2023/02/21 - 2023/02/21
5914位(同エリア30135件中)
関連タグ
kojikojiさん
- kojikojiさんTOP
- 旅行記1765冊
- クチコミ1205件
- Q&A回答73件
- 3,468,570アクセス
- フォロワー169人
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
成田での楽しい1日が明けて、翌朝はホテルの朝食からスタートです。先客は中国系の方々ばかりで、どうやら台湾からの観光客の方々です。これから台北へ向かうのにすでに気分は台湾です。荷物を持って京成成田駅に向かうとホームにはパンダのぬいぐるみを持った女性がたくさんいます。これはニュースで見た上野動物園の「シャンシャン」が中国に返還するのを見送りに行くのだと思いました。久しぶりの成田空港は心弾みます。団体ツアーのカウンターで航空券を受け取り、すぐ脇のSCOOTのカウンターに並びましたが、ものすごい列でした。今回初めて利用する航空会社で、LCCに乗るのも初めてで心配していました。時間があったので久しぶりにショップやレストランも見て回りました。展望デッキに上がってみるとそこにはものすごい数の女性とテレビ局のカメラが来ています。「シャンシャン」の人気の高さを感じますが、中国に帰ったら名前も変えられて、またどこかの国に貸し出されることでしょう。昔「世界ふしぎ発見!」で黒柳徹子がパンダの命名権を貰い、「豆豆(トット)」と名付けられました。そのパンダはその後オーストリアのウィーンの動物園に貸し出され、「フランツ」と名前も変えられていました。後で知りましたが、実際にパンダが中国へ出発したのは午後6時頃だったそうです。展望デッキで離着陸する飛行機を眺めていると目の前をSCOOTのポケモンジェットが通り過ぎていきました。台北行きの座席は一番右側なので、外の景色を楽しめると思っていましたが、なんと後方の窓のない座席でした。これにはショックを受けました。SCOOTの機内では持ち込んだ飲み物や食べ物は飲食禁止と聞いていましたが、そんなこともなく食べ終えたごみも回収してくれました。さらにポケモンジェットなのでCAさんはポケモンの着ぐるみに着替えてサービスしたり、何とも楽しいフライトでした。到着した台北の桃園空港の入国審査はものすごい混雑で1時間ほどかかりました。また入国に際しては現地でのコロナの簡易検査が廃止になっていました。検査キットは配布されていたので記念にいただいてきました。また到着の前日にはマスク着用も緩和されていました。入国審査を終えて全員が揃うと現地ガイドさんについてバスに乗り込みます。今回のツアーは13人少なかったです。まずは台北市内に向かい、「龍山寺」を参拝します。ここへは何度も来ていますが、ちょうど旧正月のランタンフェスティバルの飾りが残っていて点燈されていてきれいでした。晩御飯を食べた後も「士林夜市」に立ち寄りましたが、前に来たのはきれいになる前だったので雰囲気がまるで変っていました。さらにフードコートはかなりの店が閉まっていてちょっと残念でした。夜遅くなって着いたホテルは「漢普頓酒店(ハンプコートパレス)」という豪華なホテルでびっくりしました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- スクート
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
前の晩は遅くなってから雨が降っていましたが、夜が明けるとすっかり天気が良くなっていました。筑波山もきれいに見えました。
-
廊下の窓からは「成田山新勝寺」の「平和の大塔」が見えました。その奥の守の先には成田空港があります。
-
出発の時間を逆算して1階のレストラン「セイシェル」に向かいます。
ホテルウェルコ成田 宿・ホテル
-
豪華な料理ではありませんがそこそこのおいしさでした。このレストランはランチ営業もしていて、地元の方で賑わっていました。
-
今回利用するSCOOTはLACなので機内食も有料なのでしっかり朝ごはんを食べておくことにします。
-
レストランの先客は台湾の団体さんのようでしたが、出発時間になると一斉に店を出ていかれました。迎えのバスに乗ってこれから日本を旅するようでした。
-
荷物を持って京成成田駅に向かいます。ここから特急で成田空港へ向かいます。
京成成田駅 駅
-
成田山の提灯に見送られて空港へ向かいます。
-
