて出発
5/16(金) 成田着
7/11(火) チューリッヒプチ観光後,ドバイへ出発
★☆★7/12(水) ドバイ入国・観光
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
マウリッツハイス美術館の続きです
ヨハネス・フェルメールによる《デルフトの眺望(View of Delft)》が展示されていました
描かれているのは、フェルメールが生まれ育ったオランダの街、デルフトです
静かな水辺から街を見渡す構図で、空に浮かぶ雲や建物の水面への反射がとても美しく、まるで時間が止まったような雰囲気でした -
聖クネラ教会(キュネラケルク)の内部を描いた作品で、画家はバルトロメウス・ファン・バッセン(Bartholomeus van Bassen)
制作年は1638年
レーネンにある聖クネラ教会は、ゴシック様式の壮麗な建築で知られており、この絵ではその内部空間が精密に描かれています
高い天井、尖ったアーチ、光が差し込むステンドグラスなど、建築の美しさが際立っています
人物が小さく描かれていることで、空間の広がりと荘厳さがより強調されています
建築画として非常に優れた構図と遠近法が使われており、当時の教会建築の雰囲気をよく伝えています -
オランダの画家ピーター・ファン・アンラエット( 1635-1678)による《陶器の水差しと粘土パイプの静物画》(1658年)
絵には、陶器の水差し、粘土製のパイプ、ガラスの酒器、食べかけの皿などが丁寧に配置されており、17世紀オランダの日常の一場面が静かに描かれています
暗い背景の中に浮かび上がる器物の質感や光の反射が見事で、静物画としての完成度が高い作品です
アンラエットは、肖像画や歴史画も手がけた画家ですが、この静物画では、庶民の暮らしの中にある物の美しさを繊細に表現しています
質素ながらも豊かな生活感が伝わってくる一枚です -
オランダの画家ヨハネス・ファン・エフェルディンゲンによる《ヴィーナスの胸像によるトロンプ・ルイユで、1671~1675年頃に制作されたとされています
トロンプ・ルイユ(trompe-l'œil)は、「目を欺く」という意味のフランス語で、絵画でありながら彫刻や実物のように見える錯視技法です
この作品では、ヴィーナスの胸像がまるで実際にそこに置かれているかのように描かれており、柱や壁の描写が空間の奥行きを強調しています
下部に描かれた天使の頭部も、彫刻のような質感で、絵画と彫刻の境界を巧みに曖昧にしています
このような作品は、当時の観客にとって視覚の驚きと知的な遊び心を提供するものであり、美術館の展示室で出会うと、思わず「本物?」と立ち止まってしまう魅力があります
シャンデリアのやさしい光に照らされて、この絵もまた、空間の中で静かに語りかけてくるような存在です -
M. Monckkotter(モンクコッター)による作品で、額の左下には「998 M. MONCKKOTTER」と記されています
描かれているのは、片足を紐で吊るされた死んだ雄鶏で、背景には木の板が描かれており、全体的に写実的で静かな緊張感のある構図です
このような作品は、17世紀オランダ絵画に見られる狩猟の獲物を描いた静物画の伝統に属しており、命の儚さや自然の美しさを象徴するテーマとして描かれることが多いです
羽の色彩や質感の描写は非常に細かく、画家の技術の高さがうかがえます
以前の推測ではメルヒオール・ドンデクーテルの作品かもしれないとされていましたが、署名と額の表示から、この絵はM. Monckkotterによるものと考えられます。同時代の画家たちの影響を受けながら、独自の表現で動物の静物画を描いた作家のひとりかもしれません -
オランダ黄金時代の画家ヤン・スティーンによる《牡蠣を食べる少女》です
1658~1660年頃
絵には、牡蠣を手にした少女が描かれており、彼女は鑑賞者をまっすぐに見つめながら、牡蠣に塩を振っているように見えます
