北海道周遊　③網走、知床、根室　北海道フリー切符

2023/07/09 - 2023/07/12

北海道フリーきっぷを活用して道東を巡りました。
北海道旭川の別宅⁈から周遊3泊4日北海道フリーきっぷを活用して道東を巡りました。
旭川から網走経由で知床斜里に一泊。現地ツアーで知床観光後、釧路に宿泊。
翌日は根室本線花咲線に乗って根室観光をして、再度釧路に宿泊。
最終日は釧路駅から札幌駅まで根室本線 特急おおぞら号で、車窓観光。札幌駅でお昼を食べて、旭川に戻りました。
旭川に車を残してホテル泊まりの電車旅なんてとっても贅沢な旅でした。

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 観光バス JR特急 JRローカル
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: じゃらん

旭川から知床や根室を巡るにあたって、色々検討した上で、列車を活用して北海道の道東を巡ることにしました。
北海道フリー切符を使えば、７日間は乗り放題なのと、運転しなくていいから、列車旅の好きなつれあいは大満足。
旭川駅まではバスに乗り、網走駅まで特急オホーツクに乗りました。

特急オホーツク 特急大雪 乗り物

乗り鉄っぽいつれあいと撮り鉄っぽい私。
初めて訪れた駅の景色を眺めながら、のんびり旅を楽しみました。
ここは上川駅です。半円のデザインが目を惹きました。

上川駅 駅

ここは白滝駅。
過疎化が続いている白滝地区。この前後にあった駅は廃止になってここが唯一残っているようです。
時計台のついたこの駅舎が北海道らしい⁈
無人駅で利用客はあまり多くないみたいです。

白滝駅 駅

ここは丸瀬布(まるせっぷ)駅で、同じく無人駅。
列車から眺めているだけなので、駅舎の形を見るだけの観光⁈

丸瀬布駅 駅

遠軽駅では電車の進行方向が変わるので、座席をひっくり返しました。
遠軽駅では目の前に出て来たこの大きな岩山が目を惹きました。
後で調べてみたら、瞰望岩(がんぼういわ)と言われる所でした。
町のシンボルで国指定名勝のピリカノカに選定されているそうです。

遠軽駅 駅

ようやく、網走駅に到着。
網走駅で乗り換えて、知床斜里駅に向かいますが、乗り換え時間が結構あったので、バスに乗ってオホーツク流氷館に立ち寄ることにしました。
この写真を見て気づいたのですが、この角度で写真を撮ると階段に十字架があるように見えます。

網走駅 駅

網走駅から知床斜里駅まで乗り継ぎの時間がかなりあったので、どこか観光できないかなと探してみました。
網走監獄は以前訪れたので、今回はオホーツク流氷館までバスで往復してきました。
これはクリオネ。
とても小さいのですが、よく見るとほんとに可愛い動きをしています。

オホーツク流氷館 美術館・博物館

他にも面白いお魚がいました。
ナメダンゴという名前だそうです。
なかなか愛らしいお顔ですよね。

オホーツク流氷館 美術館・博物館

これは流氷館の屋上にある天都山展望台からの景色です。
360度素晴らしい景色が広がっています。
この辺り一体の湖や山が一望できる素敵な場所でした。
ここへ来るまでこんな場所があることは知りませんでした。
予想外の観光スポットに感動です。

天都山展望台 名所・史跡

さて駅に戻って、網走駅待合室の横にあるレストランで昼食を取りました。

モリヤ商店 グルメ・レストラン

つれあいはお店のカニ丼を注文。

モリヤ商店 グルメ・レストラン

私は駅で売られている駅弁も注文できるとのことだったので、いくらと数のこの駅弁にしました。魚卵だらけです。
コレステロールが気になるわ～

モリヤ商店 グルメ・レストラン

網走駅から釧網本線に乗って知床斜里駅に向かいました。途中の原生花園駅でツアーの人たちがたくさん降りました。
気になるので、どんな場所か後でYouTubeで確認してみることにして、ここは素通りです。

