ジョージアとアルメニア22日間の旅　 ⑧　古都クタイシはみどころたくさん

2023/09/08 - 2023/09/08

居心地の良いTwo Towers Guest Houseでたっぷりの朝食をいただいた後、明日の移動のためにクタイシI駅を下見してきました。

そして、10時に、予約してあったタクシーがきて、ゲラティ、モツメタ、バグラティの3つの教会を回り、プロモテウス鍾乳洞を見学、中心部のロープウェイ乗り場で降ろしてもらいます。

その後、ロープウェイで丘へ往復、昨日も行ったグリーンバザールをのぞき、盛沢山の1日でした。
そして、翌日も、バトゥミ移動は夕方の列車ですので、それまでフランス風の教会や、シナゴーグなどまた別のクタイシの顔を垣間見たのでした。

3年前のプランだと、クタイシはメスティアからトビリシに向かう帰途、ほんの数時間、いくつかの修道院を駆け足で回るだけでした。第二の都市クタイシをじっくり楽しむことができ、印象に残る街となりました。

エリア クタイシ(ジョージア (グルジア))

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 50万円 - 100万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 航空会社: エミレーツ航空 フライドバイ LOTポーランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます。

Two Towers Guest Houseの朝食です。
7時半にしてもらうことが出来ました。

朝食の時間が遅いジョージアではありがたいこと。

Two Towers Guest House ホテル

昨日、チェックインしてくれたオーナー自ら用意してくださった朝食。

盛りだくさん。デザートのウエハースまでいただきました。

朝食後、少々朝の散歩に出かけます。

目的地はこちら。

Kutaisi　I　駅。

明日9月9日の夕方このクタイシⅠ駅から、バトゥミまで列車で移動するので、下見に来ました。

バトゥミ行きの普通列車のチケット、4時間乗って2GEL（約120円）と格安なのですが、ジョージア鉄道のHPからの購入は不可、窓口で乗車当日しか購入できないようでした。