テーブルには陶器の水差しやパン、ガラスの酒器などが並び、背景には別の部屋で働く人物も描かれています
こうした構図は、当時のオランダ絵画でよく使われた「doorsien(奥の部屋を覗く構図)」という技法です
牡蠣は当時、官能性の象徴とされており、この作品も一種の誘惑や恋愛の暗示を含んだ風俗画として知られています
小さなサイズながら、ヤン・スティーンのユーモアと観察力が詰まった一枚です -
ヤコバ・マリア・ファン・ワッセナー
ヤン・スティーン 1660
ヤン・スティーンの作品では、ブルジョアの娘の肖像という格式ある主題にもかかわらず、ユーモラスな雰囲気が残っています
少女は庭で動物たちに囲まれ、子羊にミルクを与える優しい姿で描かれています
使用人たちは粗末な服装で、少女との対比によって滑稽さが際立ち、スティーンのユーモアがにじみ出ています -
オランダの画家ニコラエス・メイスによる《レースを編む老女》で、1655年頃に制作された作品です
描かれているのは、家庭の中で静かにボビンレースを編む老女の姿です
彼女の周囲には陶器の壺や水差し、焚きつけ用の枝、卵の入った籠などが丁寧に描かれており、当時の生活の様子がよく伝わってきます
小さな画面の中に、落ち着いた色調と柔らかな光が調和し、親密で穏やかな雰囲気が漂っています
メイスはレンブラントに学んだ後、家庭の情景を描く風俗画に力を入れ、この作品もその代表的な一枚です
フェルメールやピーテル・デ・ホーホにも影響を与えたとされる、日常の美しさを静かに讃える絵画です -
ユディト・レイステルによる作品で、額の銘板に「J. LEYSTER」と記されています
レイステルは17世紀オランダの女性画家で、風俗画や肖像画を多く手がけました
描かれているのは、室内で針仕事に集中する女性と、それを見守る男性の姿です
ろうそくの光が二人の表情と手元をやさしく照らし、親密で静かな雰囲気を生み出しています
構図や光の使い方から、夫婦の穏やかな時間を描いた作品と考えられます -
ヤン・スティーンによる《恋わずらい(Het zieke meisje / The Sick Girl)》で、1660年頃に描かれた風俗画です
絵には、体調を崩した若い女性が椅子に座り、医師の診察を受けている様子が描かれています
一見すると深刻な場面のようですが、実はこの「病気」は恋わずらい、つまり恋愛による心の不調を意味しており、当時の観客にはユーモラスなテーマとして受け取られていました
17世紀のオランダでは、「漂流した子宮(wandering womb)」という医学的な誤解があり、女性の不調は恋愛や性的な欲求に起因すると考えられていました
そのため、医師の処方も「愛する人と一緒に過ごすこと」といった、今では信じがたいものでした -
オランダの画家アイザック・ファン・オスターデによる《宿屋の前の旅人たちで、1645年に制作された作品です
作品には、宿屋の前で馬車を止めて休息する旅人たちの様子が描かれており、農民や子ども、動物たちがにぎやかに集う様子が生き生きと表現されています
画面中央には白い馬が描かれており、これはオスターデの作品によく登場するトレードマーク的なモチーフです
この絵は、風俗画と風景画の要素を巧みに融合させたもので、低い視点からの構図や暖かみのある色彩が特徴です
オスターデは兄アドリアーンの影響を受けつつも、屋外の農村風景を得意とし、短い生涯の中で約350点もの作品を残しました
旅の途中の一瞬を切り取ったようなこの絵は、17世紀オランダの庶民の暮らしや移動の様子を感じさせる貴重な一枚です -
オランダの画家クイリン・ファン・ブレケレンカムによる、1660年頃に描かれた風俗画です
絵には、年配の女性が若い女性の腕に「瀉血(しゃけつ)」を施している場面が描かれています
これは、当時の医療行為のひとつで、加熱した陶器のカップを使って血を抜く「カッピング(吸い玉)」と呼ばれる方法です
