2023/02/20 - 2023/02/20
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kojikojiさん
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八戸の旅から家に戻り、休む間もなく妻には衣類の洗濯をしてもらい、翌日届いたトランクの荷物を入れ替えて、トラピックス社の「【燃油不要】デラックスクラスホテルに3連泊!わくわく台湾北部4日間」というツアーに参加するべく用意を済ませます。八戸から戻ったのが2月18日で20日の日に成田で前泊して、21日から4日間の台湾旅行です。海外旅行は久しぶりで、早朝の通勤電車に乗って成田に向かうのも嫌なので、成田に前泊しようと考えました。成田へ行ったのは昭和37年に事で、まだ歩き始めたことに両親と行った写真が残っています。それ以降行った記憶が無いので60年ぶりの成田です。全国旅行支援の最中でもあり、Rakuten Travelで「ホテルウェルコ成田」に予約をしましたが、宿泊費が20%割引で千葉県のクーポンが2,000円と別のクーポンが2,000円で1人4,000円の支援があり、2人合わせると宿泊費はほぼ無料でした。日暮里から京成の特急で成田に向かい、ホテルに荷物を置いて新勝寺の参道を散策しましたが、これがとても楽しく、翌日から台湾へ行くのでなければ漬物など買いたいものがたくさんありました。妻はそんなことを気にもせず、千葉半立のピーナッツを買い求めています。遅い時間になってしまいましたが、お昼はどこかの店でウナギを食べようと考えていました。どこの店も混んでいるので一番有名な「駿河屋」に行くと整理券を渡され90分後といわれるので、そのまま新勝寺を参拝することにします。60年前に来た記憶はありませんが、残っていた写真からどこで撮ったものかがすぐに分かりました。記憶には残っていなくても懐かしい気持ちでいっぱいになりました。境内はちょうど梅の季節できれいな花が満開でした。1時間ほどで参拝を済ませ、「駿河屋」に戻るとすぐに席に座れました。1人4,000円のクーポンもあり、この店では使えるというので「うな重 肝吸い付き」を注文します。ちょうど3,960円という値段もよかったです。さらに煮凝りと卵焼きを注文してビールから日本酒へと進みます。出てきたうな重は美味しかったです。昨年末に柳川で食べた蒸籠蒸しも信じられない美味しさでしたが、関東風の蒸したウナギはやっぱりおいしいと思います。ほろ酔い気分で参道を歩いてホテルに戻り、しばらく午睡の時間を楽しみます。晩御飯はホテルの前にある「サイゼリア」に行ってみたかったのですが、おなかが減らないのでもたもたしていると閉店時間になってしまいました。夜遅くになって「日高屋」に行って、ビールのつまみに唐揚げを食べながら成田の夜は更けました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
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八戸で「えんぶり」を楽しんだ翌々日には荷物をまとめて成田に向かいます。八戸の旅行中に肩の粉瘤が腫れ上がってしまい、朝一番で皮膚科の病院に行って手術してもらい、そのまま荷物を持っての旅立ちです。
日暮里駅 駅
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お昼前に日暮里駅について京成の特急で成田に向います。今回参加するトラピックス社の「【燃油不要】デラックスクラスホテルに3連泊!わくわく台湾北部4日間」は翌日からですが、日暮里まで通勤ラッシュの時間帯に来るのが嫌で前泊することにしました。
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特急電車には成田空港へ向かう海外の旅行者の姿が多かったです。今回成田に前泊しようと思ったのは全国旅行支援でホテルの宿泊費が20%割引になり、千葉県のクーポンが2,000円いただけるからです。
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昼過ぎに京成成田駅に到着しました。これまで成田エキスプレスやスカイライナーで何度も通過した成田駅ですが、ここに降り立つのは60年振りに事になります。
京成成田駅 駅
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ホテルは徒歩2分ほどの「ホテルウェルコ成田」です。1泊朝食付きで10,937円でした。お昼にもなっていませんでしたが、フロントの方がチェックインさせてくださいました。全国旅行支援の千葉県のクーポン以外にもクーポンがもらえて、1人4,000円チャージ出来ました。
成田空港利用時に前泊するにはお手頃なホテル。近隣に飲食店や観光地が近い。 by kojikojiさんホテルウェルコ成田 宿・ホテル
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部屋はシンプルな造りですが、翌朝空港へ行くだけの宿泊なので快適に寝られれば十分です。
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ツインのベットにするとその分部屋が狭くなるのでダブルにしてみました。
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部屋の窓からはJR成田駅と遠くに筑波山が見えました。一昨日の八戸からの帰路の東北新幹線の車窓から見た山と再会です。
