紅葉の以東岳登山（１）

2021/10/03 - 2021/10/04

　以東岳は，朝日連峰の北端にある1,771mの山で，日本二百名山の一つです．大朝日岳と以東岳の間は朝日連峰の縦走コースになっていて，今回も大勢の登山客で賑わっていました．以東岳に登る一般的なコースは，旧朝日村にある泡抱ダムの登山口から「タキタロウ」で有名な「大鳥池」に向かい，そこから直登コースないしオツボ峰コースで以東岳に登ります．往復で20kmを超えるルートのため，日が短い秋になると日帰り登山はそれなりに難しくなります．大鳥池には大鳥小屋とキャンプサイトがあり，以東岳にも以東小屋があって，どちらかに宿泊して登るのが一般的なようです．私達は日の出を見たかったので以東小屋に宿泊することにしました．登山日は10月になったばかりでしたが，東北の山は紅葉がとても早く，頂上付近の紅葉を見るなら9月下旬～10月上旬がベストで，それ以降になると殆ど紅葉は終わってしまいます．以東岳も，泡抱ダムから大鳥池の間は，県内でも屈指の紅葉の名所なのですが，当然まだ紅葉にはなっていません．逆に，大鳥池の紅葉最盛期には以東岳の山頂に積雪があることも多く，以東岳登山が難しくなります．今回，私達は大鳥池から直登コースで以東岳に登り，オツボ峰コースから大鳥池に下山するコースで歩きました．寝袋持参の登山は大朝日岳に登って以来であり，直登コースは，本当に「直登」なので，結構バテましたけれど，以東岳の紅葉はとても綺麗で，登って良かったと思いました．

エリア 鶴岡(山形)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩

登山口となる泡抱ダム．この手前に駐車場があります．

登山ルートの地図がありました．

大鳥川に沿って大鳥池に向かいます．

前回大鳥池に来たときには無かった登山ルートの案内．

大鳥池までには２つの吊り橋を渡ります．こちらは最初の冷水沢橋．なお，紅葉シーズンが終わると板を外してしまうので，冬季は渡れなくなります．

こちらが二番目の橋である，七ツ滝沢橋．ここまでは比較的平坦な登山道が続き，ここから大鳥池までは七曲りと呼ばれる坂道になります．

七ツ滝沢橋の写真を撮ってみました．この辺りが紅葉になると，とても綺麗です．

七曲り．七曲りにはこうした沢が沢山あり，水の補給には困りません．

七曲りは正直かなり大変でした．

大鳥池に到着．立派な山小屋です．

キャンプ場脇には湧水を利用した水道もあります．ここで昼食をとりました．

タキタロウ伝説が残る大鳥池．

直登コースに向かいます．

直登コースは，大鳥池の反対側にあります．

こちらが入口，チョット分かり難かったです．

いきなり急坂．

朝日山地保存地区であることを示す看板

直登コースは休む場所もなく，なかなか視界も開けません．やっと山肌が見える所で，小休止．

眼下に大鳥池が見えました．

直登コースの急坂がやっと終わりました．以東小屋まではもうすぐ．

以東岳の標識．

やっと周囲の山々が見えるようになりました．

頂上付近は草紅葉でした．

以東小屋に到着．この時期にはまだ管理人さんがいます．小屋の使用料金は確か1,500円だったと思います．この日はほぼ満室でした．

以東小屋の水場は15～20分ほど下った場所にあります．やっと頂上に着いたのに，また山を下ります．

水場は遙か下．

こちらが水場．

水場から見た以東小屋．水を持って，この坂を再び登ります．

山小屋内が混雑していたので，外で夕食を食べましたが，かなり寒かったです．

以東小屋のバイオトイレ．この日は疲れた身体を休めるため，早々に就寝．翌日の下山に備えました．