2022/08/21 - 2022/08/21
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PHOPHOCHANGさん
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この旅行記のスケジュール
2022/08/21
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中学校の修学旅行以来の飛鳥訪問です。何故50年(正確には49年)もご無沙汰だったのか?答えは簡単、50年前の記憶が楽しいモノではなかったから。そもそも着てった服がパツパツで身動き取れなかったんですよ。要は不快度MAXです★
まぁ、それに関しては色々有って、結果、進学先が偏差値63の都立白鴎高校から某工業高校に変更となるという、その後の人生に多大な影響を及ぼした出来事の発端が修学旅行(その準備から)だったのです。
とは言え、既に半世紀も昔の話で、息子は奈良に住んでるし、キトラ古墳壁画公開の予約も取れたし、今更こだわる理由も無いので、出かけてみた訳です。
で、PHOの訪れた3日後にNHKの『歴史探偵』で、「古代史の聖地・飛鳥を自転車で巡る」回が放送され、其処で復習出来たのはラッキーなのか、1週遅れのアンラッキーなのか(笑)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自転車 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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飛鳥駅到着♪
既に11時を廻ってるので、先にお昼ご飯食べておきたいな、と思ったのですが、駅前にはお店無し。ちょっと離れたところにカフェっぽいのとかお洒落な店は在ったものの、PHOの好みとちょっと違うかと飛鳥駅 駅
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飛鳥びとの館
駅前の観光案内所は道の駅も兼ねています。
キトラ古墳壁画と高松塚古墳と石舞台、それにあちこちに散らばる何チャラ石を幾つか見れば、と思ってやって来ましたが、それぞれに関する知識はほぼ無いまま(藤原宮跡でもそうでした)、この向かいの明日香村レンタサイクルでチャリを借りて出発♪
電動1500円のところ、ネットクーポン利用で1300円になります飛鳥総合案内所 飛鳥びとの館 名所・史跡
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おっと、その前に此処で「飛鳥王国」のパスポート(100円)を手に入れておかなければなりません。先行投資しておくと、後でお得がいっぱい♪
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高松塚壁画館
https://www.asukabito.or.jp/hekigakan.html
まず石舞台へ向かい、その辺りでご飯食べようとしてたんですが、目の前通っちゃったら素通りは出来ません。
パスポートを提示して入館料50円引き(この先、何処へ行っても全てそれが通用します)高松塚壁画館 美術館・博物館
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昭和47(1972)年に極彩色の壁画が発見された事で、一躍脚光を浴びるようになった高松塚古墳。って丁度50年前!
でもこの壁画館の開館は昭和52(1977)年だから、PHOは見に来ていません。
発見された時の現状壁画模写の展示 -
あ~だこ~だ言うより、詳しくはWikipediaで
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%AB%98%E6%9D%BE%E5%A1%9A%E5%8F%A4%E5%A2%B3 -
古墳は南側に入口が在るから、正面には北を司る玄武が居ます。石室内の展開図はこんな感じ
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同じく
こうやって壁画が見つかり、どんな形にせよ公開されてるのは天皇のお墓(要は宮内庁管轄)ではないからです。
全国に在る900もの陵墓等のうち、何処にどんな壁画が在る(かもしれない)のかは、ずっと不明のまま -
柵(その内側含む)からの撮影は禁止なので、許される範囲で。
壁画は古墳の石室内部でこんな状態でした的な展示って、この穴は鎌倉時代頃に盗掘を受けて開けられたもの(と同じ)です -
高松塚古墳
藤原京期(694~710年)に築造された終末期古墳で、直径23m(下段)及び18m(上段)、高さ5mの二段式の円墳です -
誰のお墓かって判ってないんですよね。でも、円形だから天皇ではない皇族?
