2021/12/30 - 2022/01/03
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ミズ旅撮る人さん
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2021年の年末は、北海道から東北・北陸・山陰・九州まで、
数年に一度の寒波が到来して、各地で大雪となりました。
毎年、雪を求めて日本海側を目指しますが、この冬ほど雪を堪能できた年はありません。
秋田・山形の暴風雪がどんなものか、強烈に体験出来ました。
まだ、今回は暴風でしたが、雪自体は少なかったので、道路の閉鎖などがなく、
秋田から山形・新潟に南下する道中に支障はありませんでした。
先ずは東北道・秋田道を経て男鹿半島を目指します。
ここで古くからの朝市に行く筈だったのですが・・・
次に男鹿半島の付け根の寒風山に上りました。正に「寒風」の山。
小展望台からの眺めは全方向に開けていて、壮大でした。
しかし、そこを吹き渡る風の猛烈なこと!すべてを吹き飛ばす「寒風山」は強烈でした。
その後は、すっかり冷え切ったので、強首温泉で温まりました。
翌日は、由利高原鉄道で除雪作業を見た後、九十九島で有名な象潟(きさかた)に
立ち寄り、鶴岡の致道博物館を見て、隣の荘内神社で初詣です。
なかなか中身の濃い元日になりました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
秋田県の日本海に突き出た大きな半島が男鹿半島です。
その付け根、八郎潟の隣に、五城目町があります。
秋田道の五城目八郎潟ICで降りて、町の入口に差し掛かると、
こんな門がありました。
「よぐきてけだな五城目さ」
「五城目朝市開催!2・5・7・0のつく日」
この日は大晦日。普段の月なら朝市はないのですが、
大晦日だけは違います。 -
大みそかには特別に「歳の市」が行われるのです。
五城目町のHPには、たくさんの人でぎっしり埋まる朝市の様子が
掲載されています。
石川県輪島市・岐阜県高山市・高知市の朝市はあまりにも有名で、
規模も大きく、観光地になっています。しかし、地域によっては、
地元の人達の日常生活に密着した、素朴な朝市があります。
そうした朝市を楽しみに、ここまで来てみました。
朝市のための駐車場が国道285号線のローソンの隣にあるのですが、
除雪されておらず、使われていないことがわかりました。
もう少し朝市会場に近い所まで車で入って行くと、
車輛進入禁止のコーンが置かれていました。
さて困った。除雪作業中の人に尋ねると、コーンをどけて、
その先の「五城目朝市ふれあい館」の駐車場に止めるようにと、
教えてくれました。 -
車を停めて、朝市会場になっている商店街を見てみましたが、
何もありません。
雪が多いから会場が変更になったのかしら?
近所の方に話を聞くと、「そばにイオンと道の駅が出来て、
客が来なくなったから、出店する人もいなくなっちゃったのよ。」
「普段の朝市は、何件か来ているんだけどね。
あら~まったくいないわね。」
「昔は、この交差点などは店と客でごった返して、大変だったのよ。」
大型スーパーの出店によって、地元の朝市が消滅してしまったのでした。
大型スーパーは便利ですが、車が無ければ行かれません。
身近な商店や朝市が無くなると、
交通弱者は困窮するのではないでしょうか。 -
せっかく男鹿半島まで来たので、
その付け根にある寒風山に上って来ました。
寒風山の頂上には回転展望台があるのですが、冬季休業中です。
そこで少し下にある小展望台に来ました。
「男鹿半島のほぼ中央部に位置する寒風山は、
全山が美しい芝生に覆われ、山頂には回転展望台があります。
東に八郎潟、南に船川港、日本海、さらに鳥海山を望み、
西方向には真山、本山を一望できます。
また、明治維新の五ヶ条の御誓文が刻まれている誓いの御柱、
火山活動によりできた噴火口の南西部には、
ミニピラミッドのような鬼の隠れ里があります。
全山が安山岩で出来ており、その上を薄い表土と芝生が覆い、
山頂部には2つの火口跡があり、北西側にある大きな火口跡は、
