2024/09/09 - 2024/09/09
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kojikojiさん
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この旅行記のスケジュール
2024/09/09
この旅行記スケジュールを元に
京都2日目は朝ご飯を食べに少し足を延ばします。6月の時も「瓢亭別館」で朝がゆを頂きましたが、京都を旅する場合にホテルだと朝食無しの格安ツアーは都合がいいことがあります。御池通の北側からタクシーに乗って「旧三井家下鴨別邸」向かいます。ここは以前からなかなかタイミングが合わずに予約できずにいましたが、今回ようやく予約が取れました。「旧三井家下鴨別邸」にも行ってみたかったのですが、期間と日にちが限定される3階の望楼の見学の付いた朝食プランが目的でした。京料理の「泉仙」の精進鉄鉢料理をいただくことが出来ます。昔東京にも「泉仙」という精進鉄鉢料理がありましたが、同じなのかは分かりません。普段は階段を上がれない2階の座敷で庭園を眺めながらの朝食は最高でした。前列と後列に分かれて10人限定ですので早い予約が必須です。食事の後はさらに普段は公開していない3階の望楼まで昇ることが出来て、東山の大文字山まで見渡せます。祭儀に各自で1階の見学をして自由解散になります。建物は1925年の大正14年に完成した豪商だった三井家の旧別邸で、元々は鴨川の近くにあった明治期の主屋を移築し、玄関棟を増築するなどして造られたもので、大正期までに整えられた大規模別邸の屋敷構えが保存され、重要文化財に指定されています。戦後は解体されてしまった三井財閥のいい時代を感じることが出来ます。三井財閥は伊勢商人の三井高俊が1673年に越後屋三井呉服店(現在の三越)を創業したのがはじまりです。当初は金融や商業が三井財閥の中心の事業でした。現在は三井住友フィナンシャルグループや三井不動産がその名を冠しているほか、トヨタ自動車、東芝、東レなども三井グループの系列です。見学が終わった後は「出町橋」を渡って「出町ふたば」の列に並びます。久し振りに「名代豆餅」を買うことが出来ました。炎天下の中再び出町柳川まで戻って、バスに乗って大原を目指します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー スカイマーク JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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京都2日目の夜明けです。部屋の窓からは東山の向こう側が薄っすらと赤く染まっています。
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「ホテルギンモンド京都」は御池通の木立の中にエントランスのキャノピーがパリにでもいるようです。通りを渡って北側から「旧三井家下鴨別邸」までタクシーで移動します。
ホテルギンモンド京都 宿・ホテル
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「賀茂御祖神社」の手前でタクシーを降ります。この先は車両進入禁止だそうです。
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葵祭の時代行列は「京都御所(京都御苑)」を出発し、「下鴨神社」と「上賀茂神社」の順に巡行します。河原町通りを北上した行列は出町橋を渡った後はこの通りを「下賀茂神社」に向かいます。
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「旧三井家下鴨別邸」に着きました。以前からここへは来たいと思っていました。
旧三井家下鴨別邸 名所・史跡
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庭園と建物の1階の見学は拝観料を払えばいつでも出来ますが、目的はここでの朝食と普段は公開していない2階と3階の見学が出来るものでした。
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これがなかなかタイミングが合わないのと、ようやくスケジュールが決まったと思うとすでに満席で予約できないことが続いていました。
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門から入って母屋の建物を左に眺めながら進むと「内玄関」が見えてきます。ここには結界が置かれているのでここから入ることは出来ません。右手の建物は後から増築したものです。
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母屋の大きな左側の建物が元々のもので、右側半分が後に増築された部分です。通常見学できるのはこの1階だけになります。今日は2階の「客室十四畳」で朝食がいただけ、w界の見学と3階の「望楼」の見学も案内付きで出来るということです。
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受付で拝観料と朝食付きの上階の見学費を支払います。1人500円+3,500円で合計4.000円です。
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2階の座席にテーブルが2列並び祖rrぞれ庭に向いて座ることになります。定員は10人で前列4人に後列6人でした。もちろん前列の方が眺めが良いです。食事の後は硝子戸を開けて外にも出られます。
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こんな景色を眺めながらの食事になります。9月ということもあり、池の畔の百日紅がきれいな花をつけていました。
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料理は京の精進料理の「泉仙」の仕出しで、鉄鉢精進料理になります。昔東京にも「泉仙」という鉄鉢料理の店があったのですが、この店と同じだったのか確認のしようもありません。
