2023/06/20 - 2023/06/23
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まつじゅんさん
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この旅行記スケジュールを元に
息子の生存確認を兼ねた上京旅、2日目後半です。
奥様から、2014年に廻って凄く良かった、という事で再度のリクエストがありました。
鎌倉駅から長谷へと、というルートは同じですが、銭洗い弁天と長谷の大仏参観後に、この時期有名な長谷寺の紫陽花を見る事としました。
*2014年の鎌倉の備忘録↓
https://4travel.jp/travelogue/10911488
*2010年の初鎌倉の備忘録↓
https://4travel.jp/travelogue/10585047
ただ、平日だから・・・と侮っていましたが、この時期の鎌倉は凄い人出のようで、特に紫陽花園は入場まで約1時間の待ち時間が発生していました。
待ち時間を利用して、カフェタイムと長谷寺を参拝し、その後ゆっくりと紫陽花園を散策し、帰りは少し時間があったので、長谷駅から江ノ電で再度鎌倉駅に向かい、小町通りを散策して鶴岡八幡宮に参拝、鳩サブレを購入して江ノ電で藤沢に戻り、小田急線で新宿へ。
JRで池袋に移動し、駅前の居酒屋さんで本日の反省会をして、ホテルに帰りましたが、1日の歩数は約25,000歩、良く歩いた2日目終了です。
今回の全旅行程は次の通りで、6部作の予定です。
・1日目:池袋のランチと息子に「ゴチになります」↓
https://4travel.jp/travelogue/11845627
・2日目:江ノ島のしらす↓
https://4travel.jp/travelogue/11891559
・3日目:角川武蔵野ミュージアム↓
https://4travel.jp/travelogue/11893146#google_vignette
・最終日:東京スカイツリー展望台、亀戸へ(前・後半)
https://4travel.jp/travelogue/11894692
https://4travel.jp/travelogue/11895087
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- JTB
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鎌倉駅到着です。
いつ来ても、西岸良平さんの「鎌倉物語」の世界を感じます。
丁度、1956年製造で、1編成しか残っていない300系の車両に乗車することが出来ました。
この日は水曜日、ド平日なのに、江ノ電は凄く混んでいました。
長谷駅から乗りましたが、ラッシュ並みの乗車率で、2両の車両は大体いつも満員だったようです。
江ノ電沿いの紫陽花も綺麗で、紫陽花の中を走る江ノ電は、格好のフォトスポットなのでしょうね。鎌倉駅 駅
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スタートは鎌倉駅西口です。
佐助隧道を通るルートもあるようですが、案内表示がきちんと出ていた鎌倉市役所横を通り、トンネルを抜けてから少し上り坂になりますが、徒歩20分程で駐車場に到着です。
ここからは、少し急阪が続きますが、最後のひと踏ん張りです。 -
「洗ったお金が増える」と信仰されている、銭洗弁財天宇賀福神社に到着です。
こちらが入口で、鳥居の先はそのままトンネルになっていて、周辺が崖に囲まれた山の中腹にあり、周囲も木々が生い茂っていて密教って感じです。
1185年 源頼朝が、宇賀福神からの「この福水で神仏を供養すれば天下泰平に治まる」という夢のお告げを受け、宇賀福神を祀り、神仏の供養を行なったのが創建と言われています。
また、1257年に5代執権 北条時頼が、霊水で銭を洗って一族の繁栄を祈願したのが、銭洗の始まり、都市伝説の始まりとの事です。
元は、宇賀神と弁財天が神仏習合して弁財天と呼ばれ、相馬天王の末社でしたが、神仏分離により、相馬天王は八坂大神と改称され、祭神が市杵島姫命(本宮)、宇賀神(奥宮)となったようです。
商奥宮売繁盛、金運アップのご利益があると言われています。銭洗弁財天宇賀福神社 寺・神社・教会
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参道を抜けると手水舎があります。
此方で手を洗い身を清め、正面の社務所で蝋燭、線香、お金を洗うザルというお参りセットを拝領します。
ちなみに、蝋燭と線香は1束で100円、ザルは無料で借りることができますので、無料で洗う事も出来ますが、お金が増えるようにお願いする訳ですから、線香と蝋燭を立て、お祈りするのが最低限の礼儀の気がしますが、そうでない人も結構いて、殆どが外国の方々でしたので、多言語での解説が必要ですね。
因みに、蝋燭は光を届け、線香は邪気を払うと言われています。 -
こちらが奥宮です。
手順としては、社務所で線香と蝋燭を購入し、先ずは本社へ参拝し、蝋燭と線香に火をつけ、脇の蝋燭台と線香台に納め、煙で浴びて身を清める。(私これが苦手で、咽てしまいます。)