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肩を手術したばかりなので湯船には浸かれませんが、毎日シャワーで薬を洗い流さなければなりません。妻がいなければ薬も塗れないし、ガーゼも貼れないので2人旅で助かりました。
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電子クーポンをスマホにチャージしてすぐに出かけます。今日中に2人分8,000円の買い物なり食事をしなければなりません。成田山新勝寺へ向かう参道を歩くことにします。
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参道に入ってすぐの「齋藤商店」に妻はすぐに引っかかってしまいます。
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普段あまり見かけないような豆類がたくさん並んでいます。
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千葉半立のピーナッツが東京で買うより安いようで、妻はどれをいくつ買うか悩んでいます。千葉半立は八街市で生まれた日本の落花生の中では歴史が古い品種です。草が上を向く「立性」の品種と横に伸びる「ほ状性」品種を掛け合わせた種で、どちらの特性も持っていることから「半立」と名付けられました。濃厚な味わいと深いコクがあり、日本最高級品種として人気です。
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ピーナッツを3袋かった後は「鷹匠本店」に引っ掛かります。ここは成田山御用達の鉄砲漬けなどの漬物店です。
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はぐらうりが大きな冷蔵庫の中で漬けられています。翌日から台湾へ行くのでなければ買って帰りたいところです。
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大根の浅漬けが1本150円という安さです。ホテルに持ち帰っても翌日までには食べきれません。
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白菜の浅漬けに至っては1袋120円です。思わず台湾から戻ったら成田に立ち寄ろうかと考えてしまいます。
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「長命泉」はこの蔵の初代が江戸時代末期に参詣宿泊した折に、夢でお不動様から「ここでお酒を造りなさい」とのお告げを受け、当時御影石の大鳥居が立っていたこの場所で酒店を開業し、酒造りを始めたそうです。 酒蔵の井戸水が美味しく良い水であるとの評判が広まり、参詣の際に立ち寄って井戸の水を汲んで帰ると病気が治った、大変長生きした等の話が各地から寄せられ、醸出の酒を長命延命霊力の酒といった意味を込めて「長命」と名付けました。さすがに日本酒も買うことはできません。
成田(成田山表参道) 名所・史跡
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「菊屋」という老舗のうなぎ屋の店先にはこんな蝋細工のウナギがいました。食品サンプルもここまで来たかという感じです。独自の技法で立体的な金魚を描く深堀隆介の作品を思い出しました。
菊屋 グルメ・レストラン
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坂道の先に「新勝寺」三重塔が見えてきました。この辺りまで来ると参道を歩く人の数も増えてきたような気がします。
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古い木造の3階建ての建物は「川豊本店」といううなぎ屋です。
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「川豊本店」も明治から大正に創業した老舗ですが、妻の行きたいところは別の店のようです。妻は高校時代の友人と数年前に成田に来ていて新勝寺の節分を見ています。
川豊 本店 グルメ・レストラン
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新勝寺に一番近い「駿河屋」に来たかったようです。入り口で受付をすると90分待ちということで、先に「新勝寺」を参拝することにします。
駿河屋 グルメ・レストラン
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昭和37年の1歳の時に両親とともに成田には来ているようで、古い写真が残っています。昔はこんな白ペンキの地に黒ペンキで文字を書くのが当たり前でした。丸の内線のPOPは何故か勘亭流だったのを覚えています。だれかレタリングが好きな駅員さんがいたのでしょう。
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この写真を前から見ていたので、今回新勝寺に来ても初めてのような気がしませんでした。
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当然この日に車でどこの写真家は分かりませんでしたが、現在と全く変わっていないことに驚きました。
