2025/09/18 - 2025/09/18
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旅行ブロガー電車丸(嶋拓)さん
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奈良市は奈良県の北端に位置しており、京都府や三重県に隣接している県庁所在地であります。また、市内には8つの世界遺産や野生の鹿が約1,300頭生息している広大な奈良公園があるなど、歴史や伝統をがある自然豊かな都市となっています。また、2022年は共働きしやすい街ランキングで関西1位、年少人口(0~14歳)の転入超過数関西エリア1位に選ばれています。
奈良時代に「平城京」が設定され、古代日本の政治・文化の中心地として繁栄を極めた都市です。1898年に市制施行され、「東大寺」や「興福寺」など数多くの国宝級の文化遺産があることから国際的な観光都市として名が知られています。気候は盆地型で朝晩の寒暖の差が激しいのが特徴であります。古くから文化が発展していたので、伝統的な面と宅地開発が進むなど近代的な面も兼ね備えています。
奈良の地名の由来は諸説ありますが、土地を「ならす」という説が有力となっています。昔は「那羅」「平城」「寧楽」とも記されました。朝鮮語で都のことを「ナラ」と呼んだという説、土地を平らにした場所につけられる「平(なら)す」という意味を起源とした二説あります。
今回は奈良生活5年目という事もあって、近くの東大寺や春日大社などを訪問しました。奈良生活は大変な事もありましたが、奈良で生活して良かったと思えました。高校時代は奈良で生活するとは思っていなかったので、奈良生活を出来るだけ続けたいです!
最後になりますが、私の旅行記を見て奈良市に行きたいと思ったきっかけ及び奈良市に旅行に行くときの参考となれば幸いです。奈良市の旅行が皆様にとって忘れられない思い出になります事を心よりお祈り申し上げます。随時更新します。
参考資料
・ホームメイト
・PUBLICCONNECT
・BESTTIMES
・タイムズプレイス
・Yニュース
・株式会社南都銀行
・JRおでかけネット
・近鉄日本鉄道
・奈良市観光協会
・奈良県
・奈良のうまいものプラザ
・奈良ぶら
・奈良県
・旅色
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奈良旅は新大宮駅からスタート!奈良生活5年目の私がお勧めする奈良旅紹介します!
新大宮駅 駅
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近鉄に乗って大和西大寺駅で下車。
大和西大寺駅 駅
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大和西大寺駅を降りて、タイムズプレイス西大寺を訪問しました。
タイムズプレイスは株式会社近鉄リテーリングが運営しており、大和西大寺駅以外に大阪難波駅、大阪上本町駅、大阪阿部野橋駅、近鉄奈良駅、京都駅、宇治山田駅の計7カ所に展開している駅ナカショッピングモールであります。それぞれの地域特性に合わせ、日常利用や観光利用など多様なシーンに対応した店舗は集結しています。
観光でのお土産、週末のお仕事帰り、お出掛け時の休憩など幅広く使えます。大阪難波駅、大和西大寺駅、京都駅では、改札の中に入るには、入場券が必要となります。大和西大寺駅 駅
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タイムズプレイス西大寺の中で薄皮たい焼粉こ楽に寄りました。
薄皮たい焼粉こ楽は奈良県橿原市に本店を構えており、こだわりの薄皮たい焼き専門店であります。通常より薄皮で、中身がぎっしりつまっています。あんこやカスタードだけではなく、おかず系たい焼きや季節限定メニューも提供しています。
薄皮は独自の配合ミックスで作られた生地で作られたており、通常のたい焼きよりも薄い皮がサクサク感を創出しています。薄皮たい焼 粉こ楽 近鉄大和西大寺駅店 グルメ・レストラン
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メニューからクリームたい焼きにしました!めちゃくちゃ美味しです!