原生花園駅 駅

えきばしゃというラーメン喫茶を併設している風情のある駅でした。
ここでも降りたくなる衝動に駆られましたが、列車内から眺めただけです。

止別駅 駅

1日目は知床斜里駅の目の前にあるルートインに宿泊しました。
なかなか立派な建物です。

知床天然温泉ルートイングランティア知床斜里駅前 宿・ホテル

ホテルから徒歩で少し街を散策。
これは徒歩で行ける距離にある道の駅しゃりです。

道の駅しゃり 道の駅

今夜は道の駅のところにある知床くまうしで、晩御飯を食べることにしました。
このお店は口コミで豚丼が美味しいと書かれていました。
なんといってもホテルから近いところがいい。

知床くまうし グルメ・レストラン

これがその豚丼で、バラとロースのミックス丼。
美味しかったけど、シニアの私には少し重かったかな⁈
ここではホテルでもらったクーポンを活用させてもらいました。

知床くまうし グルメ・レストラン

夕食後、ホテルの中にある知床温泉に入りました。
ここのお湯は、うがい薬のイ◯ジンのような色ですが、滑らかでとても気持ちよかったです。
通常のルートインより少しグレードが高い感じでした。

知床天然温泉ルートイングランティア知床斜里駅前 宿・ホテル

翌日は熊が怖くて、VELTRAの現地ツアー(知床&清里1日満喫ツアー)を予約して、ホテルまで迎えに来てもらって、ガイドさんに色々回ってもらいました。
ツアー参加者は私たち以外は若い男性が1人だったので、のんびりとした観光ができました。
清里町はじゃがいもの花がとても素敵でした。
この写真に写っているじゃがいも畑の奥にある建物は、清里焼酎醸造所で、バックにそびえるのは斜里岳です。
素晴らしい景色にほんとに感動します。

清里焼酎醸造所 名所・史跡

最初に訪れた裏摩周展望台からの景色です。
昨年、第1と第3の展望台から摩周湖を見ました。
摩周湖は３回目で、ラッキーなことにいずれも中央に浮かぶ小島カムイシュ島を見ることができました。

裏摩周展望台 名所・史跡

今回このツアーを選んだのは、神の子池がコースに含まれていたからです。
個人で行くのは道が狭いし、熊が怖かったから、ツアーを探しました。

神の子池 自然・景勝地

念願の神の子池を見ることができました。
ここは中国の九寨溝(きゅうさいこう)に似ているかな？(行ったことはありませんが)
なかなか中国までは行けませんが、日本にも素敵な場所があるものですね。
深いところは5mもあるらしいけど、透明なので水深は1mぐらいに錯覚してしまいます。
見れてよかったぁ～。

神の子池 自然・景勝地

この写真は画像が悪いですが、神の子池でオショロコマの泳いでいるのが、わかりました。

次に連れて行ってもらったさくらの滝では、6月から8月にかけて見られるサクラマスの遡上(そじょう)が見られました。
こんな場所があるなんて驚きで、とても感動しました。
サクラマスの頑張る姿がとても愛おしいです。
思わず応援したくなります。
滝登りが成功するのはわずかだとか。
写真ではその迫力が伝わりにくいので、ここは機会があれば、是非一度見るといいと思います。

さくらの滝 名所・史跡

清里町が見渡せる宇宙展望台です。
観光客も少なく、静かに景色を楽しめる場所でした。

宇宙展望台 名所・史跡

北海道はまっすぐな道が本当に多いですね。
まっすぐな道にいろんな名前がつけられていますね。

天に続く道 名所・史跡

オシンコシンの滝にも寄りました。
階段があり、一番上まで行くと、夏でも本当にひんやりします。

オシンコシンの滝 自然・景勝地

お昼はガイドさんに教えてもらった知床で人気のお店で昼食。
実はここでもウニ丼食べたかったけど、ウニの入荷はなしとの張り紙がありました。
エゾバフンウニが食べたかったなぁ

ウトロ漁協婦人部食堂 グルメ・レストラン

このお店の人気メニューで、いくらたっぷりで鮮度の良い鮭の刺身がのった三食丼を注文しました。
漬けたサーモンといくらとシャケのほぐし身です。
こんなに漬けたサーモンが美味しいって知らなかったぁ。