若い女性は妊娠している可能性があり、流産を防ぐ目的でこの処置が行われていると考えられています
ブレケレンカムは、日常生活の一場面を静かに、そして写実的に描くことを得意とした画家で、この作品もその典型です
医療行為を通じて、当時の家庭内のケアや女性の身体に対する理解がどのようなものであったかを垣間見ることができます
この絵は、医学と民間療法、そして女性の生活をテーマにした貴重な記録でもあり、静かな室内の光と影の描写が、場面の緊張感と親密さを同時に伝えています -
オランダ黄金時代の画家ヤン・スティーンによる《シターンを演奏する女性》です
スティーンは、家庭や日常生活をユーモラスかつ人間味豊かに描いた風俗画で知られています
この絵では、女性が静かにシターン(またはリュート)を奏でており、穏やかな表情と落ち着いた色調が印象的です
音楽をテーマにした作品は、当時の絵画において恋愛や調和の象徴とされることが多く、演奏する女性の姿は、鑑賞者との視線のやりとりを通じて、親密さや感情の交流を暗示しているとも解釈されます
スティーンは、こうした静かな場面でも細やかな表情描写と物語性を巧みに取り入れており、この作品もその一例です
彼の絵には、しばしば寓意やことわざが込められており、見る人にさまざまな読み取りを促します
この女性が奏でる音色も、絵の中で何かを語っているのかもしれません -
オランダの画家ヤン・スティーンによる《人間の生涯で、1666年頃に描かれた風俗画です
絵には、にぎやかな室内の様子が描かれており、家族や使用人、子どもたちが食事や会話、音楽などに興じています
中央には若い女性と男性が座っており、周囲では料理の準備や給仕が行われ、背景には楽器を演奏する人物も見えます
人生のさまざまな段階や役割が一つの空間に集約されており、まさに「人間の生涯」を象徴する構成です
スティーンは、こうした寓意的なテーマをユーモラスかつ人間味あふれる描写で表現することに長けており、この作品もその代表例です
彼の絵にはしばしば道徳的な教訓やことわざが込められており、鑑賞者に考えさせる要素が含まれています
この絵は、人生の喜びと混乱、そして人間関係の複雑さを巧みに描き出しており、スティーンの芸術的な洞察力と物語性が光る一枚です
展示室でこの絵に出会うと、まるで17世紀の家庭に入り込んだような感覚になりますね -
オランダの画家アドリアン・ファン・オスターデによる《旅館の農民》で、1662年に描かれたとされる風俗画です
オスターデは、農民や庶民の生活を題材にした室内風俗画を多く手がけたことで知られています
この絵でも、素朴な旅館の室内で、農民たちが食事や会話、音楽を楽しむ様子が生き生きと描かれています
木の梁や石床、暖炉など、空間の細部まで丁寧に描写されており、当時の庶民の暮らしぶりがよく伝わってきます
彼の作品は、フランス・ハルスやアドリアーン・ブラウエルの影響を受けつつ、レンブラントの明暗法も取り入れた独自のスタイルを築いています
1660年代には、より落ち着いた色調と構成で、親密で穏やかな雰囲気を表現するようになりました
この絵も、そんな成熟期の作品のひとつで、日常の中にある人間らしさや温かさを感じさせる一枚です
展示室でこの絵に出会うと、まるで当時の旅館に迷い込んだような気分になります -
オランダ黄金時代の画家ヤン・スティーンによる《親に倣って子も歌う》で、1668~1670年頃に制作されました
絵には、家族3世代が集まって祝宴を楽しむ様子が描かれており、親の振る舞いが子どもに影響を与えるという寓意が込められています
例えば、父親が笑いながら子どもにパイプの吸い方を教えていたり、母親が酒を注がせていたりと、大人の行動がそのまま子どもに模倣されていることを示しています
この主題は、ヤン・スティーンが繰り返し描いたもので、「猫の家族」や「スティーンの家族」とも呼ばれるシリーズの代表作です
