2025/07/17 - 2025/07/19
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しにあの旅人さん
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鶴田浩二の顔と声で。
ガラパゴスとお思いでしょうが、ガラパゴスです。
渡し船に乗るのに、切符がケータイに映っております。
右を向いても左を見ても、新しすぎてわけわからん。
どこに爺さんの夢がある。
投稿日:2025/08/31
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
水上バスの待合室。
日の出桟橋と同じ、20人くらいです。
切符はメールで送られてきて、当日これを見せろ -
見せに行ったら人はいなくて、この機械で勝手にスタンプを押せ。
赤丸のスタンプらしきモノを裏にしたり表にしたり、すったもんだしたら、↓のごときハンコが画面に出てきました。 -
「使用済み」だって。
指でこすったけれど消えない。どういう仕組みだろう。
ナビダイヤルの自動音声であちこちたらい回しにされたみたいな感じです。
人間がでてきてほしいなあ。
見ていたら、みなさん迷いなくさっさと済ませていました。
なるほど、花のお江戸で物見遊山するには、このくらいテキパキとできなきゃだめなのか。
田舎のネズミ夫婦には、生きづらい世になったモンでございます。
アンドロイドの粋な姐さんが、ニコッと笑ってスタンプを押してくれたらいいのに。 -
帰りの船は「ヒミコ」
松本零士のデザインです。定員80名とか。
ホームページから借用。 -
宇宙船のイメージだそうです。「道灌」は遣唐使船か。
たしかに道灌より現代的で、冷房がしっかり効いていました。
ただし窓が開かないので、写真がガラス越しでぼやけます。
一書に曰く、
隅田川を下るために選んだ舟は、じゃーんヒミコ。
宇宙船みたいと、思ったら、やっぱりね。松本零士だそうです。
まだ新しいから、冷房は効いているし、きれいだし文句なし!といいたいけれど、やっぱりね。あのフライパンを焦がすような熱い風が吹かないと。
ガラス越しだと、せっかくの隅田川も、テレビで見ているのと変わらない。
内部は、サロン風。
前の道灌は、教室みたいに、整然と一方方向にベンチが並んでいましたが、ヒミコは、椅子四、五脚従えたデッキテーブル。
こうなると、想像するに、パイロットは、アランドロンね。上半身裸でさ。
太陽がいっぱいの雰囲気であります。
ごめんなさい。チョット、盛りました。
でもね、アランドロンではなかったけれど、外国人がいっぱいでした。
中には、撮影のないときのアランドロンと言っても、、、いや、やっぱり無理があるけど、まあ、まあ、外国人だし、シャツはだけて、金のネックレスじゃらじゃらだし。
とにかく、今回は、パイロットの存在も知らされず、主役は船で、お客でしたね。
私たちのテーブルに、後から来た外国人四人組は、四脚の椅子のうち二脚に私たちが座っているので、二人が座り、残りの二人は立っていました。
立っていないで、余所行って座れば。と思ったのですが、今気がつきました。
たぶん、いつもは、こうやって四人とかでいると、多人数の圧力と外国人ということで、外国人苦手の日本人は、席を譲ってしまうのではないでしょうかね。
残念でした!
私ら、パリの地下鉄で、こういう状態に慣れてますからね。へーきで、席は譲りませんでした。
この人達、観光ではなく通勤に乗っているって感じでしたけど。
そんなことあるかしら。
By妻 -
出航してすぐUターン。
左舷に首都高越しのスカイツリー。
下りは墨田区側の写真を撮ります。 -
アサヒビール本社とフラム・ドール。
フラム・ドールは、”flamme d'or”という立派なフランス語。金の炎。
しかし浅草の「金のウ○チ」として知られております。 -
アサヒビールにスカイツリーが映っている!
-
船からしか撮れない角度です。
すごい迫力、というか量感。
これを縦にたてるというアイデアもあったとか。その方がリアル。
「止めなさい!」By妻
我が家の孫姫が7才のころ、13才のフランス人の男の子にこれを指さして「な~んだ?」
彼は躾のいい、フランス語で言うところのgallant、騎士的な男の子でした。女の子にぶしつけなことを言ってはならぬと、思っていたのでしょう。無言でした。
「ウンチ」
彼女のバラのつぼみのような唇からこぼれた言葉に、彼は返答に窮しておりました。
一書に曰く、
昔、遠藤周作は、「吉永小百合は、トイレにいかない。」と言っていたのですよ。
もちろん行かないはずはないんだけれど、トイレとかいう極めて日常的な
動物的なことはしないと。なぜなら、小百合さまは、高貴なるお方だから。
と言うわけですが、そこまではいかなくても、われわれの世代では、女の子がデート中にトイレに行きたいとは、言いにくかったものです。
遠藤周作のエッセイには、そういう女の子の気持ちをからかう話が山ほどでてきます。
それなのに、七歳で幼いとはいえ、素敵な美少年に、自分から言う言葉でしょうかね。
しかも、?と首をかしげた少年に、カカと、フランス語で通訳してあげていました。
ご親切なこと!
