2024/06/14 - 2024/07/08
740位(同エリア6975件中)
マリアンヌさん
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- 旅行記372冊
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- 348,613アクセス
- フォロワー141人
長めのVacanzaも終盤、ローマ初日はリバティ様式(アール ヌーヴォー)のガレリアやお気に入りの宮殿やカフェに出かけました。
6/14 成田発
6/15 ローマ着 ペルージャへ
6/16 パレストリーナ フラスカーティ
6/17 ネミ カステル・ガンドルフォ アックアスパルタ
6/18 モンテ・デル・ラーゴ サン・サヴィーノ
6/19 アッシジ
6/20 ルニャーノ・イン・テヴェリーナ
6/21 サルディーニャへ ポルト・トレス カステルサルド
6/22 ボーザ
6/23 カリアリ
6/24 ドリアノーヴァ サムゲーオ
6/25 ポザーダ
6/26 オルビア
6/27 カステル・リゴーネ プレッジョ
コルチャーノ
6/28,29 フィレンツェ
6/30,7/1 ルッカ
7/2 グロッセト
7/3 オルベテッロ ポルト・サント・ステファノ
ジリオ・ポルト ポルト・エルコレ
7/4 タルクイーニア
7/5,6 ローマ
7/7 ローマ発
7/8 成田着
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タルクィニアの市バスと列車を乗り継いで
Barrierra Museo S.Giusto 7:50
Stazione F.S. 8:00
Tarquinia 8:27
Roma Termini 9:48
駅から徒歩8分くらいのB&BのオーナーとWhatsAppと連絡していて、11時にはチェックイン出来るとというので、バールで時間調整した。 -
こちらの入口から入りエレベーターで上がり、荷物を置いて、入口の暗証番号と部屋の鍵をもらってAndiamo!
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ローマ・テルミ二駅からほど近いBasilica di Santa Prassede。
数えてみたら33年ぶりの訪問。
2世紀の祈祷書、教皇ハドリアヌス1世が修復した場所に、9世紀、法王パスカリス1世が教会の向きを変えて再建。 -
伝説によると、ネロ皇帝のキリスト教迫害時代に、人々をかくまった元老院議員プデンテには二人の娘、聖女プラッセーデと聖女プデンツィアーナがいたが、2000人の信者と共にこの教会下にあった井戸に葬られた。
中央床の大理石の円の下には、かつて井戸があり、二人の聖女が2000人の信者と共に葬られたとされているそう。 -
アプス(後陣) 9世紀のビザンチンモザイク装飾。
主祭壇画は、ドメニコ・マリア・ムラトーリ(1661~1744)の聖プラッセ―デ(18世紀前半) -
キリストのまわりに、聖ペトロ、聖女プデンツィアーナ、聖ゼノン(または聖キュリアコス)、聖パウロ、聖女プラッセーデ、教皇パスカリス1世。
教皇はこのモザイクが作られた当時は生存していたので、青い四角のオーラがみえる。 -
クリプタ(地下礼拝堂)へ。
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1700年代の壁画の下には、コズマーティ様式の石棺には聖プラッセーデが眠っているそう。
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側面には、絵画装飾。
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サン・ゼノーネ礼拝堂。
パスクワーレ1世が、9世紀にその母親テオドラを偲んで作り、サン・ゼノーネに捧げたもの。中央にキリスト、その下の帯の中央には聖母子、その両隣は、サン・ヴァレンティーノとサン・ゼノーネ。
キリストの両脇には、十二使徒。
1ユーロいれると灯りがつきます。 -
イチオシ
ヴォールト天井には4人の天使に囲まれたキリスト。
久しぶりに、この金色のモザイク空間に包まれて、金色の輝きが降り注がれているよう。 -
灯りがつくと観光客がこの狭い空間に集まってくる。
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サンタニェーゼ、プデンツィアーナ、プラッセデが殉教の冠を持ってるそう。
殉教伝説もあいまって、不思議な気分に満たされる。 -
四つの川から水を飲む二頭の鹿がいる山の上の子羊キリスト。
聖母、両脇にプデンツィアーナ、プラッセデ、テオドラ(パスカル1世の母)らしい。 -
こちらの壁龕には、聖母子。
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9世紀の聖堂建設当時の聖母子と聖女プラッセーデとプデンツィアーナが描かれたビザンチン・モザイク。
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1223年第6十字軍遠征時に、枢機卿ジョヴァンニ・コロンナがエルサレムから持ち帰った、キリストの鞭打ち刑に使われた石柱の一部が展示されている。
鞭打ちに使われた柱とは…荊の破片とか聖骸布とか、聖遺物にはいつも驚かせられる。 -
空の御座(再臨の時のキリストが座る玉座)を指差すペテロとパウロ。
床のモザイクも美しい。 -
福音書を持っている伝道者ヨハネと使徒アンデレとヤコブとのこと。
ルネットには、キリストと右にペテロ、左にパウロ。
神秘的な空間、立ち去り難くたたずんだ。 -
ローマには、もっと古いモザイクもあるのだけど、9世紀のこのビザンチンモザイクは、他にない感じを受ける。
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サン・ジョヴァンニ・グアルベルト礼拝堂。19世紀。
ジュリオ・バルジェッリーニ作のモザイク。
何だかアニメっぽい。 -
Basilica Papale di Santa Maria Maggiore
近いのでここも寄って行きましょう。
4大バジリカ(大聖堂)の1つということで、大きいです。
