2023/11/15 - 2023/11/19
29位(同エリア95件中)
Halonさん
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これまで一か所に長期滞在といえば長くて7日間(スマトラ島トバ湖)でしたが、今回サイババのアシュラム内にあるドミトリーは滞在費が1泊40ルピーと安いこともあり18日間も居ついてしまいました。元々5日ほど泊まるつもりが、メインのスマホが無いから移動するのが億劫になりズルズルと延長したのです。滞在中にサイババさんの誕生日(11月23日)があり、その前後がイベント続きだったこともタイムリーでした。
修行的なことは何もしておらず、ただの滞在記です。
【宿泊】
11/15~12/2 Prasanthi Nilayam ドミトリー Rs40x18泊
Rs1≒1.8円
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
PR
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シェアオートを降りた場所がまさにプラシャーンティ・ニラヤム(Prasanthi Nilayam)の入口でした。目指すサイババのアシュラムです。ガネーシャ・ゲートで手荷物とボディチェックを受け入場。
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敷地は膨大で東西500m, 南北200~300mの逆L字型。その中心部にあるレセプションまで何度も道を尋ねながら10分以上かかってようやく到着。ボランティアの老人係員の指示に従いパスポートチェック、顔写真をPCで撮影され、支払い窓口へ。とりあえず5日間だけ泊まってみます。40ルピーx5日で200ルピーを支払うとレシートと小さく折り畳んだ紙をくれました。注意事項を書いた紙かと思ったら中にビブーティが入っていました。
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男性用ドミトリーまではレセプションから更に10分歩きます。途中で同じドミトリーにいるというロシア人Jが案内してくれたので迷わずにたどり着きました。そこは40人部屋の大ドミトリー。下段のベッドがほぼ埋まっていて、僕が最後の下段ベッドをキープ。ベッドには黒いツルツル表面のマットレスがあるだけでシーツは無いので自前の腰巻を広げて安全ピンで数か所固定してシーツとしました。
ある宿泊者の話では8割方がロシア人らしく、ロシア人以外で認識できたのはルーマニア、アメリカ、ポルトガル、オーストラリア人が各1名ずつ。
まずは何事もなくベッドが確保できてほっとしました。ここは事前に予約できなかったし、もし断られたら文字通り路頭に迷うことになっていましたから。 -
トイレとシャワーは各6部屋ほど。もちろん水シャワーなので昼間の2時ごろに浴びました。プッタパルティは標高475mあるので緯度の割には涼しく、夜の水シャワーは辛いです。
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敷地内には3つの食堂があります。こちらはそのひとつの南インド食堂の食券売り場。朝食は各8ルピー、昼、夜はミールスのみで15ルピーと格安。
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食堂も男女に別れています。朝食は6:30~8:30まで。終了間際に入ったので空いていましたが、いつもは行列ができています。初日は訳も分からず写真を撮っていますが、施設内は写真撮影NGですのでその後はほとんど撮っていません。ただインド人も祭壇のあるホールをバックに記念写真を撮って頻繁に注意されていましたし、それに比べて食事を撮るくらいは大目に見られているようでもありました。
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初日は訳も分からずイドリーとヴァダの二種類をもらったので8ルピーx2枚の食券を渡しました。以後は1種類だけ食べました。またチャイやミルクコーヒーも8ルピーで飲めます。
ロシア人Jは親切にここまで案内してくれました。でもそれには裏があったようで、僕に割り当てられた日当たりのよい5番ベッドを彼が使って、僕は日当たりの悪い3番ベッドに「君はここだよ」と案内されていたと後で分かりました。でも彼にはいろいろと世話になったし全く問題無しです。 -
ガネーシャゲートから100mほど南にプッタパルティのバスターミナルがありました。
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四方の町までバスが頻繁に出ています。行く先のネタが無くなったら利用するつもりでしたが、結局使いませんでした。バンガロール行きもありますが250ルピーほどして鉄道に比べると2倍以上の値段です。
アシュラムを一歩出ると外では子連れの乞食が待ち構えています。必ず言ってきたのは「お金は要らないんだ。食べ物を買ってくれ」ということ。 -
お昼も南インド食堂で。メニューは15ルピーのミールスのみ。指定された席に一列に座ります。お皿の仕切られた場所には塩、サブジ、アチャールが配膳済。飲み物はプレーンヨーグルトかバターミルクか日によって違いました。この日のメニューは茄子サブジがクリーミーで美味。ビーツのアチャール、冬瓜と玉ねぎのサンバル、最後にラッサムが注がれてしゃびしゃびなので皆さんお皿を傾けて飲み干します。出来立てのカレーは指が熱くて掴めません。インド人とは手の出来が違うなと差を感じました。
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敷地の各所にはRO給水機があります。僕はドミトリーに一番近いこちらの給水機から毎日ペットボトルに汲んで飲みましたが腹痛は起こしませんでした。味は独特で牛乳に似た口当たりでした。
Jの話ではこの水はかなり不純物を含んでいるそうで、彼は20L入りほどのポリタンクを外部から購入して使っていました。給水機の水を沸騰させると析出物があるらしい。フィルターで細菌は取り除けているが水質自体にやや問題ありのようです。
昼寝から目覚めるとJが「古いスマホに使える大型のsimがある」というので試してみたが残念ながらアクティベイト出来ず。 -
夜は3つあるうちの北インド食堂に行ってみました。メニューを見ると10ルピー以下の単品もあってお安いですが、特に食べたい料理も無かったので南インド食堂で食べました。
