滋賀訪問2022①(テーブルもみじで紅葉鑑賞：大津市坂本・旧竹林院)

2022/11/25 - 2022/11/26

一泊二日の京都・滋賀紅葉巡り。
京都で東山と山科の紅葉を鑑賞した後、京阪に乗って
坂本比叡山口駅まで移動してきました。

目的は、旧竹林院と日吉神社のライトアップ。
駅からは坂が続きますが、まず旧竹林院に向かいます。
夕刻になり、陽が落ちてきたタイミングでしたが、
観光客もあまりいない時間帯だったようで、
自分のペースで庭園鑑賞することが出来ました。

エリア 大津(滋賀)

• 旅行の満足度: 4.5

坂本比叡山口駅から、歩いて10分の比叡山の麓にある旧竹林院に到着。

旧竹林院 寺・神社・教会

入園料は、お財布に優しい330円。
京都の人気寺院などは、1,000円前後の料金も珍しくない中、有難いことです。

玄関を上がると、モダンなフォントの竹燈籠が出迎えてくれます。
平日の夕暮れ前ということで、観光客はいるものの邸内は混みあっていませんでした。

旧竹林院一階の庭に面した部屋の中央には、ピカピカに磨かれた机が置かれています。

机の手前に座ると、庭園に置かれた縁台と朱い野点傘。
奥には紅葉も見えています。

机にカメラを置いて撮影すると、庭園の風景が磨き上げられた机にリフレクション。係の方が、机に置いて撮影すると綺麗ですよとお薦めしてくれます。

縁側から見た庭園の風景。
全面の紅葉というわけではないですが、野点傘と縁台の朱がよく映えています。

観光バスが着いたらしく、一気に観光客が流れ込んできたので二階に移動。
開け放たれた窓枠が額縁の役目を果たしています。

二階にも磨き上げられた机が置かれており、庭園の紅葉を映し出しています。

夕刻ということで差し込む光が少し弱いですね。
時間帯が違えば、より鮮やかな風景が見れる気がする。
いつか再訪する際には、別の時間帯に訪れてみよう。

京都の瑠璃光院っぽい角度の風景。

二階の庭園に面した部屋の全景はこんな感じ。
京都の瑠璃光院に比べると部屋が広く机が小さいので、
ポツンと配置されているように見えます。

大津と云えば、大津絵。
色々なお題があるようですが、鬼の絵を目にすることが一番多い気がする。

紅葉のタイミングとしては、少し時期を過ぎているかなといった色付き。

先程一階の縁側から見た庭園を二階から眺めた風景。

庭の反対側にある部屋には、数多くの竹灯籠が展示されていました。

だるまと菩薩様かな。

ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウの竹燈籠。

誰が見ても京都と分かる産寧坂(三年坂)の着物姿の女性と八坂の塔の風景。
他の竹燈籠と違い、夕景を感じさせる色合いがいいですね。

邸内からの庭園鑑賞から、庭園散策に移ります。

旧竹林院は、比叡山の里坊の一つですが、名称が「元里坊 旧竹林院」と
なっていることから、現在は正式には里坊ではないのかもしれません。
比叡山麓の坂本には、僧侶の隠居所として多くの里坊が残されています。
比叡山が山坊なので塔頭寺院が里坊と呼ばれているようです。

築山の頂上には休憩所があり、休みながら庭園を散策する事が出来ます。

小川の周りも一面紅葉の落ち葉で埋め尽くされています。

庭園内で一番美しく色づいていたモミジ。

蓬莱と名付けられた広間。庭園内の茶室と連動して茶事が出来るように配置されているそうです。

手水鉢の中に一枚の真っ赤なモミジが沈んでいます。

別の角度からの母屋の風景。

庭園内をぐるっと一周して、縁台と朱い野点傘の場所まで戻ってきました。
大勢の観光客が庭園内を散策していると、人も机に映ってしまいますね。
混んでいる時は、タイミングが難しそう。

紅葉ライトアップを見るために、竹林院の隣にある日吉大社に向かいます。