大津旅行記(ブログ) 一覧に戻る
滋賀県旅行の第一日目に、最初に訪れたのが高島市にある「農業公園マキノピックランド」を縦貫する県道287号線小荒路牧野沢線に、約2.4kmにわたるメタセコイア並木です。500本も植えられている黄金色のプロムナードが広がっています。「メタセコイア並木」は、読売新聞社が選定する「新・日本街路樹百景」や主婦の友社選「日本の紅葉名所100選」にも選ばれた絶景スポットです。<br />「メタセコイア並木」の絶景を堪能したあとに、ランチを食べるために奥琵琶湖マキノグランドパークホテル」立ち寄りました。「近江牛煮込みハンバーグ御膳」が評判だったのですが、パック旅行だったので今回はメニューにはない「和風のお弁当セット」を食べました。お弁当なので冷めていてちょっと残念でした。しかし、ホテル前には、プライベートビーチがあり、遠くに「竹生島」を臨み、さざ波が打ち寄せる音が心地よさを誘ってくれます。そして、マキノサニービーチから続くホテル前のプライベートビーチを含む周辺沿岸部は「重要文化的景観」に選定されたそうです。<br />「奥琵琶湖マキノグランドパークホテル」でランチを済ませたあと、今回の旅行で楽しみにしていた「比叡山延暦寺椿堂」へ向かいました。「比叡山延暦寺椿堂」では、「聖徳太子1400年御遠忌記念」で特別拝観することができます。聖徳太子ゆかりの「椿堂」では、1400年の眠りから覚めた本尊「千手観世音菩薩像」と「堂内」を初公開していました。「椿堂」本尊の「千手観音像」の高さは約85センチです。そして「千手観音像」の胎内に聖徳太子の御本尊として納入したと伝わる胎内仏で、7世紀に制作されたとされるわずか9cmの仏像「菩薩半跏像」が入っているそうです。「菩薩半跏像」は、会期に合わせて比叡山の宝物を収蔵する「国宝殿」にて展示されます。<br />「比叡山延暦寺椿堂」を後にして「びわ湖大津館」に夕食を取るため向かいました。その途中に、「夢見が丘展望台」があり、琵琶湖と紅葉の素晴らしい光景を目にすることができました。そして、向かったホテルのレストランは、ベルギーの港町をイメージしたフレンチレストラン「ベル ヴァン ブルージュ」です。琵琶湖の迎賓館だけあって料理は一流でした。料理が美味しかったので、写真を撮り忘れてしまいました。「ベル ヴァン ブルージュ」のこだわりは、無農薬ハーブにこだわった心と体に優しい自然派の創作フレンチです。そして、「びわ湖大津館」でのもう一つの楽しみが、びわ湖大津館に隣接する約5,900㎡の広大な敷地には、四季折々の花々が楽しめる「イングリッシュガーデン」です。残念ながら「びわ湖大津館」に到着したのが19:30頃だったので、入園することはできませんでした。<br />「びわ湖大津館」で夕食を取った後に、国宝と紅葉を幻想的にライトアップする瀬田川沿いにある「石山寺」の「あらた夜もみじ」を見に向かいました。今年は色づくのが例年に比べて遅く、緑、黄色そして赤のコントラストが非常に色鮮やかなコントラストで非常に印象に残りました。「石山寺」に到着すると夜間の見学のコースは決まっていて、地面に置かれた行燈を頼り光の道を前に進みます。これがまた幻想的な風景を醸し出しています。また、「紫式部」を始め、古来より多くの文学者が訪れたことから「文学の寺」や境内に四季折々の花が咲き誇ることから、「花の寺」としても知られています。<br />「石山寺」の「あたら夜もみじ」を十分堪能した後、今日の宿泊先である「びわ湖大津プリンスホテル」へ向かいました「びわ湖大津プリンスホテル」に着くなり、美しい光景が目の前に広がっていました。ホテルと琵琶湖周辺がライトアップされていて感激しました。「SLOW OTSU」というイベントが開催されていました。宿泊した部屋は14Fのツインルームでしたので、部屋の窓から見えるびわ湖とびわ湖を取り囲んでいる遠くに見える山並みの景観がマッチしていて、ふだん東京では味わうことのない自然が創り出す光景に感動しました。また、朝食は、37Fのレイクビューダイニング 「ビオナ」でのビュッフェ形式の料理を堪能できました。<br />滋賀県旅行の二日目は、「湖南三山紅葉めぐり」と「教林坊」を見学します。「湖南三山」とは、「常楽寺」、「長寿寺」そして「善水寺」の三つのお寺のことです。まずは、「常楽寺」に向かいます。「常楽寺」は歴史と由緒のあるお寺です。奈良時代中期の和銅年間に「良弁」が、「元明天皇」の勅命により開いたお寺です。ツアーで行ったのがよかったのか「常楽寺」、「長寿寺」そして「善水寺」では見学する前に、住職からのお寺の歴史、由緒、見どころそしてお寺の抱えている問題を聞くことができました。それぞれのお寺には檀家はないので、観光資源に頼らざるを得ないそうです。お寺の本堂の屋根は、「桧皮葺」になっています。本堂の屋根の改修は、40年に一度やらなければならず、費用はなんと約一億五千万円もかかるそうです。入山料だけではできないので、クラウドファンディングをやって寄付金を募っているそうです。歴史的建造物を後世まで伝えるのは大変なことと感じました。<br />「常楽寺」の見学を終えて次は、「長寿寺」です。「常楽寺」からは車で10分くらいの所にありました。「長寿寺」の駐車場から向かう途中に5~6軒の地元でとれた野菜、お餅などの屋台が出ていました。駐車場から「長寿寺」の山門に着き、山門の向こうには驚きの光景が待っていました。深紅のトンネルとレッドカーペットの参道が200m位続いていました。「本堂」周辺には紅葉はあまり見られませんが、参道の紅葉は見る人の心をくぎ付けにします。<br />「常楽寺」、「長寿寺」の見学を終えて最後の「善水寺」です。「長寿寺」からは車で30分くらいの所にありました。「善水寺」では、庭園と紅葉の美しさに魅龍されました。それと桓武天皇が飲んで病気が治った「善水元水」があります。お寺への寄付として100円でペットボトルを購入し、元水を持ち帰るというシステムです。ペットボトルはハンマーで叩いて蓋の台座(雄ネジ部分)とキャップを自分で固定して作ります。結構これが難しいので改善の余地がありますね。<br />湖南三山のお寺を巡り、滋賀旅行の最後に「教林坊」を訪れました。「教林坊」へ向かうバスの中でバスガイドさんから注意点のアナウンスがありました。コロナ関係の注意事項は別として、駐車場から「教林坊」へ行く途中には民家があるので、歩きながらの会話は差し控えること、「教林坊」は一方通行なので写真撮影で他人の迷惑にならないように極力立ち止まらないことなどでした。迷惑なお寺に来たものだと思っていましたが、最後に信じられないようなドラマが待っていました。目の前に広がる鮮やかな紅葉の風景です。周りにいる人も「こんなきれいな紅葉は見たことがない。」と異口同音に口にしていました。<br />

