![コロナウイルス感染拡大により旅客需要が大幅に減少した各地方の第三セクター路線。中でも、首都圏と会津地方を結ぶ野岩鉄道、会津鉄道は、2022年3月に行われたダイヤ改正で大幅な減便を余儀なくされました。また、新潟県中越地方を走る北越急行でも、減便を強いられ、エースである「超快速」が縮小されました(2023年3月のダイヤ改正で、完全廃止)。また、東武鉄道では、急行「りょうもう」時代から用いられてきた350系が、定期列車としては最後の運行となりました。そこで、これらを網羅するスケジュールを組んだのが、今回の旅行です。従って観光要素は全くありません。<br />大まかなスケジュールは次の通りで、3部作となっております。<br /><br />3月5日(土)①<br />浅草→[特急きりふり]→下今市→新藤原<br />「①最後の力走、往年の名車350系特急きりふり」<br />https://4travel.jp/travelogue/11757025<br /><br />3月5日(土)②【こちら】<br />新藤原→[野岩鉄道]→会津田島→[会津鉄道]→会津若松→[磐越西線]→新津→新潟(泊)<br />「②下今市から会津田島まで3線直通で普通列車」<br /><br />3月6日(日)<br />新潟→[特急しらゆき]→直江津→[北越急行]→越後湯沢→[上越新幹線]→(大宮→池袋)<br />「③日本一早い快速 北越急行超快速「スノーラビット」の旅」<br /><br />なお、ダイヤは2022年3月のダイヤ改正以前のものです。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/74/16/650x_11741672.jpg?updated_at=1705295405)
2022/03/05 - 2022/03/05
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おけいはんさん
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コロナウイルス感染拡大により旅客需要が大幅に減少した各地方の第三セクター路線。中でも、首都圏と会津地方を結ぶ野岩鉄道、会津鉄道は、2022年3月に行われたダイヤ改正で大幅な減便を余儀なくされました。また、新潟県中越地方を走る北越急行でも、減便を強いられ、エースである「超快速」が縮小されました(2023年3月のダイヤ改正で、完全廃止)。また、東武鉄道では、急行「りょうもう」時代から用いられてきた350系が、定期列車としては最後の運行となりました。そこで、これらを網羅するスケジュールを組んだのが、今回の旅行です。従って観光要素は全くありません。
大まかなスケジュールは次の通りで、3部作となっております。
3月5日(土)①
浅草→[特急きりふり]→下今市→新藤原
「①最後の力走、往年の名車350系特急きりふり」
https://4travel.jp/travelogue/11757025
3月5日(土)②【こちら】
新藤原→[野岩鉄道]→会津田島→[会津鉄道]→会津若松→[磐越西線]→新津→新潟(泊)
「②下今市から会津田島まで3線直通で普通列車」
3月6日(日)
新潟→[特急しらゆき]→直江津→[北越急行]→越後湯沢→[上越新幹線]→(大宮→池袋)
「③日本一早い快速 北越急行超快速「スノーラビット」の旅」
なお、ダイヤは2022年3月のダイヤ改正以前のものです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
下今市で、特急きりふり(350系)と別れ、まずは特急リバティけごん・会津で、野岩鉄道の始発駅、新藤原に向かいます。
下今市駅 駅
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東武鬼怒川線内の特急は、2022年3月のダイヤ改正までは下今市~会津田島の乗車の場合は、乗車券のみで乗車できました(現在は、鬼怒川温泉~会津田島に短縮されています)。
下今市駅 駅
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東武ワールドスクエア駅に到着。メインゲートから1分の場所にありますが、下車される方は少なめ、
東武ワールドスクウェア駅 駅
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下今市から30分。新高徳、東武ワールドスクエア、鬼怒川温泉、鬼怒川公園を停車して、東武鬼怒川線の終点、新藤原に到着。
特急リバティ 乗り物
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快適な列車であり、もっと乗っていたかったというのが本音。しかし、ここで降りて、普通列車に乗り換えます。
特急リバティ 乗り物
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下今市で特急きりふりと接続していた新藤原行は、折り返し東武日光行になっていました。
新藤原駅 駅
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浅草で購入した切符はここ、新藤原までだったので、改めて野岩鉄道の切符を購入。会津田島まででよいのか、会津若松まで買えばよいのか、判断できず。
新藤原駅 駅
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片道乗車でのお得な切符はないようなので、結局、会津田島駅までの乗車券を購入しました。
野岩鉄道 乗り物
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大手私鉄の最北端駅である新藤原駅。ここが野岩鉄道の始発駅。浅草からの殆どの特急は、2つ手前の鬼怒川温泉駅が起終点のため、2社の境界駅ではあるものの途中駅という印象。しかし、現在は、特急リバティと快速AIZUマウントエキスプレス、普通列車1往復を除き東武鬼怒川線に入らないので、乗換駅という印象が強くなりました。
新藤原駅 駅
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駅を出て少し歩くと国道121号線、通称「会津西街道」でした。バス路線もあるようですが、本数はかなり少なく。
新藤原駅 駅
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お昼ご飯を食べたくて、お店を探すと、一軒の蕎麦屋を発見。
ゑびすや グルメ・レストラン
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なかなか趣のあるお店ですね~。
ゑびすや グルメ・レストラン
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こういうお店は、蕎麦も美味しいはず。期待してしまいます。
ゑびすや グルメ・レストラン
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店主にオススメを伺ったところ、舞茸の天ぷらとのことで、「舞茸天ざるそば」を注文。
ゑびすや グルメ・レストラン
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待つこと10分くらい。想像以上のボリューム。舞茸の天ぷらだけでなく野菜の天ぷらも多数。サクサクして美味。蕎麦は、北海道産のそば粉と日光にお水で、毎日手打ちされているもの。美味。電車の時間が迫ってしまい、超高速で食べなければならなかったのが残念でした。