成田駅にはパンダグッズをたくさん持った方がたくさんいらっしゃいました。数日前からのニュースで上野動物園のパンダの「シャンシャン」がこの日に中国へ返還されると知っていました。多分空港へ見送りに行くのだと思いました。
-
成田空港からの列車が到着しました。スカイライナーだと通過してしまう駅のプラットホームにいるのが不思議な気がします。
-
成田空港第1ターミナルは閑散としていました。団体カウンターで手続きを済ませ、QRコードのついた航空券とバッチと荷物用のタグを受け取ります。今回のツアーは阪急交通社のトラピックスの「【燃油不要】デラックスクラスホテルに3連泊!わくわく台湾北部4日間」というもので79,900円でした。さらに新春の割引が5,000円と溜まったポイントでかなりの割安感がありました。
成田空港第1ターミナル 空港
-
団体カウンターの前がSCOOTのカウンターで、ここだけが長蛇の列でした。その多くが台湾へ帰る人たちでした。
-
3年ぶりにパスポートを使うことになりました。最後に使ったのは2019年の11月に行ったトルコ周遊の旅でした。その後12月にスイスとフランスのクリスマスマーケット巡りの旅を予約していましたが、母の入院がありキャンセルになり、2020年の3月に予約していたウラジオストックの旅はコロナの発生で夢と消えました。
-
シンガポールのLCCの航空会社SCOOTを利用するのは初めてです。LCCの航空会社を利用するのも初めてなので少しナーバスな気分です。機内食や飲み物が優良なのは知っていますが、飲み物や食べ物の持ち込みも出来ないと聞いていました。
-
パタパタと回転する表示板は反転フラップ式案内表示機と言うそうですが、最近の電光掲示式は味気ない気がします。
-
時間があるので久しぶりの空港内をぶらぶらすることにします。
-
出発ロビーは閑散としていましたが、午前10時というのに展望デッキは超満員です。ほとんどが40代以上の女性のようで、テレビ局のカメラも入っているようです。ここでみなさん中国へ返還されるシャンシャンを見送るようです。台湾に着いてからネットのニュースで知りましたが、出発したのは午後6時頃だったようです。
成田空港 第1ターミナル 展望デッキ 名所・史跡
-
「シャンシャン」の人気の高さを感じますが、中国に帰ったら名前も変えられて、またどこかの国に貸し出されることでしょう。昔「世界ふしぎ発見!」で黒柳徹子がパンダの命名権を貰い、「豆豆(トット)」と名付けられました。そのパンダはその後オーストリアのウィーンの動物園に貸し出され、「フランツ」と名前も変えられていました。
-
目の前をSCOOTのポケモンジェットが着陸しました。多分これに乗って台北へ行くのでしょう。
-
ショップを覗いて絵葉書を買って、レストランフロアを眺めながら漠然と帰国時のお昼はとんかつにしようと決めます。
-
昨日梅を観に行ったのと、離陸した後に富士山が見えるであろう天気なのでこの絵ハガキを2枚投函しました。
-
早めにセキュリティを通過して出国手続きも済ませます。久しぶりに押してもらった出国のスタンプが妙に嬉しかったです。
-
久しぶりの免税店です。タバコも止めて15年も経つので買うものも特にありません。ブランド品も仕事をしていた頃はいろいろルートがあったので免税店で買うことはありませんでした。
-
何の迷いもなく店に入っていくのでちょっとびっくりしました。年金をがっぽりもらっているので、自分のカードで買い物をしてくれる分には構わないのですが、家族カードは使わないでください。
-
やはり先ほど到着したSCOOTのポケモンジェットに乗るようです。
-
ほぼ定刻に搭乗が始まりました。久しぶりの海外旅行に気分は高揚してきます。ここ数年は国内旅行に特化していたので、そろそろ海外旅行も再開しなければと思っています。そう思いながら全国旅行支援に惹かれてしまいます。
-
機首にはPikachu Jetと書かれてありました。
-
受け取った航空券には42Jと42Kとあったので窓側だと喜んでいたのですが、なんと窓のない窓側の席でした。
-
前の座席の方が来る前に写真を1枚撮っておきます。いい天気なので景色も良いと思うのですが残念です。
-
定刻に離陸しました。少し後ろの窓から離陸時の写真を撮りました。
-
離陸しました。後ろの座席の方はすでに寝ているので席を代わってほしいくらいです。
-
しばらくすると機長から右手に富士山が見えると放送があると機内はざわつきます。
