2023/12/24 - 2023/12/24
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地方を結ぶ架け橋として、重要な役割を果たしてくれている航空会社:フジドリームエアラインズ(FDA)。
そのFDAが、会員のために企画してくれた第2回FDAファンミーティングが、2023年12月24日に開催された。
抽選で参加できるこのイベントに、まさかの当選。
旅行記の後編では、遊覧フライトを終え、神イベントの数々が。
ファンミーティングを企画・運営してくださったスタッフの皆様はじめ、フジドリームエアラインズの関係者の皆様に、心からのお礼と共にこの旅行記を捧げます。
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FDAファンミーティングなう。
遊覧フライトを終えた後は、立ち入り禁止エリアに潜入を許される。
FDAの皆さん、大切な場所におじゃまします!
トナカイの仮装をしたスタッフさんたちが、建物入り口でお出迎え。
こんなにおもてなしにあふれていて、「どれくらい準備してくださったのだろう」と恐縮してしまった。 -
ここは、県営名古屋空港に隣接するFDAの格納庫。
この格納庫の外は、飛行機が行き交うエプロンや滑走路のため、このときは外には行けないように囲いの中に案内される。名古屋空港 (県営名古屋空港) 空港
-
格納庫は、部品管理や機体修理のための厳格で神聖な場所。
だが、あちこちにほっこりするようなクリスマスの飾り付けも。
我々を迎えるための心遣いだったかもしれない。 -
遠くに、雪を被った御嶽山も望める格納庫。
-
【ファンミーティングでのおたのしみ その2:格納庫で飛行機が入ってくる様子を見学】
そのとき、グランドハンドリングスタッフの無線が、スピーカーから流れてきた。
無線に耳を傾けると、
「今から飛行機がこの格納庫にトーイングされる」
とのこと。
普段は聞くことのできない無線を流してくれる、そんな演出にもこだわってくれたFDAのスタッフ。
芸が細かい!
そこへ、1機の飛行機が。 -
そなた!
今朝離陸を見届けた赤色FDAこと1号機ではないか。
さっきまで定期便として飛んでたよね?
山形を往復して、名古屋小牧に帰ってきたのか。
昨夜の予想は外れ、まさかの1号機のお目見え。
そなたがファンミーティングの「運命の1機」だったとは。
拙著の旅行記:
ヒコーキ沼にハマる1日@第2回FDAファンミーティングin名古屋【前編】
https://4travel.jp/travelogue/11867776 -
あれ?水色FDAのイミとは?
水色FDA=「2」号機=第「2」回ファンミーティング
に合わせていただけだったということなのか。
FDAの企画力、恐るべし。 -
我々がいる格納庫に、機体が入ってくる。
これは、初めて見る光景。 -
イチオシ
1号機が、我々の目の前までトーイングされてきた。
こんなことまでわざわざ見せてくれるとは、何という神イベントだろうか。 -
よく見ると、コックピットにサンタさんが。
我々に手を振って入場してくれた。
もしかしてFDA、クリスマスだから赤い1号機をわざわざこのイベントのために機材繰りしてくれた? -
真っ赤な1号機から、真っ赤なサンタ姿で現れて挨拶してくださったのは、社長の楠瀬さん。
先ほどの見送りだけでもありがたかったのに、また社長のお立場でいらっしゃるのに、サンタクロースに扮して降りてこられるなんて。
社長さんのサプライズに感服。
社長自ら我々を楽しませてくださるとは、何と懐の広い方だろうか。 -
挨拶では、「60代なのにこんな格好をして…」と謙遜しておられた、楠瀬社長。
「飛行機は、パイロットが飛ばしているのではありません。ここにいるたくさんのスタッフや社員たちがいないと飛ばせないんです。」
というようなことをおっしゃったのが、印象的だった。
社長、激しく同意します。 -
この後、我々参加者は4つのグループに分けられ、約30分交代で4つのイベントをまわる。
画像はないが、
【ファンミーティングでのおたのしみ その3:コックピット見学とパイロットとおしゃべり】
【ファンミーティングでのおたのしみ その4:FDA模擬営業企画会議】
にも参加。
※画像は、ファンミーティング当日に配布された案内 -
さらにイベントは続く。
【ファンミーティングでのおたのしみ その5:モックアップ見学】
普段は、FDAのフライトアテンダントさんたちの訓練に使用されているモックアップ。
我々一般人はまずお目にかかれないものを、今日は見学させていただく。
モックアップの外見は、ほぼいつも飛んでいる機体のよう。
中では、先ほどの遊覧フライトでご一緒したフライトアテンダントのお二人が、訓練の様子を説明してくれた。 -
モックアップからは訓練用の煙を出し、フライトアテンダントさんがどんな訓練をしているかを説明してくださった。
FDAはじめ世界中の客室乗務員の皆さん、訓練おつかれさまです。
皆さんのおかげで、我々は安心して飛行機に乗れます。 -
受付で配布された資料の中に、楠瀬社長はじめ、この日参加するスタッフのニックネームとメッセージがまとめられていた。