「軽の町」、姫ヶ岳東側の噴火口が「古玉ノ池」と呼ばれています。」 -
道路は除雪されていましたが、駐車場は一部除雪されているだけで、
周りはしっかりと雪が積もっています。
当然、観光客の姿はなく、車は1台が止まっていただけでした。
丘の上に見えるのが小展望台です。 -
駐車場の端から、八郎潟調整池、
その向こうの山の麓に五城目町が見えます。
暴風雪警報が出続けているのですが、不思議な青空が見えていました。
重苦しい雪雲に覆われる日が多いと思いますが、
時折、こうした青空が広がるのですね。 -
小展望台の下の駐車場を挟んで反対側にも小山があります。
その向こうに寒風山の山頂があるのですが、駐車場からでは見えません。
その代わりに、頂上付近に「誓の御柱」が見えています。
男鹿市HPには
「 寒風山にある「誓の御柱」は、昭和5年に男鹿琴湖会が
五箇条の御誓文という明治新政の基本を男鹿文化の道標にしようと
寒風山の山頂に建立したものです。」
と書かれています。
さて、中腹の3本の木の下に、人が歩いています。
この人は、スノーシュー(かんじき)を履いて、
背中にスノーボードを括り付け、暴風の中を上っているのです。
そう、素晴らしくいい天気に見えますが、
ここの強風は、開けた車のドアを振っ飛ばし、
身に着けたものがいつ飛ばされるかわからない「暴風」なのです。
そうまでして、滑りたいんだなあ。 -
「蒼天」というのは、こういう青のことなんだろうなあ。
白い雪との対比が目に眩しいです。 -
では、私はこちらの小展望台に登りますか。
駐車場からの道は完全に雪に埋もれてどこだかわかりません。
適当に深い雪の中に足を踏み入れて行きます。
膝下くらいまで積もっているので、片足ずつ踏み固めて進みます。
展望台までこれだったら、さすがに登れないなあ・・・
(写真は帰りに撮ったもので、行きは真っ平の雪原でした) -
途中でどうしようか考えました。
その先の道を見てみると、なんだか様子が違います。
ひょっとして、あそこは雪が浅いのでは?草が雪面に出ているよね?
あと5m「雪中行軍」を頑張れば、楽に歩けるようになるかも。 -
イチオシ
駐車場から途中まではスロープと階段があり、
その先は本来は芝生なんだそうです。
その芝生部分は、風が雪を吹き飛ばしてしまうので、
あまり積もっていないのでした。 -
氷点下5度。下界の気温ですから、ここはもっと寒いでしょう。
そのため、積もった雪がカチカチに凍って光っています。
歩くと足の下で、バリンバリンと割れるのがわかります。 -
遊歩道を歩いていると、遮るものが何もない吹きっ晒しの丘は
容赦ない暴風の餌食です。
ただでさえ、真っ直ぐ歩くのが苦しい程の横風が、
時に猛烈な暴風になります。
立っていると真横に押されて、遊歩道から押し出されてしまいます。
暴風が来たら、背中を向けて丸くなって、辛抱します。
(写真は八郎潟方面です) -
こんなにも過酷な状況だと言うのに、
撮った写真はなんとのどかに見えることか。
高度が上がったので、頂上の回転展望台が見えて来ました。 -
イチオシ
そして、今回の表紙の彫刻群が見えて来るのです。
-
彫刻群の向こうには男鹿の町が見えます。
右手の山の中に「なまはげ館」があります。
地域によって異なるなまはげの装束を一堂に展示し、
別棟ではなまはげの実演をしています。
一度ツアーで行きましたが、子供を嚇すだけが
なまはげの役目ではないことがよくわかりました。 -
小展望台に到着しました。しかし、ロープが張ってあります。
「この建物は経年による腐食のため、大変危険であり、
現在、立入禁止です。」
木造だから仕方がないけど、残念だなあ。 -
建物の周りは雪が吹き溜まっているので、雪が深いのですが、
向こう側まで行って見ます。
右に日本海があり、潟上(かたがみ)市の町並みが見えます。
中心にある追分駅では、奥羽本線から男鹿線が分岐して、
男鹿駅に向かいます。 -
八郎潟は、一面雪野原です。どこまでも平らな干拓地。
車で走っていても、綺麗なマス目の道路がどこまでも続きます。
真ん中辺りに「経緯度交会点標示塔(北緯40度、東経140度)」
というのがあります。
北緯40度ライン上には、北京、ナポリ、マドリード、ニューヨーク、