改築はされているが、現存する唯一の初期キリスト教時代のローマ・バシリカ様式の建築とのこと。 -
伝説によると352年8月5日、かつてリベリウス教皇に使えていたジョヴァンニという貴族がいて、ある日彼の夢の中に聖母マリアが現れ、「明日、雪が降ります、その雪が降った場所に私に捧げる教会を建ててください」と言うのでした。
翌日、教皇リベリウスのもとに赴いてその話をすると、なんと、 教皇もまったく同じ夢を見ていたという。
そこで彼らがエスクィリーノの丘に行ってみると、 8月5日という夏の盛りだというのに、雪が降っていたのでした。 -
そして初期の聖堂が建立され、5世紀前半にシクストゥス3世によって新たな聖堂建立が始められ、それが、「雪の聖母マリア」で知られる現在のサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂とのこと。
天井の装飾は、教皇アレクサンデル6世(チェーザレ・ボルジアの父親)の命によってジュリアーノ・ダ・サンガッロが制作したものだそう。
チェーザレ・ボルジアと聞くと萌えです。
ボルジア家はスペイン出自だったので、スペインがアメリカ大陸から持ち帰った最初の金をふんだんに使わせ豪華なものにさせたそう。 -
主祭壇の下へ。
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1295年にヤコポ・トリッティが制作した聖母の戴冠。
マリア信仰について。
「431年マリアが晩年暮らしたといわれるエフェソスで行われた公会議でマリアの定義が論じられたそう。マリアは神としてのキリストを生んだのか救世主としてのキリストを生んだのかということを。
結果、神としてのキリストを生んだが、教会正当の教義とされた。
モザイクにはそれが反映されていて、マリアは女王のようなきらびやかな姿で描かれている。後の赤い衣に青いマントの聖母ではない。」芸術新潮より -
聖遺物は、豪華な入れ物に収められたキリストのゆりかごとのこと。
なんと木製の飼い葉おけの一部が収められているとか。 -
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左下は、主祭壇の右横には、ベルニーニのお墓。
どこもかしこも豪華だった。
今更遅いのだけどアプスの聖母の戴冠の後ろの旧約聖書の物語のモザイクをもっと見て撮ってくれば良かった。 -
それでは次のポイントに向けて出発。
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6年ぶりのローマ、でも変わりないね。
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結構、起伏があるローマ。
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ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世記念堂などを見ながら進みます。
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いい感じのリストランテ。
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さすがローマ、どこも混んでいる。
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ドーリア・パンフィーリ美術館(Galleria Doria Pamphilj)に到着。
入場料は17ユーロ。ちょっと高いので空いています。ナヴォーナ広場 広場・公園
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美しい館に再訪。
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ドーリア・パンフィーリ家は、イタリア半島の名門中の名門の貴族。教皇イノケンティウス10世はパンフィーリ家出身。
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この宮殿は17世紀半ば、ドーリア・パンフィーリ家の当主が、現在の宮殿の近くの邸宅、修道院などを買いあさり、大改修をして築いたものだそう。
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美しい壁の装飾。計算された連なる部屋の設計。
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素敵な灯りもあちこちに。
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豪華すぎるファミリーチャペル。
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何といっても見どころのこの回廊。
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豪華な回廊。名門貴族って壁の隙間がないくらい、絵画を飾っちゃうよね。
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下の絵画は、ヴェラスケス
ドーリア家出身のインノケンティウス10世。
彼の前任のローマ教皇は、犬猿の仲だったバルベリーニ家のウルバヌス8世で、教皇就任後、最初にしたことがバルベリーニ家の一族の弾劾だったそう。
バロック時代のローマをベルニーニの手で美しく飾っていったバルベリーニ家のウルバヌス8世ゆえ、ローマの噴水や、サン・ピエトロ大聖堂、ヴァチカン宮殿、どこも蜂だらけ。インノケンティウス10世もウルバヌス8世に負けじと、紋章の鳩で飾っていったそう。 -
プチベルサイユのような感じ。
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四角形になっていて4つの回廊があるが、天井装飾もそれぞれ違う。
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ぐるぐる歩き回ってしまう。
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回廊にもたくさんの絵画がかけられているのだけど、正直、どれがどれだかわからない。ともかくお目当てに向かって行きましょう。