座席の窓は「電子シェード」で、後ろの席の女性は暗くしていたのですが、中央の席に座っていた女性が大声で「そこ!明るくしてよ!」と騒いでいます。その方たちは台北の空港で分かりましたが、同じツアーの方でした。 -
天気が良かったので頂上のお鉢までくっきり見えました。残念ながら妻の生まれ育った富士宮は機体の真下のようで見えませんでした。
-
4歳の時に頂上まで登り、その後6歳と9歳と12歳の4回登山していますが、それっきりになっています。今年あたり50年ぶりに登ってみたい気になっています。
-
スクートのCAさんのことをスク―ティーズと呼ぶようで、機長の放送でポケモンのコスプレでサービスすると言っていました。若いCAさんばかりで、フルサービスキャリアとは違ったサービスも良いなと思えました。
-
木内は飲み物の持ち込みや食べ物の持ち込みは禁止となっていますが、特にCAさんに咎められることもなく、食べ終わった容器などは最後に回収してくれました。
-
木内はピカチュ―の色に変わったり。
-
機内の座席のモニターも無いので東京と台湾の間でも時間を持て余しました。ヘッドフォンを持っていたので音楽を聴いていましたが、雑誌も新聞もなかった妻は退屈そうでした。
-
定刻に台北の桃園空港に到着しました。中華民国の国旗「青天白日満地紅旗」を見ると台湾に来たと感じます。
-
今回は台湾の入国について情報がどんどん変わっていました。滞在中はコロナの簡易検査が必要といわれていましたが、到着時には緩和されていました。それでも検査キットは置いてあるのでお土産にいくつかもらってきました。
台湾桃園国際空港 (TPE) 空港
-
入国審査の前はすごい行列になっていました。手続きはコロナ前と特に変わってはいませんでした。ここを通過するのに1時間近くかかりました。
-
税関を通過して表に出ると現地のガイドさんが待っていてくれました。今回のツアーは13人と少ないのでバスはガラガラだと思います。2名がなかなか出てこないので、その間に観光案内所で地図やパンフレットをいただきました。
-
全員が揃ったところで駐車場に向かいます。
-
大型バスに13人です。バスは4日間とも自由席です。台湾のバスは真ん中に乗降口があるので、最後尾の席に4日間とも座っていました。皆さん前方の席がお好みのようなので後方は空いています。
-
前回来た時のツアーは初日が空港近くのホテルに宿泊しました。これは東京と大阪と鹿児島などを出発した人が合流しやすいためでした。ホテルでタクシーを呼んでもらい桃園観光夜市へ行ったのですが、その時に通ったのがこの道だったことを思い出しました。
-
台湾では2月20日でマスクの規制が撤廃になったと知りました。車窓から表の人を見るとほとんどの人がまだマスクをしていました。日本の規制緩和より少し早かったようです。
-
台湾には道教や儒教や仏教の三教同尊の寺院が多いですが、高速道路から見えた「圓通佛導衆寺」はどんなお寺なんでしょう。ビルの屋根には釈尊が生まれてすぐに七歩歩いて「天上天下唯我独尊」と言われた時の姿の像が置かれてあります。こういうの見ると台湾に来たと思えます。
-
そして山々に雲がかかる様子も日本ではなかなか見ることが出来ない景色です。
-
淡水河を超えると台北市内も近いです。最後に台湾へ来たのは2019年の10月で、台湾を周遊する5日間の旅でした。その時は九分で台風の直撃を受けて、夜景と「九戸茶語」での夕食がキャンセルになり、さらに「故宮博物院」は臨時休館で見ることが出来ませんでした。
-
今回はその2か所がツアーに組み込まれているので、リベンジの旅でもあります。
-
台北市内の高速道路に差し掛かると「台北101」が薄っすらと見えました。
-
高速を降りて一般道に入ると懐かしい風景が現れます。相変わらずバイクの数の多さにはびっくりです。到着した日の前日に台湾のマスクの規制が緩和になり、屋外ではマスク不要になっていました。実際はほとんどの方がまだマスクをしていました。
-
懐かしい「華西街観光夜市」の前を通過しました。ここは1951年にできた台北最古の夜市ですが、いわゆる観光客が食事をしに来る夜市とは違ったディープな魅力があります。カメラなど構えたらやばそうな漢方の店や蛇などを食べさせる店が軒を並べます。そんな中に「華西街台南担仔麺」という高級海鮮料理店があるのですが、美味しかったことを思い出します。そして通りに置かれたテーブルに座って、通行人を眺めながらまったりとかき氷を食べたこともありました。