画面にはオウムや楽器、食べ物などが散りばめられ、富や異国情緒、模倣の象徴として機能しています
ユーモアと風刺を交えながら、家庭内の教育や道徳を問いかけるスティーンらしい作品です -
オランダの画家アドリアン・ファン・オスターデによる《ヴァイオリン弾き》で、1673年に制作されました
絵には、農村の家の前でヴァイオリンを奏でる男性と、それを囲んで楽しむ人々の姿が描かれています
子どもたちや犬も登場し、音楽を通じた庶民の交流と喜びが生き生きと表現されています
オスターデは、こうした農民の生活を描いた風俗画を得意とし、細部まで丁寧に描写することで、当時の暮らしぶりをリアルに伝えています
この作品は、彼の晩年のスタイルをよく表しており、穏やかな色調と親密な構図が特徴です
音楽を囲む温かな雰囲気が、見る人の心にも静かな喜びを届けてくれる一枚です -
オランダ黄金時代の画家ヤン・スティーンによる《モーセとファラオの王冠》で、1670年頃に油彩・カンヴァスで描かれたとされる宗教画です
この場面は、旧約聖書に登場する逸話「モーセと王冠」に基づいています
幼いモーセがファラオの王冠を頭に乗せられた際、それを落として踏みつけてしまったことで、ファラオの家臣たちはモーセが王権を脅かす存在だと考え、処刑を進言します
しかし、モーセは神の導きによって炭火を選び、無罪とされます
この物語は、神の意志と人間の判断の対立を象徴する寓話として描かれることが多く、スティーンもこの緊張感ある場面を劇的な構図と豊かな表情描写で表現しています
スティーンは風俗画で知られていますが、宗教画や歴史画も手がけており、この作品は彼の物語性と人間観察力が融合した貴重な一枚です
王座に座るファラオ、懇願する女性、幼いモーセの仕草など、細部に込められた心理描写が見どころです -
オランダ黄金時代の画家カレル・ファブリティウスによる《ゴシキヒワ》で、1654年に制作された油彩画です
小さな板に描かれたこの絵には、鎖につながれたゴシキヒワ(ヨーロッパの小鳥)が、木箱の上にとまっている様子が写実的に描かれています。背景はシンプルで、鳥の存在感と質感が際立つ構図になっています
ファブリティウスは、師であるレンブラントとは異なり、明るい背景と控えめな光の効果を用いた独自のスタイルを築きました
この作品は、トロンプ・ルイユ(だまし絵)の技法を用いた例としても知られており、見る者に錯覚を与えるようなリアルさが特徴です
ゴシキヒワは当時、ペットとして人気があり、芸を教えることもできた鳥で、宗教画では贖罪やキリストの受難の象徴として描かれることもありました
ファブリティウスはこの絵を描いた年、デルフトの火薬庫爆発事故に巻き込まれて亡くなりましたが、《ゴシキヒワ》は奇跡的に破壊を免れました
まるで小鳥が今にも動き出しそうなこの絵、静かな命の気配を感じさせてくれますね -
オランダの画家アドリアン・ファン・デ・ヴェンヌによる自画像で、1615~1618年頃に制作されたと考えられています
画面には、黒い帽子と豪華な白い襞襟(ひだえり)を身に着けた男性が描かれており、手には手袋を持ち、もう一方の手は胸に添えられています
このポーズは、威厳と教養、そして自己認識の高さを示すもので、当時の芸術家が自らの地位を社会に示すために好んで用いた構図です
ファン・デ・ヴェンヌは、風刺画や寓意画、詩文の挿絵などでも知られ、政治的・宗教的なメッセージを視覚的に表現することに長けた画家でした
この自画像も、単なる肖像ではなく、芸術家としての誇りと知性を静かに語る一枚となっています
衣装の質感や光の扱いも見事で、17世紀初頭のオランダ肖像画の典型的なスタイルをよく表しています
まるで「私はただの職人ではない、思想を持つ芸術家だ」と語りかけてくるような、静かな力強さを感じます -
オランダの画家コーネリアス・ヴァン・ポーレンバラによる、神話的な主題を描いた絵画と考えられます
