バングラデシュ西部の旅３◆ラジシャヒ深夜徘徊とプティア村散策

2023/12/28 - 2023/12/31

クルナからラジシャヒまで二等列車で移動。クッション付きシートの指定席でバスに比べても快適。バングラ鉄道は使えます！
深夜のラジシャヒ駅の待合室であわよくば寝たかったけど無理でした。
プティア村にてバングラデシュでは珍しいヒンズー寺院群を巡りました。

【移動１】●印が今回分
12/25 Petrapole ⇒ Border 電動荷車 Rs20
12/25 Benapole 1030 ⇒ Khulna(Zero Point)1420 バス Tk300
12/27 Rupsha Ghat ⇒ Rupsha Ferry Terminal 2 ボート Tk4
12/27 Rupsa Ferry Terminal 0800 ⇒ Bagerhat 0910 バス Tk70
12/27 Bagerhat ⇒ Sonadanga B.T. バス Tk100
12/27 Sonadanga B.T. ⇒ Shib Bari シェアオート Tk5
●12/28 Khulna 1600 ⇒ Rajshahi 2252 #761/SAGARDARI EXP. S_CHAIR(２等指定席)Tk310
●12/29 Rajshahi 0930 ⇒ Puthia Bazar 1021 バス Tk50
●12/29 Puthia bazar ⇒ Puthia 電動荷車 Tk5
●12/29 Puthia Bazar ⇒ Natore 軽トラバス Tk40
●12/30 Natore 0752 ⇒ Joypurhat 0920 #733/TITUMIR EXP. Shovan(２等指定席) Tk65

【宿泊】
12/29 Hotel Prince シングル　バケツ1杯の熱湯付 Tk400

Tk１≒1.3円

エリア その他の都市(バングラデシュ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス

列車に乗る際、車両記号のTAがベンガル文字しか書いてないので駅員に聞いて連れていってもらいました。今回は始発から乗るので時間がありますが途中駅から乗るときを思うと不安になりました。
予約した席には壮年夫婦が座っていたので窓側の席をどくように言ったのですが、インテリ風の旦那が頭ごなしに「まあここに座れ」と通路側の席を叩くのでムカつきました。窓側で写真を撮りたいと伝えてどかせましたが以後も会話無し。

初バングラデシュ鉄道の旅。クルナ駅を出発します。取り合えずシートも確保してひと安心。クッション付きシートの指定席でバスに比べても快適。

クルナ駅 駅

線路と生活が接近しています。

途中駅の風景。線路のまわりに露店が大量に出ています。

終点のラジシャヒには定刻の数十分遅れで到着。もっと派手に遅れてくれて良かったのに。

バングラデシュはインドと違ってプラットホームの入場券も無い。列車の撮影も大丈夫そうだけど最小限で済ませる。

ラジシャヒ駅には立派な椅子が並んだ待合室がありました。やった！ここで一晩過ごせそうだ！しかし１０分後に係員から追い出されました。そんなに甘くは無かったか。

その後、３階にある宿泊施設に行ってみましたがドミトリーが1,000タカ近い値段だったのでやめました。

駅の入口の階段で休憩していたら、そこにも銃を持った警官が複数来て追い出されました。バングラデシュ、なかなか厳しいです。というか普通の国です。インドみたいに駅で人が寝まくっているほうが本当は変なのですが。

街の中心まで行く道路の暗がりで野犬に絡まれたら嫌だなと暫く躊躇していたのですが、行ってみると予想に反して無人のメインロードは煌々と白い光に照らされていました。

夜明け前に営業を始めたチャイ屋に寄ります。ここにもミルクティーは無くてブラックティーとビスケットを貰います。合わせて10タカ。

ゼロポイントを通り過ぎ、川の近くまで来ると朝市をやっていました。客も店主も男性のみ。

早朝、モスクがあったのでトイレを借りました。

パドマ川沿いは公園が広がっていて、たまに散歩する市民とすれ違います。

視界には広大な中洲が広がっていてパドマ川の本流がはるか遠方に見える程度。現地では全く気づきませんでしたが、対岸はインドです。

バングラデシュではスイーツ店がすぐに見つかります。

”小型ラスカダム　1kg 380タカ”と書いてあります。

”ナバルップ　バラ・バリ・ダイ　製造日から3日有効。重量1.5kg 小売価格：480タカ”。ひとり旅では食べきれない量です。

一番小さいサイズのドイを食べます。30タカ。ここのはチーズっぽくて美味しい。酸っぱさは少なめ。
これから1日１ドイ食べようかな。食べ終わった容器は捨てるそうです。