華西街観光夜市 市場
-
「剥皮寮歴史街区」の脇をぐるりと回って「龍山寺」に向かっているのが分かりました。現在の台北市萬華区は清朝時代に艋舺(バンカ)と呼ばれており、その南西部一帯は当時「剥皮寮(ポーピリャオ)」という地名でした。艋舺は清朝時代に台北で最初の貿易港として栄え、?皮寮で木材の皮を剥いでいたことから、この名前がついています。
剥皮寮 旧市街・古い町並み
-
台湾の伝統的な建築様式と洋風なバロック様式が渾然一体となった剥皮寮の街並みは、近代までほとんど完璧な形で保留され続けました。老松小学校が老朽化するに伴い剥皮寮も改築の危機にさらされ、台北市政府が1988年より歴史的な街並みの保存に着手し、ようやく2009年に修復を終えました。
-
さらに「新富市場」の前も通り抜けました。近所にある有名な「福州元祖胡椒餅」で故障持ちを食べた後にこの通りを散歩しました。庶民的な雰囲気が残っていて、台北でも好きな通りです。
東三水街市場 (新富市場) 市場
-
「艋舺集義宮」の前に広がる「艋舺夜市」です。本当はこんな夜市の方が楽しいのですが…。
-
バスは「龍山寺」の西側に停車して、我々を降ろすとまた走り去ってしまいます。この辺りに停車するのはかなり難しそうです。もちろん停車しているわけにはいきません。
-
「龍山寺」の南側の正面までやってきました。ヨーロッパのキリスト教の教会堂は多くの場合(例外もあります)祭壇を東向きに建築されています。 これは聖地エルサレムに向かってミサを行うためです。中国には古来から「天子は南面する」という言葉があり、中国語でいえば“坐北朝南”といいます。天子は「北を背にして座り、南面する」わけです。京都御所なども同じ考えに基づいて造営されていますし、この寺院も同じ考えで建築されています。
龍山寺 寺院・教会
-
2023年の旧正月は1月22日で、すでに1カ月ほど過ぎていましたが旧正月の飾りが残っているようです。調べてみると2023年の「台湾ランタンフェスティバル」は23年振りに台北で開かれていたようです。「龍山寺」のランタンもその一環だったようです。
-
「平安総燈」と書かれた大きな提灯が飾られています。元宵節(げんしょうせつ)は正月の望の日(日本でいうところの小正月)を祝う中華圏での習慣で、正月は元月とも称され、元月の最初の宵(夜)であることより元宵節と命名されました。過年は元宵節を迎えて終了するため重要な1日でもあります。
-
一年の中で最初の満月を見ることができるこの日は各家庭で提灯を飾ります。他にもランタン見物や、燈謎という中華式なぞなぞを楽しみ、元宵(団子スープ)を食べるなど伝統的な風習で盛り上がります。
-
元宵節の目玉と言えばランタンで、この時期になると各地の寺院には緻密に作られたランタンが設置され、鮮やかなイメージとなります。モチーフはその年の干支や吉祥模様が主なようです。
-
左側の文字は「招財進寶(宝)」が組み合わさって構成され、「財を招き、宝が入ってくる」などの意味で、中国では縁起の良い字とされます。
-
右手の滝の前には「孔雀明王」の像があります。「偉大なる孔雀」の意味で、インドの国鳥でもある孔雀が神格化され仏教に取り入れられました。インドでは元々は女神だったこともあり、仏母大孔雀明王菩薩とも呼ばれ、像容も女性的にあらわされます。
-
毎年の干支に合わせて作り直されているものもあるようで、つい先日「青森屋」で見たきた青森のねぶたを連想させます。
-
「浄心瀑布」をバックに闘魚(ベタ)が泳いでいるようです。威嚇し合う「フレアリング」の姿が美しいです。
龍山寺 門前の滝 滝・河川・湖
-
正式名称は「艋舺龍山寺」で、福建省から人々がに移住してきた当時、生活環境が悪く疫病が流行したため、神のご加護と平安を祈る為に1738年に建てられたのが龍山寺の始まりです。境内には右手の「龍門廳」から入ります。そして最後は「虎門廳」から表に出ます。台湾では十二支の中で龍は最も善良な動物とされ、 虎は最も凶暴な動物と考えられており、 龍の口から入り虎の口から出ることにより 自分のこれまでの悪戯が清められ、 さらには災いも消えて無くなると考えられています。
-
「龍山寺」は伝統的な中国の四合院宮殿式を採用し、北を背に前殿、本殿、後殿、左右の鐘樓、鼓樓と回廊で「回」の形に構成されています。道教や儒教の影響も受けていますが基本的には仏教寺院で、本尊には観音菩薩を祀っています。第2次世界大戦中には米軍の空襲により本殿が全焼する大惨事だったにもかかわらず、この観音菩薩像だけはまったくの無傷だったため、当時は観音様の膝元は絶対安心だと信じられ、空襲の度に人々は龍山寺に集まったガイドさんから説明がありました。
