山と海の和歌山、意外と渓流探訪だった熊野詣２／３の第一日目　2023年 4月

2023/04/14 - 2023/04/15

熊野詣と言われる熊野三山には、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の三つのお社があります。
それぞれを繋ぐ巡礼の道が熊野古道と呼ばれる、古の道。

公共交通機関を利用して三社を一日で巡るのは難しく、今回は訪ねたことのない、熊野本宮大社と熊野速玉大社に行って来ました。

階段を長く登って行く境内には青岸渡寺や、逆に古道を下ったところにある那智の滝などの見所が点在する熊野那智大社に比べて、この二社はこじんまりとしている気がしました。

そして、熊野川に沿って進んでいく道中に、意外と渓流探訪だったなという印象の熊野詣2/3の旅。

外国語しか聞こえない車中も楽しみながら、日本にいながらの海外旅行気分も味会ってきました。

エリア 和歌山

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回も朝一番の『くろしお』で

特急 くろしお　 乗り物

お天気は良いですが、予報通り黄砂の影響で霞んでいます。

紀伊田辺駅に到着！

駅前のロータリーで、快速路線バスを待ちます。

紀伊田辺駅 駅

並んで待っていたのに、到着ラッシュで所定の場所に留まれず、後から来た人が先に乗り込んでしまう事態に。。
一番前に座れそうだったのに、残念！

紀伊田辺駅発と切符に明記されていたので、私の場合は、整理券は不要だったのかも？！

前の方も、外国人。
比率は、外国人の方が多いかも…状態。

バスは川に沿ってすすんでいきます。

ダム？ 滝のように合流してきています。

ところどころ、非常に青いです。
水も奇麗みたい・・・

滝尻、ここで殆どの外国人の方は下車しました。
川向に熊野古道の施設があるようです。
ここから古道を歩かれるのでしょう。。
そういう服装の方々でした。
なかなか通な外国旅行だな…と感心！

一度は来てみたいと思っている、渡良瀬温泉。

定刻に、バスは到着。
トイレを借りたついでに、ひとまず施設内を見学しました。

世界遺産熊野本宮館 美術館・博物館

ヤタガラス、ちょっと厳つい！

では、お参りに。。

熊野本宮大社 寺・神社・教会

桜がまだ残っていますね。

158段の階段と聞いて、少しビビりましたが。。
意外と楽勝でした。良かった ♪

階段途中にある祓戸大神にまずお参りします。

手水舎は最近こういうところが多いですね。
お作法とは少し違いますが、今のご時世これはアリだと思います。
ねっ、カラスくん！

宝物殿は閉館中でした。

熊野本宮大社 宝物殿 寺・神社・教会

ちょうど、本日より本宮祭りが開催されていたようです。

最初にお参りする、証誠殿は家津美御子大神を祀っています。
家都御子大神（けつみこのおおかみ）とは、樹木を支配する神とされ,素戔嗚尊（すさのおのみこと）の別名ともいわれています。

続いて、右側の中御前（速玉大神）
そして、左側の西御前（夫須美大神）

なんか、韓国や中国っぽい気がする。。

拝殿の前には

八咫烏のポスト
ここに投函すると、八咫烏のスタンプを押してもらえるそうですよ。

社務所前には

八重桜が重そうに咲いていました。

下る景色も圧巻。

瑞鳳殿の中には、お土産屋さんや茶房があります。
その中の一つ、珍重庵さんでは軽食も提供。
私は、もうでそばとめはりずしを頂きました。
もうでそばは、大根の千切りとお蕎麦を絡めて頂きます。