16年しか続かなかった藤原京末期に40~60代で亡くなったとすると、対象者はだいぶ絞られて来るよね(にわか考古学ファンと化す) -
亀石
長さ3.6m、幅2.1m、高さ1.8mの花崗岩の巨石の下端部に動物の顔面のような彫刻があり亀に似ている事から亀石と呼ばれています。
交差点に案内は在ったのですが、実際には1本裏手の農道のような道沿いにある民家脇にポツンと置かれてます(にしては大き過ぎるけど)。
何故、此処に?感は否めません亀石 名所・史跡
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橘寺
たまたま通りかかって、そう言えば聖徳太子(今は厩戸皇子か)生誕の地じゃね?と。ってか、今年は聖徳太子没後1400年、って凄過ぎでしょう。
で、その橘寺は、正式には「仏頭山上宮皇院菩提寺」と称し、本尊は勿論、聖徳太子。 橘寺という名は、 垂仁天皇の命により不老不死の果物を取りに行った田道間守が持ち帰った 橘の実を植えた事に由来するのだそうです。
あれ?この話、前に何処かで似たようなの聞いた!
田道間守が不老不死の果物(非時香果;橘の実)を持ち帰った時には、垂仁天皇もう死んじゃってたんだよね。それで嘆き悲しんだ田道間守は、その天皇陵の前で後を追うって展開。
垂仁天皇陵って尼ヶ辻駅からすぐのところに在る前方後円墳でしょ。
大和橘が植えられてるよって旅行記有ります♪
https://4travel.jp/travelogue/11613900橘寺 寺・神社・教会
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本堂(太子堂)
聖徳太子建立七大寺の1つとされており、太子が父用明天皇の別宮を寺に改めたのが始まりと伝わってはいますが、創建年などは判っていません -
二面石
高さ1m、長さ85cm、幅52cmの花崗岩の表裏に善相悪相2つの顔の彫られてます。人の心の二面性を表すとされてますが、二面石 名所・史跡
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善人の顔と言われている方です。男女の対の女性だとの謂われも有り、文献が無いので、ホントのところ作者が何を意図したのかは判りません
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悪相と言われてる方です。男女だとしたら、確かにこっちは男ですね
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往生院
念仏写経研修道場として、平成9(1998)年に再建されました。阿弥陀三尊を本尊としています。左は勿論聖徳太子像 -
天井画
格天井に260もの花の絵が奉納されています -
寝転がって見ても良いそうですよ
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こちらが表でした
裏からとはちょっと雰囲気が違いますw -
三光石
33代推古天皇の時代、天皇の仰せにより、聖徳太子は3日間に渡り勝鬘経講讃を執り行いました。その時、聖徳太子の冠から日月星の光が輝いたと伝えられています。
日月星の三つの光で三光石と言う訳です。けど、それが何故、石なのか? -
川原寺跡
https://kawaharadera.com/
橘寺の道路挟んで向かい側ですが、肝心な所が消えていて見えないので、「何だろ、此処?」と思って、写真に撮っておきました川原寺跡 名所・史跡
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良く見ると礎石とか在るし
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あすか野
やっと、ご飯!
石舞台古墳前に在る昔ながらの食堂と言った雰囲気のあすか野さんで、素麺セット。
柿の葉寿司が付いて1150円です。暑かったので、奈良らしくも涼しげなメニュー選択あすか野 グルメ・レストラン
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ついに石舞台古墳にやってまいりました!
こうやって見ると古墳って事が良く判ります。蘇我氏は四角だよね石舞台古墳 名所・史跡
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埋葬されていたのは蘇我馬子だって説が有力ですが、実証出来るモノは何も無く
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盛り土はとっくに無くなってるのに、石はそのまんま千何百年☆
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例によって人が居なくなるのをひたすら待ちました。そういう事してるから、異様に時間かかっちゃうんだよね
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石室内
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天井
前に来た時は石室の中入ってないよね、だって200人以上の団体で来てる訳だし。
PHOが修学旅行で飛鳥を巡った時は、名古屋まで新幹線、近鉄に乗って大和八木駅で乗換えて、橿原神宮前駅駅から先ず橿原神宮に行き、その後は観光バスでで石舞台へ。其処から談山神社にも立ち寄り、その目の前の多武峰観光ホテルに宿泊したのですが、勿論、一番印象に残ったのは、この石舞台(とは言え、「だから何?単なるデカい石じゃん」と思っただけでした) -
外から中を覗けます
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別の角度から。この隙間に置かれた石の存在も無くてはならないモノだったのですよね
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この町並みは?