-
寺院や廟の色鮮やかで美しい装飾は台湾の伝統工芸の1つで、これは「交趾焼」を使った「剪黏」と呼ばれる陶製の伝統工芸です。「剪粘」は陶器の破片を使って形を作ります。昔は茶碗の割れた破片で作っていましたが、現在は割れた茶碗ではなく、専用に焼いたものを工具で細かく切っています。台湾中部には「板陶窯交趾剪黏工芸園区」という観光工場があるようです。初めに知ったのはマレーシアのペナン島の張弼士古宅(チョン・ファッツイー・マンション)でした。
-
三川藻井と呼ばれる組木の美しい回廊の天井です。参拝の仕方は一番手前の観音炉(観音菩薩)>本殿前の天公炉(天空の神)>後殿に周り向かって右から文昌炉(学問、受験の神)>水仙炉(水を治める神)>媽祖炉(航海の守護神)>註生炉(子宝の神)>關帝炉(商業、お金の神)の順に回ります。
龍山寺 前殿 寺院・教会
-
本殿前方「三川殿」の左右に配された一対の「銅雕龍柱」です。これは1920年代に造られたもので、台湾で唯一の銅製の龍柱だそうです。立体感溢れる龍が見事に表現されています。
-
台灣のお寺でよく目にする赤い三日月型のおみくじの正確な引き方はちょっと複雑です。何度聞いてもちゃんと覚えられませんが、今回はガイドさんが詳しく教えてくれました。
①ジャオベイという「?杯」を1セット胸の前に持ち、住所、氏名、生年月日、願い事を祈ります。
②「?杯」を地面に落とします。
③落ちた杯の平らな面の「表」とづくらみのある「裏」の組み合わせを見て、神様の心意を読みます。
「聖杯(裏と表)」 > 願い事が聞き入れられました。
「笑杯(両面とも表)」 > もう一度お願いします。
「怒杯(両面とも裏)」 > もう一度お願いします。
これは「聖杯」が出るまで杯を落とし続けます。 -
④「聖杯」がでたらおみくじを引いて、番号を覚えます。
⑤その番号が正しい答えか確認するため、もう一度「?杯」を落とします。
⑥「聖杯」が出たらそれが最終的な答えという意味で、横に設置してある木箱から同じ番号のおみくじを取ります。
⑦「笑杯」「怒杯」がでたら最初からやり直します。 -
「本殿」には仏教の仏様が祀られています。「観世音菩薩」は本尊である観音で、苦難除去、現世利益、病気平癒、厄除け、開運、極楽往生など幅広いご利益があります。「普賢菩薩」は女性守護、修行者守護、息災延命、幸福を増やす増益のご利益があります。「文殊菩薩」は知恵の神様として学業向上や合格祈願に有名です。
観世音菩薩 史跡・遺跡
-
龍山寺が道教の廟とされるのは、この「天公炉」の存在があるからです。これは天帝に向かって礼拝するものです。この炉だけは入ってきた正面入口に向かってお祈りすることになっています。シルクハット姿のユニークなオランダ人が香炉の屋根を支えるデザインとなり、かつて台湾がオランダに占領された歴史を忘れまいと、オランダ人を象徴しているとのことです。
-
本殿には石柱の回廊が配されています。特に正面にある6本の竜の彫刻石柱は精緻なくりぬき二重構造となっています。
-
本尊の「観世音菩薩」は「観音仏祖」とも呼ばれ、「阿弥陀如来」「大勢至菩薩」とともに、大乗仏教の「阿弥陀三尊」と呼ばれています。
-
「大智文殊菩薩」は如意を持った姿で輝いていました。大乗仏教の四大菩薩の一人で、梵名を「マンジュシュリー」といいます。知恵の象徴で、「大智文殊菩薩」とも呼ばれています。中殿藻井(天井)は龍が螺旋を描いて天に昇っていく様が精緻に表現してあり、仏教の「人生輪廻」を意味しているそうです。
-
表に立つ6本の龍柱の彫刻も見事ですが、支える梁の彫刻も見事です。
-
「艋舺龍山寺」の文字の入った巨大な提灯には四天王が描かれているようです。東方の持国天(じこくてん)、南方の増長天(ぞうちょうてん)、西方の広目天(こうもくてん)、北方の多聞天(たもんてん)の四神ですが、日本と中国では持ち物が違ったりします。
-
日本の場合は「三昧耶形」は刀ですが、琵琶を持ったのは東を守る持国天です。「三昧耶形」は、密教に於いては仏を表す象徴物の事で、西洋美術の絵画や彫刻を見る際に目安になるアトリビュートと同じような意味でしょうか。
-
「華佗仙師」は字は元化といい、東漢から三国時代にかけての人物です。経書と医術に精通し、特に薬の処方と鍼灸術に長けていたことから、神医として崇められるようになりました。友人夫婦の娘さんが医師の国家試験の結果待ちだったので、ここでお願いしたら合格しました。