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同じ場所で写真を撮ってもらいたかったのですが、急な階段を上りたくなかった妻は脇の道へ行ってしまいました。
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残念ながら鳩の姿を見ることはありませんでした。昔はどこの神社やお寺にもハト派たくさんいましたが、現在はその数が減っているのでしょうか。
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この後の60年の間に両親共に亡くなってしまいましたが、古い写真のおかげで旅先で思い出すことが出来ます。
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お昼の当てが着いたので山門から「新勝寺」の参拝を始めます。成田山新勝寺は真言宗智山派の寺院であり、同派の大本山の1つだそうです。本尊は不動明王で、不動明王信仰の一大中心地であるそうです。
成田山新勝寺 寺・神社・教会
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成田山新勝寺の縁起は平安時代中期に東国で起こった平将門の乱に始まるそうで、朝廷は追討軍を差し向けると同時に将門調伏の祈願を大寺社や密教僧に命じました。朱雀天皇の密勅を受けた寛朝は、京の高雄山神護寺の護摩堂に安置されていた空海作の不動明王像を奉じて総国へ下ります。
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この地にて朝敵調伏を旨とする不動護摩供を奉修すると将門は戦死します。諸説ありますが、最後は寒の戻りの風に乗った1本の流れ矢が将門の額に命中したと伝えられています。寛朝が帰京しようとしても不動明王像が動こうとしないとの報せを聞き、朱雀天皇は東国鎮護の霊場を拓くべきとの考えのもと、神護新勝寺の寺号を下賜します。この時に「天国宝剣」を下賜されました。
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成田山はその後は源頼義、源頼朝や千葉常胤、徳川将軍家や水戸藩主徳川光圀といった関東有力武将の崇敬を受けることになります。江戸時代になると歌舞伎役者の初代市川團十郎が成田不動に帰依して「成田屋」の屋号を名乗り、不動明王が登場する芝居を打ったことなどもあって、成田不動は庶民の信仰を集め、成田参詣が盛んとなります。
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明治維新以降の新勝寺はお札を通じて戦時下の人々の精神的な助けとなったようです。当寺の「身代わり札」は「鉄砲玉から身を守る札」として日清戦争当時から軍人らに深く信仰されていました。今回肩の手術をしたばかりなのとほかの病のこともあり、「身代り守り」を買い求めました。
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ここまで来て両親と来たのがどこであるかがよく分かりました。境内マップからここが「仁王門」だと分かりました。
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「仁王門」は天保2年の1831年再建の国指定重要文化財です。門の左右に密迹金剛、那羅延金剛の二尊が奉安され、昔から成田山の門を守ってきました。また裏仏として、広目天、多聞天の二天が奉安されています。
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中央の「魚がし」の文字が大きく目立つ大提灯は、魚河岸講の奉納によるものです。父の遺した写真と同じ提灯ですが、60年の間に造り替えられているのだと思います。「成田山」の扁額は東大寺の別当の道恕(同所)上人の筆になります。
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総門のすぐ左側にある弁財天堂の小さめの四角い池と、大本堂に向かう階段の前の右側の池に亀の形をした岩があります。両方の亀岩の上にお賽銭が乗っています。コインを池へ投げ入れ、亀岩の上にうまく乗ると願いが叶うというのようです。
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さすがに60年前の写真とは手摺りが違っていますが、それ以外はほとんど何も変わっていないようです。
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階段を登りきると「大本堂」が正面に見えました。この建物は昭和43年の1968年に建立されているので、前回に来た時には無かったと知りました。妻の姿が無いので周囲のお堂を先に見ることにします。
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「三重塔」は正徳2年の1712年に建立された重要文化財です。総高は25メートルあるようです。美しく彩色された姿に圧倒されます。昭和58年に現在の姿に復元されたそうです。その工事では享和3年の1803年の古文書に書き留められていた漆塗りや彩色の仕様をもとにしています。