次に洞窟の中へ進み、奥宮へ参拝し、ザルにお金を入れ柄杓で3杯程度、霊水を掛けて清める。
因みに、お金は「使う派」「使わない派」で議論が分かれるそうですが、洗ったお金は、その日のうちに使ってしまうのが本来だそうです。 -
裏参道ですが、トンネルが出来た1940年頃までは、こちらが表参道だったようで、その名残か鳥居と狛犬様が迎えてくれました。
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水の神が祀られているという、下之水神です。
上之水神の少し下にあり、境内に湧き出る水の神を祭っています。
こちらには高さ3m程の湧水が、小さな滝となって池に流れ落ちています。
近くには、源頼朝が「かくれ里の祠」を探し当て、稲荷神社を再建させたと伝わる佐助稲荷神社もあり、一度行きたいのですがここから山道との事で断念し、鎌倉大仏がある、高徳院に向けて歩きます。
下り坂は楽ですね。 -
1252年造立が開始された鎌倉大仏、国宝の銅造阿弥陀如来坐像がある高徳院に、徒歩20分位で到着です。
銭洗弁財天宇賀福神社からの道は、丁度大仏様の後ろ側になるので、一旦駐車場側に廻って、仁王門から入場します。
裏門を作って頂き、この回り道が無ければ徒歩ルートは凄く便利になると思うのですが、如何でしょうか。
この仁王門は、1768年頃の再建と伝わっています。
桁行3間、梁間2間で、屋根は瓦棒のついた銅板葺、切妻造りとなっています。
彫刻や装飾が少ない建物ですね。高徳院(鎌倉大仏) 寺・神社・教会
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高徳院は、正式名称は大異山高徳院清浄泉寺というらしいです。
法然上人を開祖とする、浄土宗の仏教寺院ですが、開基や開山者は不詳となっていて、大仏の造立経緯や、大仏殿の倒壊時期についても諸説あり、ある意味歴史はあるが史料、文献等にも確たる記載が少ない、不思議な寺院なんですね。
像高11.312m、重量約121t(実測の平均値らしいですが、計った事が驚きです。)という大仏様は、ほぼ造立時の状態で残っているようです。 -
この大仏様も、元々は東大寺の大仏様のように、大仏殿があり中に安置されていたのは確かなようです。
その事は、境内の発掘調査によっても確認されていますが、何故大仏殿が無いのかは諸説あり、1495年の地震と津波で流さたと言われていますが、1486年には露座だったという記録もあり、1369年に大仏殿が倒壊して以降、このままという事も考えられるようです。
若干猫背ぎみの大仏様は、造立時は金箔で覆われていたそうです。 -
こちらの大仏様は、像の内部を拝観することが出来ます。
造立時の木枠跡や、内壁の大きな格子模様から、約40回に分割して鋳上げられ、分割・鋳造されたパーツのつなぎ目に、部位に応じて3種の鋳繰りが使い分けられている事も確認でき、760年前に高度な技法を駆使して鋳造された事に驚きました。 -
高徳院を後に長谷寺に向かいます。
此方の紫陽花園は有名で、この時期しか見ることが出来ませんので、楽しみにしていました。
受付して、整理番号順に入場ですが、待ち時間は40分との事です。 -
という事で、時間調整を兼ねて休憩です。
長谷寺の門前にある、鎌倉オルゴール堂に併設されているお店で、メロンソーダフロートを頂きます。鎌倉オルゴール堂 専門店
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では、再度長谷寺に向かいます。
長谷寺は、浄土宗系統の単立寺院で、開山は徳道上人です。
正式名称は「海光山慈照院長谷寺」山号を 海光山、院号は慈照院で、長谷観音と呼ばれています。
本尊は十一面観世音菩薩像で、木造の仏像としては高さ9.18mという、日本最大級のものです。
坂東三十三観音霊場の第四番札所となっています。長谷寺 (長谷観音) 寺・神社・教会
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創建は奈良時代と言われていますが、沿革は明確なものが無く、正確な時期や経緯についても解明されていないようです。
寺伝には、736年、奈良の長谷寺の開基である徳道を、藤原房前が招請して十一面観音像を本尊として開山したという記録があるようです。
こちらが、十一面観音立像が安置されている観音堂です。 -
「輪蔵」と呼ばれる、内部の回転式書架に一切経が収められている経蔵で、書架を一回転させることで一切経をすべて読誦した功徳が得られるらしいです。
下段の足跡のような石は、観音堂の左手にある仏足石です。
お釈迦様の足裏を石に刻み、信仰の対象としたもので、足の裏の石のようですが、この足の上には、お釈迦様が立っていらっしゃるとのことで、礼拝の対象となっています。 -
鐘楼の前の「かきがら稲荷」です。
御本尊の起源に関係する伝承として、721年に掘られた2体の観音像の内、1体は奈良の長谷寺に安置されましたが、もう1体は、どこかで人々を救うようにと、行基によって海に投げ入れられ、海中を漂流していた際に、かきがらが付着し、そのかきがらの力で、15年後三浦半島の長井の浦に導いたという事から、かきがらをお祀りした稲荷社のようです。 -