ゑびすや グルメ・レストラン
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コーヒーまで出して頂いたのですが、ゆっくりできず。走って駅に戻ります。
ゑびすや グルメ・レストラン
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終着駅であり始発駅でもある駅ですが、小さめです。
新藤原駅 駅
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この駅の管理は野岩鉄道が行っています。なので駅名表示も野岩鉄道スタイル。
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鬼怒川温泉方面からの列車を待ちます。
新藤原駅 駅
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14時6分。新藤原駅に会津田島行が到着。普通列車が野岩鉄道線を介して会津田島まで運転されるのもあと僅か(臨時で乗り入れることはありますが)。
新藤原駅 駅
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到着した車両は、野岩鉄道所有の61102F。野岩鉄道のマークが目印。こちらは、1988年に製造された完全新造車です。
野岩鉄道 乗り物
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野岩鉄道直通に備えて登場した6050系。鬼怒川線ワンマン化に伴い、東武鉄道からはスカイツリートレインを除き、また会津鉄道所有の車両も含み全廃。今は野岩鉄道の2編成とスカイツリートレインのみ在籍。
野岩鉄道 乗り物
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新藤原駅を14時10分に出発。
「野岩」とは下野の「野」と、岩代の「岩」に由来。国鉄再建法で凍結されていた野岩線のルートを一部変えて東武鉄道と接続することで、1986年に開通しました。新藤原駅 駅
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6050系の車内の様子。ボックスシートが昭和を感じさせます。
野岩鉄道 乗り物
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ホームの半分がトンネルの龍王峡駅(うまく写真撮れず)を過ぎて川治温泉駅に到着。川治温泉はお隣の川治湯元駅が最寄り駅。川治温泉は会津西街道の宿場町。野岩鉄道の開通で、アクセスが改善した温泉場。
川治温泉駅 駅
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ちゃんと東武線の路線図に野岩鉄道も会津鉄道も記載されています。
野岩鉄道 乗り物
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野岩鉄道はトンネルと橋梁が続きます。日光市の湯西川(五十里ダム)に架かる湯西川橋梁からの写真。全長240m、高さは水面から20mあります。
五十里湖 自然・景勝地
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新藤原から25分ほどで、上三依塩原温泉口駅に到着。駅舎は山小屋をイメージしたよう洋風なトンガリ帽子の建物なのですが、駅に出ないとわからないので通過します。
上三依塩原温泉口駅 駅
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新藤原から40分弱。1日1人以下しか乗降客がいない男鹿高原駅を過ぎて、野岩鉄道の終点、会津高原尾瀬口駅に到着。ここから福島県。左の車両は、東武日光行のAIZUマウントエキスプレス。
会津高原尾瀬口駅 駅
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3月ですが雪がものすごい印象。しかし、ここは会津。浅草から特急リバティなら3時間弱で着いてしまう。野岩鉄道が南会津と東京を結ぶ夢の路線だったことがわかります。ただ、観光利用が98%を占めるなか、経営状況が厳しいのは、乗るだけでも感じることができました。
列車はこのまま会津鉄道線に直通します。会津鉄道は、元国鉄会津線から1987年に第三セクターに転換した路線。1990年に会津高原尾瀬口(当時は会津高原)から会津田島まで電化されて、浅草から直通列車が走るようになりました。会津高原尾瀬口駅 駅
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会津鉄道線に入り、会津荒海駅で、リバティとの交換で、少し停車します。
会津荒海駅 駅
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現在、特急リバティは浅草から会津田島まで直通していますが、通常、野岩鉄道の車両は会津鉄道線には乗り入れなくなりました。ワンマン運転をしないなど、いろいろ違いはありますが、やはり残念ですね。
会津鉄道 乗り物
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車掌さんに事情を告げて、会津若松までのチケットに変更しました。
会津鉄道 乗り物
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中荒井駅に到着。ログハウス風の駅舎で、駅名標には「名僧如活の庵」と記されているとのこと。
中荒井駅 駅
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会津高原尾瀬口から約20分で会津田島に到着。会津の雪深さがわかる駅です。浅草から特急リバティなら3時間12分ほどで着いてしまう。実は近い南会津。
会津田島駅 駅
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到着するとすぐに折り返しの準備が始まります。この車両が会津田島駅まで来るのもあと数回。
会津田島駅 駅
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反対側のホームには
会津若松方面行の気動車が停まっていました。会津鉄道 乗り物
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一応、除雪されていますが、かなりの雪です。
会津田島駅 駅
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会津田島駅は会津鉄道の直営駅で主要駅の一つ。終日社員が配置されています。
会津田島駅 駅
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駅にはお土産店のような入口が。。
会津田島駅 駅
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駅には「会津田島ふれあいステーションプラザ」が併設されており、南会津の物産品や地酒、工芸品を販売。
会津田島駅 駅
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駅の待合室には町内4つの酒蔵の日本酒を一杯200えんで提供する自動販売機があります。