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お客より注文を受け、料理を作って届ける「仕出し業」は、日々の暮らしや年中行事を大切にする京都独特の食文化です。昔は町ごとに仕出し屋があって、家庭のもう一つの台所みたいな存在でした。叔母が家でお茶会をするときにも仕出し屋さんやお菓子屋さんが出入りしていました。東京から遊びに行っていて、タイミングが合うとご相伴にあずかれました
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鉄鉢は遠くインドにはじまり、日本には奈良時代に伝わった托鉢の僧が用いたと言われる器です。鉄鉢料理はこの鉄鉢を形どった漆塗りの器に、四季折々の味覚を盛り込み、禅のこころと京料理の伝統を現代に生かした精進料理と言えます。大徳寺にあるこの「泉仙」が有名です。
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「先付」は大豆翁煮と扇人参です。京都の煮豆は美味しく、特に伯母が送ってくれる「えび豆」が大好きです。「えび豆」は琵琶湖でとれるスジエビを大豆と一緒に甘辛く煮た滋賀県の郷土料理です。
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「煮物」は湯葉と木の葉南京、小芋と花麩です。
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「浸し物」は白酢和えとピンク色に染まったずいきと利休豆腐です。利休豆腐は千利休が胡麻が好きだったということから白ゴマの入った厚揚げのような豆腐です。
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「八寸」は梅の天婦羅と二段流し羹と粟麩田楽に一寸豆です。
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「蓋物」は胡麻豆腐で濃厚でとても美味しいです。
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「香の物」は柴漬けと大根の2種、白ご飯とお吸い物が付きます。これと同じメニューは京町屋の宿でもいただくことが出来るようです。3泊までは日替わりなので全部食べてみるのも面白そうです。ちなみにここでは3.500円ですが、2,950円で届けてくれるようです。
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精進料理をいただくのは数年前に「黄檗山万福寺」に行った時以来です。中国に行った際も上海でわざわざ精進料理の店を探していきましたが、非常に良く出来ていたのに驚きました。
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いつか大徳寺の塔頭の「大慈院(だいじいん)」の中にある店にも行ってみたいと思います。
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食べ終わったらこのように重ねて終わるのですが、他の方はそのままにされていました。
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この建物は住宅としてではなく三井家が「顕名霊社(あきな)」参拝時に休憩所として使われたようで、その際には2階の座席は親族が使いました。対して三井関連企業の重役や支店長は玄関等の広間があてがわれるなど序列に応じて使い分けられました。
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「福禄寿画賛」森村稲門写し
画は小花堂昭乗で、賛は岩倉具選、漢詩は石川丈山です。小花堂昭乗は小花堂弁当で有名ですし、岩倉具選は名前からも分かるように岩倉具視の曽祖父です。石川丈山は江戸初期における漢詩の代表的人物で、煎茶道の祖ともいわれ、庭園設計にも精通していた人物です。 -
2階の座敷の一角にあった板戸と思われていたものは木製の蛇腹扉でした。真っすぐ横にスライドするのではなく、直角に折れ曲がって階段に沿って収納されます。さらに敷居には算盤玉のような仕掛けがあって、簡単にスライドするようになっています。
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中から3階の「望楼」へ上がる階段が現れました。現在は急な階段から落ちないようにロープが下げられていました。
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実際はこのフロアが3階になると思いますが、小さな座敷がありました。
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さらに階段を上がると「望楼」に上がれました。窓からは三井家の家紋の「四ツ目結」が見えます。屋根には「起り屋根(むくりやね)」という屋根の傾斜面が上方に凸状に湾曲させる細工が施されています。
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「望楼」は四方にそれぞれ柱があるだけで、雨戸の戸袋がありません。これはこの座敷からの眺望をよくするためのものですが、雨戸は必要なものです。
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なんとこの部屋には硝子戸引き戸の外に手掛けの付いた蓋があり、それを開けると雨戸が下からスライドするようになっています。
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「望楼」の一面は階段になっていますが、そこも同じ仕組みなので上げ下げは非常に大変だそうです。1階の雨戸は毎日占めるそうですが、この雨戸は天気の悪い時に限るそうです。
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先ほど見えた「賀茂御祖神社」の鳥居が見えます。ここから「葵祭」の行列を見るイベントもあるそうです。その向こうには「比叡山」も姿を見せています。
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祖父の生まれた「二条陣屋」もいろいろなからくりがあって有名な家ですが、面白い仕掛けはいろいろな建物にも残っていると思います。母もその家の案内をしていて父と知り合って結婚しましたが、東京に出てきて一番うれしかったのは家が小さかったことだと言っていたのを思い出しました。
