団塊夫婦のヨーロッパ紅葉を巡る旅(2018ポーランド)ー1泊だけのワルシャワストップオーバー

2018/10/11 - 2018/10/12

2016年に続いて2度目のヨーロッパの紅葉を巡る旅に出ました。最初に、紅葉の時期のウクライナ・愛のトンネルを是非見てみたいと思い、ワルシャワ経由でリヴィウに入り、その後ウィーンを経由して帰国する特典航空券を出発のほぼ１カ月前に予約。ウクライナの後は、スロベニア、ドロミテ、オーストリア、チェコの天気の良いところをレンタカーで周ることにして、とりあえずグラーツ借り出し、ウィーン返却のレンタカーを予約。後はほぼ旅程が未定のまま出発することに。終わって見れば、2週間ほぼ良い天気に恵まれ、予定した目的地はほぼすべて周ることが出来ました。第一部は、ウクライナに入る前に1泊だけストップオーバーしたワルシャワの旅行記です。（表紙写真は、ワジェンキ公園のショパン像）

旅程の概要は以下の通り。

10/11 成田ー（LOT）－ワルシャワ（泊）

10/12 ワルシャワー（LOT)－リヴィウー（バス）－リブネ（泊）

10/13 愛のトンネル観光　リブネ泊

10/14 リブネー（バス)ーリヴィウ（泊）

10/15 リヴィウー（OS)－ウィーンー（バス）－グラーツ（泊）

10/16 グラーツ空港でレンタカー借り出し後スロベニアへ
　　　　　　　　　　　　　　　　　（クランスカゴラ泊）

10/17 クランスカゴラからヴルシチ峠を越えてイタリア・ドロミテへ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ドッピアコ泊）

10/18 プラトー・ピアッツァトレッキング後、ブライエス湖、
　　　　　　ミズリナ湖を経てリエンツへ（リエンツ郊外泊）

10/19 グロスグロックナーを走り抜けてドイツ・ベルヒテスガーデンへ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ベルヒテスガーデン泊）

10/20 オーストリア・ハルシュタット、ゴーザウ湖を観光
　　　　　　　　　　　　　　　　　（ゴーザウ周辺泊）

10/21 リンツを通りチェコ・チェスキークルムロフへ
　　　　　　　　　　　　　（チェスキークルムロフ泊）

10/22 再びオーストリア・ドナウ川沿いを走りバッハウ渓谷へ
　　　　　　　　　　　　　（バッハウ渓谷沿い泊）

10/23 ウィーン空港でレンタカー返却後、OSで成田に10/24昼着
　　　　
　　　　
　　　　　　　　

エリア ワルシャワ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

2016年4月にクロッカスを見にポーランドを訪れた時は、直接クラクフに入ってしまい、首都ワルシャワはパスしてしまったのが心残りだった。今回は、日本からウクライナのリビウに向かう旅程で、わざわざワルシャワにストップオーバーするチケットを購入。この判断は後に吉と出ることになる。（写真はワルシャワの旧市街）

10月11日、朝10時15分発ポーランド航空で成田を1時間近く遅れて出発。ワルシャワには午後2時25分に到着する予定が、1時間近く遅れて、3時過ぎに到着。当初は、バスはスリが多いということなので、電車で市内に入る予定だった。しかし、空港出口正面の道を渡ったすぐのところに175番のバス停があり、電車の駅はやや離れていたので、結局バスで行くことにした。175番バスは行ったばかりで、15分くらい待つことに。チケットはバスの中で購入(カードでのみ可）。幸い席には座れ、ワルシャワ中央駅をすぎたところで、楽しみにしていた文化科学宮殿の立派な建物を眺めることができた。

バスは、文化科学宮殿の前を通りすぎた後、左折して、旧市街へ通づる新世界通りへと入って行った。中央駅から三つ目ぐらいで目の前に聖十字架教会の塔が見えたので、そこで下車。ショパンの心臓が保管されているという教会で、オープン時間に間に合えば、真っ先に入りたかったが、残念ながら閉まっていた。