-
「文昌帝君」は「梓潼帝君」とも呼ばれ、この世の文章と学問と出世を司る神様です。道教信仰では「関聖帝君」「大魁星君」「朱熹」「呂洞賓」とともに「五文昌」と呼ばれています。
-
「文昌帝君」は学業と試験の神様なので台湾の受験シーズンの5月から6月になるとたくさんの受験生やその親が詰めかけるそうです。合格祈願は神様に名前と住所、生年月日を告げて願い事をし、神様の前にある「准考證影本放置處」に受験票のコピーを投函するそうです。
-
「水仙尊王」は海と貿易の神様で李白の生まれ変りという説もあります。中華圏における海神の1人で、海運や貿易業者の間で信仰を集めています。各地で祀られている水仙尊王にはそれぞれ違いがあります。ここでは治水に長けた「禹」を主神として祀り、左右に2人の侍従を配していますが、「水仙廟」では「伍子胥」「屈原」「李白」「王勃」の4人を従神として祀っています。
-
「註生娘娘」は子宝と安産、子どもの成長を守る神様です。「送子娘娘」とも呼ばれます。子宝や安産、縁結びに妊婦の厄除けにご利益があります。
-
「観音佛祖」は「媽祖」と「観音」が結びつき、媽祖は観音の化身であるとされる信仰です。「媽祖」は宋代に実在した官吏の娘の黙娘が神となったものであるとされています。黙娘は幼少の頃から信仰心も篤かったようですが、16歳の頃に神通力を得て村人の病を治すなどの奇跡を起こし「通賢霊女」と呼ばれ崇められました。しかし28歳の時に父が海難に遭い行方知れずとなり、これに悲嘆した黙娘は旅立ち、その後は峨嵋山の山頂で仙人に誘われ神となったという伝承が伝わっています。
-
「媽祖娘娘」は台湾で最も愛されている女性神です。「媽祖」や「天后」とも呼ばれる中華圏の代表的な海の神様です。その脇には守り役として、左手に戟という武器を持ち右手を額にかざして遠くを眺める「千里眼」と、左手に月型の斧を持ち、右手を耳にかざして物音に耳を立てる「順風耳」の二神を従えています。
-
「関聖帝君」は三国時代の蜀漢の武将の関羽で字は雲長です。商売や武術の神で「五文昌」の1人でもあります。歴代皇帝から称号を追贈され「武聖」という最高の敬称で崇められています。生前は金銭管理に長けていたため、商業界でも守り神として祀られています。
-
最後に妻が「月老神君」に参拝すると言い出します。離婚するつもりかと思いましたが、最近かわいがっている29歳の娘さんの良縁のお願いのようです。参拝後に先ほどの赤い「?杯(ジャオベイ)」で「赤い糸を頂戴しても良いでしょうか」とお伺いを立て、OKが出たならば「縁結びの赤い糸」を1袋頂戴し、その袋を手に取り、香炉の上で左から右にくるくると3回まわして持ち帰ります。
-
その娘さんは数週間前にここへ来ているのですが、「月老神君」にお参りしなかったようです。その時点でアウトのような気もしますが。
-
本来なら「龍門廳」から入ったので「虎門廳」から出なければならないのですが、ガイドさんは「西側門」から表に出てしまいました。バスを停める場所の都合があったようです。
-
ここでおばさんが1人迷子になってしまいました。連れもおばさんももたもたして埒があきません。ガイドさんと手分けして探しに行って20分後ぐらいに戻ってきました。
-
全員が揃ったところでバスに乗って晩御飯のレストランに向かいます。この日の食事は台湾家庭料理のようです。懐かしい台北火車站の前を通過しました。
-
最初にここへ来たのは九分へ行くために「區間車」に乗って、瑞芳火車站を往復しました。次は4年前に花蓮火車站から戻るときでした。
-
晩御飯は「阿美飯店」という店でした。ツアーの予定表では店の名前は分からないので後日調べることになるのですが、「台湾ナビ」によると台湾各地を食べ歩き、そんな中で見つけた美味しい食材を使って作るアイディア料理が話題を呼び、しだいに評判を高めたようです。常連客が増えていくうちに店舗は手狭になり、隣の敷地、隣の敷地を継ぎ足して今では3軒連なる数珠つなぎになったそうです。
-
店内は中国のレトロ家具などでムードよくまとめられていました。阿美は台湾原住民の1つの名前です。花蓮の「阿美文化村」に行ったことを思い出します。1996年アトランタオリンピックのテーマソングともなったエニグマの「Return to Innocence」は郭英男(ディファング)の「老人飲酒歌」を無断で使ったということがありました。https://www.youtube.com/watch?v=Rk_sAHh9s08
