2022/10/13 - 2022/10/14
34位(同エリア631件中)
万歩計さん
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今日は終日温泉三昧。立寄り湯の塩原元湯温泉・大出館は2つの源泉、8つの浴槽があり全て源泉かけ流し。その中で墨乃湯は名前の通り墨を流したような黒色の湯。普通鉄分が多いと赤茶色になるが、黒は例がないという。おかげでタオルが黒く染まった。
宿泊は塩の湯温泉明賀屋本館。創業こそ江戸時代前期と古いが建物はリニューアルされて特に見どころはない。にもかかわらずここを選んだのは川岸にある野趣あふれる露天風呂。対岸は紅葉が始まったばかりで、すぐ傍で雨音と瀬音を聞きながらの入浴は仙境の地だった。
【旅程】
10/11 難波から夜行バス「とちの木号」に乗車→車中(泊)
10/12 →宇都宮駅→那須岳ハイキング→北温泉旅館(泊)
★10/13 那須湯本温泉の湯巡り→塩原元湯温泉・大出館(立寄り湯)→塩原温泉・塩の湯明賀屋本館(泊)
★10/14 塩原温泉・箒川沿いの滝巡り→湯西川ダムの水没林→瀬戸合峡→奥鬼怒温泉・八丁の湯(泊)
10/15 奥鬼怒遊歩道→山王林道の絶景ラインをドライブ→奥日光戦場ヶ原→華厳の滝→宇都宮から夜行バス「とちの木号」に乗車→車中(泊)
10/16 →難波
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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13:30 那須湯元温泉を出発。
那須温泉 温泉
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塩原温泉に向かう途中の西岩崎ポケットパークでフォトストップ。那珂川にかかる立派な橋を撮りたかったがいいアングルの場所がなかった。
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県道に面した蕎麦屋で遅めの昼食。
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塩原温泉街は素通りし、山道を15分ほど走った塩原元湯温泉へ向かいます。
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塩原元湯温泉は塩原温泉発祥の地と言われ、現在3軒の旅館が営業しています。
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15:10 塩原元湯温泉・大出館に到着。日本秘湯を守る会の会員宿です。
塩原温泉 大出館 宿・ホテル
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日帰り温泉利用は800円。利用時間は残り30分でしたが、特別に延長してくれました。
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ここを選んだのはどこにもない真っ黒の温泉・墨の湯に入るため。
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宿の源泉は2つ。
墨の湯( 五色の湯 No.3):含硫黄 -ナトリウム- 塩化物- 炭酸水素塩温泉(硫化水素型)、源泉温度52.6℃
五色の湯(御所の湯):含硫黄 -ナトリウム- 塩化物泉、源泉温度50.9℃ -
墨乃湯には先客がいたので、
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先ずは五色の湯へ。
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浴室に入ると石の湯船が2つ。平家かくれの湯(手前)と御所の湯(奥)と、平家落人伝説の土地らしい命名。
塩原温泉 大出館 宿・ホテル
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大出館には8つの浴槽があり、全て源泉かけ流し。天候によって温泉の色が変るため「五色の湯」と呼ばれています。
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ここは白濁の硫黄泉でやや温め。湯船の縁に温泉成分がしっかり付着しています。
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次は混浴露天風呂「岩の湯」へ。
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豊富な源泉が掛け流されています。
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お湯はエメラルドグリーン。これが天候によって乳白色や灰色に変わるそうです。
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飲泉も出来ますが、今はコロナで中止されていました。
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柵から身を乗り出すと周囲は深い森。
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ここも温めでゆっくり入れました。
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次は隣の家族風呂「藤の湯」へ。
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源泉は御所の湯と同じ。こじんまりして落ち着いた風呂でした。
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頃合いを見計らって墨の湯へ。
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予想通り誰もいません。
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イチオシ
墨の湯、鹿の湯と2つの湯船。明らかにお湯の色が異なります。
塩原温泉 大出館 宿・ホテル
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墨の湯は鉄分濃度が高い。普通鉄分が多いと赤茶色になるのですが、黒いというのは例がないと言われています。
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浴室の板にも墨色がしっかり沁み込んでいます。
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こちらは鹿の湯。源泉はこれまで入った五色の湯ですが、少し灰色がかっています。
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いい湯加減でした。心なしか肌に黒い成分が残るようなので最後に掛かり湯。
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タオルにもしっかり墨色が残りました。
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50分の湯巡りを終えて大出館を後にしました。
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16:25 今夜の宿、明賀屋本館に着く頃は雨になりました。今日の走行距離は63km。
塩原温泉 明賀屋本館 宿・ホテル
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塩原温泉郷には古くから「塩原十一湯」と呼ばる湯元が点在。塩の湯温泉は箒川の支流鹿股川の畔に位置し、明賀屋本館を含め3軒の旅館があります。
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受付でチェックイン。全国旅行支援割引の他に3000円分のクーポンを貰えました。
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部屋は渓谷を望む12畳の和室。
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冷蔵庫に、
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洗面台と、
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典型的な昭和の旅館、といった印象。
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窓の下は露天風呂に下りていく長い階段。鹿俣川は木々に隠れて見えません。
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一杯お茶をのんで館内探検、が何時ものパターンです。しかし明賀屋本館は創業こそ江戸時代前期と古いものの、建物はリニューアルされて特に探検する程ではなさそう。
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にもかかわらず明賀屋本館を選んだ理由、それは川岸にある野趣あふれる露天風呂。写真を見て即断即決しました。