ウトロ漁協婦人部食堂 グルメ・レストラン

全国支援クーポンが残っていたので、それを使って買った贅沢なコラボの一品。

道の駅 ウトロ観光案内所(うとろ シリエトク内) 道の駅

午後からは知床峠に連れて行ってもらいました。
国後島(くなしりとう)がよく見えました。

知床峠 自然・景勝地

お天気も良く、峠からは羅臼岳(らうすだけ)も綺麗に見えました。

知床峠 自然・景勝地

次には知床一湖に行きました。
知床連山の稜線をはっきり見ることができ、その姿が湖面にも映っていました。

知床一湖 自然・景勝地

知床一湖の高架木道は前にも訪れましたが、その時は霧の中で景色は見えなかったので、これが初めて見た景色です。

知床一湖 自然・景勝地

ツアーの最後はプユニ岬です。夕日を見るには少し時間が早いですが、それでもすこし黄昏の雰囲気を味わってきました。

プユニ岬展望台 名所・史跡

知床のキタキツネ。知床観光の最後に車の中から見ることができました。
車から何とか撮影成功！
知床観光を終えた後は、知床斜里駅まで送っていただき、釧網本線に乗り込みました。

これは釧網本線の列車内です。
扇風機が回っていました。昭和感たっぷりです。

JR釧網本線 乗り物

川湯温泉駅を通過しました。
最初の計画では川湯温泉に宿泊することも検討しましたが、ツアーを利用することにしたので、川湯温泉に泊まるのは諦めました。
川湯温泉周辺もいつか巡ってみたいです。

川湯温泉駅 駅

美留和(びるわ)の駅。車両が改造されて駅になっていました。
可愛い絵が描かれていて目を惹きました。

美留和駅 駅

塘路駅(とうろえき)で反対車線で鹿が出たとのことで、しばし停車時間が長くなりました。
おかげで、夕暮れの駅の写真がたくさん撮れました。

塘路駅 駅

こちらは塘路駅の入口側です。
このあと釧路駅で降りて、釧路のラスティングホテルに宿泊しました。

塘路駅 駅

昨日のルートイングランディアよりは少し狭いですが、ホテルには大？浴場もあるのでゆっくり休めました。
受付の方がとてもいい感じの人でした。
翌朝は早朝出発なので朝食は入りませんと伝えると、おにぎりとお茶が用意できるとのこと。
コンビニで簡単なものを購入するつもりだったので、とても助かりました。

ラスティングホテル 宿・ホテル

朝は5時過ぎの列車で根室に向かいました。

釧路駅 駅

今回列車旅を企画したのは、根室へのこの路線は厚岸湖(あっけしこ)の路線が素敵なところを走っているのをYouTubeで知ったからです。
ここの景色が見たくて、今回の旅に列車旅を加えました。
あいにくの曇りですが、それでも素敵な景色でした。
帰の列車のときは霧が晴れるといいなぁ～。

厚岸湖 自然・景勝地

茶内駅(ちゃないえき)にはルパン3世の看板があります。
少し長めに停車してくれたので、駅員さんの許可を得て、ホームの外から写真を撮らせてもらうことができました。

茶内駅 駅

こちらはホーム側にあります。

茶内駅 駅

別当賀駅(べっとがえき)の駅舎も貨車を利用したものになっていました。
無人駅は貨車を改造して駅舎として利用しているところが多いですね。

別当賀駅 駅

落石駅で、雪かきの電車を見ることができました。
北海道では珍しくはないと思いますが、カラフルな色が目を惹きました。

落石駅 駅

この路線の駅の駅舎はみんなどこか可愛いさがありますね。

浜中駅 駅

西和田駅も貨車を活用した駅舎です。

西和田駅 駅

ようやく根室駅に到着しました。
列車と連絡よく、遊覧バスのさっぷ号が待ってくれていました。
ここからは観光バスを利用して根室半島を回りました。
1日いろいろ回ってもらって1人4600円でした。