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塔内には大日如来を中心に五智如来が奉安され、周囲には「十六羅漢」の彫刻がめぐらされているそうですが、内部は窺い知れません。
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雲水紋の彫刻がほどこされた各層の垂木は一枚板で作られた珍しいもので、一枚垂木と呼ばれているそうです。板軒には雲文を浮き彫りにして極彩色を施し、江戸時代中期の華麗な塔が再現されています。
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各重の尾垂木の先端部は龍の丸彫りで飾られ、脇間板壁には十六羅漢の彫刻が施されています。同じ極彩色でも中国の寺院とは違った上品な美しさを感じます。
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細かく見れば切るほどその細工のすばらしさに惹かれます。これらの彫刻は2代目嶋村圓鉄の手によるものです。
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「鐘楼」
元禄14年の1701年に成田山中興第1世照範上人によって建立されています。梵鐘は大本堂建立時に比叡山延暦寺や広島平和の鐘を手がけた人間国宝の香取正彦が鋳作したものです。 -
「一切経堂」は享保7年の1722年に「鐘楼」と同じ中興第1世照範上人によって建立され、平成21年の2009年まで多くの修復を繰り返しているようです。
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上部の扁額の文字は白河楽翁の筆によるものです。江戸中期の白河藩主松平定信のことです。江戸幕府8代将軍の徳川吉宗の孫で、1787年から1793年まで寛政の改革を行ったことでも知られています。
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彩色鮮やかな輪蔵周囲の桟唐戸には四天王と十二神像の彫刻が施されています。転輪経蔵に収まる「一切経」約2000冊は仏典の集大成です。釈迦の説いた教えを文字としたものを「経蔵」といい、教団の規律を「律蔵」、後世の仏教徒が注解したものを「論蔵」といい、この三蔵の総称です。鎌倉時代以来輸入され、江戸時代には天海や鉄眼道光らが刊行しました。
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回転式の書架である輪蔵は8体の鬼紙が支えています。表からは見えませんが、堂内には中国南北朝時代に輪蔵を創案した傳大士(ふだいし)と普建(ふこん)と普成(浮上)が祀られています。この輪蔵を1周回転させると「一切経」を全て読んだ功徳があるとされます。これはチベット仏教などにおける摩尼車(まにぐるま)と同じシステムです。
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「常香炉」で体の悪いところをさすってから「大本堂」の参拝をします。堂内の御本尊不動明王は向かって右に拳族の矜羯羅童子(こんがらどうじ)、左に制咤迦童子(せいたかどうじ)を従えています。四大明王や平成大曼荼羅なども奉安されています。
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大本堂裏の長大な築山は明治12年築造で、八大童子や三十六童子、役行者などの像が配置されているようです。先へ進む前の少し見てみることにします。
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「龍上観音菩薩」
古来より龍は雨をもたらす豊穣の神とされ、財運を象徴する如意宝珠をしっかりと掴み、その威厳であらゆる厄災を追い祓うと崇められてきました。遥か西方極楽浄土より現れた観音菩薩は、三十三の姿に身を変え様々な苦難に悩める人々を救済するといわれます。 -
大威徳明王(だいいとくみょうおう)は無量壽如来(阿弥陀如来)または文殊菩薩の権化とされる明王です。 人々を害する毒蛇・悪竜や怨敵を征服するとされる明王で、古来より戦勝祈願の本尊としても信仰されています。六面六臂六足で水牛に乗り、手に壇陀印を結び、利剣、三鈷鉾、宝棒、白蛇(索)などを持っています。
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金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)は不空成就如来の権化とされる明王で、サンスクリット名は「金剛鬼神」を意味する「ヴァジュラヤクシャ」です。
ヴァジュラとは、煩悩を打ち砕く法具である金剛杵を指し、ヤクシャとは、インドの鬼神で仏法を守護する尊格であることを指します。古来より調伏や息災の本尊として信仰されてきた明王です。三面六臂で手に利剣、輪宝、弓矢、五鈷杵、金剛鈴を持っています。 -
軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)の姿のようです。宝生如来の権化とされる明王で、頭に髑髏(ドクロ)を冠し、首や手足に瓔珞(首飾り)や臂釧(腕飾り)として蛇を巻き付けた姿で表されます。阿修羅や悪鬼などから人間を守護し、障害を取り除いてくれる明王と信仰されます。一面三目八臂で手に大瞋印を結び、五鈷杵、宝輪、三鈷斧、白蛇(索)などを持っています。居並ぶ像を読み解いていきたい気もしますが、時間もあまりありません。
