2024/09/08 - 2024/09/08
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kojikojiさん
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寺町通を散策した後はホテルに戻ってしばらく昼寝をしていました。夕方になって晩御飯に出掛けるのですが、この日は特に店を予約していませんでした。三条通に出れば店があるだろうと思ってぶらぶらしてみますが、これといった店も無く、河原町まで出てしまう始末です。面倒なので「東華菜館」に電話してみると席は空いているというので先斗町をぶらぶらしながら四条通まで下ります。店に入り1924年にアメリカで製造され輸入されたOTIS製のエレベーターで4階に上がります。考えると今年で100年になる日本最古のエレベーターです。祖父も若い頃によく利用していたと聞いたことがあるので感慨深いものがあります。4階の大きなホールには2組ほどの先客がいるだけでした。相変わらず窓から見える鴨川の向こうにある「南座」はきれいです。料理はいつもと同じようなものを選んでしまいますが、どれも美味しいです。お勘定をするとピッタリ10,000えんで、これが「ぐるナイ」だったらと思ってしまいます。そう言えば今朝の羽田空港で何気なく機内持ち込み手荷物の重さを量ったら10.00キロだったことを思い出しました。食事の後は4階から各階の写真を撮りながら下りました。日曜日の遅い時間だったので他にお客さんがいないのは幸いしました。さすがに再び歩いて帰るのは妻に叱られそうなので、店の前からタクシーに乗ってホテルに戻りました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー スカイマーク JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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ホテルの部屋で昼寝をして、夕方になってから夕食に出掛けることにしました。普段は予約するなり、行き先は決めてから旅に出るのですが、この日はノ―アイディアでした。
ホテルギンモンド京都 宿・ホテル
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ホテル近くの高倉通りを歩いてみると京町屋を使った料理屋さんがいくつもありました。「亀甲屋」というも良さそうでしたがもう少し歩いてみます。
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ここは「playground kyoto」というパーソナルトレーニングが出来るところでした。一見するとおしゃれなレストランです。
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「BENESU(ベネシュ)」という韓国のシューズブランドの店のウインドウもおしゃれです。ここから姉小路を東に向かって歩いてみます。
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「ババグーリ 京都」というおしゃれな婦人服のお店です。日中より夜になった方がこの辺りは美しいです。
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「石原」は京町屋の宿で1日2組だけの小さな宿のようです。なかなか晩ご飯が食べられそうな店が見つかりません。
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「翁樹庵」は完全予約制なので入れませんが、お昼を食べた「三嶋亭」の姉妹店です。
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雰囲気のいい通りですが、食事するようなお店は見当たりません。
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おしゃれな自転車屋さんがあったので地元で自転車店を営む友人に写真を送ってみました。「Moku2+4」という有名な店だと返事が返ってきました。
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三条通りに戻って「SACRAビル」の前を通過します。この辺りを夜歩くのは初めてですが、ライトアップした建物が昼間よりもきれいです。
SACRAビル ショッピングモール
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本来の目的を忘れて写真を撮ってしまいます。
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「家邊徳時計店」の前を歩きますが、妻の頭の中は食事モードなので洋服には興味が行かないようです。
家邊徳時計店 名所・史跡
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「1928ビル」の地下には「Independents」というレストランがあるのですが、この時は気が付かず。古い泰山タイルがそのまま残るインテリアのようなので次回は行ってみたいと思います。
1928ビル 名所・史跡
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「三嶋亭」まで来てしまいました。寺町通に入っても店は無さそうなのでそのまま三条通りを進みます。
三嶋亭 本店 グルメ・レストラン
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高瀬川の畔に建つ「Time’sビル」まで来て、びっくりしました。テナントが全て出てしまっているので真っ暗です。近年テナントが入らずに閉鎖されている時期が長くあったようです。1984年に完成したビルは安藤忠雄の設計だったこともあり、京都まで見に来たことがありました。
高瀬川 自然・景勝地
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結局先斗町まで来てしまいました。途中で「東華菜館」に電話して、席を取っておいてもらいました。