薄皮たい焼 粉こ楽 近鉄大和西大寺駅店 グルメ・レストラン
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その後はがんこ一徹長屋を訪問しました。
がんこ一徹長屋は一刀彫、塗空間、茶筌、赤膚焼、表具、とんぼ玉といった伝統工芸に取り組む若手職人が住んでおり、技を磨いている長屋であります。1階の工房では、職人たちの技を見ることができます。奈良は日本の工芸発祥の地とされており、一刀彫・漆・茶筌・赤肌焼・筆づくりなど昔から工芸技術が発達してきました。
奈良ならではの店と工房が軒を連ねています。がんこ一徹長屋の営業時間は10:00~17:00(入館は30分前まで)、定休日は月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月5日、8月1日~8月31日となっています。近鉄西ノ京駅から徒歩約3分の所にあります。がんこ一徹長屋 名所・史跡
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がんこ一徹長屋の店舗。
奈良の伝統工芸品が陳列されています。見ているだけで楽しいです。
がんこ一徹長屋 名所・史跡
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その後は墨の資料館を訪問しました。
墨の資料館は文化2年(1805年)から続く奈良の墨の老舗墨運堂に併設しており、墨の歴史を紹介するとともにさまざまな墨をはじめとして筆や硯(すずり)などの和文具や書画にまつわる歴史的な資料や作品を展示している資料館であります。墨造りが始まる春から秋の時期では職人たちの型入れ作業を窓越しに見学することが出来ます。 墨の資料館の営業時間は10:00~17:00(入館は16:30まで)、定休日は10月~4月/毎週月曜(祝日の場合は翌日)、5月~9月/毎週土日祝、8月、年末年始となっています。
館内の展示をいくつか紹介します。まずは2階展示室。2階展示室では墨の型入れ実演※10月中旬~4月下旬、墨の原料
墨の製造に関わる小道具、墨の製造工程を再現した木製のジオラマの4つのテーマで構成されています。特に印象に残ったのが墨の製造工程を再現した木製のジオラマ。墨の製造過程についてわかりやすく展示されています。墨の資料館 美術館・博物館
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次は3階展示室。
3階展示室は墨運堂製造の各種墨、著名作家の書画作品、中国・韓国・台湾など海外の墨、墨譜《方氏墨譜》(方于魯)、墨譜《程氏墨苑》(程君房)などが展示されています。墨の資料館 美術館・博物館
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墨の資料館の後は薬師寺を訪問しました。
薬師寺は697年持統天皇の時代に完成し、白鳳時代680年、天武天皇によって皇后(後の持統天皇)の病気平癒を祈願し発願されました。平城遷都に伴って、718年に飛鳥の藤原京から平城京に移転しました。国宝・東塔の全面解体修理を12年の歳月をかけて行われ、令和3年(2021)2月に竣工しました。ユネスコの世界遺産に「古都奈良の文化財」の構成資産の1つとして登録されました。
日本の仏教史や建築史において重要な役割を果たしてきた寺院で、見どころが盛りだくさんです。仏教行事や国際的な文化交流を通じ、多くの参拝者や観光客で賑わいを見せています。薬師寺 寺・神社・教会
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薬師寺の伽藍礼門。
礼門とは薬師寺の南端に位置しており、昭和59年(1984年)に再建されたものであります。建築様式に重厚な「三棟造り」を採用しており、再建された東西の回廊と一体となった美しい景観を生み出しています。
薬師寺 寺・神社・教会
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薬師寺の後は唐招提寺を訪問しました。
唐招提寺は1300年近く前の奈良時代からある世界遺産のお寺であり、日本にやってきた唐僧鑑真和上によって建立されました。唐招提寺の始まりは東大寺で五年過ごした和上が天平宝字三年(759)にこの地を賜り、戎律道場「唐律招堤」を開いた事からです。鑑真は東大寺を引退された後は故新田部親王の旧宅を賜り、そこを「唐律招提」と称して戒院として教学の場を営みました。
1250年の長い歴史があり、歴史的建造物や仏教芸術品が数多く現存しているので日本の文化の源流において非常に重要な施設となっています。比較的に火災が少なかった事で知られています。1998年12月には「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されました。唐招提寺 寺・神社・教会