暗いうちからやっていた野菜市はまだ賑わっています。

ブロッコリ、でか！

ラジシャヒ・カレッジの校舎。

中庭にはなぜか動物の作り物が。

バレンドラ博物館まで来てみました。早朝なので開いてませんが。

バングラデシュでは子犬の群れを数回見かけました。そういう季節だったのか？

店の二階フロアに通され朝食。パロータ２枚とダルで40タカ。

ドイ入りの素焼き壺を三段重ねにして運んでいます。街で時々見かけた風景。

ラジシャヒはマンゴーの名産地。でもこの広告はマンゴーとは関係ないようです。
”低コストで現金で取引できる”、下に小さく”郵便局の現金取引”と書いてありました。

ラジシャヒ駅に戻ってきました。

駅の斜め前にバスターミナルがあり、すでに外に停まっていたナトール行きバスに乗り込みます。

客が満員近くになるまで車内で40分待ち。

バスは幹線道路沿いのプティア・バザールで停車。降りたのは数名のみ。

ここからプティアの寺院群までは約１キロ。

電動自転車付の荷車から誘われたので乗ります。大きな寺院の前で降ろされました。料金は聞くまでもなく5タカです。

大シヴァ寺院の階段を上ります。

壁面のレリーフは顔の部分がすべて削り取られています。

ちょうどドアを開いてくれました。中には大きなリンガが。

寺院の裏側は四方を取り囲むお堀が走っています。

その隣にあるロッド寺院。

ドル寺院。四層構造で漆喰塗。

ドル寺院から広場を挟んだ向こうに見えたピンクの宮殿がプティア・ラジバリ。

プティア中央の池では釣り人たちが糸を垂れています。この日はちょうど金曜日でムスリムの休日でした。

主な見所は池の周りに並んでいます。

廃墟の前でもダッカあたりから来たであろう観光客が写真撮影していました。外国人は入国後まだ一人も見ていません。

長閑な雰囲気です。

アニク寺院。

小ゴヴィンダ寺院。

ゴパーラ寺院(右)。

面白い模様をあしらった建物。

精米機が連続稼働していました。

おじさんがTVでクリケットを見て盛りあがっていました。サッカーを見る時はJAPANを応援するんだそう。

四階建てのお屋敷。

自転車の積載量がすごい！

ナトールまでバスに乗るつもりでしたが、タイミングよく乗り合いの軽トラバスが通ったので乗り込みます。このミニバスはナトール市内を通らずバイパスを走ったので途中下車して市内まで１km弱を歩行。

ぎょ！牛皮を重ねた店（あるいは倉庫？）が並んでいました。種類(柄)別に数軒。言いようのない生臭さが漂います。

ナトール駅近くの踏切。遮断機が下りた後も渡る車や人が続出。

ホテルプリンスは一階に薬局があるビルの三階にレセプションがありました。英語の看板は見つかりませんでしたが駅前で三階以上のビルはこれしかなかったので察しはつきました。400タカの部屋は液晶テレビ、蚊帳付、トイレは洋式でハンドウォシュレット有り。水シャワーのみですが頼めばお湯をバケツ一杯運んできてくれます。

小魚が2匹とブロッコリーのカレーがなかなか美味かった。ライスと合わせて50タカと値段も手頃。
相席に座ってきた男性は40歳の銀行員で、こちらの月給を聞いてきたが逆に聞き返すと11000タカだけと答えた。上司はダッカ大学卒の25歳で月給40000タカなのだと。真面目そうな男のグチが聞けて面白かった。
次に座ってきた学生2人はいろいろと世話をやいてくれた。食後に自撮りツーショット。駅にも「この辺りには悪い奴が多いから」と付いてきた。次に動画撮影でベンガル語をオオム返しでしゃべらされた。今ごろYouTubeに僕が登場しているかも。

バナナを露店で購入。大きさに関係無く一本が5タカ。

部屋に戻って２時間ほど昼寝。昨日がほとんど寝ていないので仕方がない。
夕食後に入浴用のお湯をバケツに一杯もらってサンタナ以来のお湯で生き返りました。
このホテルは部屋でもwifi が良好。バングラデシュにはいってから一番いい。

時間は前後しますが夕食をとりに外出。得体の知れないドリンク。これは無理。

夕食はチキン＆卵付キチュリ(70タカ)。

隣の男性たちはスイーツを囲んでました。

早朝に下痢。昨夜の夕食時から食欲が無くなったので予感はありました。セイロ丸をこの旅で初使用。今回はインドでお腹を一度も壊さなかったのが僕としては奇跡的。たぶん衛生状態がよくなっているのだと思います。

その後も朝から何も食べてないのに胃の中が熱くて賑やかなので切り札のスメクタ投入。
ホテルの一階のシャッターは７時半でもまだ閉まっていたので、慌てて三階まで戻って男を叩き起こして錠前を開けてもらう。

駅のホームには乗客多数。ある集団にジョイプルハット行きであることを確認。そしてJAという車両文字が読めないことを伝えたが「心配ない」と言うだけ。列車は定刻近くに到着。「JA はこれか？どれだ？」ときいても「適当に乗り込めば問題ない」だと。そんなこと聞きたいじゃねーんだよ！前方の車両からベンガル文字の形を比べたり聞いたりしたがJAがどれか分からず。

結局乗り込んだのは食堂車。車両間の移動はとても無理なので次の駅まで13分は立って過ごします。この駅間がたまたま短くて良かった。

駅に着いて隣の車両に乗り移ったらそこがJAでした。

そこからは満員の車内を100番台の席から26番まで意地でも移動。窓側席になんとか座れました。

切符はパハルプールの手前にあるアケルプルまでしか買っていませんでしたが、下痢しているので先にホテルに入るよう予定を切り替え二駅先のジョイプルハットまで乗り越しました。つづく。