そのため、事前にどんな方がいらっしゃるか分かるし、交流タイムでも気軽に話しかけられる。
※画像は、当日配布されたスタッフ紹介より
ファンミーティングが終わった今、改めてメンバーを見返すと、
「もっと話したかった」「これが聞きたかった」
ばかり思い浮かぶ。 -
【ファンミーティングでのおたのしみ その6:機体見学】
この後修理・点検を行うために格納庫に入ってきた、赤色FDAこと1号機。
その修理前に、我々に公開してくれたということになる。
この修理・点検だって、「ファンミーティングの日にうまく合わせるように、機材繰りやスケジューリングをしてくれたのでは?」と推測。
FDAの細かな準備に、本当に頭が下がる。 -
この機体周りの見学のときには、格納庫の扉が閉められ、滑走路やエプロンと遮断。
我々参加者は、庫内を自由に歩き回ることができた。 -
交換用のスペアタイヤ発見。
-
いつもなら下から見上げる機体番号を、このときはそばで撮り放題。
FDAといえばコレ、1号機。
このJA01FJは、FDAでは15年目。
FDA創業当時からの、尊い1号機の証である。 -
この1号機、ただの駐機にあらず。
翼を見てみると、いつもは閉まってあるフラップ(伸び縮みする羽根)が降りている。 -
離陸するときや空の上で着陸態勢に入るときだけ出てくる、「アレ」ことフラップ。
それを出したままの状態で、我々に見学させてくれた。
おもてなしが細か過ぎて、レア過ぎて、
幸せ過ぎる。
そばにいたパイロットさんの話によると、「パイロットとしても、フラップが地上で出ているのを滅多に見たことがない」とのこと。
それくらい貴重な展示。 -
てか、パイロットさんがそばにいるなんて、そして話し放題なんて、フラップ以上に貴重。
フラップが出てる話を、パイロットさんとサシで話している今この瞬間、どれだけ贅沢なんだろうか。
これは、飛行機の垂直尾翼下からのアングル。 -
垂直尾翼側から見た、飛行機のお腹。
FDAの機体、意外とずんぐりむっくりで腹ポチャだった。
このアングルも初めて。
「サービスショット」だらけで、何を撮っていいか分からなくなる。 -
機体を眺めていたら、
「開けてみますか?」
後ろにいた整備士さんの一言に、耳を疑う。
許可をいただいた上で、飛行機の一部を触らせてもらい、その上この蓋の開け閉めの仕方まで教えていただく。
ちなみにここは、機体後部にある「機内で使用するキレイな水」の注入口。
整備士さんともサシで話せるなんて、普段は考えられない。 -
タイヤもこの近さ。
小型機のエンブラエル機でも、隣にいる女性と比べても、想像以上に大きい。
エアバス380や、アントノフのタイヤなら、どれだけ大きいのだろうか。 -
ランディングギアを、こんなに至近距離で見たのは初めて。
整備士さんやグランドハンドリングスタッフでないと見られない世界を、我々は今垣間見ている。 -
この穴は?
これは、ランディングギアを収納するスペース。
いつもは絶対見られない場所を、生きている間に見せてもらえるとは。 -
ランディングギア、いつも我々乗客を支えてくれてありがとう。
匂い、質感、大きさ、
どれだけバーチャルの世界が進んでも、やっぱり実際に見てみないと分からないことばかり。 -
「ブレーキパッドも見えますよ」
こんなに接近して見せてもらい、また撮影させていただけるとは。
時速300km近いスピードが出ている機体を、滑走路でいつも体を張って止めてくれているのは、キミだったのか。 -
別の整備士さんが、自分のためだけにタイヤ交換の話をしてくださった。
飛行機が接地する瞬間、タイヤと滑走路から一瞬煙が出るので、しょっちゅう交換するのかと思っていたが、そうでもないらしい。
あー、時間が足りない。
もっといろいろとスタッフの方々と話したかったし、聞いてみたいことももりだくさん過ぎた。 -
フライトタグによく書かれている
「REMOVE BEFORE FLIGHT」のタグ発見。
本家の使い方がこれ。 -
ノーズギアの収納場所には、1号機の証し「01」が。
-
そして、エンジンの前へ。
動いているときはもちろん、普段は近寄るのも触るのも禁止。
なのに、その前に立たせてもらえる今。 -
おまけに、この日は後ろや横からもじっくり観察できるように、カバーをオープンにしてくれた。
まるで、整備士さんになった気分。
人と比べても、エンジンの大きさは結構あることが分かる。
ボーイング787のように、エンブラエル機のエンジンカウルもギザギザしている。 -
整備士さん曰く、エンブラエル機は作業しやすいサイズ感・高さだとのこと。
働いている方からそんな感想や本音が聞けるなんて。
自分は今、すごい所にいる。
整備士さん、いつもありがとうございます。 -
【ファンミーティングのおたのしみ その7:機体にメッセージを書ける】
-
ここには、ファンミーティングに参加できた感想や、「FDAに入社したい」など、各々のメッセージを残せる。
そもそも機体に「痕跡」を残せるなんて、トム=クルーズぐらいしかできないと思っていた。
これらが書かれたまま、赤色FDAは今日も空を飛んでいる。 -
ここは貨物室。
一度見てみたかった場所のひとつ。
覗き込んでいたら、 -
「中に入ってもいいですよ」
と整備士さんから信じられないお言葉が。
いいんですか!!