先斗町歌舞練場 名所・史跡
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昔、ビルの2階に貝焼きの店があって、自分で約界の盛り合わせが好きだったのですが、とっくに無くなっています。関西の仕事があったころは夜な夜な遊んだのが懐かしいです。妻には「幻のお好み焼き屋」という偽があって、普段は覚えていないのですが、3件くらい飲んで正体不明になると「お好み焼き食べたい。!」と言い出します。そして翌朝にその話をしても覚えていないということが何度もありました。
先斗町 名所・史跡
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四条通までたどり着きました。もうこの店に通う初めて40年くらいになると思います。母方の祖父がよく利用したと話していたのですが、両親と行ったことはありませんでした。
東華菜館 本店 グルメ・レストラン
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6月にも来ていましたが、建築も含めこの店の料理も好きなので妻も納得しています。相変わらず美しいエントランスです。
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このエレベーターは1924年米国で製造されて、日本に輸入されたOTIS製です。格子状の蛇腹式内扉や時計針式のフロアインジケーターなど非常に珍しい器具が備わっている現存する日本最古のエレベーターです。昇降はお店の方による手動式で、その操作盤やL字方向での2面開き扉など洗練された設計になっています。
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2か月後に行ったポルトガルでは、いくつものホテルでこのようなクラシックなエレベーターに出会うことが出来ました。
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4階に上がって大きなホールの席に案内されました。気のせいかいつも同じテーブルるに座っているようです。鴨川越しに「南座」がきれいに見える席です。
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たくさん歩いて喉が渇いたのでビールで乾杯します。いつもコースを頼むことが多いのですが、今日はアラカルトで料理を選びました。
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何故か「クラゲの酢の物(拌海蜇)」の写真を撮り忘れました。スープは「トウモロコシとカニのスープ(蟹花包米湯)」にしました。この店は北京料理の店なので、妻の好きな酸辣湯はありません。
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「海老と玉子の炒め物(木須蝦仁)」も優しい味です。北京の郊外にある「清東陵」へ向かう途中の村で食べた同じような料理を思い出します。
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四川料理である「麻婆豆腐」を北京料理の店で食べてはダメですね。麻辣は感じられない優しい味ですが、白ご飯には合います。
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お勘定をしてびっくり。ピッタリ10,000円でした。日テレの「ぐるナイごち」を思い出します。そして今朝の羽田空港で荷物の重さを量ったら10.00キロだったことも思い出します。
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日曜日の夜遅い時間だったこともあり、我々が食事を終えると他にお客さんはいませんでした。
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妻はエレベーターで先に下に降りましたが、せっかくなので途中階の個室などの写真を撮らせてもらうことにします。ある意味階段室が一番建設当時の姿を遺しているかもしれません。
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この店はエレベーターばかりがクルーズアップされがちですが、螺旋階段もなかなかの素材とデザインが施してあります。
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この店の前身は西洋料理店「矢尾政」でした。大正の頃より京都でもビアホールブームが始まっており、1924年の大正13年に「矢尾政」2代目店主の浅井安次郎が新しいビアレストランをイメージし、その設計をウィリアム・メレル・ヴォーリズに依頼し、 1926年の大正15年にこのスパニッシュ・バロック様式の洋館が生まれました。
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ウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrell Vories)は1905年の明治38年にYMCA派遣の英語教師として来日し、生徒のキリスト教青年会(YMCA)活動を通して滋賀県内の伝道を始め、プロテスタントの伝道団体「近江ミッション」を興しました。それを支える資金活動として建築事務所「ヴォーリズ合名会社」を立ち上げ、こんにちの近江兄弟社グループを築きました。
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建築設計については学生時代に独学で学んだ当時の米国で主流であったコロニアル・スタイルやスパニッシュ・スタイルなど様々な様式の建築物を設計し、関西を中心に多くの作品を残しました。
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また、近江兄弟社では「メンターム」を広く日本に普及させた実業家でもあります。1941年の昭和16年に日本に帰化してからは、華族の一柳末徳子爵の令嬢満喜子夫人の姓をとって一柳米来留(ひとつやなぎ めれる)と名乗りました。「米来留」とは「米国より来りて留まる」という決意を表しています。
