沖縄世界遺産巡り【３】南部、観光バスツアー + 路線バスの旅　2020年 2月

2020/02/10 - 2020/02/10

3日目は、沖縄南部の世界遺産へ。
南部は観光バスツアーが数種あるので
ひめゆりの塔と平和祈念公園
斎場御嶽へ行くのを探すも、全て周る
ものは見つけられず…
午前ツアー、午後自力観光する事に
しました。

VELTRAの南部半日コースで斎場御嶽
とガンガラーの谷に行くコースを
見つけ予約しました。予約の段階では
要領が得ず、見にくいサイトだと
思っていましたが、参加してみて
あの書き方の意味が解りました。

このツアーは、二つの目的地があり
一つ目は斎場御嶽。二つ目の
沖縄ワールドが選択制になっていて
１）中に入り玉泉洞など見学する
２）入らず無料の施設のみ利用する
３）ガンガラーの谷ツアーに参加する
どのコースを選ぶかで料金も違う。
決められた時間にバスに再集合、空港を
経て那覇中心地に戻るという内容でした。

旅行直前に、ガンガラーの谷が
沖縄ワールドと同じ場所にあると
わかった為、那覇に戻り時間をロスする
より、離脱して路線バスにて南部観光を
続けたいと、当日バスガイドさんに
話し了解を得ました。

沖縄ワールド前には、玉泉洞という
路線バスのバス停があり、糸満バス
ターミナル行のバスで平和祈念公園と
ひめゆりの塔へ行く事が出来ます。
最終的に糸満BTから那覇BT行きに
乗り換え市内に戻りました。

沖縄南部周遊バスツアー
斎場御嶽、ガンガラーの谷　@3,900円
路線バス にて
平和祈念公園、ひめゆりの塔

エリア 糸満・ひめゆり(沖縄)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 観光バス 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます。
朝風呂はお部屋で頂き

COMMUNITY＆SPA 那覇セントラルホテル 宿・ホテル

朝ごはんは、お部屋のレンジでチン！
昨日、閉店前に滑り込んだので
揚物はNGでした。そこでメニューから
油みそとタコライスをチョイス
空港店の玉子焼は甘かったのに
本店の玉子焼は塩味 ♪
店舗によって味付けが違うなんて
びっくりしましたが、美味しかった！

ポーたま 牧志市場店 グルメ・レストラン

やっと明るくなって来ました。
チェックアウトして荷物を預けて

牧志駅へ

牧志駅 駅

変わってるけど、コレもハイビスカス

am 7:00過ぎの学校に入って行く
小学生。。めっちゃ早いやん。。
私はここで観光バスの到着を待ちます。

牧志駅で10人程乗せて出発。
沖縄県議会の隣に

沖縄県庁があります。
ここでもツアー客を拾って行きます。
最後に前回泊まったロワジールホテルに
立寄り出発！

沖縄県庁舎 名所・史跡

今日も少し曇りがちですね。。　

東に向かって走るバス。
昨日Ｋさんに、東は『アガル』
西は『イル』と言うと教えて貰った事を
思い出しました。
『だから西表島（イリオモテジマ）
なんだね！』と…

今日は自衛隊の

施設の様です。

正しくこの光景かな…
神の島と称される久高島を照らす
朝陽とニライカナイ橋。。
神々しい景色です。

ニライ橋 カナイ橋 名所・史跡

ニライカナイとは、遥か遠い東の海の
彼方、または海の底、地の底にあると
される異界。沖縄・奄美地方の伝統的な
民間信仰の事。

ニライカナイから神がやってきて
豊穣をもたらし、年末に帰る。
また、生者の魂もニライカナイより来て
死者の魂はニライカナイに去ると
考えられているそうです。

昨日『ニライビーチ』という看板を観て
ニライカナイから付けた名前？
ニライカナイは東の方向に有るのに
何故西海岸のビーチの名前に？
沖縄の海は西も東も綺麗なのに
何故東海岸に有名なビーチが無いの？
とＫさんに質問連射の私…

ニライビーチの名前の由来は考えた事も
なかったがきっとそうだと思う。
ニライカナイは沖縄人にとってどこでも
無い、ニライカナイでしかない。だから
西も東も関係ない。ニライと付けたく
なる程綺麗なビーチだったのだろうと。。
そして最後に、西洋のお客さんにビーチ
リゾートは西海岸に作る物！と教わった。
との回答。。

サンライズよりサンセットの方が
ロマンティックだから？！　と、私。
Kさんも笑って頷いておられました。

なんて思い出してる内に、最初の目的地に到着。

沖縄県一人気者ゆるキャラの
『なんじぃ』だそうです。

入口まで10分くらい歩きます。

斎場御嶽 寺・神社・教会

先ずは、ビデオで御嶽のお勉強。

カー と呼ばれる泉

琉球王朝最高の聖地である斎場御嶽。

ニライカナイから神が舞い降りたと
される久高島を遥拝できる場所

御門口（ウジョログチ）
神社で言うなら拝殿にあたる場所。

ここから奥は王府関係者しか入れ
なかった為、奥にある６つの拝所を
意味する香炉が置かれ、一般の人は
ここで御嶽の中に向かって拝んだのだ
そうです。
今でもここに拝所があります。

