沖縄世界遺産巡り【２】観光タクシーで行く、中部お城巡り　2020年 2月

2020/02/09 - 2020/02/09

２日目は、中部グスク巡りがしたい
と考えたものの、路線バスで周るのは
時間的に無理。
ペーパードライバーなので自力移動も
無理。。これは観光タクシーを
お願いするしか無いな…と。
しかし、今帰仁を早朝出発、那覇へ
送迎なんて出来るのかな？！ と
沖縄コンベンションビューローに相談
沖縄県ハイヤー・タクシー協会を介して
私の我儘を聞いてくださるドライバー
さんを紹介して頂きました。

後で聞いたら自宅をam 5:30に出発して
迎えに来て下さったドライバー Kさん。
私の希望したコースを全て時間内に
まわって下さり、ご自分も好きな
グスク巡りが出来て嬉しかったと
下準備もして下さってた様で、一日中
楽しく過ごす事が出来ました。


古宇利島、万座毛、座喜味城跡
道の駅かでな、うるマルシェ
勝連城跡、中城城跡、中村家住宅
観光タクシー（８時間）@24,500円

エリア 沖縄

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます！
朝ごはんも昨夜と同じカフェで

WOODPECKER Nakijin 宿・ホテル

焼き魚がメインの和食にしました。
ジーマミー豆腐がもちもちで旨し！

デッキの方へ

相変わらず、凄い風です。

朝陽が登って来た模様…

そろそろ戻ろう…

こちらにも朝陽が登って来ました。

スパは朝7:00からだったので
今朝はキャビンのシャワーで我慢！

このコンテナは？
昨日も、散策途中で時々見かけたのよね。。

am 8:00 に観光タクシーに迎えに来て
貰う約束でした。早めにフロント棟へ
行ったら、タクシーもう来てるよ。
と、フロントの方。。

ワルミ大橋からの眺望
右手前が、屋我地島その奥が古宇利島です。

ワルミ大橋 名所・史跡

ちよっと曇りがちですが、古宇利島
やはり綺麗です！

古宇利島 自然・景勝地

手前で車を止めて撮影タイム ♪

私のリクエストに応えて

古宇利大橋 名所・史跡

島を一回りしてくれました。

神々しい景色ですが…
恋島転じて古宇利島が名前の由来…
『沖縄版アダムとイブ伝説』の島です。

空から降って来た男女二人の子どもたち
空から降って来るお餅を食べて暮らして
いましたが、大きくなり智恵を持つ様に
なると、お餅か無くなる事を心配して
貯める様に…するとお餅はもう降って
来なくなったそうです。

そこで二人は浜で生活するようになり
魚や貝を捕って生活と労働の苦しみを
知る事に… 又ジュゴンの交尾を見て
男女の違いを意識し始めると、恥部を
クバの葉で隠すようになったそうです。
この二人の子孫が増え琉球人の祖と
なったというお話。。

名護の白浜という地域にある
一番古いお宿。
その隣には

白浜ホテル 宿・ホテル

御嶽といえば、男子禁制ですが
ここの御嶽は男性専用
女人禁制なんだとか。。
沖縄でも珍しいのだそうです。

宮里前の御嶽のハスノハギリ林

そして、御嶽の側には明治政府により
建てられた鳥居があります。
昨日、今帰仁城にもあったね。

名護の球場には日本ハムファイターズ
がキャンプに来ている様です。

名護市営球場 名所・史跡

20分程で次の目的地へ到着。
昨日から気になってたのは『サシ草』
アワユキセンダン草という名前の野草。
人にくっつくので沖縄では、サシ草と
言われているのだとか。。
ヤギや鶏は大好物で、蜂蜜やサプリなど
美容にも有用だそうです。

