ジョージアとアルメニア22日間の旅　⑰　トランジットでワルシャワ観光

2023/09/20 - 2023/09/21

今回の旅、航空券は往復でなく、片道ずつ購入しました。往路はエミレーツ航空、復路はポーランド航空。エレバン→ワルシャワ→成田のポーランド航空の片道チケットがこの日に限って安く買えたからです。

それに、乗り継ぎのワルシャワは、2018年の夏に行ったことがあり、空港と旧市街までのバス移動も経験済み。様子の解った街ならトランジットの15時間も楽しく過ごせそうです。

3週間の旅の最後、疲れ果てて空港から出る元気もないかしらと思っていましたが、いえいえまだ元気が残っていました。
前回の旅では、見られなかった王宮をじっくり見学し、教会でお昼のパイプオルガンコンサートを聴き、5年前の旅ですっかりとりこになったポーランド名物のスープジュレックを味わい、さらにミニスーパーで「ジュレックの素」をいくつか入手し、もう満足。

それにしても、ポーランドの人の親切なのは相変わらずでした。、

エリア ワルシャワ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空 フライドバイ LOTポーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

未明のエレヴァン空港。チェックインを済ませました。

24時間発着があり、こんな時間でもたくさんの人。

エレバン空港 (EVN) 空港

5：30　エレヴァン発。

ポーランド航空７３０便。

出発から１時間後、飲み物サービス。
コーヒーをいただきます。

一緒に配られた青い包装紙のチョコレートバー、おいしいです。

トルコ、ルーマニア、ハンガリー、スロバキア上空を通ってポーランド・ワルシャワへ。

帰り道なのに、いったん我が家とは逆方向に行く感じです。

早朝の便だったので、配られた朝食代わりのブルーベリーケーキ。

だんだんと高度が下がってきました。

5年前のポーランド旅行を思い出します。

７時３０分、ほぼ定刻。

ワルシャワ・フレデリックショパン空港に着陸。

小さな飛行機でしたので、沖止め。

後ろのドアから降機。

ワルシャワ ショパン空港 (WAW) 空港

８時半には、パスポートコントロールを抜けることが出来ました。

機内預けのスーツケースは、成田までスルーなので、身軽になって行動・・、といいたいところですが、今回、ジョージアでスーツケースを預けての小旅行をしたため、機内持ち込みにしているキャリーケースがあり、まずそれを預けねばなりません。

朝のうちなので、コインロッカーは空きがありました。

ロッカーの使い方がよくわからず、夫婦で困っていましたら、「お手伝いしますか？」と、頭上から日本語が舞い降りてきました。日本に留学経験のあるポーランド人の方が、声をかけてくださったのです。

以前のロッカー情報（クレカの使えるロッカーが少ないから、小銭を用意せよ。）より進歩していて、どのロッカーでもクレカで預けることが出来るようになっていました。ただ、手早く操作しないと、またやり直し・・となってしまいますが、なんとか預け入れ完了。

この赤い自動券売機で、やはり、周りの方の助けを借りながら、バスの１日乗車券を買います。

空港のバス乗り場は、前回の旅の時と変わらず。

タクシー乗り場のそばに、UBERの文字が。コロナ前のガイドブックには、ポーランドではライドシェアが認められていないとありましたが、世の流れ、すっかり、UBERは定着しているように思えました。

日本でも早くライドシェアが認められないかな。

旧市街へ行くのはおなじみ１７５番バス。

前回は日曜の午前７時くらいだったので、道もバス車内もすいていたのですが、今回はバスもそれなりに乗客がいます。道路も、結構混んでいます。

文化宮殿など車窓から見えます。

１７５番バスの終着駅。

前回の訪問から5年、その間にあったパンデミック、そして、隣国ウクライナへのロシア侵攻、再度訪れることが出来たのは、本当に思いがけないこと。

Carmelite Church

遠足の学生さんたちがたくさん。

保育園か、幼稚園の小さい子供たちも。

そして、兵隊さんたち。

皆さん、王宮見学に来たのです。

水曜日は無料で王宮を見学できます。

無料ですが入り口でフリーチケットをもらいます。

時計。

棺

名画の数々

さすが、王宮、内装が素晴らしいです。

王の座るイス？

天井。

ブローチのよう。

絵も素晴らしいですが、額縁もピカピカの金。

タペストリー、

鎧。

食器類のコレクションもたくさん展示してありました。

この竜の絵のあるお皿、東洋から渡ったものでしょうか。

陶器の人形。

王宮前の様子が写真でつづられています。

まずは、１９３９年。

１９４３年。

１９４５年。

ほぼ、焼け落ちています。王宮を復元させると、社会主義ではない時代があったことの証拠となってしまうと。旧王宮は戦後も破壊されたままだったそうです。

復元されたのは１９７０年代になってから。

王宮の見学を終え、旧市街広場へと向かいます。

ワルシャワ・洗礼者ヨハネ大聖堂。

洗礼者ヨハネ大聖堂 寺院・教会

ヨハネ大聖堂のお隣にある、イエズス教会。

今回、ワルシャワトランジットで行きたかったところがいくつかありました。

まずは、その１．Cofee Shabby.