タイトルは明確に確認できませんでしたが、構図や登場人物から、「雲の中で神々に会う」というテーマにふさわしい作品です
ポーレンバラは、イタリア風の理想的な風景と神話の登場人物を組み合わせた絵画で知られており、特に雲の上に集う神々や天使、古代の宴の場面などを得意としました。この絵でも、雲の上に集まる神々が果物を囲んで語らい、空にはキューピッドのような天使が舞っている様子が描かれています
彼の作品は、柔らかな光と繊細な色使いが特徴で、神々の優雅な姿や空間の広がりを美しく表現しています
このような絵は、当時の観客にとって理想化された神話世界への憧れをかき立てるものでした -
『農家のある冬の風景』(1624年)は、オランダの画家エサイアス・ファン・デ・ヴェルデによるバロック様式の作品す
この絵は、雪に覆われた農村の静かな冬景色を描いていて、素朴な農家や人々の暮らしが見えるような構図になっています
風景画としての魅力は、当時のオランダの農村生活を感じさせる点にあり、寒さの中にも温もりを感じるような描写が特徴です
雪景色の中にある家々や木々の表現は、自然と人の営みが調和しているような印象を与えてくれます -
オランダ黄金時代の画家ウィレム・バイテウェッヘによる《庭のテラスでの陽気な会社》で、1616年頃に制作されたとされています
バイテウェッヘは、明るく洗練された風俗画を得意とし、同時代の人々から「陽気なウィレム」と呼ばれていました
この作品もその代表的な一枚で、上流階級の若者たちが庭のテラスで談笑し、音楽や食事を楽しむ様子が描かれています
彼の作品は、フランス・ハルスの影響を受けつつ、細密な衣装描写や優雅なポーズを通じて、当時の社交文化やファッションを生き生きと伝えています
背景には建築や自然が巧みに配置され、空間の広がりと開放感が感じられます
バイテウェッヘは短命でしたが、現存する油彩画はわずか8点ほどで、そのすべてがこのような「楽しい仲間たち」シリーズに属しています
ロッテルダム出身の彼が描いたこの絵は、まさにオランダ黄金時代の社交と芸術の融合を象徴する一枚です -
ピーテル・ダニエル・ファン・サントフォールトによるものです
額の下部に「P.D. VAN SANTVOORT」と「(1604/1605 - 1635)」という銘板があり、彼の作品であることが示されています
描かれているのは、穏やかな田園風景
木々に囲まれた小道を人々が歩き、犬と遊ぶ子どもや座っている人物など、日常の一場面が丁寧に描かれています
空には鳥が舞い、遠くには建物が見え、自然と人の営みが調和した静かな雰囲気が漂っています -
オランダ黄金時代の画家バルタザール・ファン・デル・アストによる《チューリップ一本の花瓶》で、1625年頃に制作されたと考えられています
ファン・デル・アストは、花、果物、貝殻、昆虫などを精密に描いた静物画で知られており、この作品もその代表的な一枚です
暗い背景に浮かび上がる一本のチューリップは、赤と白の縞模様が美しく、葉には蝶がとまり、足元にはハエが描かれています
これらの要素は、自然の美しさと儚さ、そして生命の象徴として静物画にしばしば登場します
彼は、義兄であるアンブロジウス・ボスハールトの影響を受けて静物画を学び、後にユトレヒトやデルフトで活動しました
弟子にはヤン・ダーフィッツゾーン・デ・ヘームなどがいたとされ、静物画の発展に大きく貢献した画家です
このチューリップの絵は、シンプルながらも深い象徴性を持ち、見る人に静かな感動を与える作品です -
ヘンドリック・ヘリッツゾーン・ポットによって描かれた《ジャン・フォンテーヌ》の肖像で、制作年代はおそらく17世紀前半です
額の銘板には「H.G. POT」「JEAN FONTAINE」「CA. 1585 - 1657」と記されており、画家とモデルの名前、そしてモデルの生没年が示されています
ヘンドリック・ポットは、オランダ黄金時代の画家で、肖像画や風俗画を多く手がけました