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唐招提寺に咲いている蓮の花。
唐招提寺の蓮の花は鑑真大和上が御将来されたと伝えられ、種類別に表示されています。境内2ヶ所の池に生育する数多くの種類の蓮があります。毎年6月中旬から7月下旬にかけて見頃を迎えるハスの名所としても有名になっています。
見るタイミングは蓮は早朝に花を咲かせて昼過ぎには閉じてしまうたので、早起きするのがお勧めです。美しい花を堪能する事ができます。池や鉢植えで咲く蓮は、仏教の清らかさの象徴とされています。唐招提寺 寺・神社・教会
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唐招提寺の境内にある鑑真の御廟。
鑑真は東大寺に日本初となる戒壇を設け、6度目の渡航で来日した7世紀初頭~10世紀初頭の中国王朝唐の僧であります。九州や北関東に戒壇を設け、「唐招提寺」(とうしょうだいじ:奈良県奈良市)を建立するなど日本における仏教の発展に大きく貢献しました。
日本に正しい仏教を伝えたいという2人の想いに心を動かされ、日本へ行くことを決意しました。6度目の渡航でようやく屋久島に到着しました。唐招提寺 寺・神社・教会
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お昼の時間になったので、奈良のうまいものプラザ古都華を訪問しました。
奈良のうまいものプラザ古都華はJR奈良駅構内1階にある農園直送レストランであり、「卵かけごはん」の和朝食、野菜バイキング付きの「かご農膳」ランチ、ヤマトポークや大和牛のメニューが並ぶ夜メニューなどメニューが盛りだくさんです。奈良のうまいものプラザ古都華で提供されているメニューは奈良県内の生産農家から直送された野菜や果物を使っています。すべてのメニューのお米は奈良県産ヒノヒカリとなっています。
奈良のうまいものプラザ古都華の営業時間は7:00~21:00
(朝メニュー)7:00~10:30(昼メニュー)11:00~LO14:30(夜メニュー)17:00~LO20:30、定休日は年中無休はなっています。奈良のうまいものプラザ 古都華 グルメ・レストラン
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まずは野菜バイキング。
奈良のうまいものプラザ古都華の野菜バイキングは定食だとお皿に1回で好きなものを盛れるだけ取って、奈良産の野菜を十二分に味わえるのが特徴であります。ごはんがあると食欲をそそります!
ヘルシー志向の方にはたまりません!奈良に住んでいる私もお勧めしたくなります!奈良のうまいものプラザ 古都華 グルメ・レストラン
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メニューからヤマトポークのとんかつ かご農膳にしました。
ヤマトポークのとんかつ かご農膳は昼限定メニューであり、奈良県の銘柄豚ヤマトポークのジューシーなとんかつと奈良のお米「ヒノヒカリ」のご飯・お味噌汁・新鮮野菜バイキング(1回)が付いたお得なセットであります。お値段は1,100円(税込)となっています。
ヤマトポークは奈良が育てたブランド豚であり、口の中ですっと溶ける甘い脂肪と、柔らかくジューシーな肉質が特徴です。ヤマトポークのために専用に作られた飼料「ヤマトポーク1300」を与えている事で美味しい肉を生み出します。美味しくて何回でも行きたくなります!駅から近いので一度は行ってみてはいかがでしょうか。奈良のうまいものプラザ 古都華 グルメ・レストラン
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昼飯の後は中川政七商店分店土産を訪問しました。
中川政七商店分店土産は奈良市にあるお土産物専門店であり、奈良の伝統特産品や職人が手がける工芸品、地元の食品など、約1,300点の品揃えがあります。「ここにシカない奈良の手仕事」をコンセプトにしています。奈良の特産品である 蚊帳織ふきん、吉野葛、職人が絵付けした土人形、竹細工の玉すだれ玩具などがあります。
中川政七商店分店土産の営業時間は:10:00~19:00、定休日は無休となっています。奈良らしい雰囲気で土産物を選べることを目指して作られています。中川政七商店分店土産の商品について紹介します。
中川政七商店 分店 土産 奈良三条店 市場・商店街
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まずはおみくじの塔。色々あって楽しそうです!