By妻
注:カカ、caca, 幼児語で「うんち」 -
下りも橋巡りが続きます。
隅田川大橋通過。 -
一部拡大。ペットキャリーです。
このお船、ペットを乗せていいのです。
ワンかニャンか不明でしたが、大人しく良い子でした。 -
晴海運河との分岐まできました。
正面の高層ビルが石川島。
石川島は島なんだと、馬鹿な納得。 -
中央大橋を過ぎてすぐこんなのが出てきました。
慶応2年(1866年)に築かれた石川島灯台を記念するモニュメントだそうです。
江戸湾から日本橋方面に入る船の航路標識でした。
出典:石川島灯台 | 東京とりっぷ
https://tokyo-trip.org/spot/visiting/tk1400/
ということは1866年では、ここから先は海だったことになります。月島も豊洲もなし。 -
石川島灯台の周辺に、鬼平犯科帳で有名な長谷川平蔵が作った石川島人足寄場跡があります。
鳥居は住吉神社。このあたり歩いたら面白そう。
島から島へ歩道橋、文字通り橋があるみたいです。
佃島で佃煮を食べて、月島まで行けば、月島もんじゃ焼きの聖地。
70軒のお店が並んでいるそうです。
もう一度トライしてみる?
「いいわね、是非一人でいらしてね」By妻。 -
右舷に見えてきたなにやら頑丈な堤防。
その向こうの森は浜離宮です。
浅草→浜離宮の水上バスは予約できないので、今回はパス。
「これが犀星と多恵子の浜離宮ね」By妻。
室生犀星は堀辰雄の師です。多恵子は堀の妻。1953年(昭和28年)の堀の死後、犀星は多恵子の父代わりでした。いろいろ心配してくれるのはいいのですが、実の娘朝子同様にいろいろ口を出しました。
ある日多恵子が友人と隅田川のポンポン蒸気に乗って浜離宮に行ったという話をしたら、
「君はね、泳ぐことができないくせに、船がひっくり返ったらどうするんだ。」
(堀多恵子「山ぼうしの咲く庭で」P235/1998年/オフィス・エム)
これは1960年(昭和35年)ごろのお話しみたい。
ポンポン蒸気は明治20年ごろには隅田川を走っていたようです。
いつまでかは分かりませんでした。多恵子によれば、このころまで現役だったのです。
もしかすると貴重な体験証言かもしれません。
遣唐使船はともかく、宇宙船が隅田川に浮く時代がくるとは、犀星も多恵子も思わなかったでしょう。
どこから乗ったのか。
多恵子は吾妻橋の墨田区側、現在の隅田公園近くの堀の実家に一時住んでいました。土地勘があるので、私たちの水上バス乗り場ではなかったのか。 -
出発した日の出桟橋を右舷に見て通過。一気に川幅が広くなります。ヒミコが切る波が高くなりました。これはもはや東京湾です。
レインボーブリッジが見えてきました。 -
この橋を車で渡ったことは何度もありますが、
-
くぐるのは初めて。
-
さあ、行くぞ!
-
真下!
-
通過!
一書に曰く、
だいぶ、川下というか、河口にやってきました。
こんなに遠くまで来たのは初めて。、
ビルの林もなくなって、倉庫らしい建物が続き、やがてそれさえなくなりました。
もはや、これは海です。
レインボーブリッジを通るときに見ていた海を航行しているのですね。
ブリッジは、はるかに上です。
すごいなあ!こんな海の中に橋を作るなんて!