ステップを借りて、実際に入らせていただく。
天井はかなり低く、細長い感じ。
こんな狭い空間にグランドハンドリングスタッフが入り込み、しゃがみながら重い荷物などをパズルのように積み込んでくださっている。
自分の身をもって、初めて知った。
グランドハンドリングスタッフの皆さん、いつもありがとうございます。 -
中を見せてもらった後、僭越ながら整備士さんに「開け閉めしてもらうことは可能か」と伺った。
すると、快く操作してくださった。 -
開け閉めの仕方やチェックする項目まで、教えてくださった整備士さん。
普段、我々一般人は上のキャビンにいるため、初めて見る作業である。 -
このエンブラエル機は、グランドハンドリングスタッフが地上に足をつけた状態で開け閉めできるとのこと。
機械を横付けする手間がかなり少なく、すぐに荷物を出し入れできるそう。
FDAで預けた荷物、返却されるスピードが他社より早い理由なのかもしれない。 -
こちらは、前方右側の貨物室。
サンタ姿のスタッフが数人群がるのがおもしろかった。
しかも、赤いサンタ帽やコートが見事に1号機とマッチ。
ファンミーティング中に感じたのは、スタッフ同士のチームワークのよさ。
「スタッフがこんなに一丸となっている会社の飛行機なら、これからも大丈夫だな」
と感じた。(個人の感想です) -
預け荷物などは、主にこちらに積むそう。
客室と温度は一緒で、空調やスプリンクラー、ライトもついている。 -
機体を何周しても、どこから見ても、自分には最高の空間・時間だった。
時間よ、止まれー! -
気がつけば、格納庫の外は暗くなり始めていた。
あっという間の4時間。
最後は参加者とスタッフ全員で1号機と記念撮影をし、解散。 -
お土産に、搭乗証明書をいただく。
確かに我々は、3776便に乗って富士山を見に行けたぞ! -
我々にとって「運命の1機」となった1号機は、3日間の修理・点検を経て、12月27日から再び現場復帰したもよう。
今日も、日本のどこかを飛んでいる。
※画像はFlightradar24のスクリーンショット -
数々の神イベントが、我々を楽しませてくれたファンミーティング。
人生でも指折りの思い出深い1日になった。
フジドリームエアラインズ様、
ラド観光様、
スタッフの皆様、
本当にありがとうございました!
ファンミーティングの模様は、FDAさんの公式YouTubeチャンネルで観られる。
FDAさん、リンク貼らせていただきます。
https://m.youtube.com/watch?v=enIyrJ5PPdQ -
【ファンミーティングでのおたのしみ おまけ】
ファンミーティングから約3週間後、2024年1月。
注文しておいたFDAの福袋が我が家に届く。
タミヤ製のモデルプレーンが何色かは、毎年「届いてからのお楽しみ」。
開けてみると、 -
「運命の1機」こと、見学した1号機!
16色中の1色、確率は約6%。
何という偶然。 -
「ここに貨物室があって」と確かめたり、
ランディングギアを眺めたり。
まさか、家でも「おたのしみ」が続くなんて。
FDAさん、すごい偶然をありがとうございました。 -
【ファンミーティングでのおたのしみ おまけ】
2024年1月、新年初のFDA定期便に搭乗。
まさかの、 -
「運命の1機」に当たる!
ファンミーティングで知り尽くしたその機体、
自分の「痕跡」も残っているその機体、
これに乗れる確率も約6%。
これに乗ってどこへ行ったか?
それは、いつかの旅行記で。
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました!フジドリームエアラインズ 航空会社
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