石舞台から岡寺へ向かう途中で通りかかりました -
堀割も在る雰囲気の良い一角
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岡寺
https://www.okadera3307.com/
日本最初の厄除け霊場です。
途中で何度も引き返そうと思ったくらい、道に迷い、急坂に息を切らして(電動チャリでも)、ようやく到着岡寺 寺・神社・教会
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山門を守る聖獣が面白いから見てって、と参拝を終えた方に教えられ、4体全てを写真に収めました。獅子、龍、麒麟らしき動物は判ったのですが、これは?虎?
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花手水とか全く興味無いですが、ビー玉のは初めてみました。涼しげ♪
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如意輪観音
日本最大の塑像だそうです -
三重宝塔
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これだけ高いところに来てるんだから、息も切れる訳です
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これ、何処?結構都会っぽく見えるんだけど
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キトラ古墳は昭和58(1983)年11月7日 、石室内の彩色壁画に玄武が発見され、高松塚古墳に次いで2例目となる大陸風壁画古墳として注目を集めました 。 平成10(1998)年の探査で青龍 、 白虎 、天文図が確認され 、平成13(2001)年には朱雀 と十二支像が確認されました 。 カビなどの被害が発生していたため壁画は剥ぎ取られて保存されています。
https://www.nabunken.go.jp/shijin/about/
だから、これは四神の館内に在る複製の石室ですキトラ古墳壁画体験館 四神の館 美術館・博物館
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正面に玄武、でも今いち良く見えない。レプリカなんだから、照明の当て方とか、もっと見やすく出来ないのかな?
キトラ古墳壁画の公開はこの日が最終日。玄武、青龍、そして干支の寅が見られたのですが、時間と人数が決められていて、各回10分ずつガラス越しに枠に入った壁画を覗く、どうにも落ち着かないパターン。あんまり良く見えなかった★寅、何処?って感じだったし。キトラ古墳壁画の公開 祭り・イベント
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白虎は西
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天井に星宿図
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キトラ古墳
二段築成作りの円墳で、墳丘は小高い阿部山の南斜面に位置しています。円形だけど、デコボコ2つ -
キトラって、亀虎とも書くらしい。壁画に亀も虎も居るよね。
北浦の転訛とも言われるけど、何故カタカナのままなんだろ? -
で、此処も誰のお墓なのか判んないんですよね。有力なのは天武天皇の皇子説、渡来人説。副葬品から高松塚古墳よりも身分の低い人だったとされてますが、色んな解釈を知ってくと、説得力の有る説が幾つも有って面白いです
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欽明天皇陵
明日香村では一番大きい古墳です。
実際の被葬者は明らかでは有りませんが、宮内庁により「檜隈坂合陵(ひのくまのさかあいのみささぎ)」として第29代欽明天皇の陵に治定されています。
だとしたら、聖徳太子のお祖父ちゃん(お父さんは第31代用明天皇) -
天皇陵には周濠が付きもの、と思ったけど、もともとは田んぼだったんだって。えっ、わざわざ田んぼの中に造ったの?
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檜隈墓
欽明天皇の孫で、天智天皇・天武天皇の祖母にあたる(勿論、間の親も子も天皇です)吉備姫王の墓と推測されています。7世紀前半の王女です。でも、何故この方だけ、お祖父さんの傍に?