我々は奥へと進みます。

大庫理（ウフグーイ）
首里城正殿の二階は大庫理と呼ばれ
祭祀的な機能を持つ格式の高い場所。

聞得大君のお新下り儀式で、『お名付け
（霊威つけ）』儀礼が首里城と同じ
名前を持つこの場で行われたそうです。

石の広間 磚敷きでは神女達が
聞得大君を祝福し琉球王国の繁栄を
祈ったとか。。

寄満（ゆいんち）
首里城内 国王の為の厨房のある建物は
国内外から山海の幸が集まる『豊穣の
寄り満つる所』という意味で、寄満と
呼ばれるそうです。

同じ名のこの場所は、戦前までは
その年の吉凶を占う馬の形をした石
（うまぐぁーいし）が置かれていた
そうです。

三角岩
この周りには数か所の拝所があります。

光が隙間から刺してきます。

光の方を望むと

太平洋と久高島が見えます。
やはり、久高島を遥拝する為の場所。

チョウノハナの拝所
首里城内にも同じ名前の場所があるそうな。。

祈祷に使われる石と、この中だけでも
拝所が数か所

聖なる雰囲気が一際漂う場所です。

二つの岩の重なり部分

鍾乳洞だったと解る場所
ここから滴り落ちる水が下に置いた
壷にどの様に落ちるかで、中城御殿
（国王の世子）と聞得大君御殿の
吉凶を占ったり、お正月の若水とりの
儀式に使ったそうです。

神々しい雰囲気はそこかしこに…

パワーを頂いて帰ります。

椿から蝶々が蜜を集めていました。

ここは？集合時間に間に合うかな？
気になりながら、降りた先にあったのは

太平洋戦争時代の砲台跡と

ウローカー
丘陵上にある斎場御嶽から浸み込んだ
雨水が、地下を伝って琉球石灰岩の
岩盤下から湧出した清らかな水の井泉。
斎場御嶽に入る為に、みそぎをした
場所だそうです。昔は下の海からも
斎場御嶽に来たのかもしれませんね。

立派なお宅は何かの施設かと思い
ましたが、単純に個人の邸宅だそうです。

本日のツアーバスとバスガイドさん
沖縄らしい目鼻立のハッキリとした
綺麗な人でした。

ニライカナイ橋をもう一度眺めて

沢山船がでていますね。。

立派なガジュマルが立つ駐車場へ到着。

ガンガラーの谷 自然・景勝地

沖縄ワールドで解散。
施設を利用せず、エイサーshowや
レストランで食事をする人
沖縄ワールドや玉泉洞へ入場する人
ガンガラーの谷ツアーに参加する人
に別れます。

私はガンガラーの谷ツアーへ

ツアーガイドさんと一緒に

元鍾乳洞の森を散策します。

最初にコースの説明。希望者には
さんぴん茶入りのボトルが貸出されます。

先ずは森

こんな道を歩いて行きます。

台湾の竹だそうです。
楽器にも使えそうな、叩くと非常に
良い音がする竹でした。

背の高い椰子の木

歩く…と言われるガジュマル
その様子が良く分かる見本の様な木

根を沢山垂らして、それが地面到達
するとどんどん太い幹になって行く。
この木も段々と左手に伸びていってる
のがわかりますね。

谷を流れる小さな川。
しかし、台風の時などは直ぐに増水
するそうです。

最初のパワースポット、イナグ洞
イナグは女性を意味するそうです。

崩壊の恐れがあると、今は入れません
が、中にはこの様な鍾乳石がある事が
名前の由来。

先程の川は、洞窟へ流れて行きます。

イナグ洞に対し、イキガ洞。
この洞窟の名前です。

中は真っ暗らしく、皆でランタンを
持って見学です。

おさっしの通り、イキガは男性の意味。
洞窟の一番奥に、そのシンボルが
あります。

ここの鍾乳石はみんな同じ方向に傾いて
いますが、これは下を流れる川が
度々増氾した結果だそうです。

ランタンの灯で洞窟の中にいる。。
大昔の人はこの様な生活をしていたんですね。

階段を登って行くと

岩が倒れた場所に偶々岩があり
トンネルの様になった場所がありました。

この様に所々隙間があり
人が行き来していた場所もあるとか。。

この大きな葉っぱの茎で、古代の沖縄
の人たちは釣りをしていたそうです。
茎が太くしなり具合が良かったのかも。。

この上を現在道路が走っていますが
本当の『ガンガラーの谷』があった
場所だそうです。

ここは少し高台で、そこにあった穴に
石ころなどを投げ入れると、転がる音が
『ガンガラー、ガンガラー』と聞こえた
そうで『ガンガラーの谷』と呼ばれた
そうです。道路の為に壊される事になり
反対する声も多かったそうですが…