夜はJに頼んでスマホのWifiをシェアしてもらいました。まずすられたスマホの通信を停止。5日間タイムラグがありますが、メールを確認した限りでは不正利用の連絡は来てない。それからサブ・スマホはRAMが1Gしか無くGoogle Mapが重いのでOganic Mapをダウンロードして使用。Jは段々と態度が冷たくなってきたので、ベッドの反対隣にいるインド系オーストラリア人のKにWifiシェアをお願いするようになりました。彼は18歳とは思えないほどしっかりしていて穏やかで鼻髭を生やしています。 -
二日目はプッタパルティの南にある村まで歩いてみます。メインロード沿いにはサイババの名を冠した学校が並んでいます。
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写真は音楽学校のようです。マップには”博物館”と書いてあったけど一般人は見学できないらしい。
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田園地帯に出ました。良い風景だが人気が無くてつまらない。
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エアポートロードの起点にある交差点。この近くの商店主がこの村では毎週火曜日に市が立つよと教えてくれました。
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村の中を散策するも犬が多くて吠えらえました。石やら棒切れを手に持ってなんとかやり過ごします。村に深入りするのはやめておこう。
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たいした成果もなくプッタパルティの町に戻ります。町の入口には軽い色彩の門が立っています。
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帰り道にプラネタリウムを見学。毎日10:30から30分程度。館内は男女席が仕切られています。館内説明は英語、ヒンディー語、現地語の順に流れます。最初と最後にサイババの生前のフィルムがたっぷり流れます。
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続いて道向かいのチャイタンヤ ジョティ博物館へ。「11:30まであと30分しか見れません」と急かされたので急いで回っていたら内容がサイババだけなので見所に乏しく15分で見終わりました。最後のほうでは係のおばちゃんから「方向の変わるサイババの顔を見てください!」と僕が素通りした展示を再度案内されました。外観がなぜ中国風の建築なのかは不明。
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オートリキシャの背面にもサイババの写真。街中がサイババでできています。
夜中にドミトリーの入口ドアを全開にしたがる迷惑なロシア老人がいました。蚊が入ってくるのでドアは閉めるルールになっているのですが。二回閉めに行ったが三回開けられた。朝になりドミトリーの管理人に「杖をついているロシア人」の苦情を言いつけたところ、その夜からは治りました。 -
3日目 チトラバティ川を越えて東にある村を目指します。
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路地に迷い込んだら、とあるお宅の奥さんが家に誘ってくれました。
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お宅の中を拝見。よく片付いているなあ。畳の部屋と違って散らかっている図が想像できない。
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言葉が通じない見ず知らずの旅人にチャイを出してくれました。
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南インドの家によく掛けてある魔除けディスティボンマ。
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隣の家には別のタイプ。
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寺院の裏山に登っていたら男がガイド面して先導し始めました。なのでわざと違う方向へ。
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もっと先がありそうだけど、ここでも十分景色がいいのでさっさと引き返します。
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村からの帰り道で鶏肉屋が数軒集まった集落を発見。フレディーマーキュリーみたいな男性が肉を刻んでました。8ヶ月前までは庭師をしていたそう。一本奥にはマトン屋集落もあると教えてくれました。
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この辺りでよく見かける角が後ろに伸びた細面の牛。ハリカー牛というらしい。カメラを向けたらわざわざ停まってポーズを取ってくれました。
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電気屋の名前もババ。
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こんなところにNHKアカデミー。
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携帯ショップを覗いてみたら、テンキー付きで画面の小さな携帯の需要がまだまだあるようです。インド製と中国製があり1500~2000ルピーほど。一方スマホのほうは1万~2万ルピーはするようです。
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昼食後、水浴びをしていつものように昼寝していたらけたたましい太鼓や笛の音が聞こえてきました。何事かと外に出てみると宿舎の真横でソンボレロより大きな帽子に孔雀の羽をあしらったような被り物をつけた男たちが踊っていました。
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男たちは向かいの宿舎に泊まっているようです。恐らくサイババの誕生日に合わせて踊りを奉納に来たのでしょう。
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食堂以外にアイスクリームのコーナーもあります。
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バニラアイス 18ルピー。ミールスより高い!