.

２０１８年の旅で、立ち寄ったカフェです。

ケーキがとてもおいしかったのです。

そうそう、本に囲まれた居間のような雰囲気も変わらず。

ケーキとコーヒー。

２人で７４Zｔ。（約２６００円くらい）

５年前より、スタッフが足りないのか、注文を取りに来るのも、運ばれてくるのも時間がかかったのが、ちょっと期待外れ。

先ほどの大聖堂の前を通りかかると、こんな看板。

時間もちょうど１２時少し前なので、入ってみることにしました。
１人３０Zｔ支払います。

大聖堂の内部です

洗礼者ヨハネ大聖堂 寺院・教会

あのパイプオルガンが演奏されるのでしょうか。

お客さんも続々入ってきます。

チケットと、プログラム。

パイプオルガンの聖堂いっぱいに響き渡る音を聞きながら、優雅な気分に浸らせてもらいました。

大聖堂の地下も、見学できるようになっています。

金ぴかの棺。

カタコンベ。

奥に遺骨があるのは見えるでしょうか。

１９３９年から４５年までの間、祖国のために戦い倒れた空軍兵のために・・とあるようです。

大聖堂の裏手から出て歩きますと小さな広場のようなところに出ました。

小さな広場にあったベル。

ザ・ウィッシング　ベル。

旧市街のがれきの中から見つかり、願いが叶うベルだそうです。

ザ ウィッシング ベル 史跡・遺跡

旧市街広場に出てきました

旧市街広場 旧市街・古い町並み

第二次世界大戦で破壊された街並みを、ワルシャワ工科大学の学生が、戦中に残しておいた記録をもとに、寸分たがわず、復元したことは有名。

旧市街に立つ人魚像。

人魚像 (旧市街広場) モニュメント・記念碑

子供たちがとりかこんでいるのはウォーターポンプ。

歴史博物館の横を通って、バルバカンへ来ました。

バルバカン 史跡・遺跡

空の青さと城壁のレンガの色、そして木々の緑。

シックな建物が並びます。

映画のロケに出てきそうな街並み。

この近くのミニスーパーでお買い物。

ジュレックの素を購入。

ビルの壁の模様に注目、

足元を。見過ごしてしままいそうですが・・。

１９４３年ゲットの壁。

時計は午後３時半。
一休みして、早夕飯。

チェーンのレストラン、ザピエチェク。

ザピエチェク 地元の料理

帰りのフライトは22:50ワルシャワ発。

機内食が出てくるのは、それから1，2時間後だから、今のうちに何かいただいておきましょう。

飲み物は炭酸水。

念願のジュレック。

あらあら巨大なソーセージもついてきました。
1人分２８．９Zt.（約１０１２円）

ピエロギも、一皿オーダー。

２４Zt（約８４０円）

ポーランドはお財布に優しい国だと思いましたが、円安は応えます。

さあ、おなかもいっぱいになったので帰りましょう。

再度バルバカン。

前回はここで旧市街の冬景色の絵を買ったねなんて、思い出しながら。

またまたお会いしました。この看板。

２０１８年、しっかりカメラに収めました。

そして、１９９６年の駆け足ワルシャワ訪問時にも写真を撮っていたのです。
この看板が、とても好きみたいなわたくし。

１９６５年創業のポーランド料理のお店。

王宮手前の広場では、若者たちがパフォーマンス。

さあ、バスに乗って帰りましょう。

乗り場を探すのにちょっと迷いました。

疲れもあり、なんとなく夫婦に不穏な雰囲気、（（笑））

行きと同じ１７５番のバスで空港へ戻ります。

２２:５０発のポーランド航空７９便。

定刻通りに出発でホッとします。

無事搭乗しました。

帰りも満席です。日本に観光に来る方を多く見受けました。

夫の選んだ機内食。

わたくしが選んだ機内食、
ミートボールみたいなのがごろごろ。

ご飯に、パン。糖質たくさん。

着陸の２時間くらい前に、２回目の機内食。

ショートパスタ。スプーンやフォークが木製品になっています。

こうして、９月２１日定刻より少し早く１８:３０に成田空港に到着しました。

無事我が家にたどり着いたことを何よりありがたく思います。
２２日間、「濃い旅」でしたの一言に尽きます。

さあ、次は来年７月だわ。

成田空港第2ターミナル 空港