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太平洋戦争終戦直後には連合国軍総司令官ダグラス・マッカーサーと近衛文麿との仲介工作に尽力したことから「天皇を守ったアメリカ人」とも称されていたようです。
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この店も戦時色が深まる中で洋食レストランの存続が許されない状況になり、浅井安次郎はこの建物を中国人の友人である于永善に託しました。
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中国山東省出身の于永善は大連で北京料理のベースである山東料理を修得して来日しており、ここで北京料理店を創業します。戦後間もない昭和20年末に「東華菜館」がここに誕生し現在に至っています。
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昼間に外観を見た「1928ビル(旧毎日新聞社京都支局)」を設計した武田五一は1910年代にスペイン系リバイバル様式に着目していますが、まだ一般的ではなかったようです。
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1920年代になって建築家が訪米する中に関心が高まり、スペイン系リバイバル様式にも関心が高まります。ところがスペイン本国の建築には関心がもたれず、スペインを訪れる建築家も少なかったようです。
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日本のスパニッシュ様式は初めからアメリカを経由したものからスタートしています。1920年代には渡米した建築家や外国人建築家、キリスト教関係者の手によって数多くの作品が遺されました。この建築もその時代に建てられています。
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スパニッシュの装飾的要素では連続アーチ型や四葉型、アルハンブラ宮殿に残るような幾何学的なイスラム風の装飾が施されます。この辺りでは片付け作業中でしたが、スタッフの方が手を止めて写真を撮らせてくれました。
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さすがにこの店の建築はかなりいい状態で残されていますが、劣化してしまう照明器具の多くは取り換えられていて、スパニッシュスタイルにシノワズリーなアクセントが加わっています。
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階段室の衣装はスパニッシュスタイルというよりも、同じ時代のアール・ヌーヴォーだったりセゼッション的な要素を感じます。ハンガリーのブダペストで見たレヒネル・エデンの設計した建築を思い出させます。
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馬蹄形アーチやイスラム風の意匠を見ていると、今年行ったモロッコやチュニジアの旅を思い出します。
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ようやく1階まで降りてきました。このまま真っすぐ表に出ると鴨川沿いに設けられた床があります。夏場の「東華菜館」は床と屋上でのビアガーデンが楽しいです。
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ようやく1階まで降りてきました。妻をだいぶ待たせてしまいまましたが、最近は呆れられて怒られることも無くなりました。1階はほとんどバックヤードとして使われているので、表の床意外には客席はありません。回転時からのものらしい衝立がいい味出しています。
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入り口脇には待合スペースもあります。昔は葉巻などを吸うようなシガールームだったのかもしれませんね。バルセロナにあるガウディの設計した「カサ・ビセンス」に同じようなシガー・ルームがあったことを思い出しました。
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この部屋も美しくリされています。リノベートされています。
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最後にエントランスホールの写真も撮らせてもらいます。お店の方も誇らしげに見守ってくれているのがありがたいです。閉店のタイミングなので申し訳なくも思います。
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これだけ大きいエレベーターはヨーロッパを旅していてもなかなかお目にかかれません。大抵は3人も乗ると一杯になってしまうほどの大きさです。昔はベンチシートとか無かったのでしょうか?
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入口の風除室から四条通を望みます。
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今度は正面入り口から風除室と1階を望みます。
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風除室のアーチの要石には帆立貝、その左右にはタコが2匹彫られています。タコは左右の華美にも2匹筒いるので狭い風除室に6匹いることになります。
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入り具にの扉のガラスに摺られた「チャイニーズレストラン東華菜館」の金文字の写真を撮って終わりにします。
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さすがにこの後よ歩きする元気も無いので、四条大橋の袂でタクシーを拾ってホテルに帰りました。
四条大橋 名所・史跡
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