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石山寺

寺・神社・教会

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ライトアップで光の道が境内中につながっています。その先にあるのは現実とは思えない神秘的な世界です。

  • 4.0
  • 旅行時期:2022/11(約3年前)
Lily-junjunさん

by Lily-junjunさん(男性)

石山寺周辺 クチコミ:1件

国宝と紅葉を幻想的にライトアップする瀬田川沿いにある「石山寺」の「あらた夜もみじ」を見に向かいました。時期的にもう紅葉は終わりかと思っていましたが、今年は色づくのが例年に比べて遅く、緑、黄色そして赤のコントラストが非常に色鮮やかなコントラストで非常に印象に残りました。以前、誰だったか思い出せませんが、ある人のこんな話を聞いたことがあります。「紅葉」は、毎年違った顔をみせるので、それを見たり写真に収めたりするのを楽しみにしているという話です。昨年は、同じような日時に京都の「醍醐寺」、「圓光寺」や「東福寺」に行きましたが、紅葉の終わりごろでした。同じ時期に紅葉の進み具合もこうも違うものなんですね。
「石山寺」に到着すると夜間の見学のコースは決まっていて、地面に置かれた行燈を頼り光の道を前に進みます。これがまた幻想的な風景を醸し出しています。「東大門」を潜り参道を進みます。「あらた夜もみじ」での紅葉の見どころは、清泉を湛える「閼伽井屋」の池に写る「さかさもみじ」、2020年から解放された「無憂園」、「硅灰石」と「多宝塔」を借景にした紅葉、映像が「本堂」近くの「蓮如堂」の障子に映し出される「デジタル縁起絵巻」などです。夜間で見ることのできるコースは限られていましたので、その他の見どころについては、下に記載してあります。ちなみに「石山寺」の歴史を紐解いてみると奈良時代後期に「聖武天皇」の発願により、「良弁」によって開かれました。広大な境内には、寺名の由来となったごつごつとした感じの天然記念物の「硅灰石」がそびえていっています。また、「紫式部」を始め、古来より多くの文学者が訪れたことから「文学の寺」や境内に四季折々の花が咲き誇ることから、「花の寺」としても知られています。

【「石山寺」の見どころ】
《参拝のポイント》
石山寺の観光所要時間は2時間前後が目安。境内は非常に広く、見どころもたくさんありますが、階段や坂道が多いので、運動靴で参拝するのがおすすめです。
⑴ 「東大門」と「仁王像」
「石山寺」の拝観はこの「東大門」からはじまります。「東大門」は「石山寺」の正門で、重要文化財に指定されています。鎌倉時代の建立とされていますが、「淀殿」の寄進による伽藍再興の際に、大規模な修理が行われました。そして「東大門」は、なんといっても迫力とバランスのとれた美しい門構えが魅力的です。さらに「東大門」の中には「仁王像」があります。この「仁王像」は「運慶」とその長男である「湛慶」が作成しました。何と言っても「仁王像」は、その迫力と美しさの両方が調和していて、「東大門」の内外には見どころが満載です。
⑵ 「しじみ貝塚碑」
「東大門」前付近にある「しじみ貝塚碑」は、縄文時代の遺跡で、「石山貝塚」を記念する碑です。「石山貝塚」からは住居跡や人骨・土器などが出土したそうです。「石山寺」は縄文時代以前の文化に触れることができる数少ないお寺の内の一つです。
⑶ 「閼伽井屋」
「東大門」を潜り参道を歩くと「那須野与一の地蔵尊」の先に「閼伽井屋」はあります。「閼伽」とは水のことで、この「閼伽井屋」は、「石山寺」の井戸のことを指します。「本尊」に供える水はここから汲まれています。「三井寺」にもありますが、やはり少し小さめな建物ですが、聖域と歴史ある威厳を感じさせる雰囲気があります。
⑷ 「本堂」
「本堂」へは、「閼伽井屋」の右手に階段がありそれを上ると「蓮如堂」がありその奥にあります。「本堂」は奈良時代時に建立されました。「本堂」は承暦2年(1078年)に焼失し、その後永長元年(1096年)に再建されたのが現在の「本堂」です。再建された「本堂」でさえ千年の歴史があります。当然そのような歴史的建造物ですから当然のことながら国宝に指定されています。「本堂」に入ると内陣の宮殿には、勅封秘仏の「如意輪観音世音菩薩」が安置されています。「本尊」は、安産、福徳、縁結び、厄除けの霊験あらたかな観音様として、信仰を集めています。
⑸ 「多宝塔」
「多宝塔」は、「本殿」を参拝したあと、階段を下り、「硅灰石」の前を通り、「良弁の杖桜」と「御影堂」の間にある階段を上って行くとあります。「多宝塔」は、源頼朝の寄進により建立されました。「石山寺」の「多宝塔」は日本最古のものです。また、「国宝」にも認定されています。日本郵便の発行する「4円切手」のデザインにもなりました。「多宝塔」は、「硅灰石」の上に建造されたスリル満点の建築物です。
⑹ 「月見亭」
「多宝塔」のさらに奥へ上がって行くと「月見亭」があります。「月見亭」は、保元年間に「後白河上皇」の行幸の際に建立されました。「月見亭」は、崖にせり出すように造られていて、スリル満点です。「瀬田川」を見下ろす絶好の眺望を見ることができ、「近江八景石山の秋月」の図に描かれています。毎年の中秋の名月の日には「秋月祭」が行われ、多くの観光客で賑わうそうです。
⑺ 「石山寺豊浄殿」
「月見亭」を後にして、「芭蕉庵」の所にある道を上がっていくと「石山寺豊浄殿」があります。「石山寺豊浄殿」は、「多宝塔」の北西、「石山寺」の最も高いところにある「宝物館」です。毎年春(3/18~6/30)と秋(9/1~11/30)の年二回開催される「石山寺と紫式部」展では、「石山寺」に伝わる宝物や「紫式部」、「源氏物語」に関連した展示を行っています。
⑻ 「光堂」
「石山寺豊浄殿」をさらに進むと「光堂」があります。なんと「光堂」の歴史は鎌倉時代に遡ります。「光堂」は、日本の伝統的建築技法を駆使した「懸崖造」により造られています。「光堂」の下には、牡丹園が広がり、風光明媚な景観を演出しています。残念ながら牡丹の時期ではなかったのでその素晴らしい光景は見ることはできませんでした。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)
人混みの少なさ:
4.0
紅葉のライトアップの時期なので混雑していました。

クチコミ投稿日:2023/10/15

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