秋の鳥海山登山

2022/10/15 - 2022/10/15

10月も下旬になって，それそろこの年の登山も最終盤を迎えつつあるこの日は，鳥海山に登山．と言っても，日が短くなる秋には，流石に頂上である新山まで日帰りで行くのは大変なので，途中の御浜にある鳥海湖を回ってくるコースです．出発は秋田県側の鉾立．最も登山客が多いコースで，登山道もよく整備されています．鳥海山は何度も登っていて，昨年は二ノ滝道からも登ったので，その時の苦労を考えると，殆どハイキング気分で登ります．流石に10月になると，夜間は氷点下になるため，登山道はあちこち氷が張っていました．鳥海山は何度登っても本当に綺麗な山だと思います．紅葉の時期にも何度か登りましたが，今回もお天気に恵まれ絶好の登山日和となりました．

エリア 象潟・にかほ(秋田)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車 徒歩

朝の鳥海山．霧がかかっていましたが，お天気は良好のようでした．

鳥海ブルーラインを通って秋田県側の登山口である鉾立に向かいます．

途中の山形県側の登山口がある大平展望台に立ち寄ってみました．

大平展望台の駐車場も広いですが，大平の登山口は少し上の方にあるので，ここに車を駐めて，歩く人は少ないです．

秋田県側の鉾立登山口にやってきました．鳥海山の五合目になります．

高原の駅 鳥海山鉾立 道の駅

今日は，ここから出発．

少し歩いたところにある鉾立展望台にやってきました．ここまでは登山の装備がなくても歩いて行けます．

登山口の駐車場が見えます．

展望台にはベンチもあって，一休みするには絶好の場所です．また，ここからの景色も素晴らしく，

鉾立展望台 名所・史跡

奈曽川によって出来た渓谷と頂上方面．とても綺麗です．

この辺りの紅葉が見頃でした．

日本海方面．

10月になると，夜間の気温は氷点下になるので，所々凍っている場所がありました．

鉾立展望台を後に，御浜へ向かいます．

鉾立と賽の河原の中間地辺り．

この辺りの草紅葉は素晴らしいの一言でした．

相変わらず凍っている場所がありこちにありました．

賽の河原にやってきました．鉾立から約2kmの場所にあります．

賽の河原と言うだけあって，大きな石がゴロゴロしていました．

水たまりはほぼ完全に氷結状態でした．

更に先に進み，

御浜に到着．鉾立から3.4km．ゆっくり歩いても2時間はかかりません．

御浜には，御浜小屋という小屋がありますが，秋はもう既に閉まっていて，営業はしていません．

小屋の手前にある御浜の鐘．

夏は宿泊もできるのですが，早朝に熊鈴を鳴らしながら歩くと寝ている人がうるさいので，鈴を鳴らさないように注意書きがありました．

御浜からの景色．先に見えるのは稲倉岳．

御浜から見た新山．まだ遙か先です．

こちらは笙ヶ岳方面．

御浜から見た鳥海湖．この景色はいつ見てもとても綺麗です．

鳥海湖で暫く休んでから，早々に鉾立まで引き返して来ました．

まだ時間があったので，鳥海鉾立ビジターセンターにも立ち寄ってみることにしました．入り口には熊注意の看板が・・・

ビジターセンターの中の様子．登山の服装や，

鳥海山のジオラマ，

鳥海山の生き物の剥製，

秋田県営 鉾立ビジターセンター 美術館・博物館

鳥海山やその周辺のの四季の写真などが展示されています．入館は無料でした．

その後，山を下って，象潟にある園食堂へ．ここは地元のご高齢のご夫婦が営んでいるラーメン屋さんで，隠れた名店．休日ということもあって，結構並んでやっと食べることが出来ました．

その後，象潟のマックスバリュ武道島店で買い物．

最後に道の駅象潟ねむの丘へ．

道の駅象潟｢ねむの丘｣ 道の駅

道の駅の内部．少し時間が遅かったので，結構空いていました．

秋田犬もコロナ対策でマスク着用でした．

ねむの丘の裏手には，西施の像があります．

西施は中国の春秋末期時代の越国の人．呉越の争いの中で，呉に敗れた越王勾践が美女西施を呉に献じたことから，敵国に身を捧げた悲劇の美女．松尾芭蕉が象潟を訪れた際，「象潟や雨に西施がねぶの花」と詠んだことでも知られています．朝から登って，お昼には下山できる程度の距離でしたが，秋の深まる鳥海山を十分に堪能できて良かったです．