2021/05/26 - 2021/05/29
84位(同エリア90件中)
三峯霧美さん
旅の最終日は、怒涛の神社巡りの間に、紀三井寺で西国の納経をして、和歌の浦で、おいしいベジタリアンランチ。
時間いっぱいまで周辺の神社を廻って行きます。
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10:16 紀三井寺の長い石段、途中の塔頭をお参りして後ろを振り返ると、だいぶ登ってきたのがわかります。
あともう一息で登り切る、がんばろう!
最近、ロープウェイができてエレベーターと合わせて、本堂まで楽々お参りできるようになったそうですよ。紀三井寺 寺・神社・教会
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最後の60段は還暦厄坂って名前、石段を登り切り、目の前にあるのが六角堂。
1700年代中ごろの建立で西国札所33カ所のご本尊の観音像が祀られています。 -
お寺は日本さくら名所100選に選ばれています。今は青葉、花咲く季節はきれいでしょうね。
石段を登ってすぐ左側にはカフェがあります。和歌の浦方面の景色を見ながらお茶したいですが、参道の塔頭巡りに時間がかかりすぎて、あきらめました。
いつも、予定より時間がかかってしまいます。余裕みてるんだけどなぁ。 -
参道右手に鐘楼は安土桃山時代の建立、朱色だと組み物の様子がよく分かります。
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大師堂 コロナ下 寺社では手水の柄杓は撤去され、お参りするときに鳴らす鐘を撞く綱も撤去されてたり、ここは巻き上げられてます。
どうか一日も早く、厄災が去りますように。 -
池にごくらく橋がかかって、如意輪観音の周りに小さな塔婆が並んで、先祖供養が行われています。
気の早い白い紫陽花が咲いていました。
そういえば、親の戒名、覚えていないです。 -
手水舎 境内、山際の塀辺りは工事中でした。
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本堂は1759年の再建。
本尊は秘仏で十一面観世音菩薩像、50年に一度の御開帳で昨年の令和3年は紀三井寺が建立されて1250年の記念の年でした。
御開帳はコロナで中断したので、よみがえり御開帳と言って4月から5月まで再度開帳されていたんです。 -
本堂の奥に大光明殿という収蔵庫があって、本尊のほか、秘仏の千手観音菩薩像、梵天立像、帝釈天立像、毘沙門天立像、本尊の前立てだった十一面観音像を間近に見ることができました。
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パンフと記念品のボールペンとタオルを頂きました。
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パンフを開くと、秘仏の二像はボカシがかかってます。見た人だけ思い出せるのです。
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御朱印を頂きました。
西国三十三所 第二番 救世殿
第一番の青岸渡寺で御朱印を貰ったのが平成27年、順打ちじゃないけど、2番まで6年かかってます。 -
西国三十三所巡礼、コロナが無ければ、とっくに結願していたかもって思いましたが、今回御開帳に間に合ったわけだし、頑張って結願しよう!
しかし、残すは兵庫と滋賀、全く知らない土地、気合入れないと・・・って、今回も初めて来た場所なので、気合入ってる旅なのです。 -
御開帳記念の御朱印。 一日三十三枚限定、午前中にお参りしてよかった。
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本堂脇の石段を登って行きましょう。
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一段高い場所にある開山堂
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多宝塔 1449年に再建、五智如来が祀られているそうです。
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ここの平地は山を切って造られた場所のようで奥行きがなく、正面からだと、フレームに納まらない。
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春子稲荷大明神
秀吉の紀州征伐の際、紀三井寺の穀屋寺の春古という比丘尼が秀吉側に直談判し、山内安堵を得て焼討を回避したという記録があります。
それが、春子という思い人を戦で亡くした乙女が白い狐に変わり、秀吉の陣に走り焼討禁止の約束を取り付けたというお話に変わってます。
その方がドラマチックなんでしょう。 -
三社権現 覆い屋がかかっています。
白山妙理権現、熊野三所権現、金剛蔵王権現を祀っています。 -
仏殿に行ってみましょう。
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中は大きな観音様、キンピカです。2008年に落慶した寄木造りの観音様で日本一の寄せ木の立像だそうです。
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ここは納骨ができるようですね。観音様のそばで眠るっていいかも。
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3階のテラスは有料、後ろにいたおば様二人組、「あら、お金とるようになっちゃったのね」 え?「前、無料だったんですか?」って思わず聞いちゃいましたよ。
「そうよ、お金なんて払わなかったのよ」だそうです。 -
でも、やっぱり100円の価値はあるかも!