比叡山延暦寺椿堂の特別公開、湖南三山紅葉めぐりというネーミングのパンフレットに興味がわきました。。

14いいね!

2022/11/24 - 2022/11/25

597位(同エリア1466件中)

0

274

Lily-junjunさん

この旅行記スケジュールを元に

滋賀県旅行の第一日目に、最初に訪れたのが高島市にある「農業公園マキノピックランド」を縦貫する県道287号線小荒路牧野沢線に、約2.4kmにわたるメタセコイア並木です。500本も植えられている黄金色のプロムナードが広がっています。「メタセコイア並木」は、読売新聞社が選定する「新・日本街路樹百景」や主婦の友社選「日本の紅葉名所100選」にも選ばれた絶景スポットです。
「メタセコイア並木」の絶景を堪能したあとに、ランチを食べるために奥琵琶湖マキノグランドパークホテル」立ち寄りました。「近江牛煮込みハンバーグ御膳」が評判だったのですが、パック旅行だったので今回はメニューにはない「和風のお弁当セット」を食べました。お弁当なので冷めていてちょっと残念でした。しかし、ホテル前には、プライベートビーチがあり、遠くに「竹生島」を臨み、さざ波が打ち寄せる音が心地よさを誘ってくれます。そして、マキノサニービーチから続くホテル前のプライベートビーチを含む周辺沿岸部は「重要文化的景観」に選定されたそうです。
「奥琵琶湖マキノグランドパークホテル」でランチを済ませたあと、今回の旅行で楽しみにしていた「比叡山延暦寺椿堂」へ向かいました。「比叡山延暦寺椿堂」では、「聖徳太子1400年御遠忌記念」で特別拝観することができます。聖徳太子ゆかりの「椿堂」では、1400年の眠りから覚めた本尊「千手観世音菩薩像」と「堂内」を初公開していました。「椿堂」本尊の「千手観音像」の高さは約85センチです。そして「千手観音像」の胎内に聖徳太子の御本尊として納入したと伝わる胎内仏で、7世紀に制作されたとされるわずか9cmの仏像「菩薩半跏像」が入っているそうです。「菩薩半跏像」は、会期に合わせて比叡山の宝物を収蔵する「国宝殿」にて展示されます。
「比叡山延暦寺椿堂」を後にして「びわ湖大津館」に夕食を取るため向かいました。その途中に、「夢見が丘展望台」があり、琵琶湖と紅葉の素晴らしい光景を目にすることができました。そして、向かったホテルのレストランは、ベルギーの港町をイメージしたフレンチレストラン「ベル ヴァン ブルージュ」です。琵琶湖の迎賓館だけあって料理は一流でした。料理が美味しかったので、写真を撮り忘れてしまいました。「ベル ヴァン ブルージュ」のこだわりは、無農薬ハーブにこだわった心と体に優しい自然派の創作フレンチです。そして、「びわ湖大津館」でのもう一つの楽しみが、びわ湖大津館に隣接する約5,900㎡の広大な敷地には、四季折々の花々が楽しめる「イングリッシュガーデン」です。残念ながら「びわ湖大津館」に到着したのが19:30頃だったので、入園することはできませんでした。
「びわ湖大津館」で夕食を取った後に、国宝と紅葉を幻想的にライトアップする瀬田川沿いにある「石山寺」の「あらた夜もみじ」を見に向かいました。今年は色づくのが例年に比べて遅く、緑、黄色そして赤のコントラストが非常に色鮮やかなコントラストで非常に印象に残りました。「石山寺」に到着すると夜間の見学のコースは決まっていて、地面に置かれた行燈を頼り光の道を前に進みます。これがまた幻想的な風景を醸し出しています。また、「紫式部」を始め、古来より多くの文学者が訪れたことから「文学の寺」や境内に四季折々の花が咲き誇ることから、「花の寺」としても知られています。