などが、東経140度ライン上には
ハバロフスク、ニューギニア島、キングストン、などがあります。
すぐそばには「日本一低い山(高度0m)大潟富士」があります。
干拓地である八郎潟はそもそも海抜がマイナスです。
そこに3.77mの山を築き、山頂がちょうど海抜0mになっています。 -
太陽が雲に隠れて、神々しい風景になりました。
-
モニュメントもシンボルらしい威厳が出ています。
-
イチオシ
雪原に四つん這いになって、頑張ってみました。
-
車に戻って、入道崎寒風山線を反対側に抜けてみます。
ものすごい雲です。
あれが来たらここはとんでもない状態になるでしょう。
「寒風山」とはよく言ったものです。 -
回転展望台は、1964年に開業し、1988年に改装しています。
13分で一周します。大人550円。レストランも併設されています。
2021年12月6日~2022年3月18日は冬期休館中です。 -
除雪されているとは言え、凍り付いた下り坂で、
コーナーを曲がるのは注意が必要です。 -
吹き上げられた雪が空に舞います。ああ、すごい場所でした。
-
寒風山から降りて来ると男鹿の町です。
せっかくなので、JR男鹿線の終着駅・男鹿駅に来てみました。
青空にぽかっと怪獣の頭のような雲が浮かんでいます。
駅からさらに半島の先端に向かって行くと「ゴジラ岩」があります。 -
寒風山を背景にJR男鹿駅があります。
近年駅舎がここに新しく造られたそうで、とても綺麗です。 -
男鹿線は追分駅から分岐した8駅だけの短い路線です。
路線図は地形を無視するので、男鹿半島は男鹿駅のある小山部分に
なっています。
秋田まで行けば秋田新幹線に乗れるので、
券売機には新幹線の文字もありました。 -
C6120が2019年に「SLおが」として運行した
記念プレートが駅務室に飾られています。
群馬県伊勢崎市に静態保存されていたものを
JR東日本大宮総合車両センターが改修、
現在は「SLぐんまみなかみ」「SLぐんまよこかわ」として、
D51498とともに営業運転をしてます。 -
駅の2階に上がると、ホームが良く見えます。
左の建物と跨線橋の間に、かつての男鹿駅がありました。 -
「男鹿線(男鹿なまはげライン)」と掲示された車輛。
行先である「秋田」と交代で表示されます。 -
旧男鹿駅の駅舎。2021年9月に「稲とアガベ」という醸造所に
なっています。 -
東北地方の駅では「駅カード」を配布しています。
駅員さんにお願いすると1人1枚もらえます。 -
男鹿駅の駅カードはこれです。
青い列車が写っているのが表で、裏は縦で駅の説明になっています。 -
そろそろ出発時間なので、ホームの横に行って見ます。
2輌連結で、赤の向こうは青い車輛でした。 -
ドアの横には「なまはげ」の絵が描かれています。
9:07発だと秋田到着は9:59です。 -
男鹿駅の目の前に道の駅があります。
駐車場の奥にかつて使われていたらしい踏切が置かれています。
線路もないこの場所にどうしてあるのか不思議です。
道の駅も新しくて、海産物や土産物などがたくさん売られています。
秋田名物の鰰(ハタハタ)の塩麹漬けが
たいへん柔らかくて美味しかったです。 -
秋田県の海岸線は、いったい何km続くのかと思う程、
風力発電の風車が立ち並んでいます。
ヨーロッパも多いですが、日本でこれ程の数がある場所は
滅多にないでしょう。 -
強風の吹き荒れる男鹿半島から南下して来て、
暖かいものが食べたくなった時、
この店が目に留まりました。「ラーメン錦 秋田分店」です。
2021年カリフォルニア版ミシュランガイドで
「世界のラーメンレストラン55軒」に掲載されたそうです。錦 秋田分店 グルメ・レストラン
-
食べたのはこれ「鶏白湯 味噌」です。
秋田分店の限定だそうで、この季節だけに登場するメニューです。
チャーシューは、ほとんど生ハムのようなもので、
泡立ててある白湯が珍しいです。
味は、見た目ほど突飛ではなく、普通に食べられました。 -
秋田空港の傍にある強首(こわくび)温泉に来ました。
「 樅峰苑(しょうほうえん)」という古式ゆかしい温泉宿の
日帰り温泉を楽しみます。 -
建物の右側に駐車場があり、マイクロバスが停まっている所から
