Emotional Journey　秋の青森（主に八戸）5泊6日の旅②　八戸の子になった気分の二日め

2021/11/06 - 2021/11/06

八戸に着いて二日め、写真が少なく
旅行記としてはおそらくスカスカですが
勝手に八戸で生まれ育った子供の気分になれて
（勝手に、なので無視して下さい。
あと「子」に過剰に反応した人にはグーパンです）
かなり充実した一日でした。

エリア 八戸(青森)

• 旅行の満足度: 5.0

二日め朝、カラスの鳴き声がすごくて
近くで金田一案件だろうか、と思いながら起床。

ホテルの部屋から見える、あのビルの屋上にいっぱい留まってるんだな。

オシャレなカフェか、純喫茶のモーニング、と探したのだけど
八戸の中心部では朝ご飯が食べられる様なお店が無く、
（全国チェーンの店舗はあり）

タリーズで朝食。

こんな事でもなければ来ないお店なので
これはこれで旅してる感じがして嬉しい。

本日は10時から２時間、南部菱刺しのワークショップを予約しております。

場所は南部会館という八戸市のコミュニティーセンターの様な所で
説明を読んでもよく分からないけどお城の一部らしいです。
（よく分からないのは私の知能のせいというより
根城と盛岡の南部氏があっちゃこっちゃで
お城の門を移築したりどこかのお屋敷で使ったり
移動が激しいのに記録が無くて、分かってない事が多い為です）

はっ、その南部会館に９時からオープンしているカフェがあった。

ここに来れば良かったよ……いや、タリーズも良かったけどね……
あ、本日のおすすめが缶コーヒーの様だが……

八戸市文化教養センター　南部会館

おっ、準備室。

私も最近知ったばかりなんで偉そうなことは言えないんですけど
「南部菱刺し」は「こぎん刺し」と似ているけど
カウントの仕方が違うので文様もかなり違っているそうです。

とても立派な施設なのだけど…これを市民が使えるなんて。
八戸は文化にお金を使う街なんだな、と分かります。

ワークショップは写真を撮れる様な雰囲気ではなかったので
様子が伝えられずすみません。作ったものはこれ↑二つ。

ワークショップと言うよりは「１日弟子入り体験」に近かったですが
たった数時間で「八戸のお母さん」「東京の愛弟子」
くらいの気分にさせて貰い、大変に可愛がって頂きました。
そして「その服暖かそうですね」が最上級の褒め言葉と分かりました。

毎日通った、八戸ポータルミュージアム はっち
「地域観光交流施設」とのことです。

1階に街の観光案内やお土産のお店がありますが
２階から上もとても素敵なのでお時間ある方は
絶対見た方が良いです。
あの、車両デザインで有名な水戸岡さんの襖絵もあります。

その襖絵の手前も、

南部裂き織が敷き詰められています。

パイプ椅子にも南部菱刺し。

はっち1階のからくり時計は知られてますが
２階にも可愛いものがありました。

その後、バスで、

八食センターへ。

先程のワークショップに小学生の子供も居たので
「八食センターよく行く？」と聞いたら
地元の子にとっては休みの日に遊びに連れて行ってもらう場所
という認識らしいですよ。観光客だけのものという訳ではないみたい。
なので八戸の子の気分で来ました。

観光バスで団体さんが来ていたので
何の関係者でもないけど「戻って来たねぇ」と嬉しくなった。

住んでいたら買いたいものしか無い。

今回は他のお店に、と思っていたけど
結局前回と同じお店に来ました。

前回、旅の最後に来て、帰りたくなくて
泣きそうになった勢登鮨よ。

コロナの前から便利一人席。

今日は席に余裕があるので二人席に案内してもらえました。

オープンキッチンの前に下がる本日のオススメ。

いろんなネタの乗った海鮮丼の「八食丼」と
目を凝らして赤字の「八戸産」が付いている
「シメトロサバ」と「タラキク」の握りを注文しました。
注文したものの、タラキクが何かは分かってません。来てからのお楽しみ。

ちなみに先程のワークショップ中に聞いた話では
八戸のイカ、はかつての話で
以前は飲む様に食べていたけど、温暖化で今は全然獲れず
刺身といえばブリをよく食べるのだそうです。

