小堀遠州作のモスグリーンの名勝庭園とそこに真っ赤に色づく紅葉のハーモニーに感動しました。
- 5.0
- 旅行時期:2022/11(約3年前)
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by Lily-junjunさん(男性)
近江八幡・安土 クチコミ:1件
滋賀旅行の最後の景勝地である「教林坊」へ行きました。「教林坊」へ向かうバスの中でバスガイドさんから注意点のアナウンスがありました。まず、駐車場から「教林坊」へ行く途中には民家があるので、歩きながらの会話は差し控えること、それと「教林坊」は一方通行なので写真撮影で他人の迷惑にならないように極力立ち止まらないことなどでした。やっかいななお寺に来たものだと思っていましたが、最後に信じられないようなドラマが待っていました。目の前に広がる鮮やかな紅葉の風景です。周りにいる人も「こんなきれいな紅葉は見たことがない。」と異口同音に口にしていました。まだ、「教林坊」の拝観入口の手前です。そして、拝観入口が中に入るとさらに美しい光景が目の前に広がってきました。中は人であふれてなかなか先に進めませんでしたが、紅葉の美しさが雑踏を打ち消してくれます。そして坂の頂上付近に達したときの「書院」、「庭園」そして紅葉の眺めも素晴らしかったとしか言いようがありません。「書院」手前には、「教林坊」を創設した聖徳太子の「太子の説法岩」がありました。寺名の教林とは太子が林の中で教えを説かれたことに由来しているそうです。さらに先に進むと「水琴窟」あり、実際に竹筒に耳をあてて聞いてみると、今まで他のお寺などと違った、透き通ったそして張りつめた音色が聞こえてきました。そして最後に「書院」です。「書院」の目の前には、「小堀遠州作」のモスグリーンの名勝庭園が広がっていました。また、「書院」の障子戸の間から見える庭園を切り取った風景の美しさには感動すること間違いなしです。夜間の紅葉ライトアップに来ればさらに幻想的な世界を見ることができるでしょう。
「教林坊」の見どころ】
⑴ 「書院」と「小堀遠州」作の名勝庭園
「書院」江戸時代前期の茅葺き書院は里坊建築の古様式を伝える貴重な指定文化財です。「書院」の障子戸の間から見える庭園を切り取った風景の美しさには感動すること間違いなしです。また「書院」の西側の名勝庭園は「小堀遠州作」と伝えられ枯れ滝・鶴島・亀島など巨石を用いて豪快に表現された桃山時代を象徴する池泉回遊式庭園です。苔むした庭園のモスグリーンと紅葉の深紅が美しさを一層醸し出しています。「書院」南側にも室町時代と考えられる庭園があり小さいながら良くまとまった枯庭となっています。
⑵ 「かくれ里」の舞台となった
「白洲正子」は、「芸術新潮」に連載した「かくれ里」で「教林坊」を舞台にした小説を執筆しています。昭和46年(1971年)に出版された「かくれ里」は、「教林坊」の今なお色あせることなく日本の自然と歴史、伝承の美しさを名文で伝えています。実際に、「かくれ里」を後から読むと「教林坊」の素晴らしさが、理解できます。
⑶ 「水琴窟」
「水琴窟」は、「茶室」入り口の蹲踞や「書院」縁先手水鉢の鉢前に造られた高度な造園手法の一つで、江戸時代初期に「教林坊」の庭園を作庭した「小堀遠州」が考案したと伝えられます。地中に甕を埋め、上の水鉢から水滴が落ちると甕中で反響して透明感のある涼やかな琴のような音色がでる仕組みです。「教林坊」の「水琴窟」は、工夫が凝らしてあり五ヵ所以上から水滴が落ちるようなっているそうです。実際に竹筒に耳をあてて聞いてみると、今まで他のお寺などと違った、透き通ったそして張りつめた音色が聞こえてきました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 2.0
- JR安土駅から徒歩60分の非常に不便な場所にあります。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 紅葉の時期で、今回訪れたお寺の中で一番混雑していました。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 紅葉の折なず鮮やかな真紅と庭園の緑には、心が躍るほど感動しました。
クチコミ投稿日:2023/10/15
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