中に入ります。
日帰り入浴は11~18時で650円です。強首温泉 樅峰苑 宿・ホテル
-
「 樅峰苑」という名称が示す通り、モミの木に囲まれています。
こちらの離れは日帰り入浴では使えませんが、
「日本秘湯を守る会」の提灯が見えます。
モミの木群は大仙市指定の天然記念物です。
「このモミの木群は、小山田家が元禄の始め、今の強首に定着した頃に
植えられたらしい。特に群生していることは珍しい物である。」
宿の建物は、国登録の有形文化財です。 -
雪深い地方なので、玄関は二重になっています。
-
天井が高い、色々な物が置かれている広間です。
-
右側で受付をして、階段脇の暖簾の奥が浴室です。
ここの温泉は珍しいヨウ素泉で、
なんと蒸発残留物が20.96g/kgもあります。
ナトリウムイオンが7,930mg、塩化物イオンなどは12,705mgです。
その他の成分のバリエーションの見事なこと。
鉄も入っているので茶褐色の湯です。
温泉分析書がHPにあるので、興味のある方はご覧ください。
強首温泉は、古い温泉ではありません。
昭和39年に天然ガスのボーリング調査をしていて、
湧出したのが始まりです。
その後、平成20年に敷地内でのボーリングに成功し、
自家源泉の宿となりました。 -
2022年元日。
午前中は由利高原鉄道の除雪作業を見学して、
日本海沿いを南下して行きます。
大雪のため鉄道が不通となるくらいの暴風雪で、
日本海も荒れに荒れています。 -
由利本荘市から国道7号線を南下して、にかほ市に入ります。
元々は「仁賀保」という漢字でしたが、
味気ない平仮名に変更されてしまいました。
その中で「象潟」の名称は残っています。「きさかた」と読みます。
「天然記念物 象潟
かつての象潟は無数の小島が浮かぶ潟湖でした。
古くから松島と並ぶ名勝の地として知られ、
多くの文人墨客が訪れております。
松尾芭蕉の「奥の細道」の目的地の一つであり、芭蕉は
「松島は笑ふが如く、象潟はうらむがごとし」と描写しています。
文化元(1804)年象潟地震により2m以上地面が隆起し、
現在は陸となっています。
水田に浮かぶ島々は、昭和9(1934)年に国の天然記念物に
指定されています。」天然記念物「象潟」九十九島 自然・景勝地
-
道の駅象潟の展望室から見た九十九島の風景です。
水田の中に松の生えた小さな島が散在しています。
これらを九十九島と呼びます。道の駅象潟「ねむの丘」 道の駅
-
真っ白な雪原の中でも松が点在しているのがわかります。
-
象潟の散歩道が整備されています。
雪のない時期に歩いてみたいものです。 -
展望室の反対側では日本海が見えます。
暴風雪の最中ですが、時折こうした青空が覗きます。 -
以前ここを訪れた時にも見られたのですが、冬の風が強い日には
「波の花」が見られます。この時も飛び散っていました。
波の花とは、「海中に存在するプランクトンや海藻などが
海水と交じり合い、撹拌されることによって発生する泡状の物質」です。 -
道の駅象潟で是非紹介したいのが、農林水産物直売所です。
元日は何件も並ぶ直売所はお休みでしたが、直売所に続く
「にかほ市観光拠点センターにかほっと」は開いていました。
海産物の加工品を売る店で、お昼ご飯を買いました。
「銀鮭のカルパッチョ」と「銀かれい焼き」は、もう絶品です。
店頭にレンジがあるので温めて食べることが出来ます。 -
酒田を過ぎて庄内空港のそばの国道7号線を走っていると、
ものすごい地吹雪でホワイトアウトになりました。
前の車のテールランプしか見えず、それすらわからなくなると
止まるしかありません。
そんな状態を繰り返すので、渋滞になっていました。
その時、地元の車は霧灯だけでなく、ハザードランプも点けて
走っていました。
追突防止には、点けられる照明はすべて点けるのも必要なんですね。
ようやく鶴岡の致道博物館に到着しました。
1950年に旧庄内藩主酒井家が郷土の文化向上のために
創設したものです。
残念ながら正月は休館なので、外から建物の外観を見るだけになります。致道博物館 美術館・博物館