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これからその川岸露天風呂に行きます。
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露天風呂に至る長い階段を下りていきます。
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階段は何と88段、途中に休憩用のベンチも。
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イチオシ
階段部分の建物は明治時代の建築。旅館の中で最も古い部分です。
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この階段は露天風呂と共にこの宿の目玉。
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この部分は以前は湯治棟だったそうですが、現在は使用されていません。
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やっと脱衣場が見えてきました。
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混浴露天風呂には誰もいません。これ幸いと激写。
塩原温泉 明賀屋本館 宿・ホテル
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川岸に並んだ2つの石の湯船。石はあめ色に変色し温泉成分の緑色の結晶が付着しています。
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泉質は単純温泉。自然湧出の高温泉(52℃)なので加水で適温に調整されています。
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イチオシ
川岸に近いため、大雨で年に数回は水を被るとか。
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奥には隠れ湯のような岩風呂。川の上流は名瀑で知られるスッカン沢。
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イチオシ
下流方面を見ると女性専用の露天風呂。2つあった湯船が洪水被害で今は一つだけ残っているそうです。
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対岸の木々はやっと色づき始め。
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一段高い場所にも2つの湯船があります。
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イチオシ
暗くなりかけ電燈の明かりがいい感じに。
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写真を撮り終えた頃にお客が数名。グッドタイミングでした。
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露天風呂を出て、
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次は内湯「大古の湯」
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湯船は2つ。大きな浴槽は大出館の墨の湯を思わせる黒いお湯。
塩原温泉 明賀屋本館 宿・ホテル
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このお湯は東日本大震災のときに湧出した自家源泉で泉質は単純泉。
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こちらは「塩の湯」の名前通り塩化物泉。
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2つの温泉に1時間以上入ってました。夕食会場の大広間に向かいます。
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地の食材を使った懐石を地酒で頂きました。岩魚の塩焼きが冷えていたのが残念だった。
塩原温泉 明賀屋本館 宿・ホテル
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食後にロビーに立寄り、
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明日の箒川滝巡りの作戦を練ります。
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寝る前にもう一度川岸露天風呂へ。
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暗闇の中で瀬音を聞きながら入浴。今日は温泉ずくめの一日でした。
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翌朝。珍しく熟睡し朝食の電話で起こされました。
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外を見ると細かい霧雨。予報では昼前に止むようでまずは安心。
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チェックアウト前にもう一度川岸露天風呂へ。
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イチオシ
川岸露天風呂
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川岸露天風呂
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川岸露天風呂
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川岸露天風呂
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9:06 明賀屋本館を出発して箒川の滝巡りへ。
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後日大変な見落としに気付きました。道路の渡り廊下の先に昭和8年建築の太古館があったのです!これはネットから拝借した写真。
ロータリーの正門を持つネオバロック様式の洋風建築で文化財級。戦時には女子学習院の疎開先だったそうです。
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この旅行記へのコメント (3)
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- travelさん 2023/12/09 14:01:02
- モ-ル温泉
- 万歩計さん、レンタカ-を使用した関東の秘湯めぐりの旅、いいですね。
栃木の温泉は行ったことがないのでとても興味深いです。
墨湯は札幌の有機質を含んだモール温泉とは別物なのでしょうか。
モ-ル温泉に浴用タオルを浸けると黒く変色するのが特徴です。
今日明日は別としてこれからは冬本番になるので温泉を見ると入りたくなります。
出町ふたばのクチコミを見ていただき有難うございます。
12月のふたばは和菓子の種類が多いので毎年出かけています。
いったい1日に何個ぐらい売れるのかと思うぐらいずっと込み込み状態です。
この時期だけに店頭に並ぶ栗餅の栗が大きくて甘くも無くて新鮮そのもので美味しかったです。
もちろん豆餅は相変わらずの美味しさです。
冬は和菓子ですね。
travel
- 万歩計さん からの返信 2023/12/10 10:54:29
- Re: モ-ル温泉
- travelさん、おはようございます。
奥栃木の旅行記を見て頂き、ありがとうございます。墨の湯はモール温泉でなく酸化鉄です。酸化鉄の温泉は普通茶色になるのに、ここのお湯は黒でした。モール温泉は北海道の十勝川温泉で入ったことがありますが、細かな繊維成分が浮遊してますね。日本の温泉は泉質が様々で世界に誇れる遺産と思います。
出町ふたばの豆餅、栗餅は「京都人の密かな愉しみ」で知りました。以後何度か前を通りましたが、何時も行列が出来てますね。
万歩計
- travelさん からの返信 2023/12/10 14:24:52
- Re: モ-ル温泉
- 万歩計さん、返信ありがとうございます。
墨の湯は酸化鉄との事、タオルは変色しないですね。
出町ふたばの豆餅はほんと美味しいです。前もって予約も出来て予約時間に取りに来ておられる人がたくさんいました。
出町ふたばで和菓子を買って河原でのんびり鷺の姿を見て楽しんでいます。
教林坊の旅行記にも訪問いただき有難うございます。
京都はちょくちょく出かけますが滋賀となるとやはり遠くに来たなあという感じです。
深紅の紅葉は見応えたっぷりでした。
travel
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