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奈良の法隆寺の「夢殿」に似た八角形のお堂の形からすぐに「聖徳太子堂」だと分かります。八角形のお堂は概ね故人の供養をするために建てられ、中国の古代道教には「天円地方(てんえんちほう)」という考え方があり、これによれば”天は円く、地は方形である”とされます。星の運行が円運動で表されることを「天は円く」と説いています。屋根の上の球状の立派な飾り「露盤宝珠(ろばんほうじゅ)」といい、これも「夢殿」と同じデザインです。
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日本の仏教興隆の祖である聖徳太子の理念にもとづき、世界平和を願って平成4年の1992年に建立されれたそうで、堂内には日本画家の大山忠作の壁画が6面に渡り描かれてあり、聖徳太子像が奉安されているそうです。
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ちょうど「梅まつり」が開催されていたので観に行ってみます。特に梅を観に来た人で賑わっている感じはありません。
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昨年は「水戸偕楽園」へ梅を観に行きましたが、今年の2月は東北方面を旅していたのでどこへも行くことが出来ませんでした。
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「成田山公園」の梅は老木が多いので、派手さはなくとも全体としてしっとりと趣ある花々を楽しめるようです。
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梅まつりは始まったばかりで、花の盛りはこれからのようです。
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スマホで何枚か写真を撮って、地元の友人にLINEで送りました。
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桜も良いですが梅の良さが歳をかさねてから良いと思えるようになりました。
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蘇鉄は南方系の植物で寒さに弱いため、幹全体に菰(こも9や藁など巻く防寒養生をする必要があります。京都の桂離宮の菰巻を飽きずにずっと見ていたことがあります。
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「額堂(がくどう)」は文久元年の1861年に建立された建物で、重要文化財に指定されています。信徒から奉納された額や絵馬などをかける建物で、江戸時代に奉納された貴重な絵馬や様々なモチーフの彫刻が飾られています。
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屋根は入母屋桟瓦葺で、4面が開放されていますが、創建当初は背面は板壁だったようです。額堂としては本格的な造りなのに驚かされ、龍や獅子の彫刻は江戸深川の彫工の後藤勇次郎経慶の作ということです。
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高床の建築様式は正倉院の校倉造りの建物を連想させます。寺院や神社において宝物や経典などを納める倉庫として用いられました。
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初代市川團十郎の父親は現在の成田市の出身で、子宝に恵まれなかったために成田山新勝寺に祈願を行いました。その結果、二代目團十郎となる男の子を授かったことから、團十郎が成田山不動明王を演じた縁もあり、屋号を成田屋としました。床下には七代目市川團十郎の像が安置されていました。
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「開山堂」は開山上人である寛朝大僧正が祀られているようです。成田山開基千年祭記念として昭和13年に建立されました。
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扉の「法輪」は釈迦の説いた法が人間の迷いや悪を打ち破り、駆逐するさまを転輪聖王(全インドを統一するとされる伝説上の王)の宝輪にたとえ,舵輪(だりん)状のしるしで表現したものです。卍(まんじ)と共に仏教の象徴として用いられ、インド国旗の中央の図柄もこれです。
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ここにも見事な梅の木があり、満開の花が咲いています。
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ここの梅が一番見事でした。成田山新勝寺はペット同伴も良いようで、犬の散歩をされている方がたくさんいました。ヨーロッパの教会で堂内で犬などを見掛けることはありませんが、日本では比較的認められているようです。
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「光明堂」は元禄14年の1701年に建立された建物で、ここも重要文化財に指定されています。釈迦堂の前の本堂であり、江戸時代中期の貴重な建物です。大日如来、愛染明王、不動明王が奉安され、後方には奥之院の洞窟があり、毎年祇園会に開扉されるそうです。