この景色に出会うと「うわ~」って言っちゃいます。 -
和歌の浦方面が一望です。海が見える展望台っていいですね。
穏やかなそよ風が気持ちいい、お天気でよかった。 -
テラスには三方向に丸く大きな窓があって、観音様のお顔がすぐそばに見えました。
大きなお顔、迫力ありすぎです。 -
境内を見下ろします、桜の季節はきれいでしょう。
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観音様の足元では写経ができるスペース
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御朱印を頂きました。
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テラスから駐車場が見えます。
さあ、そろそろ山を降りよう。
11:20 駐車場に戻って、和歌の浦に移動です。 -
11:32 和歌の浦アート・キューブ 和歌山市の施設でカフェでランチしようと目論んで。
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カフェはあのガラス張りの角の二階です。
かなり凝り倒したデザインの建物です。 -
カフェ マーレライ
予約してなかったのですが、1時間までなら空いてるテーブルがあると案内されました。良かった。和歌の浦カフェ マーレライ グルメ・レストラン
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窓からは和歌の浦とその奥に、さっきまでいた紀三井寺が見えます。
窓側の席は予約しておいた方がいいみたいです、でも、一人であの席を予約するのは、度胸がいるなぁ。 -
お昼のフルコース 野菜ソムリエがいるお店で、肉類は使っていないのに、ボリュームは十分。
この日は土曜日、店内な女性ばかり、会話を楽しみながらランチしてます。 -
いろいろなお料理が楽しめて、どれも美味しくて大満足のお皿です。
店内は窓だけじゃなく、壁には絵が描かれてて、とっても素敵。 -
デザートもおいしい。
珈琲でリッチなランチを締めて、午後のお参りに向かいましょう。 -
12:32 アートキューブ目の前が不老橋
1851年に造られたアーチ形の石橋で、東照宮の和歌祭の際に、徳川家と東照宮の関係者が御旅所に向かうための「お成り道」にかけられたんだそうです。 -
江戸時代のアーチ型石橋って、九州以外では珍しいそうです。
長崎の眼鏡橋って有名ですね。
隣にかかる「あしべ橋」から撮影。 -
その「あしべ橋」は1991年にかけられました。不老橋上から海側を見ると、ででーんとあしべ橋。不老橋に配慮してデザインを踏襲しています。
不老橋の景観を損ねると知事を相手に訴訟が起こったそうですが、判決は和歌の浦が名勝に指定されておらず、歴史的文化的環境の保護は行政にゆだねられるって敗訴。 -
しかし、2010年に国指定の名勝「和歌の浦」の一部になりました。
今は日本遺産に認定されています。 -
妹背山にかかる三段橋は工事中みたいです。
2018年の台風で大きな被害にあって、修復作業中のようです。 -
仮橋が架かっています。
丁度作業員さんのランチタイム、警備員さんに気を付けてと声を掛けられました。 -
島の中を探索しようとしたら、工事中なので入っちゃだめだって、残念、あえなく撤退。
観海閣という海に張り出した建物があるのですが、復元工事のために取り壊してる最中だったようです。 -
12:41 和歌の浦の神社、最初は三段橋の向かい側の玉津島神社にお参りしましょう。
歴史はかなり古く、神功皇后が玉津島神の加護を受けて、分霊を祀ったことにはじまるそうです。 -
12:41 玉津島神社
その昔、この辺りには海に島が玉のように点在していて、古くは社殿は無く、松の古木が一本あっただけでした。
その後、社殿を建てたそうですが、一夜にして嵐で砂に埋もれてしまったと伝わります。玉津島神社 寺・神社・教会
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拝殿 祭神は稚日女尊(丹生都比賈神)、息長足姫尊(神功皇后)、衣通姫尊(允恭天皇の妃)、明光浦霊
玉津島明神と称されて、和歌の神様です。 -
紀伊国を平定した秀吉も参拝し、社殿の再建、江戸時代に入って徳川頼宣が本殿などの改築を行いました。
本殿は平成に入って修復されたそうです。 -
根上がり松 大正時代にここに移されたもの。
14世紀ごろは根上がり松が御神体だったそうです。 -
山部赤人の万葉歌碑
和歌の浦の景色の美しさをたくさんの人が歌に詠みました。 -
境内の歌枕展望広場からの景色、正面にアートキューブが見えています。
もう少し景色の良い裏の山に登ってみよう。 -
奠供山(てんぐやま)へはここから登ります。
小さな虫の集団飛行をいくつか蹴散らしながら、上を目指します。 -
明治から大正にかけて、奠供山には日本初の屋外エレベータがありました。
夏目漱石も奠供山からの景色を楽しんだそうです。 -
頂上は広場になっていました。
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田ノ浦漁港 右手の山は高津子山 山頂の展望台が見えています
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和歌の浦を見下ろします、さっきいた不老橋とあしべ橋が手前に見えています
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片男波海岸と和歌山マリーナシティ方向
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もちろん紀三井寺もよく見えてます。
見飽きることがない景色ですが、戻らねば。 -
御朱印を頂きました
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小野小町のイラスト入りの御朱印。
小野小町も神社に参詣したんだそうです。 -
不老橋の正面にある鹽竈神社
もとは玉津島神社の祓所で、輿ノ窟(こしのいわや)という洞窟の奥にあります。 -
毎年、9月に丹生都比賈神社の御神輿が紀ノ川沿いをくだり玉津島神社までやってくるという浜降り神事の時に、御神輿が奉置される場所でした。
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神輿が置かれるだけじゃなく、古くから安産の神様として祀られてきました。
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祓戸大神四座はこちらかな?よく分かりませんが・・。
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祭神 鹽槌翁尊 古事記の海幸彦、山幸彦の神話に鹽推神として出てくる神様です。
兄から借りた釣り針を失くして困っている山彦に海神のところに行くようにと送り出した神様。 -
太い松の木がうねうねしてます。
2012年に倒れてしまったという和合の松の太い根っこでした。 -
手前に見える小さな松が和合の松の二代目らしいです。
一代目のように立派な末になる頃は、もっとずっと先の話です。 -
御朱印は玉津島神社の社務所で頂けます。
次は和歌の浦の東照宮と天満宮に行ってみましょう。
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