茶房 珍重庵 本宮店 グルメ・レストラン

めはりずしの中身は炊き込みご飯 ♪
お蕎麦も、お寿司も想像以上にあつあつで驚きましたが、美味しかったです ♪

この路地を進んで行くと

突き当りに、産田社

産田社 寺・神社・教会

伊邪那美命の荒御魂がお祀りされている場所です。

産田社 寺・神社・教会

そこから南の方を見ると

大きな鳥居が立っています。

旧社地 (大斎原) 名所・史跡

世界遺産を構成する一つ、大斎原です。

お祭りはこちらでも行事があるようですね。

サッカーボールに見えなくもないかな・・
こちらの手水舎のようですが。。

そして、やはりサッカーボールを抱えているような、八咫烏。

ボールをキャッチしたような・・・
今にも飛び立ちそうな・・・

厳かな空気が漂う空間を進んで行きます。

苔が元気です！

熊野川がすぐそこに見えています。

たくさんの石積があります。。

元はここに熊野本宮大社があったそうですが、熊野川の氾濫により、現在の場所に移され、ここが大斎原となったそうです。

再び、大斎原へ戻ります。

ここがお社のあった場所ですね。

名残の桜と、お祭りの準備が。。

藤棚の藤は満開でした。

何もない、この地に意味がありそうです。。

本宮大社へ戻ってきました。

熊野本宮大社 寺・神社・教会

バスまでまだ少し時間があるので、世界遺産熊野本宮館へ再び

世界遺産熊野本宮館 美術館・博物館

修験者たちのいでたち

世界遺産熊野本宮館 美術館・博物館

ワールドカップで使われた公式ボールたちなど
広い分野の展示があります。

路線バスに乗りました。

社内の会話はほぼドイツ語。日本人は私と運転手さんだけだったかも。。
という状態でした。

お陰で、景色は日本だけれど、海外旅行に来ているような錯覚を覚えました。

コロナ禍では、ずっと使用禁止となっていた一番前の座席が解禁になっていました。
景色を堪能するには良いお席なのですよね。

外国語をBGMに、車窓を堪能

河口に向かってるのかな。。

川幅がだんだんと広くなってきました。

川が交差している。。

昔、瀞峡で船に乗ったことを思い出し・・・

瀞峡みたい・・・と見ていましたが。。

外国人たちは、ほぼここで下車。
正しく、瀞峡の遊覧船に乗るようでした。

道の駅 瀞峡街道熊野川 道の駅

あっそう、ここ瀞峡だったんだ！と遅ればせながら気付いた私。。

川幅も深さも更に大きく。。

石切り場？ と思いながら眺めていた景色。
翌日、柱状節理だと判明しました。

本宮大社から乗ってきたのは、熊野御坊南海バス。
バスの写真を撮ろうと、速玉大社と反対側に進んだ私に「速玉大社は向こうだよ」と声をかけてくださった、運転手さん。
優しいね！

鳥居をくぐって行くと

熊野速玉大社 寺・神社・教会

最初にあるのが、八咫烏神社と手力男神社

そして、御神木の「梛」

かなり大きな木です。

手水で清めたあとは

神門を潜り

拝殿へ

朱色の社殿が鮮やかな

世界遺産です。

国宝の熊野速玉大神（くまのはやたまのおおかみ）と熊野夫須美大神（くまのふすみのおおかみ）の夫婦神の像も拝見できます。

速玉大社の一部のように建つのが

佐藤春夫記念館 美術館・博物館

佐藤春夫記念館

ドアノブ横にはこの様な飾り？

作家としての作品は読んだ事ないかな。。

でも、奥様が谷崎潤一郎の元妻だったという衝撃的なニュースは記憶にあります。

正直、狭小住宅だと思いますが

とてもオシャレな造りです。

文豪の書斎としたら、かなり狭いですが…
光溢れる落ち着いた空間でした。

至る所に凝った様子が

伺える素敵な邸宅でした。
ここは住んでいた東京から、故郷であるこちらへ移築された建物だそうです。

美味しそうな色々な柑橘のお店がありました。
気になるものの、重いので諦めた！

珍しい青いポスト発見！

こう見えて、ここも熊野古道。
イメージする古道とは違いますが、昔から参拝者たちが歩いた参道です。

ふわふわの柔らかな名物の『鈴焼』を買って

香梅堂 グルメ・レストラン

レトロさが漂う

町並みを散策しながら

迷いながら

新宮駅へ到着。

新宮駅 駅

新宮駅のキャラクターは、『まめ福』くん
駅前には、中国ぽい公園があったのですが、時間が無く立ち寄る事は出来ませんでした。
そこで豆を啄ばむ鳩くんがこのキャラクターなのだとか。。

神倉神社も行けなかったし、又新宮には来たいなぁ。。

ローカル線に乗り

JR紀勢本線 乗り物

海辺の

景色を

堪能しながら

列車は進んでゆきます。

晴れてたら

良かったのに。。

まぐトル号に乗り

本日のお宿へ到着しました。

メルキュール和歌山串本リゾート＆スパ 宿・ホテル