中川政七商店 分店 土産 奈良三条店 市場・商店街
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次はしかまろくんのお菓子。
しかまろくんは公益社団法人 奈良市観光協会の公式マスコットキャラクターであり、国際観光文化都市である奈良市の魅力を発信するため2013年にデビューしました。奈良市の活性化につながるようにデザインなどを正しくご使用いただくため、使用基準を定められています。
奈良市杉岡華邨書道美術館の学芸員の手によってデザインされ、モチーフは奈良の鹿となっています。令和5年(2023年)にデビュー10周年を記念して、世界遺産・春日大社創建の言い伝えにある「神様の使い」である白鹿にちなんで白いバージョン「白い、しかまろくん」が登場しました。中川政七商店 分店 土産 奈良三条店 市場・商店街
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最後は大和牛のお土産。
大和牛は奈良が誇る和牛ブランドであり、飼料や血統は全て一元管理されています。歴史に培われた環境と恵まれた気候風土の中で大切に育てられているので、大和牛の肉は脂肪の口溶けが良くて風味豊かで味わいがあります。
県内で14ヶ月以上飼育(協議会の認定を受けた生産農家で飼育)、黒毛和種の未経産雌牛のみに限定、出荷月齢は30ヶ月以上飼育、奈良県食肉流通センターへ出荷されたものなどの規格要件を満たした肉牛だけが「大和牛」と認定されます。中川政七商店 分店 土産 奈良三条店 市場・商店街
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その後は猿沢池をみました。
猿沢池は、「南都八景」のひとつとなっており、奈良公園にある周囲360メートルの池であります。北側には興福寺五重塔と五十二段と呼ばれる石段があります。興福寺五重塔が周囲の柳と一緒に水面に映る風景は絶景です。
奈良を訪れたら必ず立ち寄りたい、奈良を代表する名勝地となっています。近鉄奈良駅からもJR奈良駅からも徒歩圏内という市街地近鉄奈良駅からもJR奈良駅からも徒歩圏内にあります。毎年中秋の名月には、采女の霊を鎮めて人びとの幸せを祈願する「采女祭」が開催されます。猿沢池 名所・史跡
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その後は三楽洞を訪問しました。
三楽洞は奈良大和路の想い出の品を豊富に取り揃えており、趣味の小物から奈良限定のキャラクターグッズまであります。また、奈良漬、吉野葛、わらび餅と奈良名物も盛りだくさんです。
営業時間は10:00~19:00、定休日は無休となっています。三楽洞の館内を紹介します!三楽洞 お土産屋・直売所・特産品
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まずはせんとくん。
せんとくんは̜奈良をPRする奈良県マスコットキャラクターであり、2010年に開催された平城遷都1300年祭をアピールするために誕生しました。奈良県政情報発信の役割を担っています。万人(万人に愛されて大きく育つように)」「満都(都に満ちる人々)」「万葉(万葉集)」などの意味が込めて命名されています。
彫刻家の籔内佐斗司氏によってデザインされました。籔内佐斗司氏は奈良県マスコットキャラクター「せんとくん」を考案し、稚気を通して東洋的自然観を造形する彫刻家であります。東京芸術大学大学院美術研究科教授でもあります。三楽洞 お土産屋・直売所・特産品
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まずはおしゃれ懐紙。様々な彩りがあります!
三楽洞 お土産屋・直売所・特産品
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次は古都華を使ったお菓子。
古都華は2011年(平成23年)に品種登録され、奈良県農業総合センターが「7-3-1」と「紅ほっぺ」を掛け合わせて育成したイチゴです。シーズンを通して味のばらつきが少ないという特徴となっています。ツヤがあり全体がきれいに色づいているものを選ぶのがお勧めです。
古都・奈良を飾る新しい「華」になってほしい想いから名づけられました。平均糖度12~13度と、一般的ないちごと比較すると甘くなっています。ショートケーキやパンケーキなどのスイーツ、スムージーまで、多彩なラインナップで古都華を楽しめます!三楽洞 お土産屋・直売所・特産品
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その後は興福寺を訪問しました。