「石山寺」の「あたら夜もみじ」を十分堪能した後、今日の宿泊先である「びわ湖大津プリンスホテル」へ向かいました「びわ湖大津プリンスホテル」に着くなり、美しい光景が目の前に広がっていました。ホテルと琵琶湖周辺がライトアップされていて感激しました。「SLOW OTSU」というイベントが開催されていました。宿泊した部屋は14Fのツインルームでしたので、部屋の窓から見えるびわ湖とびわ湖を取り囲んでいる遠くに見える山並みの景観がマッチしていて、ふだん東京では味わうことのない自然が創り出す光景に感動しました。また、朝食は、37Fのレイクビューダイニング 「ビオナ」でのビュッフェ形式の料理を堪能できました。
滋賀県旅行の二日目は、「湖南三山紅葉めぐり」と「教林坊」を見学します。「湖南三山」とは、「常楽寺」、「長寿寺」そして「善水寺」の三つのお寺のことです。まずは、「常楽寺」に向かいます。「常楽寺」は歴史と由緒のあるお寺です。奈良時代中期の和銅年間に「良弁」が、「元明天皇」の勅命により開いたお寺です。ツアーで行ったのがよかったのか「常楽寺」、「長寿寺」そして「善水寺」では見学する前に、住職からのお寺の歴史、由緒、見どころそしてお寺の抱えている問題を聞くことができました。それぞれのお寺には檀家はないので、観光資源に頼らざるを得ないそうです。お寺の本堂の屋根は、「桧皮葺」になっています。本堂の屋根の改修は、40年に一度やらなければならず、費用はなんと約一億五千万円もかかるそうです。入山料だけではできないので、クラウドファンディングをやって寄付金を募っているそうです。歴史的建造物を後世まで伝えるのは大変なことと感じました。
「常楽寺」の見学を終えて次は、「長寿寺」です。「常楽寺」からは車で10分くらいの所にありました。「長寿寺」の駐車場から向かう途中に5~6軒の地元でとれた野菜、お餅などの屋台が出ていました。駐車場から「長寿寺」の山門に着き、山門の向こうには驚きの光景が待っていました。深紅のトンネルとレッドカーペットの参道が200m位続いていました。「本堂」周辺には紅葉はあまり見られませんが、参道の紅葉は見る人の心をくぎ付けにします。
「常楽寺」、「長寿寺」の見学を終えて最後の「善水寺」です。「長寿寺」からは車で30分くらいの所にありました。「善水寺」では、庭園と紅葉の美しさに魅龍されました。それと桓武天皇が飲んで病気が治った「善水元水」があります。お寺への寄付として100円でペットボトルを購入し、元水を持ち帰るというシステムです。ペットボトルはハンマーで叩いて蓋の台座(雄ネジ部分)とキャップを自分で固定して作ります。結構これが難しいので改善の余地がありますね。
湖南三山のお寺を巡り、滋賀旅行の最後に「教林坊」を訪れました。「教林坊」へ向かうバスの中でバスガイドさんから注意点のアナウンスがありました。コロナ関係の注意事項は別として、駐車場から「教林坊」へ行く途中には民家があるので、歩きながらの会話は差し控えること、「教林坊」は一方通行なので写真撮影で他人の迷惑にならないように極力立ち止まらないことなどでした。迷惑なお寺に来たものだと思っていましたが、最後に信じられないようなドラマが待っていました。目の前に広がる鮮やかな紅葉の風景です。周りにいる人も「こんなきれいな紅葉は見たことがない。」と異口同音に口にしていました。

旅行の満足度
4.5
観光
5.0
ホテル
4.5
グルメ
4.0
ショッピング
3.0
交通
3.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
観光バス 新幹線
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
利用旅行会社
クラブツーリズム

PR

この旅行記のタグ

14いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

この旅行記の地図

拡大する

PAGE TOP