因みにサスのは花の後のコレ！

アダンの木

アザミ

相変わらず凄い風の中

初めての万座毛へ

万座毛 自然・景勝地

直ぐ下が真っ黒な海。
結構深いのでしょうか。。

向かい側には万座ビーチホテル

夫婦石みたいなのがあります。

20分くらい走りました。
椿が咲いてます。

沖縄戦前戦後生活文化館

ここのは低いですが『ひんぷん』と
呼ばれる中垣がある事から、武士の家
と分かります。
中が覗けない様にという工夫です。

台所は土間
武士も庶民も沖縄の家には玄関は
無いそうです。

沢山の道具が展示されています。
建物からして下級武士の家でしょうと…

本日一つ目のグスク
手前の高床式倉庫。床板が無いけど
地面から50センチくらい？
高く無いやん！と見ていたら…

座喜味城跡 名所・史跡

何と！倉庫は屋根裏の部分！
ネズミやヘビ除けらしく
説明通りのめっちゃ高い倉庫でした。

松林を抜けると

見えてきました 座喜味城跡。
中山統一に向けて、築城家として名高い
護佐丸により建てられた城。

アーチの中央にくさび石がはめ込まれた
のが特徴だとか。。

護佐丸は、北山王である今帰仁城主の
血を引く中山王の功臣の一人。
北山を攻める戦いにも参加、滅びた
北山を守護する要職にも着任した人。

中山王 尚巴志から座喜味城築城を
命ぜられた護佐丸は、旧居城の山田城
から石垣を崩して運ばせ、軟弱な赤土の
座喜味に、強固な石積みと曲線美の城を
完成させたそうです。

護佐丸の娘は、尚巴志の息子の妃と
なり姻戚により関係をより強固にしたと…

正殿跡は、太平洋戦争時代
日本軍の砲台として使われたそうです。
戦後は米軍のレーダー基地が置かれた為
城壁の一部は崩壊したと…

港が近く、中山の要所、北山への
睨みを利かす場としても要所であった
事は間違いありません。

しかし、護佐丸の力が拡大する事を
恐れた中山王は、敵である阿麻和利を
警戒する為として中城城へ移す事に
なります。

東シナ海を望む高台の城

観光タクシーのドライバーＫさんは
元々建築関係のお仕事を長くされて
いたそうで、門の中にある扉の為の
角材が上と

下にあった。それを差し込む穴だと
教えてくれました。

昨日、今帰仁の博物館にもあった蓋物。
納骨の為の入物でサンゴから焼物まで。。
勿論庶民の物では無いよ。とＫさん…

これはサトウキビを搾る道具。
車の間にサトウキビを刺し、歯車を
使って馬に引かせてサトウキビを圧縮
させ搾りとったのだとか。。

嘉手納球場は、横浜ベイスターズの
キャンプ地でした。

そこから直ぐの、道の駅かでな へ。

道の駅 かでな 道の駅

嘉手納基地を観に来ました。
格納庫には飛行機。
小さな格納庫は戦闘機の物？
殆どが空でしたが…

周辺も基地の施設

歩道橋みたいなのも基地の通路

アーミー達の自宅に子ども達の為の
遊び場もありました。

真正面が勝連城だよ。とＫさん

しかし、先ずはお腹を満たす事に。。
うるマルシェの市民食堂で

うるマルシェ グルメ・レストラン

Ｋさんオススメのイカ汁を
頂きました ♪
店によって少し違うそうですが、豚の
三枚肉が入ってるのもあるそうです。
Ｋさんはそっち好みの様でした。

ここのはイカの身とおネギだけでしたが
めちゃくちゃ柔らかいイカの身で
とにかくお汁の味が美味しい ♪
教えてもらわなければ、食べる事は
きっとなかったと思います。新発見！

うるま市民食堂 グルメ・レストラン

ごはんやおかずはブュッフェ形式で
自分で取りに行きます。

素敵なお店に案内してもらいました。
ここでＫさんの親戚の方と偶然遭遇。
デート中だとＫさんが冗談を仰り
親戚の方の目がみるみる真丸に…
お客だと解り納得して頂けた様です。