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扁額には一振りの刀が納められています。形状から不動明王の持つ、柄に金剛杵の1つである三鈷杵が付いた「利剣」のようです。
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「光明堂」の欄間彫刻は名人と言われた2代目嶋村圓鉄の作です。島村圓鉄(えんてつ)は江戸時代の彫工の祖と言われる島村俊元の長男で、元禄から享保5年の1688年から1720年ごろに関東各地を遍歴し、寺院や神社の欄間などの彫刻を彫り、名人と言われていました。この「光明堂」と「三重塔」の彫刻も彼の作品です。
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「平和の大塔」が見えてきました。ここまで30分以上かかったので、そろそろ戻らなければなりません。
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昭和59年の1984年に建立された「平和の大塔」は、真言密教の教えを象徴する塔ということです。
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2階の明王殿は仏教の世界を表わしており、中央に奉安された不動明王を囲むように4体の明王が激しい怒りの表情で立っています。これらは弘法大師が伝えた密教の世界観を誰もがわかるように表現したものだそうです。
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昨年の妻の誕生日は高野山の宿坊に泊まり、出家していただきましたが、今年の誕生日は別府温泉の地獄巡りをプレゼントします。
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「大本堂」の裏手の築山の上に奉納されていた信心講の像のデザインが興味深かったです。柄に金剛杵の1つである三鈷杵が付いた「利剣」には種子のカンの文字が見えます。右に立つのがお釈迦様で左が不動明王のように思えます。
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「釈迦堂」は安政5年の1858年に建立されたかつての本堂であり、「大本堂」の建立にあたって昭和39年の1964年に現在の場所に移されたようです。ということは60年前にはここへ参っていたのだと思います。
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「聖天堂」は秘仏の「大聖歓喜天」を祀り、古来より毎月の月初めの7日間は僧侶によって天尊浴油供が修行されているそうです。「大聖歓喜天」は象頭人身の単身像と立像で抱擁している象頭人身の双身像の2つの姿の形像が多いのですが、その姿はここでは見ることが出来ません。天尊浴油法とは、密教に伝わる秘法中の秘法の1つで、聖天尊誕生の縁起の通りその御神体を油に浴します。
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約1時間かけて境内を1周してきました。そろそろ「駿河屋」に戻ることにします。
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60年ぶりの「成田山新勝寺」の参拝でした。出来ることならば両親が健在だったうちに一緒にウナギを食べに来たかったです。
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「弁財天堂」は元禄年間の建立だそうです。最後に参拝して遅いお昼御飯です。
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「駿河屋」に到着すると整理券の時間より早かったですが、すぐに席に座れました。
今回の成田の宿泊でいただいたクーポンが4,000円づつあるので「うな重」を迷わず注文します。かなり歩いたのでビールもお願いします。駿河屋 グルメ・レストラン
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妻の希望の「駿河屋」でウナギが食べられてよかったです。本当のツアーは明日からですが、ひとまず乾杯です。午前中に肩を手術したばかりなのを忘れていました。
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ビールのお通しは成田らしいピーナッツでした。
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ウナギが焼きあがる前に煮凝りもお願いしました。この煮凝りは今まで生きてきて食べた煮凝りの中で一番おいしかったです。これは妻と共通の意見だったのが嬉しいです。
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先ほど参道で観てきた「長命泉」もいただきます。結果的には2本空けてしまいました。
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調子に乗って卵焼きもお願いしましたが、熱々でほんのり甘くてこれも美味しかったです。日本酒がどんどん進んでしまいます。