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椰子ジュース・コーナー。外部で50ルピーほどですがここでは22ルピーで飲めます。
食堂では隣の人としゃべる機会もよくありました。今夜の隣はチェンナイから来たマーケティングコンサルタントの大柄な男性で家族と10日滞在。メニューを詳しくレシピまで教えてくれた。でもこちらのことは質問せず控えめで好感。米一粒どころか一滴も残さない食べ方には共感しました。指先だけでしゃびしゃびのラッサムを吸い上げる技能はすごい。 -
滞在4日目は土曜日。朝から民族衣装を着た男たちが歩いていたので何事かと思ったら祭りが始まりました。
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ハヌマーンに扮した男。控え室で着替え中。
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いろんな地方から集まってきているようです。
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同じアンドラプラデシュ州のカダパから来たガンディコタ祭り。
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昨日、宿舎の近くで練習していたグループ。テランガーナ州から来た山岳部族によるGhusadi dance。
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サイババを祀った山車が最後に登場。周りの建物から紙吹雪が大量に舞います。
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タミルナードゥ州の楽団。
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ガネーシャ・ゲートとは別のもうひとつの入口、ゴープラム・ゲート。ここを入ると主な儀式を執り行うクルワント・ホールが正面にあります。
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11月19日(滞在5日目) 10日延泊することにしました。手続きは前回の宿泊レシートを提示して延泊日数を申し出るだけでした。信仰心の有無とは関係無しに居たいだけ居れそう。
アシュラムの西にある湖を見にいく途中、イスラム風の廟ぽい場所があったので中に入るとそこはあるお宅のお庭でした。 -
家の主らしい男性の他にドイツ人の母娘がいたので話をすると男性に弟子入りして長期滞在されているとのこと。男性はグルでヨーロッパに弟子が多くいるらしい。
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集落に近づくとまたまた犬に吠えられましたが、近所のお宅のお婆さんが棒で追っ払ってくれました。
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田舎の牛はちゃんとロープでつながれていることが多い。それで道端に牛糞が落ちていることもないのです。
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湖に到着。立ち枯れたトドワラのような風景が続きます。
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沿岸に建つのはお墓のようです。見晴らしのよい場所で眠りたいものです。
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道のど真ん中に祠がありました。道路ができる前からあったということか?
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ティルパティ寺院の門が閉ざされていたので外から見学していたら「開けて入っていいよ」と敷地のお宅にいた女の子が言ってくれました。
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女の子に「ミルクを飲みますか?」と聞かれてありがたく頂く。家の中にはサイババの写真にカレンダー。
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ブーストという飲み物だと言っていたが麦芽飲料かな?
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その子は8年生と言っていたから日本でいうと中学生。Whatsapはアカウントを持っていないと言うと、では電話番号を教えてくれと。14歳の子に聞かれるなんて日本では有り得ない。田舎のこの辺りまでのこのこやってくる外国人はいないんだろうな。
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帰り道では幸い犬には出会わず。
街に戻りカット・パパイヤを買ってかえります(10ルピー)。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ラムロールちゃんさん 2024/03/05 14:02:22
- アシュラム内部
- Halonさん、こんにちは。
被害が最小限で、何よりでした。
待ってました、アシュラム内部!
水なのに、牛乳に似た口あたりとは…(;'∀')
「方向の変わるサイババの顔を見て下さい!」がツボりました。
すごい熱意。
それにしても、お宅訪問、すごいですね。
招き入れられるなんて、Halonさんのお人柄でしょう。
お祭も、貴重☆
ハヌマーンの中の人も、なんだか神様っぽいです。
ラムロール
- Halonさん からの返信 2024/03/05 19:12:04
- RE: アシュラム内部
- ラムちゃん、コメントありがとうございます。
アシュラムにたどり着いたことでスマホ盗難後の態勢が整いました。
その点は運が良かったです。
水なのに牛乳、これは他人に伝わるか分かりませんが、飲んだあとに口に残る感触を大げさに言うと冷えた牛乳を思い起こさせるのです。牛乳の甘みがするわけではないんですけどね。
おばちゃんの熱心さが伝わりましたか。こちらが移動してもサイババの目がこちらを見続けてくるのです。おばちゃんは「サイババの奇跡です!」と言いたかったのかもしれません、、
お宅訪問、どこででも起きるわけではなくてプッタパルティで続けてもてなされました。
サイババさんのお膝元なのが関係しているのかもしれません。
アシュラム滞在の後編もじきにアップ致します。
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