2023/09/18 - 2023/09/18
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2023/09/18
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ノラヴァンク修道院
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この日は、トルコ国境まで3㎞というホルビラップ修道院と、アゼルバイジャン国境まで5㎞程というノラヴァンク修道院を訪れました。
3年前の旅の計画では、ゴリスの街に泊まり、最長のギネス記録を持つロープウェイに乗って空中散歩を楽しみつつタテブ修道院へ行くことが、アルメニア旅行のハイライトでした。
しかし、2020年に勃発したアゼルバイジャンとの紛争地域ナゴルノ・カラバノフに近く、「停戦して数年たった今でも、一触即発何があるかわからないから危険」と現地旅行社のガイドさんには言われました。
そこでタテブ修道院行はあきらめたのですが、日本の旅行社のアルメニアツアーパンフレットを見るとタテブ修道院に行っています。エレバンに到着後ゲストハウスのマダムも、あら行かれるわよ・・とのこと。
エレバンからの日帰りタテブ行きは結構ハードでありますが、それならとゲストハウスにタクシーチャーターをお願いし、行くつもりになりました。ところが、よくよくHPを見ると、その日は世界最長といわれたロープウェイの休業日、ロープウェイも楽しみの一つだったので、乗れないならやめましょうと決断。行先もホルビラップやノラバンクへと当初の予定通りに戻しました。
そして、翌日9月19日の夕方、外務省の海外安全情報で、「アゼルバイジャン・アルメニア国境付近、ナゴルノ・カラバフ衝突」と見て、胸をなでおろしたのでした。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- エミレーツ航空 フライドバイ LOTポーランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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おはようございます。
アゾヤンゲストハウスの朝食室です。
8時の朝ごはんでは出発が間に合わない人は、画面中央の冷蔵庫の中に入っている食品で自分で済ませてもよいのはありがたい。Azoyan Guest House ホテル
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朝食の時以外にも、チュルチヘラの切ったものやキャンディが並んでいたり、冷蔵庫にヨーグルトが入っていて、ご自由にどうぞ・・となっています。
何よりありがたかったのは、浄水器が設置され、ミネラルウォーターがいつでも飲めること。
ゲストハウスの女主人アゾヤンさんが、ご自身が世界中旅行した経験から、あったらいいなというものが用意されている宿です。 -
今日は、ゲストハウスのアゾヤンさんが手配してくれたドライバーさんの運転で、一日観光です。9時半にお迎えに来てくれました。
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まずやってきたのは、ホルビラップ修道院。時刻は午前10時15分。
駐車場から修道院まで、門前町ならぬ門前テントが並んでいます。 -
修道院の入り口。
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ここは、トルコ国境までわずか2㎞。
アララト山も今はトルコ領内ですが、昔はアルメニア領でした。 -
そもそも、この修道院の始まりは、罪人を閉じ込めるために作った地下牢。
古代アルメニアでは、キリスト教徒は異教徒とされ、弾圧されていました。 -
昨日見たモニュメントの手の持ち主、キリスト教の啓蒙者グレゴリウスも、弾圧されここに十数年投獄されていました。
ところが、王の病を治すという奇蹟を起こし、王はグレゴリウスに洗礼を受けます。 -
そして、301年、キリスト教は国教として認められました。世界最古のキリスト教国家の誕生です。
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その後、異教徒の侵攻を受け、今残る聖堂と城壁は17世紀に建立されたアストヴァツィツィン聖堂と、7世紀建立の聖ゲヴォーグ礼拝堂、そしてそれを取り巻く城壁だけが、この地に残っています。
ホルヴィラップ修道院 寺院・教会
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丘の上を目指して、登っていきます。
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十字架、そしてその後ろにアルメニアの国旗。
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丘の上に行くのは、足場が悪いので、しっかりした靴の方がよさそう。
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アララト山、もう少しで全部見えそうなのだけれど・・。
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丘の上からは、ホルビラップ修道院の全景が見下ろせました。
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アルメニア国旗。
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駐車場におりていくと、今度は修道院の全景を見上げる形。
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アララト山の上から雲がとれそうです。
アルメニアの人にとって、心の支えのようなアララト山ですが、100年ほど前から。トルコ領内になってしまいました。 -
本日のドライバーさん、ゲストハウスが手配してくれました。
お名前は聞きそびれましたが、ベテランで安心した運転ぶりです。
ただ、ほとんど英語がわからなくて、STOPとお願いしても??という感じ。
11時、ホルビラップ修道院を後にして、次の目的地に向かいます。 -
だいぶ風景が変わってきました。
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ホルビラップ修道院から1時間ほどで、どんどん山の中に入っていきます。
赤い地肌が、先日いったダヴィドガレジ修道院のあたりと同じ感じです。 -
ノラヴァンク修道院に到着。
ノラヴァンクとは新しい修道院という意味。13~14世紀に建立されたので、国内の他の修道院に比べ「ノラ」(New)なのでしょう。 -
駐車場から修道院目指して登っていきます。
修道院の設計者は、モミックとシラネス。 -
水飲み場
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地震で倒壊して、現存するのは三つの教会のみ。
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聖アストヴァツァツィン教会。
この教会入り口の階段は、未完の階段と呼ばれ、地面とつながっていません。 -
聖カラペト教会。
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聖アストヴァツァツィン教会内部。
質素です。 -
入り口に彫られているのは、真ん中に聖母子、両側にガブリエルとミカエル。
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階段を昇れば二階から入れるようなのですが手すりもない階段。
怖いので止めておきました。 -
井戸?