ガンガラーの谷、一番人気の場所
観るだけでパワーを頂けそうです！

巨大なガジュマル
大主（ウフジュ）ガジュマル

今も沢山根っこを垂らして、更に太く
なろうとしています。

ちょっとワクワクする景色

スタッフにより手作りされた
ツリーハウス

真ん中にはソテツが顔を出しています。

見えるのは

沖縄ワールドと

サトウキビ畑
今はお花の時期だそうで、背の高い
穂みたいな花を見かけます。

左側がサトウキビ、右のススキと
よく間違われる様ですが
サトウキビはの花は、真っ直ぐ空に
向かって伸びている、ススキの穂は
紛らわしくてごめんなさい…
とお辞儀をする様に丸まっています。。
と、バスガイドさんが見分け方を
教えてくれました。

下から見ると、木が生い茂ってツリー
ハウスを隠しています。

最後の見所は

武芸洞

約2500年前の石棺墓があります。
石棺の中には人骨が原型を留めて
残っていて『港川人』と名付けられた
そうです。
沖縄という島は珊瑚で出来ている為
珊瑚から出来た石灰岩（アルカリ性）は
本土では考えられないような良好な
状態で人骨が残っていたそうです。

今でも水を垂らして、鍾乳石の生育は
続いています。
あちこちにブルーシートが掛けられ
そこでは今も発掘調査か行われている
現役の遺跡でもありました。

沖縄ワールド入口で『ガンガラーの谷』
ツアー 解散しました。

私はこのまま南部観光をしたかったので
那覇に戻る観光ツアーバスには戻らず
ここでツアーから離脱しました。
勿論バスガイドさんには連絡了解済で…

おきなわワールド テーマパーク

お昼を敷地内の沖縄そば屋さんで。

沖縄そば自慢 なんと屋 グルメ・レストラン

路線バスで移動します。

先ずは、平和祈念公園へ

沖縄県営平和祈念公園 公園・植物園

太平洋を望む海岸線。
引潮なのかサンゴ礁が見えていますね。

国籍、軍人、民間人を問わず
沖縄戦で亡くなられた人々の名前が
刻まれた碑、『平和の礎』
その中央には

『平和の火』が灯されています。

沖縄県営平和祈念公園 公園・植物園

資料館へ行ってみましょう。

明るい良く陽の入る建物

当時の世界情勢や沖縄戦の事など
題材が題材だけにハードな内容
でしたが、風化しない為にも必要な
施設だと思います。

沖縄県平和祈念資料館 美術館・博物館

修学旅行生、家族で参拝される方々を
お見かけしました。

アカバナが咲き

木陰に鳥たちが囀る

平和な日々が続きます様に…

平和祈念堂 名所・史跡

再び路線バスに乗り

ひめゆりの塔へ

ここを訪ねたのも初めてです。

ひめゆりの塔 名所・史跡

この中で壮絶な日々が過ごされて
いたのですね。

師範学校在学中の女学生たちが
急場の看護助手として、負傷兵のオペ
にも携わったのだと、実際の証言ビデオ
などもあり、その生々しさに苦しく
なりました。

ひめゆり平和祈念資料館 美術館・博物館

戦争という非日常の世界では
何が起こるかわからない…
当時より、色んな事が進化した現在に
再び戦争が起きたら、もっと悲惨な
現実が待っているのでは…

体験者の生の声を聞く機会は貴重です。
戦争を知らない世代にこの様な形でも
語り継いでもらいたいです。

糸満バスターミナル・玉泉洞間は
一時間に一本程度出ていました。
糸満バスターミナルからバスを乗換え
那覇へ戻ります。

小禄駅からゆいレールに乗換え

小禄駅 駅

牧志駅を目指します。

ゆいレール 乗り物

昨日も通った平和通り商店街は
やちむん（沖縄の焼物）を作る地域に
ある為、市場内の通路にもこの様な
タイルが。。

平和通り商店街 市場・商店街

フワフワのお菓子が気になり
立ち寄ったお店

塩屋 (国際通り店) 専門店

沖縄CLIPトラップというアプリから
購入するとゆいレールの一日券が半額
になると、小禄駅の駅員さんが
教えて下さいました。

丁度、空港行とてだこ行の両方が停車

本日のお宿は、おもろまち
DFSでは、サングラスとAVEDAの
トリートメントを購入。

Tギャラリア 沖縄 by DFS ショッピングモール

お部屋は広くは無いですが、機能的

アルモントホテル那覇おもろまち 宿・ホテル

使いやすいお部屋でした。

荷物台が有れば言う事なしでした。

早速、夕食へ
突き出しの小鉢と海ぶどう
シークァーサー・サワー

琉味 グルメ・レストラン

アグー入りゴーヤチャンプルと
ハイビスカス・サワー

最後はアグー・ステーキで〆ます ♪

行きとは違う道で帰ります。
橋脚に描かれたアート

新都心公園へ渡るはし

ホテルロビーには、ぜんざいと
さんぴん茶の接待

アルモントホテル那覇おもろまち 宿・ホテル

お部屋でおぜんざい頂きました ♪

大浴場でまったりお風呂タイム

小禄駅前のイオンで買ったもの

同じくイオン内の和菓子屋さんで
購入した苺豆花と缶チューハイ
風呂上りに頂きました。

菓子処 花風 グルメ・レストラン

沖縄３日目の夜も更けて行きます。。


=【４】首里編へつづく =