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好きなカラヴァッジョ、黒い天使に再開したくてやって来た。
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カラヴァッジョ「エジプトへの逃避途上の休息」
救世主が生まれたという噂を聞いて、ヘロデ王が2歳以下の幼児を虐殺する命令を出したが、それから逃げるために聖家族はエジプトへ向かった。
その途中で休息する様子を描いたもの。夕暮れに音楽を奏でる天使が現れ、聖母子は疲れのためか深い眠りにつく。 -
聖ヨゼフは天使の美しさに見とれてしまい、音楽を奏でる天使のために楽譜をもってあげている。音楽にうっとりしつつ、この天使がどこから来たのか、家族には一体何がおきているのか…
黒い羽根の天使は、*雅歌に誘発された譜面を見て音楽を奏でているが、腰つきは女性らしい臀部で脚は筋肉質で男性のよう両性具有な神秘的、誘惑的魅力に満ちている。
*雅歌 聖書の中で官能的な内容を持つ一書。聖母がキリストの花嫁として祝福されている節もある。 -
モデルとなったのは、カラヴァッジョと同時期にパトロンであるデル・モンテ邸に住んでいたカストラート(去勢した男性ソプラノ)ではなかったかとの説。*<リュートを弾く若者>のモデルは、ペドロ・モントーヤと言われているから、この作品の天使のモデルもそうだったのではとのこと。
*リュートを弾く若者について
https://4travel.jp/travelogue/11749339
エジプトへの逃避したとされる教会も半年前にオールドカイロで見てきたことを思い出し、感慨深い。 -
カラヴァッジョ「洗礼者聖ヨハネ」
同じものがローマのカピトリーノ美術館にもあり、こちらの作品はレプリカとして画家本人が描いたものとされているとか。
洗礼者聖ヨハネの持ち物とされる木の棒状の十字架もなく、子羊ではなく牡羊が描かれてるため、別の主題を描いたものではないかとも言われているそう。 -
カラヴァッジョ「マグダラのマリアの懺悔」
娼婦から回心したマグダラのマリア。アンナ・ビアンキ―ニというよく知られた娼婦をモデルにしているそう。(その後次々に起こって行くスキャンダルの最初の例となったよう。(娼婦をマグダラのマリアのモデルにするのは、教皇クレメンス8世統治下に定められた厳格な規則に反するが、この絵は聖堂の祭壇に飾られるのでなく美術愛好家のためだった。) -
マリアが悔悛して捨て去った宝飾品、一方でアンナが暴力で引きちぎられて投げ捨てられたようにも、見事な両義性。
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こんな収集部屋も。
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ローマ時代の石棺も収集しちゃうんですよね。
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中世絵画の部屋もある。
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上:ブリューゲル。
下:ジョヴァンニ・ディ・パオロ。 -
オルトラーノ。
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フィリッポ・リッピの「受胎告知」
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美しき天使ガブリエル。
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フィリッポ・リッピの優しいマリア様。
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ベッカフーミ。
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そろそろ帰りましょう。
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ティツィアーノ。
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そして貴族のお部屋拝見。
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ヴィスコンティの映画に出てきそうな部屋とシャンデリア。
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お洒落なバラのブーケのような壁。
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落ち着いて良い雰囲気。
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赤といより朱色、落ち着いた色目。
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こんな館で暮らしていた方たちが想像できないけど…
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そして中庭にあるリストランテで休憩、入ってみたかった。
アクアガッサータ、カプレーゼ、カフェラテで6000円弱、円安もあるけど結構なお値段でした。 -
けど小さな夢が叶った。リッチな空間で寛げた。
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Chiesa di San Marcello al Corso
この場所には、少なくとも教皇ボニファティウス1世がここで戴冠したとされる418年から、教皇マルケルス1世(西暦309年没)に捧げられた教会がありました。現在の形に再建されたのは、16世紀後半から17世紀前半とのこと。 -
修復中だったのでしょうか主祭壇は幕に覆われていた。
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絵画もギャラリーのように展示されていた。