根室半島遊覧バス のさっぷ号 乗り物

最初に来たのはメルヘンな景観が素敵な明治公園です。
これは以前は牧草を入れておく貯蔵庫だったそうです。

明治公園 公園・植物園

今は入れなくなってしまっているオーロラタワー

最東端の納沙布岬にやってきました。

納沙布岬 自然・景勝地

灯台まで歩いてみました。
太平洋側は霧が出やすいのだそうです。
それに比べてオホーツク海側は少し明るかった。

納沙布岬灯台 名所・史跡

次に行った北方原生花園は、木道が作られているので、中の方まで歩いていくとこができました。

北方原生花園 自然・景勝地

これは金比刀羅神社の奥にある展望台からの景色です。

根室港 乗り物

資料館では8000年前の縄文時代の土器を見てきました。

根室市歴史と自然の資料館 美術館・博物館

これは車石と言われるところです。
放射線状の柱状節理で、とても珍しいのだそうです。
波がとても荒い場所でした。

花咲灯台車石 自然・景勝地

歩きやすく、景色を堪能できるようになっていました。

花咲灯台車石 自然・景勝地

お昼は道の駅スワン44ねむろに連れて来てもらいました。

道の駅 スワン４４ねむろ 道の駅

道の駅スワンの中にあるレストランで、花咲カニラーメンを注文しました。
花咲ガニはたらばガニと同じで、ヤドカリのなかまだそうです。
デザートにソフトクリームも食べました。ここのソフトは牛乳感たっぷりでした。
残念ながら全国支援クーポンは使えませんでした。

バードパル グルメ・レストラン

次の観光地は春国岱(しゅんくにたい)
まずはネイチャーセンターでお話を聞きました。

根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター 公園・植物園

春国岱(しゅんくにたい)は、残念ながら直前に熊の目撃情報があり、散策はできませんでした。

春国岱 自然・景勝地

北方四島交流センターでは、映像で島の大自然を見せていただきました。
ロシアを感じられるものも多く展示されていました。

北海道立北方四島交流センター 美術館・博物館

ここは根室駅です。黄色のポストが可愛い。
根室駅横でお値打ちな花咲ガニを販売していました。
購入したかったのですが、すぐに戻れないので、購入は諦めました。

根室駅 駅

根室から釧路への帰りの列車はルパン3世ラッピングトレインでした。
この列車は何度か通過するのを見かけたのですが、乗れたのは初めてです。

列車の席に座ると、窓ガラスにシールが貼ってありました。

厚岸湖の景色は、同じ路線で行きにも見たのですが、帰りの方が少し霧が晴れて遠くまで見えました。湖面に対岸の景色が写り込んでいてとても綺麗でした。

厚岸湖 自然・景勝地

湿原の上を線路が走っていて、とても幻想的で、素敵な景色にほんとにうっとりします。
ここのことはよく知らなかったのですが、別寒辺牛湿原(べかんべうししつげん)というところで、別寒辺牛川(べかんべうしがわ)から厚岸湖(あっけしこ)に繋がるところにある湿原です。
釧路湿原は広大で有名ですが、別寒辺牛湿原では花咲線の線路の通る場所がまさに湿原のすぐ近くで、くしろ湿原ノロッコ号以上に私はここの景色か好きです。

厚岸湖 自然・景勝地

根室本線、別名花咲線で釧路まで戻って来ました。
降りると列車の図柄は乗った側とは違っていました。

釧路駅 駅

釧路駅のホームが夕焼けで赤く染まってとても綺麗でした。
後で知ったのですが、釧路は世界三大夕日に数えられるほど夕日の綺麗なところだそうです。
綺麗に見えるのは、釧路湿原や海の水蒸気が影響しているようで、真っ赤に染まるこの情景は、海の写真でなくても見ごたえがありました。

釧路駅 駅

ラスティングホテル2泊目は、ホテルで夕食を取ることにしました。
当日予約したのですが、日替わりメニューで1人1200円でした。
期待していなかったのですが、そば飯も付いていて格安で美味しかったです。

ラスティングホテル 宿・ホテル

翌日は釧路駅を8:19に出発し、札幌駅まで約4時間の道のりです。
これは東京からのぞみで広島まで行ける距離。
JR特急おおぞら4号は指定席は取らなくても、自由席でゆったり座れました。
帯広、トマム、夕張、千歳とよく聞く地名のところを通っていきました。
この日はさら旭川に戻るまで、ひたすら列車旅です。

根室本線の帯広近くの車窓から見えた山をパチリ。
Googleマップを見ると日高山脈の幌尻岳(ぽろしりだけ)かな

十勝幌尻岳 自然・景勝地

札幌に到着してから、お昼ご飯を食べる場所を求めて歩いて行くと、太陽の広場という場所に来ました。
雨が降り始めていて、空が曇っていたのですが、晴れていたら素敵かな。
暑くならないかなぁ。
ここからは特急カムイで旭川に戻ります。
午後からは雨になりましたが、電車なので問題なしです。
今回は直前に天気予報を見ながら、日程を決めて旅したので満足できる旅行となりました。
次はフリー切符で旭川から日帰りで小樽に行きました。
④に続きます。

札幌駅 駅