では、お昼も頂き再出発！
あの上まで登るのね！！

昨日も観た金武湾の景色

勝連城の駐車場内にある資料館へ
巴紋は琉球王国の家紋だそうです。

大陸との冊封を行っていた琉球は
王朝が変わるとその関係手続なども
ややこしくなる為、大陸に対しては
全て尚氏を名乗っていたそうです。
ある意味賢い方法だな。。

勝連城の模型です。
今からここに登るのね。。と
覚悟しました。（汗）

では、スタート！

勝連城跡(世界遺産) 名所・史跡

崩れていた石垣を積み直したお城だと
Ｋさん
沖縄のお城は殆どがそうなのだとか。。
戦争の時に破壊された様です。。

最初はやや緩やか？な坂道

そして、階段になります。。

息が切れた所で絶景のプレゼント

又上を目指します。

勝連城の石垣は布積みだそうです。
石を豆腐の様に四角く加工して
積み上げて行く方法で、大きな石を
組む事で強度が増すそうです。

15世紀、海外貿易により繁栄を
もたらした阿麻和利の居城として
有名な勝連城。

この城内にも御嶽が沢山あります。

宝物殿が近くにあった、この御嶽は
村の繁栄を祈祷する場。その直ぐ側に
ある穴は有事の際の避難路として
使われていたそうです。

最後の階段！

金武湾を一望する最高の景色。
登って来た甲斐がありました。

城壁の曲線美も堪能出来る場所であり

晴れていたら、太平洋の素晴らしい
グラデーションが輝いた事でしょう！

登ったら降りる… 当たり前ですが
雨の日はちょっと怖いね…

勝連城跡から30分弱。本日三つ目の
中城城跡へ到着。
昨日からよく見かけたこの鳥は
イソヒヨドリ（オス）と言うそうです。
沖縄では、雀より多いとか。。
通りでよく見かけたんだね。
でも、青いので幸せな気分にさせて
もらえます ♪

中城城公園はかなり大きい様で
お城の入口まではカートに乗せて
貰えました。

今日訪ねたお城の中では一番古い
お城だそうです。

中城城跡 名所・史跡

そして、ここは昔のままのお城でも
あるそう。。
石垣は相方積み。五角形、六角形に
加工して積む事で強度を得る、耐久性も
増すのだとか。。一番新しい方法でも
あるそうです。

火ヌ神ですね。
御嶽や火ヌ神… 神様との繋がりが
非常に強いのですね。。

勝連の阿麻和利を警戒する為に
中山王 尚巴志は護佐丸を中城城に移動
させたそうです。築城家の護佐丸は
中城城を増築したそうで、その大きさは
首里城に匹敵するのだとか。。
確かに大きなお城です。

護佐丸と共に北山・中山・南山の
三山統一を果たした 尚巴志王の息子
尚泰久王は妻はその護佐丸の娘ですが
その座を狙う、中山の豪族 阿麻和利の
讒言に乗り、護佐丸を排除します。
阿麻和利に敗北。王への忠誠を示す為
護佐丸は中城城で自害。

敵の讒言にハマるなんて考えられないと
思うけど、力を手にするとこんな風に
なってしまうのかな…
なんて…ちょっと、おセンチになって
しまいました。

この話は『護佐丸・阿麻和利の乱』と
呼ばれ、沖縄独特の芸能である「組踊」
の題材にもなっているとか。。
しかし、忠臣・護佐丸、逆賊・阿麻和利
という構図は首里王府に基づく見方で
阿麻和利こそ農民たちの英雄だったと
する説もあり、琉球史最大の謎に
包まれた事件でもあるそうです。

『あざな』と呼ばれる見張台

沖縄の一番細い部分に位置する中城城は
東に中城湾、太平洋

西に宜野湾市、東シナ海を望む場所

幕末ペリー提督もこの城を訪れ
漆喰もセメントも使わず積まれた
強固な石垣に当時の先進国である
米国の軍人達も舌を巻いたそうです。

流石、建築家と呼ばれた護佐丸の城
ですね。

石垣の上は歩けるそうですが…
誰も歩いて無かったよ。。

Kさんは、近くに住んでいた親戚の方に
子どもの頃連れて来られたそうで
当時は、こちらから入ったと…

石蕗の名所でもある中城城
築城の頃からあるそうです。
そして沖縄では冬に咲く花なのだとか…

この緑深き場所を下ると、大井戸
（ウフガー）城造りの名手 護佐丸が
増築する際に大井戸を設置。
この井戸を守る為に、高い城壁の
北の郭を築いたと言われているそう。。