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いい具合にお酒が進んだところで「うな重」が届きました。
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肝吸いも付いています。ふっくら肉厚なのが目で見ても分かります。
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昨年の11月末に柳川でウナギの蒸籠蒸しをいただき、美味しいと思いましたが、やっぱり関東風のフワッとしたウナギのかば焼きは最高においしいです。
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妻も放心状態です。
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女将さんに壁に掛けられた「判じ絵」の意味を教えてもらいました。春夏秋冬の中で秋が抜けているので「秋無い(商い)」二升は升が2つで「ますます」五合は一升の半分なので「半升(はんじょう)」、?が2つで「ますます」で「うなご昇り」。通して読むと「商い益々繁盛、益々うなぎ昇り」というわけです。
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「駿河屋」は旅籠屋として成田山門前で商いを始めたたことは、寛政10年の1798年の記録には載っているようです。屋号は創業者の駿河屋与兵衛が現在の静岡県の出身だったことによるものだそうです。
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お支払いはクーポン8,000円を使ってもお酒や追加の料理で4,000円ほどでした。美味しい食事が出来て大満足です。ほろ酔い気分でホテルに戻ることにします。午後5時前になり「駿河屋」さんも準備中になりました。
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「一粒丸三橋薬局」という古い商家がありました。「はらのくすり成田山一粒丸」はその成分と香りと薬味をそのままに、創業当時と変わらぬ手法で製造販売しているとのことです。
一粒丸 三橋薬局 専門店
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先ほどは混雑していた参道もすっかりひと気が引いてしまいました。お陰でお店が良く見えますが、どこも閉店の時間のようです。
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地かは「川豊本店」にも来てみたいものです。でも「駿河屋」のウナギは美味しかったです。
川豊 本店 グルメ・レストラン
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「藤倉商店」は竹細工・木工品・籐製品専門店で、面白そうなものが並んでいます。長年使っている蕎麦ざるが傷んできたので買い換えたいと思っているのですが、明日から台湾へ行くのに買うわけにもいかず。
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参道の薬師堂前に俳人の三橋鷹女の像がありました。誰が巻いたのかマフラーが妙にリアルさを際立たせています。昭和期に活躍した代表的な女性俳人として知られますが、成田出身とは知りませんでした。
三橋鷹女の像 名所・史跡
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JR成田駅に立ち寄って、駅のスタンプを押してホテルに戻りました。
成田駅 駅
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元々は「レッツガーデン成田」で創業し、一時はよく利用する「メルキュールホテル」だったこともあるようです。
成田空港利用時に前泊するにはお手頃なホテル。近隣に飲食店や観光地が近い。 by kojikojiさんホテルウェルコ成田 宿・ホテル
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全国旅行支援が無ければちょっと値段が高い気もしますが、なかなか良いホテルでした。
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部屋に戻ると夕焼けの空がきれいでした。
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成田の地酒長命泉を飲み過ぎていい気分なので、このままベットに倒れ込んで寝てしまいました。ホテルの前にはサイゼリアがあって、こんな機会でもなければ入れないので晩御飯を食べようと思っていました。ところがお腹が減らないまま閉店の時間になってしまいました。
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夜遅くなってようやくお腹が減ってきたので近くの「日高屋」に行きました。妻は初めてなので喜んでいましたが、仕事をしていた頃は深夜の現場前によく食べに行ったのであまりいい思い出はありません。
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翌日から台湾で中華料理三昧ですが、まあ良しとしましょう。
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