中心部から少し離れた駅です。この後、バトゥミからトビリシまで移動した特急列車はこの駅を通らず、クタイシ空港駅を通っていました。

駅の前にあるデイビット4世の記念碑。

駅の下見を兼ねた散歩を終え、ゲストハウスに戻りました。

10時に予約していたタクシーがお迎えに来ます。

修道院3か所と鍾乳洞を回って、大体4時間、タクシーをチャーターしてあります。

4時間で１００GELの契約。Tieg Travelというクタイシの旅行社に頼みました。

最初に来たのはゲラティ修道院。

大聖堂がみえました。

ゲラティ修道院 寺院・教会

クタイシの中心部から北のほうに10㎞程の位置。

１１０４年ダヴィド４世によって建立。

周りが塀で囲まれていて、どこから入ればいいかちょっと迷います。

入り口のフレスコ画。

中に入りました。今度は天井のフレスコ画。

１２から１７世紀の見事なフレスコ画で有名です。

イコノスタシス

天井のフレスコ画。ただいま修復中の足場。

敷地内からクタイシの街が見渡せます。

霊廟。ここには建設王ダビド４世のお墓があります。

聖ニコラス教会にも足を運びます。

左側にあるのが聖ニコラス教会。右が鐘楼。

大聖堂、聖ニコラス教会と修道院全体が収まるように写してみました。

そして、次のモツァメタ修道院に向かいます。

線路を越えて車は進みます。

ここに車は駐車。下り坂を歩いていきます。

モツァメタ教会 寺院・教会

緑の中の修道院という感じですね。

１８４５年建立と、比較的新しめの修道院です。

敷地内で一番大きな建物がこちらの教会。

中も、新しくてきれい。

井戸がありました。

鐘楼。

この修道院は、坂道を下ったみどりの中にあるのが魅力なのかもしれません。

先ほど訪ねたゲラティ修道院とは２㎞弱の距離。
秘密の地下道でつながっているという話も伝わっているそうです。

教会巡りのラストはバグラティ大聖堂。

バグラティ大聖堂 寺院・教会

クタイシのランドマーク的存在です。

後ほど、街の中心部から見上げると、バグラティ修道院の姿がしっかり見えました。

歴史は古く、１１世紀初頭の建立。

17世紀には、オスマン軍の侵攻によって破壊され廃墟となる。

1952年から保存、修復、建築上の研究が始まる。

2001年には修復もすすみ、ジョージア正教会の聖堂に復帰。

それに先立つこと1994年には、ゲラティ修道院とともに世界遺産に指定される。

ところが、この大聖堂に張り付くような透明の箱。

エレベーターをつけたために、世界遺産の指定から外されました。

クタイシの街がよく見下ろせます。

十字架。

世界遺産取り消しとなったエレベーターを聖堂内部から見ます。

クタイシの街を一望できる眺めの良いバグラティ修道院でした。

最後に、バグラティ修道院の全景を。

教会巡りを終えた後。最後は鍾乳洞。

プロメテウス鍾乳洞へ。

Prometheus Cave Natural Monument 観光名所

鍾乳洞ツアーに向けて、お客さんが集まってきました。

聞こえてくるのは、たぶんロシア語。

入場料　外国人は一人２３GEL .

入り口には、中の写真が貼ってあります。

1984年に発見され、一般公開は2011年から。

洞窟内は先ほど時間指定されたグループでガイドさんの後をついて歩きます。

中はひんやり。

鍾乳石はライトアップされていてとてもきれい。

地底へとぶら下がる鍾乳石。

派手なライトアップ。

ここからは、ボートに乗ります。

後ろにいたのは家族連れ。

どちらから？との問いに、お父さんが「Russia」と胸を張って。

ボートツアーは追加料金一人１７．５GEL .

身を乗り出して乗っている若い女の子3人組。

フィリピンから来たそうです。

そろそろ鍾乳洞巡りもおしまい。

ボートを降りるとシャトルバスで鍾乳洞の入り口へと移動できました。

プロメテウス鍾乳洞の見学で、チャータータクシーの契約はおしまい。

中心部に戻り、ロープウェイ乗り場で降ろしてもらいました。

リオ二川を渡り、対岸の丘の上に。

クタイシケーブルカー 交通機関

ルスタヴェリ橋。

車が通行可能な数少ない橋。

ロープウェイが到着した丘の上には、なんと遊園地があります。

ベシク・ガバシュヴィリ公園。

エッフェル塔みたいな塔。

9月の平日とあって、閑散としています。

メリーゴーラウンド。

休日には人が来るのよね・・と思いたい。

観覧車。

乗らなかったけれど、さぞかし見晴らしは良いのでしょうね。

遊園地で遊ぶ年ごろでもないので、ロープウェイで旧市街へ下ります。

ロープウェイ乗り場の横、大きな木の陰にあるのは
オクロス・チャルダヒ。

良く見えるところに移動して写します。

17～18世紀にクタイシ周辺を治めたイメレティ王の宮殿の跡地。

リオ二川に沿って散策します。

赤い欄干の橋が見えます。

リオ二川にかかる赤い橋、Red Bridge。

フランス人建築家によるデザイン。

昨日、Green Bazarに来た時には見つけられなかったコルヒダ。

Bazarの壁面にあるレリーフ。

昨日と反対側から歩いてきて、アッ見つけたとなった次第。

ソ連時代に設置されたものです。

独特の色合い。コルキス王国時代とか、中世ジョージア王国の始まりとかモティーフも盛りだくさん。

そしてもう一つ、ソ連時代のモニュメント。

クタイシ市役所の前にありました。

こちらも市役所前のモニュメント。

ホワイトブリッジ。

橋の欄干にある「帽子を持った少年の像」は人気撮影スポットだとか。
先客がいらっしゃいました。

おなかがすいてきました。ヒンカリが食べたいね・・と意見が一致しました。

昨日のケバブ屋さんのお隣のお店、外のテーブルでヒンカリを食べていた人がいたから、今日はこちらへ。

お店の名は、Hoegaarden-Kutaisi。ドイツ国旗がかかっていました。

注文を取りに来るのが遅い。

飲み物を頼んだのになかなか持ってこない。

ヒンカリ5個入　６GELを各自頼み、パンと、炭酸水で合計２２GEL.