興福寺は京都山科の藤原鎌足私邸に建立された山階寺が前身となっており、南都七大寺の中で最も密接に奈良の街とつながりを持ちながら発展した寺であります。710(和銅3)年、藤原不比等が飛鳥から平城京へ前身の厩坂寺を移転しました。1180(治承4)年に平家に焼き打ちによってほとんどの堂が焼失しますが、直ぐに再建されました。
藤原氏の氏寺として大いに繁栄し、奈良時代初期には四大寺の一つにあげられました。興福寺の拝観時間は9:00~17:00(入堂・入館は16:45まで)、休日は年中無休となっています。興福寺 寺・神社・教会
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奈良公園を散策。
奈良公園は東大寺・興福寺・春日大社・国立博物館などと一体となっており、奈良市街の東一帯に広がっている総面積約660ヘクタール という広大な公園であります。美しい芝生と樹齢1,000年の松木立などの豊かな自然が調和しています。木々に映える堂塔伽藍、若草に萌える芝生、鹿の群れ遊ぶ風情、「大仏と緑と鹿」で代表されており、古都奈良の顔の役割を担っています。
奈良公園にいるたくさんシカ。奈良公園に生息しているシカは国の天然記念物に指定されている野生動物であり、 決して飼育されている動物ではありません。春日大社に祀られている神様(武甕槌命)が白いシカに乗ってやってきたという伝説が残っています。奈良公園 公園・植物園
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その後は奈良国立博物館を訪問しました。
奈良国立博物館は仏教に関係の深い美術品を数多くコレクションしており、東大寺、興福寺、春日大社などがある奈良公園内にある博物館です。開館は1895年で、現在の東京国立博物館に次いで国内2番目に歴史の長い国立博物館となっています。最初は「帝国奈良博物館」の名称でしたが、1952年に現在の「奈良国立博物館」に改称されました。
奈良国立博物館の「なら仏像館」「青銅器館」「東新館」「西新館」の4つの展示空間から構成されています。営業時間は9:30-17:00[土・8/5-8/15]9:30-19:00※入館は閉館30分前まで、定休日は月(祝日の場合はその翌日、連休の場合は終了日の翌日)、12/28-1/1となっています。館内の展示を紹介します!奈良国立博物館 美術館・博物館
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まずは青銅器館。
奈良国立博物館の青銅器館は1937年に収蔵庫として建設され、仏教館と渡り廊下で繋がれています。古代中国の青銅器を一堂に展示しており、展示中の青銅器類は古美術商で世界的な古美術収集家でもあった坂本五郎氏(1923~2016)から寄贈されたものであります。
紀元前2000年頃から中国の青銅器時代が始まり、周を経て戦国時代後期の紀元前3世紀まで続きました。同じ種類の器物が多く含まれていおり、美術的価値とともに学問的な比較研究資料としての価値も高いのが特徴です。奈良国立博物館 美術館・博物館
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青銅器館で展示されている饕餮文大鼎。
饕餮文大鼎は器面に饕(とう)餮(てつ)文(もん)と呼ばれる大きな巻き角と丸い目の動物神を飾っており、先祖などに執り行う祭祀儀礼において牛や豚、羊などの肉料理を煮た容器であります。特に肉料理は儀礼において欠かせない重要な品目でした。
蓋の表に3つの突起があり、逆さに置くと浅い皿になるように工夫したものもあります。奈良国立博物館 美術館・博物館
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青銅器館の後はなら仏像館。
なら仏像館は仏像専門の展示施設として再スタートし、平成22年(2010)に「なら仏像館」と名称を変えました。平成28年(2016)4月には展示室を大幅に改装し、リニューアルオープンされました。建物は京博の明治古都館も設計した明治時代を代表する建築家の片山東熊によって設計されました。なら仏像館の仏像をいくつか紹介します。
まずは金剛力士立像。金剛力士立像は金峯山寺仁王門(国宝)に安置される像高5メートルに達する巨像であり、2021年の2月2から展示されています。国宝・重要文化財に指定されているものの中では東大寺南大門像に次いで2番目に大きい像 となっています。2019年からの保存修理を経て、博物館に運び込ました。奈良国立博物館 美術館・博物館