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致道博物館は、7つの建物と庭園から成っています。
水色の洋館は「旧鶴岡警察署庁舎」です。その向こうが「民具の蔵」。
更に奥には「重要有形民俗文化財収蔵庫」があります。旧鶴岡警察署 名所・史跡
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「旧鶴岡警察署庁舎」の手前には「旧酒井家江戸屋敷赤門」があります。
徳川家の姫が嫁ぐ時に建てられた特別な門だそうです。
「赤門」と言えば東京大学が有名ですが、あちらも実は1827年に
第11代将軍家斉の娘・溶姫が加賀藩主に輿入れした時に
建てられたものだそうです。
加賀地方では、花嫁がくぐる「花嫁のれん」という風習があります。
それを模して、たいそう美しい観光列車「花嫁のれん」が
運行されています。
旅行記「観光列車「花嫁のれん」を訪ねたら「一万三千尺物語」
「とやま絵巻」も来た!」参照。 -
水色に塗られた木造の壁と赤茶色の瓦が、和洋折衷の妙となっています。
旧鶴岡警察署 名所・史跡
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玄関ポーチが洒落ています。奥には「旧庄内藩主御隠殿」が見えます。
水色の洋館というと、札幌の豊平(ほうへい)館が有名です。
旅行記「秋の札幌散歩 -午前- 中島公園の豊平館」参照。
洋館が好きな方には、秋田県の「小坂鉱山事務所」がお薦めです。
旅行記「秋田県小坂町の、明治時代に栄えた産業遺産「康楽館」
「小坂鉱山事務所」」参照。
もちろん、無粋な「事務所」ではありません。旧鶴岡警察署 名所・史跡
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洋館らしくしたかったのか、屋根におもしろい形の鬼瓦?があります。
その破風には、鳳凰が刻み込まれています。
警察署とは思えない意匠です。旧鶴岡警察署 名所・史跡
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「旧西田川郡役所」です。
旧西田川郡役所 名所・史跡
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なんとなく札幌の時計台に似ています。
時計台は、1878(明治11)年に札幌農学校の演武場として、
クラーク博士の提言により建設されました。
「旧西田川郡役所」も明治初期の擬洋風建築なので、
似ているのでしょう。
「致道博物館」には、他に豪雪地帯の多層民家「旧渋谷家住宅」、
「美術展覧会場」があり、書院造りが美しい酒井氏庭園があります。旧西田川郡役所 名所・史跡
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致道博物館の隣は、鶴ヶ岡城跡です。
内堀はほぼ丸ごと、外堀は半分くらいが残っています。
外堀が、なんとなく前方後円墳のように凍っていました。 -
城跡の中には、もう一つ擬洋風建築があります。
「大寶館」です。大寶館は、大正天皇の即位を記念して創建され、
大正4年(1915)10月に完成、11月10日即位の日に開館しました。
鶴岡ゆかりの人物資料展示施設として一般公開しています。
お正月は休館です。
明治の建物に比べて、洋風な部分が少なくなっています。 -
鶴ヶ岡城跡を中心とする鶴岡公園周辺案内図です。
右が北になっています。
大寶館のそばの現在地から荘内神社に入って行きます。 -
神社の正面ではなく、横から入ってしまったので、
参道を横目で見ながら社殿に向かいます。
参道には正月なので露店が並んでいました。荘内神社 寺・神社・教会
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荘内神社本殿です。参道が短いので気軽に参拝することが出来ます。
荘内神社 寺・神社・教会
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ここに花手水がありました。
昨年(2021)埼玉県行田市で花手水を巡って歩きました。