サービスがよくないし、味も今一つ。

こんな日もあるよねと、ホテルに帰ります。

おはようございます。

Two Towers Guest Houseの朝ごはんです。

きょうはオーナー兄弟のお兄さんのほうがサービスしてくれました。
トマトのおいしかったこと。

なんとなく疲れもたまっていたので朝食後は少しまったり。

Two Towers Guest Houseを10時半にチェックアウトし、15時半まで荷物を預かってもらいます。

オーナー家族が同じ建物内に住んでいるので、いつも誰かしらいるよ・・とのこと。ゲストハウスで、チェックアウト後観光中荷物を預かってもらうことはよくありますが、引き取り時に人がいるかどうかは結構気を付けないといけません。

だいぶ慣れた坂道を中心部へと下っていきます。

コルキスの泉。

何回か横を通り過ぎたけれど、写真をとっていなかったことに気づきます。

あまり荷物を増やしたくないのですが、お土産を買いにグリーンバザールへ。

グリーンバザールで香辛料を購入。１２GEL.
　
初日にバザールを覗いたときから気になっていました。

Green Bazaar 免税店

クタイシの旧市街から少し外れたところに、フランス風の街並みがあるというのでやってきました。

これは、公園の入り口にあったオリンピック選手の顕彰碑。

USSR時代からのクタイシ出身の活躍した選手のリスト。

1972年のミュンヘン大会。1980年のモスクワ大会。
バルセロナ、北京、リオデジャネイロ・・と続きます。

素敵な街並み。

Kutaisi Holy Annunciation temple。

聖母受胎告知教会

水色の壁がきれい。

かつては、カトリックの教会だったそうです。

ジョージアをかたどった表札。

なかなかおしゃれです。

St George Church.

アルメニア教会です。

金ぴかの十字架。

アルメニア教会の向かい側は古い趣のある建物でした。

リオ二川に沿うように教会はありました。

教会の中。フレスコ画が見事。

さて、このあたりはジュ―イッシュ区域。

古い建物がたくさん残っています。

風情があるので写真を撮っていたら、近くにいた住人らしい女性が、あれも写すといいわよ・・と。

あれれ、映画のセットみたい？

シナゴーグ。外観だけ。

中が美しいようなのでちょっと残念ですが。

フレンチ区域とジュ―イッシュ区域のお散歩を済ませ、中心部に戻ってきました。

クタイシ歴史博物館を見学します。

1人５GEL.

展示物はサクッと見学。

この博物館の建物が重厚でした。

トイレなど本当に立派でクラシカルです。

ちょっと疲れたので一休み。

繁盛していてひっきりなしにお客さんの来るケーキ屋さん。

ケーキとコーヒーでおやつ。

カフェ　ナタ。

クタイシのすべての観光を終え、Two　Towers　Guest Houseに戻ってきました。

15時。

荷物を引き取ります。

キャリーをガラガラ引きながら、クタイシ1駅に行きます。

当日しか買えない乗車券。

クタイシ→バトゥミ。
驚くなかれ、1人２GEL.120円です！！

4時間乗るというのに。

ちなみにこの区間をマルシュルートカでは２０GELくらいかかります。

クタイシ1駅発着する列車はそう多くはありません。

列車の時刻に合わせて行動する・・といった感じですね。

16:３０クタイシ１駅発　さあ、次の街バトゥミへ。