-
郭英男(ディファング)はこれで有名にもなり、何枚かのCDも出しています。台湾に来たときは彼の曲も聞いています。
https://www.youtube.com/watch?v=jGUhEtSDX-o -
「台式鹽酥蝦」は皮ごとバリバリいきたいエビの素揚げです。一緒に添えられているのはお米を揚げたもので、ピリッとコショウがきいていて、ついついビールが進みます。これはこの店の看板料理のようです。
-
「干貝蝦捲」はスティック状になったホタテの干貝柱とエビの揚げ物です。ケチャップで食べるのがなんとなく屋台風です。
-
「葱油鶏」は蒸し鳥の冷製で、煮凝りも美味しいです。
-
「老皮嫩肉」は中華風揚げ出し卵豆腐といった料理でしょうか。表はカリッと揚げられていますが中はフワフワの卵豆腐で、その触感の違いが楽しいです。
-
「沙拉小管」はイカの蒸し物で、さっぱりとした美味しさです。
-
「炒空芯菜」はガーリックが聞いていてとても美味しいです。味に変化があって飽きません。
-
今回のツアーは13人なので円卓で6人と7人に分かれていただきました。「台北ナビ」にこの店には「山珍海味(山海の珍味)」「人情味(人情の味)」「古早味(懐かしい味)」の3つの味があると書いてありましたがその通りのようです。
-
「台南香腸」も我が家の大好物の台湾式ソーセージです。これが食べたくなると渋谷の「麗郷」に行きます。ツアーの方は知らないようで、「これなんですか?」とあまり手を付けません。
-
最後に「担仔麺」が出てきました。これは嬉しいです。先ほど「龍山寺」に行く前に通った「華西街観光夜市」の中にある「華西街台南担仔麺」を思い出しました。
-
食事の後は妻はガイドさんにいろいろ情報を貰っているようです。多分食べるもののことだろうと思います。店の前に戻ってきたバスに乗って「士林夜市」に向かいます。
-
「士林夜市」には2002年以来なので20年以上経っています。昔の雑多な雰囲気は完全になくなってしまっているようです。以前はトタンの大屋根の下に屋台のような店がバラバラに並んでいる迷路のようなところでした。
士林観光夜市 市場
-
ここで40分ほどの自由時間になります。お腹はすでにいっぱいなので周囲の雰囲気を楽しむことにします。どうやら夜市よりもその周辺の方が賑わっているようです。
-
通りがかった「士林慈諴宮」も少し覗いてみます。「士林媽祖廟」と呼ばれるように天上聖母を主神に祭っています。
-
この門前にあった夜市がどんどんと広がっていき、日本統治時代の1909年に「士林市場」が作られ、現在の士林夜市となっていったそうです。
-
「媽祖」について詳しく知ったのは中国の広州を旅していた時に泊まったホテルで見たナショナルジオグラフィックの番組でした。日本語だと「媽祖(まそ)」ですが、英語の番組だったので「Mazu(マズ―)」と呼ぶことを知りました。海外でナショジオを見ると日本では放映されないであろう日中戦争から太平洋戦争前あたりの出来事を詳しく知ることが出来て勉強になります。
-
周囲にはたくさんの夜店があり、昭和の時代の温泉街の賑わいを思い出します。パチンコやスマートボール、輪投げなんてのもありました。時間があったら遊びたいところですが、そろそろ戻らなければなりません。
-
「士林媽祖廟口素食館」もいい雰囲気です。40歳くらいまでは海外をふらふら旅してこんな店も楽しんでいましたが、最近は歳と共に軟弱になってきた気がします。
-
新しく再開発された「士林夜市」は人気がないようで、半分くらいは廃墟になっていました。それはそれでまたいい味を出しています。
-
コロナの影響もあるのかもしれませんが、1階の飲食店はほとんどがこんな感じでした。
-
地下にフードコートがあるので少し覗いてみました。どこも少しのお客さんしかいませんでした。
-
20年とか25年前くらいの台北しか知りませんが、それが懐かしく思えてきます。酢湯ではなくてもっとじっとり暑い、バナナや果物が蒸れた季節が似合うようです。
-
コンビニで今晩用のビールと缶チューハイを買い求めて集合場所に戻ります。セブンイレブンのリーチイン冷蔵庫の前で欧米人の観光客が日本の缶チューハイを手に取って悩んでいたのでどれが美味しいか教えてあげました。
-
前々回の台北の旅で台北の大きな夜市はほとんど制覇してしまったので、あまり興味が湧かなかったのかもしれません。宿泊するホテルの近くに「遼寧街夜市」があるのでそちらには行こうと思っていましたが、結局行きそびれました。