会津田島駅 駅
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寒い会津でも温かみを感じる駅ですね~
会津田島駅 駅
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かつては蒸気機関車牽引の貨物列車の終着駅であったことから、駅構内には転車台や給水塔の設備を有していたとのこと。C11−254号機が静態保存されていました。
会津田島駅 駅
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少し駅の外に出てみました。人はかなり少ない。
会津田島駅 駅
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しっかりと除雪されていました。
会津田島駅 駅
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少し歩きたところにヨークベニマルがありました。この先の飲み物などを、こちらで購入。
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駅に戻ると、次の下今市行が停車中でした。こちらも野岩鉄道所有の車両です。
会津田島駅 駅
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駅に戻り、2022年3月のダイヤ改正後のダイヤを確認。普通列車の直通は廃止され、野岩鉄道、東武鉄道への直通は、1日4往復の特急リバティと1日1本の快速のみになります。
会津鉄道 乗り物
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会津田島駅から先は非電化区間。車両基地もあります。
会津田島駅 駅
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16時半過ぎに会津田島を出発し、8駅目の湯野上温泉駅で会津田島行と交換。湯野上温泉駅は茅葺屋根の駅舎を持つ、東北の駅百選に選定されたそうなのですが、車窓からはわからず。
湯野上温泉駅 駅
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18時頃、会津若松に到着(暗くなってしまって、途中、写真が撮れなかった)。会津鉄道は西若松までですが、全列車、JR東日本只見線を走り、会津若松まで直通します。
会津若松駅 駅
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会津若松駅は会津地方の中心都市会津若松市の代表駅であり、磐越西線と只見線が乗り入れています。
会津若松駅 駅
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ここから新潟までは、新潟交通・会津バス共同運行の高速バスを利用する予定でしたが、予定していた18時10分発(新潟駅20時1分着)のバスは、コロナ禍以降運休中(2024年1月現在、継続中)であることをここで知り、途方に暮れる。
-
致し方なく、磐越西線で新潟に行くことに。運良く18時20時分頃出発の新津行の列車があった。まずは新津へ。
会津若松駅 駅
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しかし、新津着は21時頃。時間が予想以上にかかります。
磐越西線は交流電化の郡山~会津若松間と、非電化の会津若松~新津間で運転系統が分かれています。車両は、最新鋭のGV-E400系気動車かキハ110系が用いられています。JR磐越西線 乗り物
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高速バス(運賃2100円)よりも高くて、時間もかかるという現実。
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車内はトキピンクを基調した色彩で統一。しかし、この座席での3時間の移動は結構辛い。
JR磐越西線 乗り物
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途中、真っ暗のため車窓からの撮影は行えず。
21時前に新津に到着。疲労困憊ながらも、新潟はまだ先。新津駅 駅
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新津は鉄道の街。JRの機関区や工場、操車場があり、以前はトワイライトエクスプレスも停車していました。
信越本線、磐越西線、羽越本線が乗り入れており、新潟への列車は頻繁に走っています。新津駅 駅
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待つこと数分で新潟行の列車が到着。新潟を走る列車のカラーリングは、温かみを感じますね。
JR信越本線 乗り物
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新潟地域は信越本線、羽越本線、弥彦線、白新線とかなりややこしい。新潟まではあと少し。
JR信越本線 乗り物
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新津から20分少し、21時30分前に新潟着。
新潟駅 駅
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新潟駅も高架になり、かなり雰囲気が変わりました。
新潟駅 駅
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ここから宿泊先のアパホテルまでは新潟交通のバスを利用します。
路線バス(新潟交通) 乗り物
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やっとのことで、アパホテル新潟古町に到着。
(写真は翌日のもの)アパホテル<新潟古町> 宿・ホテル
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無事、チェックイン。お部屋はアパホテルスタイルですね~
アパホテル<新潟古町> 宿・ホテル
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時間も遅いので、部屋で夕飯は会津若松で買ってきた惣菜と、下今市駅で購入した「SL大樹日光埋蔵金弁当プレミアム」を。もちろんお弁当箱はきれいに洗って持ち帰りました。
昭和レトロな売店で「SL大樹日光埋蔵金弁当PREMIUM」
https://4travel.jp/dm_shisetsu_tips/14700660 -
金ピカのシャベル付。
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最高級ニジマスで手作りした日光鱒寿司は美味でした。
ここまでご覧いただきまして、ありがとうございました。
この先、③日本一早い快速 北越急行超快速「スノーラビット」の旅に続きます。
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2022年3月のダイヤ改正で消えた列車に乗りまくろう
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