その時、全国の神社で行われていると知りましたが、ここにもあるとは。
コロナ対策で手水の使用を禁止しているため、
花手水にしているそうです。
旅行記「埼玉県行田市の「花手水week」を巡り歩いて」参照。荘内神社 寺・神社・教会
-
イチオシ
神社で真っ赤なバラを使うとは思いませんでした。
「当社御祭神酒井家の子孫16代忠良公は
「薔薇の殿様」と呼ばれ薔薇を愛していました。
今年は酒井忠勝公庄内入部400年。
おめでたい金・赤の花や装飾で飾っていただきました。」
令和4年荘内神社宮司が選ぶ今年の一文字「繋(つなぐ)」
「今年は当社御祭神酒井忠勝公が庄内入部され400年という
大きな節目を迎えました。
私達は後世の方々は繋いで来た100年を
次の100年へ繋いでいく役目を担っていると思います。
その願いを込めてこの一文字を選びました。」 -
雪吊りのされた境内は、さほど人が密集する事もなく、
すんなり参拝を済ませることが出来ました。荘内神社 寺・神社・教会
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荘内神社本殿です。
神様にカメラを向ける気にはなれないので、扁額だけです。
2022年元日の初詣です。
旅をしている方が、何故か初詣をすることになるようです。荘内神社 寺・神社・教会
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2022年は寅年。絵馬には「壬寅歳」と書かれています。
「みずのえとら」と読みます。
干支は10の干(かん)と12の支(十二支)の組み合わせです。
「10の干」は、甲乙丙丁・・・と表し、きのえ・きのと・ひのえ・
ひのと・・・と読みます。
10と12ですから、毎年組み合わせる相手がずれて行きます。
60年で一巡することになります。荘内神社 寺・神社・教会
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こちらも毎年書かれているのですね。
雪深いけれど、結構ここで記念撮影をしていました。荘内神社 寺・神社・教会
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参拝が済んだら、お守りとおみくじです。
「鯛みくじ」初穂料300円。なんと鯛を釣竿で釣るんです。
コロナ対策で、釣竿は撤去されていますが、やってみたかったなあ。荘内神社 寺・神社・教会
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干支みくじは、猫のような可愛いトラの置き物。
付属品によって、おみくじを買うのは、
既に煩悩と欲の塊のような気もするけれど・・・
という訳で、元来の紙のおみくじも引きました。荘内神社 寺・神社・教会
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「酒井家庄内入部400年」の幟旗です。
「酒井家は徳川四天王筆頭」と致道博物館に書いてありましたが、
「徳川四天王」というのは、初めて聞きました。
安土桃山時代から江戸時代初期に、徳川家康の側近として仕えて
江戸幕府の樹立に功績を立てた酒井忠次・本多忠勝・榊原康政・井伊直政の4人の武将のことだそうです。 -
雪をどけてみると、鶴岡市のマンホール蓋に、
「大寶館」が描かれていました。
鶴岡城跡は桜の名所ともなっています。 -
参道は左右に分けられ、参拝に行く人は左側、終わって帰る人は
露店を見ながら右側を歩くようになっていました。
露店の人達の会話では、参拝客は「ぽつぽつ」だそうで、
だいぶ少なかったようです。
2022年の三が日は、全国的に初詣を自粛した人が多かったよう
ですが、その後の3連休に「時期をずらして初詣に来た」という人で、
かなりの混雑となりました。荘内神社 寺・神社・教会
-
そろそろ境内の照明が目立つようになって来ました。帰途につきます。
来年の初詣には、こんな看板がないことを切にお祈りします。荘内神社 寺・神社・教会
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