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古そうな聖母子のフレスコ画も。
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次の目的地へ。
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Oratorio del Santissimo Crocifisso
残念ながら開いていませんでした。 -
それでは裏側にあたるこちらから。
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Galleria Sciarra
ローマがイタリアの首都と宣言された後1888年、都市の変革と近代化の時代に16 世紀から 17 世紀にかけて建てられた堂々としたカルボニャーノ宮殿につくられたローマ リバティ様式(アール ヌーヴォー)の逸品であるガレリア。コロンナ広場 広場・公園
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マフェオ・バルベリーニ・コロンナ・ディ・シャッラ公が命じた建造物で、イタリア屈指の百貨店「リナシェンテ」のローマの建築設計者として有名なジュリオ・デ・アンジェリスによって1886年に同地に建てられたそう。
以前ネットで見て、是非一度この目で見たかった。 -
アール・ヌーヴォー、エトルリア、ローマを彷彿とさせるモチーフの装飾は、文芸評論家ジュリオ・サルヴァドーリの図像プロジェクトに基づいているそう。
画家「ジュゼッペ・セリーニ」が手がけたフレスコ画は圧巻。 -
主なテーマは、19世紀後半の社会のブルジョア的ビジョンにおいて、女性を家庭の天使、花嫁、母親として讃えることだそう。
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ミラノのアールヌーボー、1900年代初頭のリバティスタイル(リバティ様式)には、昨年訪れた。
https://4travel.jp/travelogue/11850088 -
当時のブルジョアな女性を想像できるストーリー性のあるフレスコ画が美しい。
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色調といい細やかな表現といい、実際に見ると想像以上でした。
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美しい空間にしばし陶然。
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古都ローマの真ん中にいるのを忘れそう。
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当時のドレスにも興味津々。
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100年も前というと隔世の感もありながら…
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ちょっとアップで。
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とても楽しめました☆
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近いのでGalleria Alberto Sordiも覗いてみましょう。
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お隣はコロンナ広場。
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このあたりまで来たらカラヴァッジョ関係の教会に行こうか。
結構、ノープランで(汗) -
このお店、前回気になってた。今日は開いてるのでと立ち寄り、ボッティチェリの聖母子(ミラノ、ポルディ・ペッツォーリ美術館)の三連祭壇画をお持帰り。
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サンタゴスティーノ教会。
かつてこのあたりには、ハドリアヌス帝下で迫害にあった殉教者でローマ教皇でもあったテレスフォルスの家(Casa di Aurelio Telesforo)が存在した場所とのこと。
1483年に聖アゴスティーノに捧げられた聖アウグスチノ修道会の教会。 -
アゴスティーノは4世紀アルジェリアに生まれた修道士で、彼の修道院生活の際に定めた規則は、キリスト教修道会の規範となっているそう。
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ほとんど人がいなくて静か。
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ラファエッロ「預言者イザヤ」
ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂の天井画を描き終えたあとの作品で、彼の影響をうけているそう。天使なのに筋肉ムキムキしてない? -
以下*参考図書「カラヴァッジョの秘密」コンスタンティーノ・ドラッツィオ著 上野真弓訳
カラヴァッジョ「ロレートの聖母」
「祭壇を飾る公的作品の聖母マリアものモデルは高級娼婦マッダレーナ・アントニェッティ。この付近に居住区を定められ、そこから出ることを禁じられていた娼婦たち。彼女たちは、毎日曜日ミサに集まり、寛大な寄付で聖アウグスチノ修道会(サンタゴスティーノ教会が属する会派)を豊かにしたそう。そのせいもあってか祭壇絵はこの場所に残った。」 -
「絵が置かれた礼拝堂はカヴァレッティ家のもので、過去にはチェーザレ・ボルジアの愛人だったフィアンメッタのものだった。また教皇ユリウス2世の寵愛をうけたインぺリアはこのサンタゴスティーノ聖堂で教皇隣席の国葬を執り行ってもらっていたそう。高級娼婦は、多くのパトロンのため大変な金持ちで美しく着飾り、貴婦人との区別がつかなくなってしまうので、黄色いマントの着用を義務付けられたそう。」
-
「娼婦の目印である黄色のベールがかかっているはずの場所、頭の上には光輪がある。この絵をみた娼婦たちは感動したのでは?