お城にとって、井戸は大切な設備
ですものね。。

最初に入った入口に戻ってきました。

寒緋桜がほぼ満開に咲いています。
ソメイヨシノは南から日本列島を北上
しますが、寒緋桜は一月下旬から
２月中旬にかけて沖縄本島を南下する
そうです。
昨夜のニュースで、那覇市内の寒緋桜の
開花宣言されていました。

沖縄では『アカバナ』赤でなくても
『アカバナ』？

中城城からは直ぐの場所。
中村家住宅です。

中村家住宅 名所・史跡

上級武士の家

一の座は、主人の席。
左に二の座、三の座があります。

紅型に描かれた首里城

鼠返しのある倉庫

一階部分は作業場の様です。

馬小屋の奥にあるこのスペースは？
Ｋさんも分からない。。と苦笑い。

木の鞍を使っていたのですね。

沖縄の仏壇
ご飯では無く、お水とお酒を供えるの
だそうです。沖縄らしいね。

豚小屋であり、住民たちのトイレでも
あった場所

ベンガルヤハズカズラ
薄紫の優しい花が池の周りに
咲いていました。

中村家では最後にお茶のご接待が
ありました。入る時言ってくれてたのに
すっかり忘れていた私。
Ｋさんが思い出してくれました。

黒糖ゼリーのレシピもあり
家でも作ってみよう！^^

ブーゲンビリアは夏の花だと思って
いましたが、今がシーズンだそう。。

ここも米軍施設。米軍最強と言われる
マリーンの物。
Kさんも辺野古への移転には反対の様
でした。理由は、辺野古はジュゴンの
生息地だから。。

どう思う？とＫさんに聞かれて
米軍人トラブルは時々ニュースで観るし
ジュゴンの海を壊すのは遺憾だけれども
近海を脅かす大陸の動きは東南アジアを
含めた沿岸地域各国の共通の問題。
米軍が居てもこれなのに、居なくなれば
更に酷くなると思う。国土を護る意味で
北海道と沖縄には、今は必要だと思う。。
と答えました。

そういう考え方もあるのか。。
と静かに頷くＫさん。。

個人所有の離島が周辺には多いらしく
それを基地にするのはどうか…とＫさん
島ごと基地にするのね。
それは、良い考えかも。。と私。

こんな風に話しながら、那覇へと
到着しました。

ホテルに到着。ロータリーに入ったら
ここの建設に携わったよ。
とＫさん。

今朝は私の迎えに、自宅をam5:30に
出られたそうです。
早朝からありがとうございました。
お話もとても楽しく、沖縄の歴史や
建物にも少し詳しくなれたかも… ^^

COMMUNITY＆SPA 那覇セントラルホテル 宿・ホテル

ホテルの隣には、りっかりっかの湯が
（天然温泉）あります。
沢山歩いた足をよく揉み込んで癒します。

ゆんたくあしび温泉りっかりっか湯 温泉

未だ、国際通りは歩行者天国

国際通り 名所・史跡

平和通り商店街へ寄り、明日の朝ごはん
を確保。今夜のおやつもgetしました。

平和通り商店街 市場・商店街

ホテル到着後直ぐ予約した四つ竹さん。
琉球宮廷料理と

Ryukyu Modern Classic 四つ竹 国際通り店 グルメ・レストラン

琉球舞踊が楽しめるお店です。

女性の舞に

男性の舞

衣装も

楽しみの一つです。

初めての宮廷料理と舞踏、楽しめました。

歩行者天国は終了してました。
帰り道には、まん丸の満月が
見えています。

ホテルから5分の所にマッスクバリュ。
アーサーや黒糖など、お土産買いに
寄りました。

ホテルに戻り

COMMUNITY＆SPA 那覇セントラルホテル 宿・ホテル

夜のおやつタイム。
昨日のオリオンビールの美味しさに
期待し過ぎたチューハイは
お酒自体が甘かったのか？！
思った味でなく残念！

ブルーが何か気になる『美らプリン』は
星形のナタデココが入った濃厚トロトロ
タイプ。
カフェ・グレコのドリップ珈琲で〆て
２日目終了です。


=【３】南部編へつづく =

琉球プディング グルメ・レストラン