紅葉のきれいな庭園と病気を治癒する清泉水が湧き出ていて、それを持ち帰ることができます。
- 4.0
- 旅行時期:2022/11(約3年前)
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by Lily-junjunさん(男性)
甲賀 クチコミ:3件
「善水寺」では、庭園と紅葉の美しさに魅了されました。それと桓武天皇が飲んで病気が治った「善水元水」があります。お寺への寄付として100円でペットボトルを購入し、元水を持ち帰るというシステムです。ペットボトルはハンマーで叩いて蓋の台座(雄ネジ部分)とキャップを自分で固定して作ります。結構これが難しいので改善の余地がありますね。また、元水を入れるところの紅葉も見事に赤く染まりきれいでした。そして「善水寺」には、大きくありませんが庭園があります。池泉式に庭園で、庭園にある紅葉と池が調和し美を奏でていました。
ちなみに「善水寺」の歴史を紐解いてみると奈良時代和銅年間(708年~715年)に「元明天皇」の勅命により鎮護国家の道場として建立されました。当初は、「和銅寺」という名前でしたが、「桓武天皇」が病気になり、お寺の霊水を「桓武天皇」に献上されたところ、御悩忽ち平癒された。この縁に依って「岩根山善水寺」の寺号を賜わったということです。
【見どころ】
⑴ 「本堂」
「本堂」は、南北朝時代の貞治五年(1366年)に再建されたものです。「常楽寺」、「長寿寺」と同様に「本堂」の屋根は「木造入母屋造桧皮葺」です。社殿の屋根の中央が前方に張り出した部分である向拝を持たないため美しい「木造入母屋造桧皮葺」の曲線を醸し出しそれがとてもきれいです。本尊「薬師如来」など三十余体の仏像を安置されていて、昭和29年(1954年)に国宝に指定されています。
⑵ 「元三大師堂」
「元三大師堂」は、江戸時代の正徳三年(1713年)に再建されたものです。本尊「元三慈恵大師良源大僧正」の等身の像があります。
⑶ 「観音堂」
「観音堂」は、元禄9年(1696年)に「乗蓮比丘」の勧進により岩蔵坊旧跡に建立されたもので、「聖観世音菩薩」が安置されています。
⑷ 「行者堂」
「行者堂」は、明治9年(1876年)に寺岩本院の行者堂を移築したものです。
⑸ 「六所権現社」
「六所権現社」は、「伊勢」、「春日」、「八幡」、「賀茂」、「熱田」、「鹿島」の六所の神々を一所に御利益のある境内社です。ちょっと欲張りな「権現社」ですね。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 2.0
- 草津線甲西駅で下車し、湖南市巡回バス下田行きに乗車します。「岩根」バス停で下車徒歩10分くらいかかります。
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- やはり紅葉の時期なので混んでいました。
- 見ごたえ:
- 4.0
- 本堂、元三大師堂、観音堂、行者堂、六所権現社が見どころですが、紅葉も結構きれいでした。
クチコミ投稿日:2023/10/15
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