シメトロサバ（右）とタラキク（左）

タラキクとはタラの白子でした。

この旅で何回かせんべい汁飲んだけど
どこで飲んだのも美味しかったな。

ねぷた金魚と同じ職人さんが作るねぷたイカ。

はっちでも売っていて、買うか相当悩んだけど
持って帰るのが大変なので諦めました。

八戸中心部まで戻って来ました。

このタイプのパン屋さん↑、私はあまり得意じゃないんだけど
八戸には２軒ありました。ここだけ八戸と気が合わなかったわ。

milcah

下北沢でお花屋さんをやっていた方が
八戸に戻ってオープンしたお店です。

下北沢の時も特にお得意さんとか友達とかっていう訳ではなかったけど
「よう、頑張ってる？」みたいな感じで覗いてみました。（嘘です）

オシャレなお店で、行けて良かった。

八戸ブックセンター

「『本のまち八戸』推進の拠点となる公共施設」とのことで
普通の本屋さんとはちょっと違うし、蔦屋書店方面ともベクトルが違う、
骨太の本好きが増えそうな、でも気軽に入れる図書館と本屋さん間の様な施設です。

大桃洋祐さんの絵本原画展

私が行った時にちょうどご本人による
トークショーも行われていました。

一旦ホテルに戻る。

SDGsとかエコとか無視な発言で申し訳ないんですけど
連泊でも関係なく毎日フルでお掃除が入るのって
やっぱり気持ちいいね。

八戸ブックセンターで買ったりんごジュースとガイドブック。

ブックセンター内でドリンク片手にソファで本を読んで
その本が気に入ったら買う事もできますよ、
のコンセプトにキッチリはまって買いましたよ。
久しぶりに買って、ガイドブックって買うとこんなにわくわくするんだ、
と思い出しました。

夕方またカラスの鳴き声がすごくて
窓の外を見たらこんなだったんだけど
下の方の細かいのまで分かりますかね？

あまりに多いのでちょっと検索した所
秋になるとシベリアから大量に飛んで来るそうで
問題になってるらしいですよ。

夜ご飯で外出。

ホテルのすぐ近くのお店、ステキ。次回。

美術館の向かいの、

正華

前回このお店を見て「次回絶対」と思っていた。
めっちゃ八戸の子じゃん。

「八戸らーめん」は豚骨と鶏ガラで出汁を取っているものの
煮干しも入るのであっさりした醤油味のラーメンだそうです。

全体にぼやけた感じに写っていますが、ビニール越しだからです。

シンプルな「八戸ら～めん」だと￥620でなんだか申し訳なかったので
￥780の八戸ワンタンめんにしました。

でも、ワンタンは要らなかったな。
（ラーメン自体はとても美味しかったのでこちらの責任です）

黒胡椒が卓上にあり、さらに「白胡椒の方がお好みなら」と
わざわざ持って来てくれました。地味にすごく嬉しい。

どんぶりの縁が煮干しなのな。

カウンターに座っている男の人は二人ともお店の人。

食後、八戸市庁前ロータリーの巨大なヒマラヤ杉を見て、

フルーツパーラーおだわら

懐かしくて可愛いラッピングだったので
包装紙を伸ばして持ち帰りました。

寝る前おやつ。カフェモカはいつでも私に優しいよ。
３日めに続く（予定）

この旅行記へのコメント （2）

• さとぴ。さん 2021/11/15 22:06:59

  タラキクとは

  来た来た。
  菊の花だよ。寿司にまでするのか。と思ったんです。
  オットは八戸の人で実家行くと
  食用の黄色い菊を味噌汁にドバッと入れたりします。
  「花、食うんかー」と最初はビックリしました。
  タラの白子でしたか。うまそーです。これは北海道でもよく食べます。
  
  八戸に何度も行ってるのに八食センターしか知らないです。
  
  さとぴ。

  Middx.さん からの返信 2021/11/16 08:26:07

  RE: タラキクとは

  さとぴ。さん、おはようございます。
  
  旦那さまは八戸の方だったんですね。
  八戸は「食べきれないタウン マイ・ベスト」で
  ５本の指に入る街で（私の匙加減です）
  もし引越したら一生食べきれないくらい
  毎日食べたいものがある憧れの街です！羨ましい！
  
  そうそう、菊を食べるらしいですね。
  一回食べたけど……味は覚えてないです。
  タラキクは白子が菊の花に見えるから、らしいです。
  見えます…か…？
  
  ミディ