-
宿泊する「漢普頓酒店(ハンプ・コート・パレス)」には午後10時前に到着しました。今回はここに3泊します。
コロナ後の台北ツアーで利用されることの多いホテル。高級感がありコスパが高い。 by kojikojiさんハンプ コート パレス ホテル
-
豪華な造りに格安ツアーでこんなところに3泊もしてよいのだろうかと現地の旅行会社が気の毒になってしまいます。
-
ホテルにチェックインするときは大抵エレベーターに皆さん殺到するので少し時間をおいてから部屋に向かうことにします。
-
朝食をいただくレストランも高級感が漂っています。粉期のツアーのタイトルは「【燃油不要】デラックスクラスホテルに3連泊!わくわく台湾北部4日間」というものです箍、看板に偽りは無さそうです。
-
部屋に入ってさらにびっくりです。部屋は広いしベットもふかふかです。
-
奥にはソファと独立したデスクがあります。夜な夜なスケッチブックにスクラップしたり、日記を書いたりするのでデスクはあった方が助かります。
-
ネスレのコーヒーマシンもあります。ネットはもちろんコンセントの数なども申し分ありません。マグカップだけでグラスが無いのがちょっと残念です。
-
バスルームも広いです。洗面台も広いので喧嘩しなくて済みます。
-
トイレとシャワーブースは独立しています。
-
右側にはバスタブもあります。お湯の出も良いのでストレスなく入浴出来ました。
-
コンビニで買ってきた台湾ビールで乾杯します。長い一日が終わりましたがこれから怒涛の3日間が始まります。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2023台湾北部の旅
-
前の旅行記
トラピックス わくわく台湾北部4日間(1)久しぶりの成田空港の前に全国旅行支援で成田山新勝寺を参拝し、「駿河...
2023/02/20~
成田
-
次の旅行記
トラピックス わくわく台湾北部4日間(3)十份で天燈をあげて、菁桐老街を散策しながら雞捲を食べて、海岸線を走...
2023/02/22~
九分
-
トラピックス わくわく台湾北部4日間(1)久しぶりの成田空港の前に全国旅行支援で成田山新勝寺を参拝し、「駿河...
2023/02/20~
成田
-
トラピックス わくわく台湾北部4日間(2)SCOOTのポケモンジェットで台北に着き、龍山寺を参拝して士林夜市...
2023/02/21~
台北
-
トラピックス わくわく台湾北部4日間(3)十份で天燈をあげて、菁桐老街を散策しながら雞捲を食べて、海岸線を走...
2023/02/22~
九分
-
トラピックス わくわく台湾北部4日間(4)美味しい海鮮料理をいただいた後は初めての「野柳地質公園」の美しい海...
2023/02/22~
基隆
-
トラピックス わくわく台湾北部4日間(5)3度目の九份は再びの雨で、「九戸茶語」で美味しい料理...
2023/02/22~
九分
-
トラピックス わくわく台湾北部4日間(6)「国民革命忠烈祠」で衛兵交代のセレモニーを見学する。
2023/02/23~
台北
-
トラピックス わくわく台湾北部4日間(7)20年ぶりの「故宮博物院」で過去の記憶を呼び起こし、収蔵品と再会す...
2023/02/23~
台北
-
トラピックス わくわく台湾北部4日間(8)国立故宮博物院の古代銅器の饕餮模様に心酔し、諸星大二郎の「孔子暗黒...
2023/02/23~
台北
-
トラピックス わくわく台湾北部4日間(9)国立故宮博物院の歴代の陶磁器に再会するも、時間切れで書画を見るに至...
2023/02/23~
台北
-
トラピックス わくわく台湾北部4日間(10)「金品茶楼」で飲茶を楽しんだ後は新北投温泉へ行くも足湯も楽しめず...
2023/02/23~
台北
-
トラピックス わくわく台湾北部4日間(11)20年ぶりの淡水で「阿婆鐵蛋」の店を探し出して旅は終わり、夜明け...
2023/02/23~
新北
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったホテル
-
ハンプ コート パレス
3.6
この旅行で行ったスポット
もっと見る
台北(台湾) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 2023台湾北部の旅
0
133