そこから歩いて3分くらいのところにあるHotel Mazowiecki（マゾウェイキ）にチェックイン。ここは共用バスだったが、交通の便が良く朝食つきで安かった（6300円位）ので、選んだ。飛行機が1時間遅れで着いたおかげで、休む間もなく旧市街へ向かうことに。

時刻は5時過ぎ。まずは人魚の像のあるヴィスワ川沿いヘ。途中ショパンとジョルジュサンドを描いた巨大な壁画に出会った。

ホテルを出てから20分くらい歩き、ようやく人魚の像の前に到着。5時半くらいの時間になっていたので、像は日陰になってしまっていた。

正面から見た人魚像。人魚が剣を持っているのは、ワルシャワの街を守るためということらしい。この直後人魚像は子供たちの集団にとりかこまれてしまった。

人魚の像を後にして、川沿い遊歩道を北上。この時期にしては暖かく、のんびり歩くのは気持ちがよかった。

川沿いから旧市街が見えてきた。時刻は6時近くになり、暗くなり始めていた。人魚像に立ち寄ったため、かなり遠回りをしてしまった。

旧王宮の横を旧市街に向かって上がっていく。

旧市街のＣastle square(王宮広場）に到着。旧王宮のライトアップも始まっていた。

旧王宮の向かい側の建物群。

上記と反対側にも淡いクリーム色の美しい建物が。St Annes Churchと塔のようだ。

上記の右側の通りを歩いて行こうとしたが、旧市街広場は反対の方向にあることに気が付き、再び旧王宮の方角へと戻ることに。

写真中央奥に旧市街広場に続く道がある。かなり暗くなってきた。

路地に入り、振り返ると旧王宮の塔が見える。

王宮から旧市街広場に通じる道には2つの教会や土産物店などが並ぶ。

中にはこんなかわいい人形が並ぶショーウィンドウも。

天使の像もかわいい。

ピンク色の美しい教会。　　　　　　。

その隣の変わったファサードの教会。この教会は、ワルシャワで最も古い洗礼者ヨハネ教会というらしいが、見た目は新しいので、再建されたようだ。

開いていたので、中を覗いてみた。シンプルな内装だった。

旧市街広場に到着。

もう少し明るいかと思ったが、意外に暗い。

ここにも剣をかざす人魚の像。

拡大して。

一部の建物は修復中だ。これまで多くの広場を見てきたので、あまり感慨はなかった。暗すぎるせいかもしれない。

旧市街広場から横道を入り、城壁まで出ると、大きな銅像があった。この人物はロシア軍と戦ったヤン・キリンスキという英雄だという。

上記の像の隣には、城壁の一部が残こされていた。破壊されずに済んだのか？

城壁の中には小さな像も立っていた。

旧市街を後にして、クラクフ郊外通りを歩いて戻る。途中のヴィジトキ教会もライトアップ。

ホテルブリストルのライトアップ。

ホテルを通り過ぎて、文化科学宮殿の夜景が見えるところまで歩いた。

文化科学宮殿の夜景。

ホテルまで戻る途中の道。長い一日だったので、ホテルで持参した夕食を食べて早めの就寝。

10月12日、朝食は6時半から食べられた。前回と同様ポーランドの朝食は美味しかった。今回の旅でこのホテルが一番朝早くから朝食が食べれた。午前中観光にあてられるので、便利だった。

今日の午後にはワルシャワを飛び立つので、8時前にはホテルを出てワジェンキ公園に向かう。バス停まで行く途中の券売機で一日券を購入（15ズロチ、450円）。ワルシャワ市内のバスや地下鉄に乗り放題で、3回乗れば元が取れるチケットだ。