ぞっとしながら、くぐってゆきます。
海中に橋を作ったり、海底にトンネルを掘ったり、人知の勝利なんでしょうか。
でも、突然の道路陥没とか、熊が人を襲うとか、自然の逆襲が起きておりますね。
油断できません。
おのおの方、くれぐれも油断召さるな。
By妻 -
橋をくぐるとすぐ右舷に、第六台場。
-
左舷に砂浜。おだいばビーチという人工の浜辺。
平日なのに暇な人達がいっぱいいます。
それを船から眺めているもっと暇な爺さんとバーサン。
ヒミコはお台場海浜公園水上バス乗り場に立ち寄りました。
お客の 大半が下りました。 -
がら~~~ん。
このあと船はもう一度レインボーブリッジをくぐって、 -
終点豊洲フェリーターミナルに到着。
ベニスのバポレットに負けないステキな水の旅でした。 -
ここで初めてヒミコをじっくり見ました。
-
なるほど、宇宙船というか、ガラス張りの靴が浮いているというか。
松本零士が好きそうな格好をしています。
船が着いたのはアーバンドックららぽーと豊洲という、長い名前のショッピングセンター。
いまどきの若い方は蘭語、じゃなかった、エゲレス語に達者なようです。時代遅れのトシヨリにも分かる名前をつけてくだしゃんせ。
ナントカ豊洲は名前のように長く、とにかく大きい。出るのに苦労しました。
地下鉄で帰るはずがくたびれて、結局タクシーでホテルにたどり着きましたとさ。
田舎の老ネズミ夫婦が都会に出て、おのぼりさんをしたというお話し、おしまいです。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- mistralさん 2025/09/09 07:15:38
- ヒミコ乗船記
- しにあの旅人さん
おはようございます。
勝手にフェスティバルシリーズ、楽しませて頂いてます。
隅田川をクルーズ船で下るのは、かつてのような情緒はなくなり
松本零士さんデザインの宇宙船のような「ヒミコ」でぶっ飛ばしていくんですね。
ヒミコの姿はだいぶ以前に、写真で見た記憶がありますが、今回のしにあさんの
旅行記で全貌を見せていただきました。すごい、としか言えません。
最初に驚いたのは、乗船券に押すスタンプ!
どうやったら携帯?内にあるティケットに使用済みとのスタンプが?
こすっても落ちないとのコメントには、思わずくすりでした。
おっしゃっているように、ナビダイアルで問い合わせをしても、なんとしても
求める答えに辿り着かず、憤然として電話を切るときの気分でしょうか。
どなたかと会話をしながら質問したかったのに、そんな事も許されずに
悔しい想いばかりが残ります。(つい最近の出来事です)
旅行記で圧巻だったのはレインボーブリッジをくぐる時。
臨場感いっぱいのコメントでした。
さあ、行くぞ~通過まで、おそらく一瞬の事だったんでしょうが
よくぞその間のブリッジの様子を写真におさめられましたね。
お宿までタクシーでのご帰還に、なんとなく納得でした。
mistral
- しにあの旅人さん からの返信 2025/09/09 10:24:53
- Re: ヒミコ乗船記
- ヒミコはカッコいいですが、やや情緒に欠けます。窓がまったく開かないのは、川風期待にはむきません。ただしこの夏のような酷暑では助かりました。
冷房完備です。
春秋のいい季節なら、窓の開く古めかしい道灌のような船がお勧めです。予約のときにヒミコはヒミコと書いてあります。船名がないのはヒミコ以外ではないかと思います。
最近、なんでもスマホで済ませるようになっているようです。スマホを落としたり壊したりすると、どうなるのでしょう。
なんとなくウサンクサイので、あまり使わないようにしています。
スイカも因循姑息にもいまだにカードです。
こすっても落ちないスタンプは、まだ原理が分かりません。
By妻のマイナカードの更新をスマホでやりました。申請画面が大きすぎて、スマホの小さい画面に収まりません。
送られてきたURLにアクセスして必要事項を書き込むので、初めからパソコンでやったほうが早いみたい。
私たちはマイナカードもらったのが早いほうです。10年で更新です。これからスマホもパソコンも不慣れなトシヨリが続々更新ですから、もめるでしょうね。
なにやら生きづらいご時世になりつつあります。
レインボーブリッジをくぐるのは爽快です。上を走るのとくぐるのでは、おなじ橋でもこんなに違うモノかと思いました。
東京湾もこの辺りまで来ると、海だなあと思いました。あたりまえですが。
かなり遠くから見えますから、だいたいこんな感じで写真を撮ろうと、準備ができました。
最後のタクシーはご愛敬でした。もうヘトヘトで地下鉄なんてやってられませんでした。
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