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聖グリゴール礼拝堂。
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墓石。
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礼拝堂の入り口です。上部の彫刻がそれは見事です。
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聖カラペト教会の内部。
主祭壇。母子像が飾られていました。 -
同じく、カラペト教会。
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十字架。
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小礼拝堂。
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十字架がたっています、
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先ほどのホルビラップ修道院がトルコ国境まで3㎞ほど。
このノラヴァンク修道院は、アゼルバイジャン国境まで5㎞くらい。
アルメニアの地図をよく見ると、内陸国だけあって、トルコ、イラン、アゼルバイジャン、ジョージアの4か国に囲まれています。 -
記念のコイン。
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最後に岩の間の修道院の姿をおさめ、次の目的地へまいります。
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ノラヴァンク修道院から山を下ってきた道沿いに、アレニワインのワイナリーがあります。
アレニワインファクトリー 観光名所
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見学と試飲をさせてくれるというので立ち寄ります。
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ずらりと並ぶビン。
三か国語で、触らないでね!と。 -
樽と甕。
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樽が並ぶこのあたり、良い香りがします。
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地中に半分埋められた甕には、アルメニア語で、何か書いてあります。
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さて、ざっとワイナリーを見学した後は、お待ちかね試飲。
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お連れ様は、コニャックとか強いものモいろいろ試していました。
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わたくしは、フルーツワインを少しずつ。
なんてよい香りなのでしょう。 -
新品のペットボトルに詰められたコニャックを、お連れ様は迷わず購入。
(町中の市場では、明らかにリサイクルと思われるペットボトル入りの自家製ワインやブランデー、ずいぶん見ましたが、買う気になれずにおりましたので・・。)
14時少し前、ワイナリーを出発。 -
15時45分エレヴァン市内中心部に戻ってきました。
ドライバーさんとはここでお別れ。エレヴァン 散歩・街歩き
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明るいうちに、エレバンに戻ってこられたので、青空市場を冷やかすことにしました。
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青空市場・・といっても結構本格的なお店が連なります。
ヴェルニサージュというしゃれた名前がついています。週末青空市場 市場
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チェスの駒を売るお店
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木工製品、置物や壁掛け、そしてアクセサリーなどいずれも手作り。
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手の込んだ刺繍のテーブルセンターや、テーブルクロスを販売中。
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ザクロをモティーフにした小物が多いこと。
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勇ましいものも売っています。
観光客が買うのでしょうか? -
お土産用の帽子を買ったTシャツ屋さんのお兄さん。
写真撮ってもいいよ・・と。
さあ、これでお土産もおおむね完了。 -
噴水。
エレヴァンでは、水飲み場もずいぶん見かけました。
地下水をくみ上げたおいしい水が飲めるのだそうですが、慣れないと心配なので、飲むことはしませんでした。 -
お夕飯にしましょう。
今日も、共和国広場前に並ぶお店に行ってみましょう。
Buzand Cafe Restaurant.
中東料理のお店のようですが・・。Buzand Cafe Restaurant カフェ
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わたくしが選んだのはパッタイ、3600AMD。
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夫は、焼き飯みたい・・なもの。こちらも3600AMD.
中央アジアのプロフに似ていて、おいしいって。 -
料理2品と、炭酸水で合計8470AMD。
日本円にして、3340円。 -
内装もおしゃれな素敵なお店でした。
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何だろう?
エレヴァンの街では、こうしたモニュメントにたくさん出会いました。 -
右が、本日のAreni Wineryで買ったコニャック。
帰宅して開封したら、とても良い香りでした。
隣は、前日購入したAraratです。
さあ、帰国もまもなく。気を付けて荷造りします。
最後の一日に備えて、おやすみなさい。
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