ジョージアとアルメニア22日間の旅　②　ムツヘタ、カズベキへ日帰り

2023/09/01 - 2023/09/01

ジョージア2日目は、チャーターした車でムツヘタからカズベキ、軍用道路へと向かいます。2日間の車チャーターをトビリシのタクシー会社に前もって依頼してありましたので、ドライバーさんは昨日空港に迎えに来てくれた方が2日間担当。空港からホテルへ向かう途中、9月1日のほうが9月2日より天気がよさそうだどいうので、急遽トビリシ市内観光の日と、ムツヘタ・カズベキ日帰りドライブの日の予定をひっくり返しました。

おかげで、晴天の下、今まで見たことのない風景を楽しむことができました。パンデミックで、この風景に出会うのも3年ほどお預けとなったので、とうとうここまで来たのだなあと、ただただ感激です。最後のツミンダサメバ教会では、雷雨にあって慌てて車にかけこみましたけど、・・・。

エリア グルジア軍用道路周辺(ジョージア (グルジア))

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空 LOTポーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます。
ロングフライトの疲れもどこへやら、さあ、朝ごはん。

このフォーブラザースホテルの朝食は通常8：30からですが、お願いすると少し早めてくれました。

Hotel Four Brothers ホテル

アツアツが出されたのは、たっぷりのマッシュポテトと、ひき肉の焼いたもの。

朝食はコンチネンタルですと言われたけれど、毎日違うものが出て楽しみでした。

9：00に昨日のドライバーさんがホテルにお迎えに来てくれ、出発です。

今日は赤いシャツ着用なので、見つけやすいわ。

最初に行ったのは、Jvari Monestery.

9：25到着。

ジュヴァリ聖堂 寺院・教会

ムツヘタの街を見下ろす高台にあります。

聖ニノが、十字架をここにたてたのが修道院の始まり。

眼下では、ムトゥクヴァリ川とアラグヴィ川が合流します。

そして、古都ムツヘタが一望。

ムツヘタは、かつてのイベリア王国の首都でした。

これから、行ってみます。

次に訪れたのは、先ほど見下ろしたムツヘタの街にあるスヴェティツホヴェリ大聖堂。時刻は10時少し過ぎたところ。

スヴェティ ツホヴェリ大聖堂 寺院・教会

一大観光地のようで、参道にはお土産屋さんがずらり。

大聖堂の周囲は城壁に囲まれています。

布製品のお土産がたくさん。こうやって城壁に立てかけて売ってます。

エストニアのタリンでも、こんな感じで城壁を利用していたな。

スヴェティツホヴェリ大聖堂の模型、全体像がつかめます。

大聖堂の入り口。

久しぶりの東方正教会の国、女性は頭をスカーフで覆わないといけないことをすっかり忘れていました。

スカーフはホテルに置いてきてしまい、フード付きの上着だったので、とりあえずフードをそれらしくかぶります。

城壁をくぐると・・。

威容を誇るスヴェティ・ツホヴェリ大聖堂。

ジョージア最古の教会。

敵の侵入を防ぐのに十分な城壁。

鐘楼。

現在の建物は11世紀に再建されたものですが、聖ニノによってこの地に初めて教会をたてられました。

遠きに見えるのは先ほど尋ねたジュヴァリ教会の方角かな。

入り口横に、お土産物コーナーと、トイレがありました。

誘惑に負けて、ジョージア名物のチュルチヘラを買いました。

ナッツがたっぷりでおいしかったです。

10：50、ムツヘタ最後の訪問場所の、サムタヴロ教会到着。

入ってすぐにあるのは聖ニノのチャペル。

聖ニノ。

伝説では、ここに聖ニノが済んでいたことがあるといわれています。

お土産店の売り物、バンダナを見ていたら、「招き猫」のデザイン。

サムダウロ教会を出て30分ほど過ぎたころ、車窓の右手に見えてきたのは、エメラルドグリーンの湖、ジンヴァリ貯水池。

ジンヴァリ貯水池 滝・河川・湖

このハートマークを背景に写すと「有料」だそうです。

ジンヴァリ湖畔に立つ要塞の中で最大規模の建物が、この聖母教会。

ここに着いたのは、ちょうど12時。

アナヌリ教会要塞 寺院・教会

壁面にはびっしりとジョージア語の碑文が刻まれています。

入り口の装飾が美しいです。中に入ってみましょう。

イコノスタシス。

アッシリアの十三士が描かれています。

中は白壁。

湖の見えるほうへと歩いていきます。

スパスキー教会へは立ち入り禁止になったいました。

シュポバリ塔。

アナヌリ教会の後、車は山道を登っていきます。

すれ違う対向車、ロシアナンバーのトラックがたくさん。

14時少し前、グダウリに着きました。

四輪駆動車がたくさん待機しています。

カヘティ王国とロシア帝国との友好200年を記念して建てられたのが、この「ロシア・ジョージア友好記念碑」

ロシアグルジア友好記念碑 モニュメント・記念碑

両国の歴史と民話がこの壁画には描かれているそう。

壁画の背後は、「悪魔の谷」と呼ばれる深い渓谷。

観光客目当ての4輪駆動車。

スキーリゾートでもあるこのあたり、夏はパラグライダーや乗馬を楽しむことも。

おやつにと購入したのがこのハチャプリ。

この旅初のハチャプリです。

14時20分頃着いたのはオレンジ色の岩があるトラバーチン。

硫黄水が流れ成分が沈殿してこのような色になったそう。

そして、ドライバーさんに、こっちこっちと手招きされて少し道路から下におりていくと、湧き水。

夫はちょっとのんで「おいしい」と。「生水」をあまり飲んでおなかを壊してもと思い、ペットボトルに詰めて持ち帰ることにします。部屋のケトルで煮沸しましょう。

湧き水のあたりは観光客が立ち寄るので、フルーツなどの露店。

雲行きがだいぶ怪しくなってきました。山の天気、変わりやすいのでしょう。

15時カズベキ村に到着。

ずらっと並ぶ、三菱デリカ。

以前はここまで一般の車で来るのは難しく、途中でこのデリカに乗り換えてきたのだそうです。

駐車場から、だらだら坂道を上ると見えてくる、ツミンダサメバ教会。

ツミンダサメバ教会 寺院・教会

教会の敷地から、カズベキ村を見下ろします。

標高2170mの山頂にある教会です。

限りなく天国に近い教会ともいわれています。

こんな山の中にあるのは、敵国の襲撃から宗教的芸術品や宝物類を隠しておく機能もあったそうです。

そして、ソビエト連邦時代、信教の自由が奪われた時も弾圧から守られたようです。

内部は撮影禁止でした。

厳しい時代を生き抜いたイコンが、ひっそりと飾ってありました。

あちらの方向は、日が差していますが、こちらはぽつりぽつり降り始めました。

ロシア国境まで15㎞くらいのここまで、はるばる来ることができ、良かったです。

15時30分、雨もだいぶ降ってきたので、さあトビリシへ戻りましょう。

トビリシのホテルに着いたのは午後7時。

昨日の指さしお惣菜店に行きます。この時間だとお店もすいています。

お皿ではなく、パックに入れてもらい、イートインで食事を済ませます。

時計回りに左上から、
サフランごはん。
茄子とピーマンの炒め煮
フライドチキン
芋いりごはん
コールスロー・・

これで合計２４．９ラリ。（1500円弱）

ホテルに帰りました・・。

途中、観光用気球がちょうど下降するところでした。

昨日、てっきりこの球形はガスタンクか何かだと思っていたのです。