新世界通りのバス停から116番のバスでワジェンキ公園へ。3つ目のバス停を下りたところにはきれいな紅葉。

公園の手前は陸橋で広い道路をまたぐ。この道はヴィスワ川の対岸からのメイン道路で、陸橋そばにもバス停があった。

ワジェンキ公園は広く、ショパンの像のあるところに近い入り口はまだかなり先の方だった。一つ後のバス停の方が近かったかも。

何度か入り口の人に尋ねて、ようやくショパン像近くの入り口に到着。写真は公園の案内図。目指すショパン像は、入り口を入ってからさらに先にあった。

ショパン像まで行く途中の銅像。

ようやくショパン像に着いた。周りは意外に広々としている。像の前には花が満開の花壇、像の背後には見事な紅葉の林。

紅葉をバックにショパン像。

拡大して。

ショパン像の横にあった像。ショパンと親交が深かったリストの像のようだ。

ショパン像と一緒に記念撮影。

像のすぐそばから撮影。

ショパン像の奥にはワジェンキ宮殿があるようなので、そこまで行ってみることに。遊歩道を歩いて行く途中の紅葉はちょうど見ごろになっていた。

オレンジ色の鮮やかな紅葉その１。

その２。

ひときわみごとな紅葉をバックに記念撮影。

落ち葉の中に鳥を発見。

紅葉の中にワジェンキ宮殿が現れた。

ワジェンキ宮殿。時間がないので、ここで引き返すことに。

宮殿を後にして公園の中をバス停まで戻る。途中の道もみごとな紅葉。

花壇にはまだ花が咲き乱れていた。

ワジェンキ公園を後にして、再びバスで旧市街へと向かう。大統領官邸を過ぎたところでバスを下車して、旧市街広場へ。写真中央の像が、コペルニクスの像。

二度目の旧市街広場。

広場前の建物群。やはり昼間の方がカラフルできれいだ。

快晴の空に映えるピンク色の旧王宮。

昼間の王宮広場。

これが旧市街の見納め。

新世界通りへ伸びる通り沿いの建物もカラフルだ。

旧市街の方向を振り返る。

10時前にはホテルに戻り、チェックアウトして再びホテル近くの新世界通りのバス停へ。ワジェンキ公園ヘ行くときと同じバス停だ。

来た時と同じ175番のバスで空港へと向かう。快晴の空をバックに建つ文化科学宮殿の前を再び通りすぎる。渋滞していなかったので、来るときよりも早く30分くらいで空港に到着。1泊だけのワルシャワ観光だったが、ちょうど紅葉が見ごろで天気も良く、ワルシャワでのストップオーバーは大正解だった。

ポーランドでは成田で両替したズルチをほとんど使わなかったので、ワルシャワ空港で全部ウクライナ通貨（UAH)に交換。12時55分発のポーランド航空でリビウに向けて出発し、1時間後にはリビウに到着（時差が1時間あるので到着は3時ごろ）。飛行機から見るリビウ市内も紅葉が見ごろだった。（ウクライナ１へ続く）

この旅行記へのコメント （2）

• Amalfi-whiteさん 2018/11/01 10:42:26

  黄金の秋

  miharashiさん　初めまして。
  
  ゆったりと旅行されていたのですね。羨ましいです。
  私は弾丸で、miharashiさんの翌週、ワルシャワを楽しんでいました。
  同じ時期に旅行されている方の旅行記を拝見させていただき
  失礼ながら親近感がわきました（^^)
  
  お写真、どれもステキですね。
  続きの旅行記も楽しみにしております。
  
  Amalfi-white

  miharashiさん からの返信 2018/11/01 23:15:24

  RE: 黄金の秋

  Amalfi-whiteさんへ
  
  旅行記を見ていただきありがとうございます。
  
  ワルシャワは私たちも１泊だけの駆け足でしたが、天気と紅葉に恵まれ大満足でした。
  
  天気が悪いところではいい写真が撮れないので、やはりお天気は重要だと実感しています。
  
  今回の旅行の旅行記は順次アップ中なので、是非またご覧になってください。