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次は出山釈迦立像。
出山釈迦立像は釈迦は出家後山に入り六年間苦行を試みたが苦行では悟りを開けないことに気づいて山を降りたという説話に基づき、中国や日本の禅宗で重要視されています。近年、出山釈迦像は絵画、彫刻の別なく、成道会(じょうどうえ)の本尊であったという指摘があります。
釈迦は紀元前5~6世紀頃にインドの北部(現在のネパール)に釈迦族の王子として誕生し、さとりを開いた人=「ブッダ」とも呼ばれています。長い修行の末、人が生きるのにつきまとう苦しみのメカニズムを解き明しました。成長するにつれ人間が陥る老い、病気、死の苦しみを知るようになります。奈良国立博物館 美術館・博物館
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最後は女神坐像。
女神坐像は神像で頭頂に花形飾りをあらわしており、大袖衣を右衽に着て正面を向いて胸前にて両手を袖内で合わせて趺坐しています。頭・体幹部はヒノキ材の割矧造だが、両体側を割り矧いだうえでさらに前後に割り矧いでいます。
一本造の技法で作られています。大分宇佐八幡宮に伝来したと言われています。奈良国立博物館 美術館・博物館
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その後は天平庵を訪問しました。
天平庵は万葉集から着想を得た菓銘や大和三山をモチーフにしたロゴマークが特徴であり、奈良県を拠点とする和菓子・洋菓子メーカーです。創業は奈良の三輪であり、昔から信仰の対象である三輪山に抱かれた地で始まりました。
大和芋・吉野葛・イチゴなど奈良県産および国内産の厳選された素材を使用しており、伝統と最新技術を融合させて美味しいお菓子を提供しています。天平庵の商品を紹介します!天平庵 東大寺店 グルメ・レストラン
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まずは天平絵巻。
天平絵巻はやわらかいお餅に香り高い黒寿きなこをたっぷりまぶしており、素材本来のおいしさが際立つもっちりやわらかい食感のきなこ餅となっています。柔らかいきなこ餅が3個まとまって入っています。
天平庵 東大寺店 グルメ・レストラン
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次はレモンのバームクーヘン。
レモンのバームクーヘンはパッケージにレモンが鮮やかに描かれており、隠し味にレモンリキュールが追加されているバームクーヘンであります。一層一層丁寧に焼き上げられており、見事なレモン色となっています。濃厚な甘みと爽やかなレモンの風味を味わえます。
酸味と甘みのバランスが程よくとれています。冷やして食べてみたり、アイスと一緒に食べたりとアレンジしてみるのもお勧めです!天平庵 東大寺店 グルメ・レストラン
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天平庵の後はゐざさ中谷本舗を訪問しました。
ゐざさ中谷本舗は奈良県吉野郡上北山村に本社を置いており、「柿の葉寿司」などの製造・販売を行っています。1921年(大正10年)に米屋として創業し、米の選定や炊飯技術に独自のノウハウを持っています。
2021年に創業100年を迎え、「ゐざさ」の屋号で奈良県内の直営店や駅売店、通販などで柿の葉寿司だけではなくて様々な名産寿司を販売しています。近年では、お肉のお寿司や冷凍寿司など、新たなお寿司を積極的に開発行っています。ゐざさ中谷本舗 夢風ひろば店 グルメ・レストラン
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ゐざさ中谷本舗で並んでいる柿の葉寿司!
柿の葉寿司は奈良県五條市・吉野地域が発祥とされており、、塩で締めたサバなどのネタを酢飯と一緒に柿の葉で包んだ押し寿司のことであります。由来については諸説ありますが、一説には保存食・兵食としていたものから変化したとの説が挙げられます。つくってから一晩おくことで柿の葉の香りとサバの旨みが酢飯に移るので独特の風味が出て更に美味しさを生み出します。
柿の葉寿司が奈良県で誕生した理由は、奈良県は海に囲まれていないため海産物を長期保存する目的で考案されました。また、昔から柿の産地であったことも、柿の葉が身近で使われた背景となっています。ゐざさ中谷本舗 夢風ひろば店 グルメ・レストラン
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奈良観光の目玉とも言える東大寺!