汚れた足の巡礼者を祝福するでもなく、うつむき加減なリアルな表情がかえって想像をかきたてる。」 -
天井の青が美しい。
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古そうなイコンの聖母子。
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ジャチント・ブランディ(ポーリ、1621‐ローマ、1691)の「聖リータの光悦」
らしいですが、修道女像とリンクしてる。 -
サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会(Chiesa di San Luigi dei Francesi)
ここにもまた、来ちゃいました。
前身は、ローマから60㎞離れた場所に有名なファルファ修道院が898年、侵入してきたサラセン人によって焼き打ちされてしまい、。難を逃れてローマに避難してきたファルファ修道院修道士が、10世紀頃、現在の聖堂がある場所にサンタ・マリア教会を建設したそう。 -
創建以来、サンタ・マリア教会はファルファ修道院の所有だったが、1480年、メディチ家に譲渡され、教会の名称がフランスの守護聖人聖ルイ(ルイージ)を奉献するサン・ルイージ教会と変更されたそう。
聖ルイは、第7回十字軍の指揮を執ったフランス王ルイ9世(在位:1226‐1270)のことですね。
1518年、ジュリオ・デ・メディチ枢機卿(後の219代教皇クレメンテ7世)は、サン・ルイージ教会を取り壊して、その上にフランス人のための新しい教会を1518年建設したそう。 -
「マタイの召命」「マタイの殉教」と「マタイと天使」この前には人だかり。
以下*参考図書「カラヴァッジョの秘密」コンスタンティーノ・ドラッツィオ著 上野真弓訳 -
聖マタイと天使
「白い髭、赤い衣の古代ギリシャの哲学者ソクラテスを思わせるマタイ。
天使は純白の衣に包まれて宙に浮いていて窓から礼拝堂にさす光で満たされている。指を使ってダヴィデの子孫を順番に口述しながらマタイに福音書の書き出しを示唆している。信者の目の前で奇跡がおこっているように膝をもたせかけた椅子が前面に転げ落ちそうに描いている。」
魅惑的な美しい天使。 -
聖マタイの召命
「一条の光がさす屋外のポルティコかロッジア。(室内なら窓から光がさすだろうし、壁の向う側はむしろ別の部屋があるよう)カラヴァッジョは室内にも屋外にもとれるように描いている。(注文主のコンタレッリ枢機卿は場面を室内にと、反して福音書では道ばたで起こると)福音書ではイエスは病人のいえを出たあと、通りすがりにマタイを見かける。イエスは徴税人(マタイ)から遠ざかろうとしている時に顔を彼のほうに向け、召命している。」 -
「右端のイエスの手ぶりはシスティーナ礼拝堂のミケランジェロのアダムの手を真似ているよう。その手ぶりは机の周りに座っている人たちの動揺を招く。
背中を向けたペテロはカラヴァッジョの創作で福音書にも出てこないが、反宗教改革時代に最も好まれた主題の改宗におけるカトリック教会の役割をペテロがあらわしている。カラヴァッジョは絵の中の聖人におこるのと同じようにキリストとの出会いは道ばたでもおこり、不安を乗り越え、ためらわずキリストに従うことを描いている。」 -
「身なりの良い若者は肘でマタイを突き、マタイは自分の目が信じられない。キリストの使途にはふさわしくないから。なぜならエレガントな黒い服、手入れの行き届いた髭が示すよう税務署の上級職員だから。マタイは暗くうち沈んだ様子の若者が差し出した税を、左手で貨幣を数えている。
カラヴァッジョは、マタイが血も涙もない収税人から使徒へと変遷していく瞬間を表現している。」 -
聖マタイの殉教
「聖衣を身に着けた聖マタイが洗礼の儀式の途中で突然襲われる。前景には洗礼盤に浸かる準備のできていた洗礼志願者たちが混乱に陥っている。
ただ二人平然としている左端の身なりの良い武装した若者が刺客ではとのこと。」 -
「裸体で強そうな若者が剣を握ってマタイの手首をつかんでいる。マタイは雲の上から天使が彼に向って差し出す殉教の証、棕櫚の葉をつかもうとしているのか・・・
若者は殺人に使われた剣を刺客から取り上げたところなのだろうと。」 -
主祭壇画は、フランチェスコ・バッサーノ・イル・ジョーヴァネ(バッサーノ、1549‐ヴェネツィア、1592)の「聖母被昇天」(1589)。
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ここまで来たらナヴォーナ広場に行こうかな。
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なんか噴水が工事中で残念。
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いつも賑わうナヴォーナ広場のリストランテ。
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では、お気に入りのサンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会へと行ってみたら、残念ながら入れなかった。
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イチオシ
それでは、有料のブラマンテのキオストロに入ります。
階段のカラフルな装飾、前は無かったよね。 -
有料だと空いている(笑)
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回廊沿いの席もいい感じなのだけど。
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室内席がセンスいい…・・アレ?改装しちゃったの!