この作品も、当時の市民階級の人物を格式高く描いた典型的な肖像画で、白いレースの襟や自信に満ちたポーズが印象的です -
この肖像画に描かれているガスパール・ファン・キンスホットは、17世紀オランダの貴族または高位市民階級の人物であったと考えられます
長髪にレースの襟、格式ある黒の衣装という装いからも、社会的地位の高さと教養を備えた人物像がうかがえます
現在のところ、彼に関する詳細な伝記や美術史的な記録は確認できていませんが、肖像画のスタイルや衣装から、バロック期のオランダ肖像画の典型的な特徴が見て取れます
特に、胸に手を添えるポーズや手袋を持つ仕草は、威厳と礼節を示す象徴的な表現としてよく用いられました
このような肖像画は、本人の地位や家系を示すために制作されることが多く、家族の記録や公的な場での展示を目的としていた可能性があります
もしこの人物が外交官や法学者などの公職に就いていたなら、肖像画はその功績を称えるものだったかもしれません -
この肖像画は、オランダ黄金時代の画家ヘンドリック・ヘリッツゾーン・ポットによって描かれた《アンナ・ホーフトマン》の肖像です
額の銘板には「H.G. POT」「ANNA HOOFTMAN」「CA. 1585 -1657」と記されており、画家とモデルの名前、そしてモデルの生没年が示されています
アンナ・ホーフトマンは、17世紀オランダの裕福な市民階級または貴族階級の女性であったと考えられます
彼女の装い大きな白いラフ襟、黒いドレス、白い袖口は、当時の上流階級の女性の典型的な服装であり、格式と品格、そして敬虔さを象徴しています
ポットは、風俗画や肖像画を得意とし、ハールレムの聖ルカ組合の役員を何度も務めたほか、ロンドンでチャールズ1世夫妻の肖像も描いた経験を持つ国際的な画家でした
この肖像画も、彼の洗練された筆致と人物描写の巧みさがよく表れており、静かな威厳と個性を感じさせる作品です
このような肖像画は、家族の記録や社会的地位の証として描かれることが多く、アンナ・ホーフトマンのような女性がどのように記憶され、尊敬されていたかを今に伝えています -
オランダの画家ピーテル・ポストによる風景画で、額の銘板に「970 P. POST」と記されています
ポストは主に建築家として知られていますが、絵画も手がけており、特に建築的要素を含む風景画にその才能が現れています
この作品では、農村の納屋、羊飼い、家畜、そして広がる砂地の風景が描かれており、17世紀オランダの素朴な田園生活が静かに表現されています
高い柱に支えられた屋根付きの構造物や、遠くに見える木々と曇り空が、控えめながらも詩的な空間を生み出しています
ポストは、オランダ共和国の建築様式を確立した人物のひとりであり、マウリッツハイス美術館やその他の公共建築の設計にも関わったことで知られています
この絵も、彼の建築的な視点が反映された構図で、空間の安定感と秩序が感じられます -
オランダ黄金時代の画家ピーテル・クラースによる《火のついたろうそくのある静物画》で、1627年頃に制作されたと考えられます
クラースは、モノクロームの静物画(トーンを抑えた色調)を得意とし、光と影の繊細な表現によって、日常の物品に静かな詩情と深い象徴性を与えました
この絵では、ろうそくの炎が周囲の物ワイングラス、眼鏡、書物、金属器具を柔らかく照らし、知識、時間、そして人間の営みの儚さを暗示しています
火のついたろうそくは、静物画において「人生のはかなさ(ヴァニタス)」を象徴する重要なモチーフであり、クラースの作品にもその哲学的な意味が込められています
彼の絵は、ただ美しいだけでなく、見る人に時間の流れや存在の意味を問いかける力を持っています -
オランダ黄金時代の画家ピーテル・コッデによる《マスクドダンサーとのメリーカンパニー》で、1639年頃に制作されたとされています