東大寺は奈良の大仏さまで知られる奈良時代創建の代表的な寺院であり、聖武天皇が幼くして亡くなった皇太子を弔うために創建した「金鍾山寺」がはじまりとされています。752年に開眼式を行われました。境内には1三月堂の名で有名な「法華堂」、「大仏殿」や「南大門」など、国宝や重要文化財に指定された歴史的建造物が盛りだくさんです。998年に「古都奈良の文化財」として世界遺産に登録されました。
聖武天皇は大仏を造立したことで有名な第45代天皇であり、第42代「文武天皇」(もんむてんのう)の第1皇子として誕生しました。天然痘の流行、政情不安、災害や飢饉など世の中で不安を和らげるために741年(天平13年)に各国に国分寺建立の命じました。東大寺 寺・神社・教会
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東大寺の名物である奈良の大仏。
奈良の大仏は鎮護国家仏教の拠点である東大寺にふさわしい本尊として造立され、モデルは中国洛陽の龍門奉先寺の大毘盧舎那仏となっています。顔の長さは5.3m,手のひらの長さは2.5mもあり20人が乗れる広さとなっています。平安・戦国時代に消失し,天平時代につくられたものは,蓮弁の大部分と腰の一部がわずかであります。
749年に完成し、752年に盛大な開眼供養が行われた。近くでみると迫力がありました!東大寺 寺・神社・教会
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奈良の大仏の跡は東大寺ミュージアムを訪問しました。
東大寺ミュージアムは常設展示および特集展示などを行っており、「東大寺の歴史と美術」をテーマとしているミュージアムであります。常設展示ではミュージアムの本尊である千手観音菩薩像のほか、法華堂伝来の日光・月光菩薩像、奈良時代の誕生釈迦仏像や大仏開眼供養に用いられた伎楽面などが展示されています。
東大寺ミュージアムの営業時間は通年9:30~17:00(閉館17:30)、11~翌3月は~16:30(閉館17:00)、定休日は無休展示替え期間休になっています。東大寺の教学、歴史、文化の発信拠点の役割を担っています。図書館や研究所、ショップ、カフェなどが併設されています。東大寺ミュージアム 美術館・博物館
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東大寺ミュージアム併設されている茶廊・葉風泰夢を訪問しました。
茶廊・葉風泰夢は東大寺総合文化センター内にあるカフェであり、ミュージアムに所蔵されている国宝の日光・月光菩薩立像にちなんだ月餅「日餅(にっぺい)」や、正倉院の校倉造りをモチーフにしたバームクーヘン「校倉(あぜくら)クーヘン」を味わえます。菓子や東大寺ミュージアム限定の茶器の販売も行っています。
茶廊・葉風泰夢の営業時間は9:30~17:00(ラストオーダー16:30)、定休日は不定休となっています。 大きめ窓からの陽光で店内は明るく、著名な写真家が撮られた写真パネルが飾られています。茶廊・葉風泰夢 グルメ・レストラン
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凄く美味しかったです!
茶廊・葉風泰夢 グルメ・レストラン
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東大寺の後は春日大社を訪問しました。
春日大社は奈良公園内に位置しており、奈良時代の神護景雲2年(768年)に、平城京の守護と国民の繁栄を祈願して藤原氏が創建しました。深い緑に朱色の社殿が映える姿は、奈良を代表する景観となっています。1998年に「古都奈良の文化財」のひとつとして世界遺産に登録されました。
藤の名所としても知られており、萬葉植物園は、4月下旬から5月上旬にかけて賑わいを見せています。社紋は「下り藤」となっています。春日大社 寺・神社・教会
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春日大社からバスを使って、国営平城宮跡歴史公園を訪問しました。
国営平城宮跡歴史公園は1998年(平成10年)には「古都奈良の文化財」の構成資産の1つとして世界遺産に登録され、和銅3年(710年)に藤原京より遷都された平城京の中心であった「平城宮(へいじょうきゅう)」の宮跡であります。長期間にわたって調査や復原整備が行われており、東西1.3km、南北1kmの広大な敷地に第一次大極殿、朱雀門などが復元されます。
平成30年3月24日には朱雀門ひろば等について整備が進みました。通勤の際はよく見ていましたが、訪問した事はありませんでした。国営平城宮跡歴史公園 公園・植物園
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国営平城宮跡歴史公園の展示される復原遣唐使船。乗るとタイムスリップした感覚がなりました!
復原遣唐使船 名所・史跡
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奈良らしさが伝わります!
国営平城宮跡歴史公園 公園・植物園
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奈良旅行の締めはザめしやを訪問しました。
ザめしやは株式会社ライフフーズが運営しており、和食を中心とした100種類以上の豊富なメニューと旬の味覚をお好きなだけ味わえるカフェテリア方式のレストランであります。
ザめしや 平城京店 グルメ・レストラン
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奈良の旅行は最高でした!奈良の生活誇りに思えます!
ザめしや 平城京店 グルメ・レストラン
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旅行記グループ
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旅行記グループ 関西シリーズ(奈良、京都、滋賀)②
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