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もっと大人な雰囲気だったんだけど、まぁこの感じも嫌いじゃない。
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カラーグラデーションが素敵。
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パープル。
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グリーン系。
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これは、前回、サンタ・マリア・デッラ・パーチェ教会で撮ったものですが、カフェの小窓からこのファエッロの「巫女たち」が見えるのです。
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左端にいるのが、クマエの巫女。神託が書かれた本を閉じ、右手を天使が掲げる紙葉に伸ばしている。そこには、「死者の復活」とギリシャ文字で書かれているそう。
横で立ったまま眺めているのがプットー(天使)。
プットーが寄りかかる石板には、「光が来るだろう」とあるそう。
その隣にいるのが、ペルシャの巫女。 -
ペルシャの巫女の隣に天使が、右手にペンを持ち、掲げる紙葉に神託を書いているところとのこと。ギリシャ文字で「彼は死の運命にあるだろう」と書かれていて、天使の右手が天をさしているのは、神のお告げを聞きなさいと言っているところではと。
-
ブルーと黄色の衣を身に着けている位階が高い天使は、石板をフリギアの巫女に見せている。その石板には、ギリシャ文字で「天(神)は地上の箱を包み込む」(聖母マリアを仄めかすもの)と刻まれているそう。
-
2020年、巫女たちの一人が、ラファエッロの有名な愛人、通称フォルナリーナをモデルにしたものであることが判明したそう。
そういえばバルベリーニ宮殿で見たフォルナリーナを彷彿させる。 -
この人ですよね。フォルナリーナ。(画像:数年前の旅行記より)
ラファエロの愛したパン屋の娘さん。ファルネジーナ荘のフレスコ画作成時は、アツアツ過ぎて職場にも連れてきていたという。 -
それにしてもカラフル。
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キオストロに入るには入場料があったためか、空いていてた。
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お陰で撮りまくり。
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カフェでカプチーノをいただいた。
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折しもユーロサッカーの準々決勝スペインVSドイツ。
ナヴォナ広場近くのリストランテでTV観戦しながら、ピザをいただいた。
あちこちで歓声があがり、楽しかった。
結果は、2対1でスペイン勝利。 -
それでは、歩いて宿まで帰りましょう。
-
夏はやっぱり外の席、湿気が少ないので夜は涼しい。
賑わうお店を見ながら歩を進める。 -
ポルタの鍵を開け、暗証番号で5階のB&Bに入り、マイルームへ。
オーナーは、おすすめのリストランテからエアコンのチェックなど細かいことまで心遣いしてWhatsAppで連絡して下さった。
<A Roman Tale B&B di Valerio Grechi>
Vacanzaも最後、明日はローマをもう1日楽しみます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- mistralさん 2024/09/22 13:38:47
- ローマの街を歩くなら。
- マリアンヌさん
こんにちは。
長かった今回の旅、いよいよ最終地のローマへ到達されましたね。
いつもマリアンヌさんの旅行記は、一編一編が長大で内容も盛りだくさんで
イタリアに不案内なmistralとしては、今度こそコメントをお送りしようと思う間に
新しい旅行記がアップされてしまいます。
アップされるスピードもとってもお早いことです。
ローマも、昔ツアーなどで行った記憶があるぐらいで、それすら薄らいでいます。
今回の旅行記を拝見したら、ローマ、なかなか捨てたものじゃない!