時間が来たので、紫陽花の道に向かいます。
長谷寺は、境内が山の中腹に広がり、1年を通じ「花の寺」として親しまれ、「鎌倉の西方極楽浄土」と呼ばれ、四季を通じて花を楽しめるお寺として有名です。
鎌倉や北鎌倉に多くある「あじさい寺」と呼ばれるお寺の中でも、多種多様な紫陽花が植えられている、「あじさい寺」の代表格です。 -
此方の紫陽花の歴史は、平成の初頭にアジサイの栽培を始めたという事ですから、まだ35年程で、結構新しいように思いますが、在来種をはじめ40種類以上、約2,500株のアジサイを、散策路から鑑賞でき、上段からは、由比ヶ浜も一望できます。
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紫陽花の原産地は、東アジアや北アメリカで、元々日本に自生していたガクアジサイが母種となり、西洋紫陽花と呼ばれる物は、江戸後期にシーボルト等によって、欧州へ送られたものが改良されたもののと言われています。
梅雨時に、様々に花の色を変えながら咲き続ける、紫陽花は古くから和歌等に詠われています。 -
本当に色とりどり、綺麗な紫陽花ですが、綺麗な色をしている、花びらは装飾花でガク片が変化したものという事です。
花粉を運ぶ昆虫を引き寄せるために発達したと言われています。
紫陽花には、装飾花と真花があり、紫陽花の花房のひとつひとつは、中心部分に密集した真花と、周囲を取り巻く4~5枚の大きな装飾花で構成されていて、花房の中央に密集しているのが真花で、両性花なのでガク、雄しべ、雌しべ、花弁が揃っていて、紫陽花って一片から始まって株、そして群体という、集合体の美しさですね。 -
紫陽花散策を終え、江ノ電で再度鎌倉に向かいますが、フリーパスは便利ですね。
鎌倉駅を出て、小町通りのお店を冷やかしながら歩いていると、美味しそうなフルーツゼリーが、夕方のタイムセールとの事。。。
此方のお店は、2018年オープンした、軽井沢のプリン専門店「クラフトプリンプラント」のお店です。
小町通りには、ホント色々なお店があります。
ヤマブドウのバックのお店があり、入ってみました。
私、倉吉の中野竹藝さんのバックを見て、良いなぁと思って以来、竹やヤマブドウの弦で造られたバックを見て廻っています。
高価な物ですが、いつも見ては良いなぁと言っている私を見て、奥様は一生もんだし一つ「買ったら」と、言ってくれるのですが、まだ自分が持つイメージが掴め何ので、もう少し渋い大人になったら買うヮ、と言っております。
これは頂かないとという事で早速入店、ミカンゼリーと杏仁で暫し休憩です。鎌倉 小町通り 名所・史跡
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ブラブラ歩いていると、鶴岡八幡宮に到着です。
何度か来ていますが、有数の大きな神社ですね。
鎌倉幕府と共に始まり、源氏の守り神として創建された神社で、源頼朝ゆかりの神社として、特に関東方面での知名度が高いようです。
旧社格は国幣中社、現在は神社本庁の別表神社ですが、2024年3月に神社本庁からの離脱する手続きが進められているようです。鶴岡八幡宮 寺・神社・教会
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舞殿、七夕の飾り付けがされています。
1191年の鎌倉大火後の1193年に新造された、唐破風の入母屋造りの建物で、下拝殿とも呼ばれて、各種儀式が行われる場所です。
狛犬さんは、右下が口を開いている阿形、左下が口を閉じた吽形で、参道を向いて鎮座していますが、かつては石段の上部、楼門の手前にあった物が、石段の下に降ろされたので一部マニアの間では「階段落ち狛犬」と呼ばれているそうです。
表情も、何となく気の抜けた顔で、脱力系狛犬とも呼ばれているようですが、可愛いですね。 -
鶴岡八幡宮の参道は、若宮大路と呼ばれ、1182年に源頼朝が妻政子の安産祈願のために造営を始めた、と伝えられています。
当時、曲がりくねっていた社殿前の道を、真っすぐにして由比ヶ浜まで通じさせ、その中央を一段高くして造られたのが「段葛」です。
その若宮大路沿いにある、豊島屋本店で、奥様大好物の鎌倉銘菓 鳩サブレを購入です。
このお店、外壁のルーバーが切り込まれ、鳩サブレの形になっています。
江ノ島、鎌倉山策の一日、陽も傾いてきましたので鎌倉駅に戻り、江ノ電で藤沢駅に向かい、小田急線で新宿に向かいます。豊島屋 本店 グルメ・レストラン
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小田急線新宿からJRで池袋に戻り、駅前の塚田牧場で二日目の打ち上げです。
お通しは生野菜、味噌をつけて頂きます。
冷えたハイボールに焼き茄子です。
良く歩いたので、冷えたハイボールが染み入ってきます。 -
ポテトサラダに、明太子が乗った卵焼き、つくね等を頂き、最後は海鮮焼きそばで〆て、ホテルに戻ります。
明日は、少々天気が崩れそうとの事、さてどうしようかと、考えながら眠りにつきます。
2日目、これまで。
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