コッデは、室内での社交や音楽、ダンスを描いた風俗画を得意とし、特に上流階級の人々が集う洗練された場面を繊細に描写しました
この絵では、仮面をつけたダンサーが登場し、音楽隊や観客とともに祝宴のひとときを楽しむ様子が描かれています
仮面は、遊びや変装、時には寓意的な意味を持つモチーフとして、当時の絵画にしばしば登場しました
コッデの作品は、フランス・ハルスやヘラルト・テル・ボルフと並び、17世紀のオランダ風俗画の発展に貢献したもので、人物の表情や衣装の質感、空間の構成に優れた技術が見られます
この絵も、音楽と仮面劇が融合した文化的で遊び心のある社交の場を見事に表現しています -
オランダ黄金時代の画家ピーテル・クラースによる《ヴァニタスの静物》で、1630年に制作されました
この絵は、「ヴァニタス(虚栄・儚さ)」というテーマに基づいた静物画で、人間の命のはかなさや、物質的な富や知識の無常さを象徴的に表現しています
画面には、頭蓋骨、倒れたグラス、開いた懐中時計、消えたロウソクのランプ、羽根ペンと紙束などが描かれており、いずれも「メメント・モリ(死を忘れるな)」という警句を視覚的に伝えるモチーフです
クラースは、モノクローム調の静物画を得意とし、光と影の繊細な表現によって、物の質感や空気感をリアルに描き出しました
この作品も、静けさの中に深い哲学的メッセージが込められており、見る者に人生の意味を問いかけてきます -
オランダ黄金時代の画家ヤン・ファン・ゴイエンによる《教会と農家のあるリバービュー》で、1653年に描かれたとされる風景画です
ファン・ゴイエンは、オランダ風景画の発展に大きく貢献した画家で、特に川沿いや農村の風景を、淡い色調と柔らかな筆致で描いたことで知られています
この作品でも、教会の尖塔や風車、農家、川を行き交う小舟などが、穏やかな空気感とともに描かれており、17世紀のオランダの田園風景が静かに広がっています
彼は、1630年代以降、金色がかった茶色や淡い緑色を基調とした「色調の時代」と呼ばれるスタイルを確立し、自然の光や空気の移ろいを巧みに表現しました
この絵もその成熟期の作品であり、空と水の広がり、雲の動き、建物の配置などに、彼の構図力と観察眼がよく表れています
このような風景画は、当時の市民にとっても親しみやすく、日常の中にある美しさや静けさを再確認させてくれるものでした -
オランダ黄金時代の画家カレル・デュジャルダンによる《犬と遊ぶ若い羊飼いとイタリアの風景》で、1660~1665年頃に制作されたとされています
デュジャルダンは、イタリアの農民や家畜を描いた風景画で知られ、実際に何度もイタリアを旅しており、その経験が作品に深く反映されています
この絵でも、地中海の乾いた空気や明るい光、穏やかな時間の流れが感じられます
画面には、羊飼いの少年が犬と遊び、馬が草を食み、食料が用意された穏やかな場面が広がっています
少年の姿勢は画面に対して直角ではなく、遠近法を巧みに使って空間に自然な奥行きを与えています
これはデュジャルダンの構図力と観察眼の高さを示すもので、彼の風景画の魅力のひとつです
彼はまた、ローマの画家グループにも参加しており、仲間からは「ヤギ髭(Barba di Becco)」というあだ名で呼ばれていたそうです
そんな彼の作品は、牧歌的でありながら洗練された空気感を持ち、見る人に静かな癒しを与えてくれますね -
その光は、展示室に並ぶ17世紀の絵画や額縁の金彩をやわらかく照らし、まるで時の流れを包み込むよう
天井の格子模様とシャンデリアの花のような装飾が呼応し、空間全体に静謐なリズムを生み出しています
このシャンデリアは、ただの照明ではなく、空間の記憶を繋ぐ装飾芸術のひとつ
マウリッツハイス美術館の静かな展示室にふさわしい、控えめでありながら詩的な存在感を放っていますね
つづく
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