(なんて表現でしょう。偉大なる都、ローマに対して。)
と見直した気分です。単にローマの奥深い魅力を知らなかっただけでした。
まずは Basilica di Santa Prassede
圧巻のビザンチンモザイク。
これほどの規模の建築物がテルミニ駅近くにあるなんて思いもしませんでした。
おっしゃる通り、モザイク画も他所とはひと味違うような印象を抱きました。
次の機会がもしあるのなら、行ってみたく思いました。
塩野さんの小説にも登場する、枢機卿コロンナさん、大変な聖遺物を
お持ち帰りだったんですね。
Basilica Papale di Santa Maria Maggiore
聖母の戴冠、とあったマリア像、女王の如く描かれている、との説明。
どこにも見られないほど堂々とした、かつ素敵なマリア像です。
左下の群れるエンジェルたちも、きっと素晴らしい表情のことでしょうね。
そのあとの、チェーザレ・ボルジアとの名前に萌えです、とのコメントに共感。
彼の名を聞いただけで、そんな反応をする自分にも驚きます。
塩野さんが(おそらくご自身が惚れ込んだ男性像)描いたチェーザレがあまりに
カッコ良い姿だったから。
アヴィニョンの教皇庁前の、枢機卿の館だったという美術館で、かつて
チェーザレも滞在していた、と聞き、同じような気持ちになったことを思い出します。
ドーリア・パンフィーリ美術館(Galleria Doria Pamphilj)
カラヴァッジョ、フィリッポ・リッピの受胎告知などなどの見どころ満載ですね。
ともあれ、列挙して行ったらキリがないほどで
マリアンヌさんのローマの街歩きのお立ち寄り先には、このmistralも
大いに刺激を受けたことでした。
素敵な場所のご紹介、ありがとうございました。
mistral
- マリアンヌさん からの返信 2024/09/24 12:40:49
- RE: ローマの街を歩くなら。
- mistralさん
お忙しい中、コメントいただき、ありがとうございます。
mistralさんと違ってザックリとアバウトな旅行記なので、早いのです。
8月には作り終え、週2回ペースでアップしているという訳です。
ローマも、昔ツアーなどで行った記憶があるぐらいで、それすら薄らいでいます。
今回の旅行記を拝見したら、ローマ、なかなか捨てたものじゃない!
(なんて表現でしょう。偉大なる都、ローマに対して。)
☆私も田舎専門なので、大都市は帰国のため宿泊することが多く、それなりに行きたいところは制覇していますが、さすがローマ結構奥深いんですよ。開いてないことが多いのだけどマニア的には、探せばなかなか捨てたもんじゃないんですよ(笑)
まずは Basilica di Santa Prassede
圧巻のビザンチンモザイク。
塩野さんの小説にも登場する、枢機卿コロンナさん、大変な聖遺物を
お持ち帰りだったんですね。
☆一度行ってるからと思っていたんですが、モザイクが印象的だったので33年ぶりにリベンジしました。塩野さん絡むと萌えですよね。
最終日にも、あと2つ古いモザイク見れたので、よろしければ覗いて下さいね。
Basilica Papale di Santa Maria Maggiore
聖母の戴冠、とあったマリア像、女王の如く描かれている、との説明。
そのあとの、チェーザレ・ボルジアとの名前に萌えです、とのコメントに共感。
塩野さんが(おそらくご自身が惚れ込んだ男性像)描いたチェーザレがあまりに
カッコ良い姿だったから。
☆聖母の戴冠では、サンタ・マリア・トラスティヴェレ聖堂が素敵です。
ご興味あれば、お時間ある時ご覧下さい。
https://4travel.jp/travelogue/11252624
チェーザレ、塩野マジックで惚れてまうがな状態ですよね(笑)
私こそ、いつもmistralさんのフランス旅に憧れ、来年こそ手始めに、やさしい観光旅行してみたいと画策しています。久しぶり過ぎて切符の買い方すらわからず心配です。
マリアンヌ
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旅行記グループ Viaggio di 3 settimane in Italia
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