この敷地内に猿石が置かれています -
猿石
子供のつたない粘土細工のような猿石 名所・史跡
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背中にも顔有るよね。
此処は柵の外から覗き見るしかないけど、奈良文化財研究所飛鳥資料館にレプリカが在って、後ろも見られるそうです。ってかさ、国立博物館の表慶館でレプリカ見た、旅行記有る!
https://4travel.jp/travelogue/10887634
この旅行記の方がキトラについて良く判るかもですw -
見つかったのは江戸時代だそうです。
どう見ても猿じゃない、やっぱり渡来人だよね。飛鳥って日本じゃないモノだらけ -
天武 持統天皇陵
天武天皇とその皇后で皇位を継承した持統天皇の合葬墳墓です。 直径50m、高さ6.36m。 文暦2(1235)年に盗掘にあったと記す「阿不幾乃山陵記」によると、全長約7.5mの横口式石槨の中には、金銅製の棺台の上に置かれた漆塗り木棺と、金銅製の外容器に銀製の骨蔵器が在ったと言われ、前者が天武天皇の棺、後者が持統天皇の火葬骨を納めたものと考えられています。持統天皇は天皇として初めて火葬された人物でもあります。
でもね、盗掘者の目的は銀製の骨蔵器、つまり持統天皇の骨が入っていた壺。だから、盗み出した時に骨バラまいちゃったのね。でもね、盗掘者が捕まった後も、骨回収されなかったんだって、ホントかな?天武 持統天皇陵 名所・史跡
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天皇だから八角形!!
天武 持統天皇陵は藤原宮の南方中軸線上に営まれ、八角形の五段築成と考えられています。
良く判んないのが、宮内庁により野口王墓が檜隈大内陵(ひのくまのおおうちのみささぎ)として第40代・天武天皇,第41代・持統天皇の陵に治定されていますって?
さっき、檜隈墓って天武天皇のお祖母ちゃんの吉備姫王だって -
後世に整備したであろう天皇陵のこのパターン。一瞬どっちがどっちかと
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明日香村マンホール
村の木「ツキ」と村の花「タチバナ」を図案化したもので、中央の村章が「飛ぶ鳥」の姿なんですが、左横に倒すと「明」の字を表すという優れもの☆更に村章の〇は村独特の古墳の象徴で、下は阪合・高市・飛鳥の旧3ヶ村合併の団結と発展を表現しているという凝りようです。
明日香レンタサイクルは5時閉店なのに、数分遅れてしまいました、ごめんなさいm(_ _;)m
結局、鬼の雪隠と爼石はすぐ近くまで行ったんだけど見つからず(間に合わず) -
飛鳥17時25分発の近鉄吉野線大阪あべの橋行きから橿原神宮前17時39分発の近鉄京都線京都行きに乗換え、今夜の宿泊地、京都へ向かいます。運賃は980円。
この時期、京都市内では宿泊料金が今迄では考えられないくらい異様に安く、PHOには有難い状態に☆
これも今回の旅行で出費を抑えられた大きな要因です橿原神宮前駅 駅
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この旅行記へのコメント (2)
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- メイリンさん 2022/09/10 19:10:43
- 懐かしいです
- 20代の時に、友人と3人で明日香村に旅行に行きました。
当時、里中満智子の「天上の虹」という漫画がありまして、持統天皇が主人公だったのですよね。で、今でいう聖地巡礼の旅に行きました。
私は現地をチャリで周ることを知らなかったのでタイトスカートにブーツで行きました…
頑張ってその姿で漕ぎました(;´∀`)
自分語りですみません、ちょっと懐かしくなってしまったもので。
1人は物故者になってしまいもうその3人で集まることは出来ませんが、また友人とまわってみたいなと思ってます。
- PHOPHOCHANGさん からの返信 2022/09/13 08:49:19
- Re: 懐かしいです
- コメント有難うございますm(_ _)m
天上の虹、読んだ事は有りませんが、里中満智子の絵は知ってます。今、読みたい気もします。
昔を思い出す縁になれたのは幸いです。
またお出かけ出来る機会が有ると良いですね。
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