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30近くある部屋の掃除や雨戸の開け閉めは娘の仕事だったので、朝夕の仕事は大変だったそうです。それが東京ではたったの4部屋に減ったのがよほどうれしかったみたいです。
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見学が終わって下に降りるのも一苦労です。
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2階から1階への階段はかなり手の込んだ造りになっています。
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1階の奥には茶室もあります。三井家が敷地を購入する以前に建っていた邸宅の一部を改修したもので、幕末期以前に遡る建物です。庭園に面して三畳次の間が付いた四畳半の開放的な広間を配置します。
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裏側には茶室として極小空間である一畳台目(だいめ)の小間を置き、煎茶と茶の湯(抹茶)のいずれにも対応できたと考えられます。残念ながらここは通常非公開です。
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「旧三井家下鴨別邸」は三井家11家の共有の別邸として三井北家(総領家)第10代の三井八郎右衞門高棟(たかみね)によって建築された邸宅です。
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この地には1909年の明治42年に三井家の祖霊社である顕名霊社(あきなれいしゃ)が遷座されましたが、その参拝の際の休憩所とするため、1925年の大正14年に建築されたのが現在の旧邸で、「主屋」「玄関棟」「茶室」が現存しています。
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建築に際しては木屋町三条にあった三井家の木屋町別邸が「主屋」として移築されました。床の間には三井家の元祖とされる三井高利夫婦の掛け軸が掛かっています。
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この三井高利が江戸本町に進出し三井越後屋(三越)を創業して数年で軌道に乗せています。50歳を過ぎて東京に進出し、三井グループの基礎を作った商売の天才でした。
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床柱はつるつるに磨かれた東南アジア原産の檳榔樹が使われています。
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移築されたのちは住宅としてではなく休憩所として使われることが多く、浴室のしようがほとんど無かったので大正時代の浴室の状態が非常に良く残っています。
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「内玄関」の写真を撮ってから庭園を見てみることにします。
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先ほど食事をした2階の座敷が良く見えます。
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建物の前面には苔地の庭が広がり、その南に泉川から水を取り入れた滝流れを持つひょうたん型の池が造られています。
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この辺りからは中3階の座敷と3階の「望楼」の位置関係が良く分かります。
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池を挟んで真正面から観ると「起り屋根(むくりやね)」に隠れて3階建ての建物に見えます。百日紅の花がとてもきれいです。
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瓢箪池の向こうに「茶室」の建物も見えました。
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ひと通りの見学を終えて次の予定に移ることにします。
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鴨川に架かる「出町橋」を西に向かって渡ります。昼前になってどんどん日差しが強くなってきました。
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歩いて行く先に人の列が見えてきまいs田。目的はつきあたりにあるん「出町ふたば」というお菓子屋さんです。
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10人ほどの列だったので15分くらいで順番が回ってきました。
出町ふたば グルメ・レストラン
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ここで買うのは「名代豆餅」しかありません。東京に帰るまで数日あるので友人にお土産に出来ないのが残念です。友人には日持ちのする「おしるこ」を買って、今晩食べる分の「豆餅」を4つ買いました。
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ここはいつ来ても白衣に白い三角巾の女性たちがきびきび働いていて気持ち良いです。注文とお勘定も流れ作業で間違いも無く正確です。
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これで京の午前中のミッションが終わりました。妻もようやくこの店に来ることが出来ました。
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再び鴨川を渡って川端通りのバス停で大原行のバスが来るのを待ちます。
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