初夏のフランス、ぐるっと半周１３日間　１７．ヴェルサイユ宮殿

2013/06/28 - 2013/06/28

１1日目　２０１３年６月２８日（金）曇り
・今日はパリで終日フリータイム。ツアー出発前にみゅーバスのベルサイユ宮殿半日ツアーを予約していたが、急遽一人参加の２名も加わった。ツアーは宮殿内見学が４０分と庭園の自由散策５０分だった。
****************************************************************
【旅程】　※は観光、数字は1日の走行距離
　６/18　関空→パリ経由→ニース（泊）
　６/19　ニース※→モナコ※→エズ※→ニース（泊）40km
　６/20　ニース→エクス・アン・プロヴァンス※→レ・ボー・ド・プロヴァンス※→アルル※→アビニョン（泊）318km
　６/21　アビニョン※→ポン・デュ・ガール※→リヨン※（泊）265km
　６/22　リヨン→ボーヌ※→ストラスブール（泊）497km
　６/23　ストラスブール→コルマール※→リクヴィール ※→ストラスブール※（泊）160km
　６/24　ストラスブール→ランス※→パリ（泊）490km
　６/25　パリ→モンサンミッシェル※→サンマロ（泊）411km
　６/26　サンマロ→ロワール地方の古城めぐり※→トゥール（泊）360km
　６/27　トゥール→シャルトル※→パリ※（泊）230km
★６/28　終日フリータイム　パリ→ヴェルサイユ 宮殿※→パリ※（泊）
　６/29　パリ→機中（泊）
　６/30　→関空

エリア ヴェルサイユ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

　１１日目、今日はパリで終日フリータイム。午前中は一人参加の３人で現地ツアー（みゅーバス）を利用してヴェルサイユ宮殿へ。

　約３０分でベルサイユ宮殿に到着。広大な石畳の向こうに、宮殿が左右対称に大きく開いています。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

　入場券を求める長蛇の列

　宮殿は豪華な金色の柵に囲まれています。

　柵の中央に中央の太陽の冠を頂く「王の門」。団体行動なのでいい角度から写真を撮れないのは残念。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

　宮殿内に入場し２階へ。

　先ず入ったのが「ヘラクレスの間」。元々礼拝堂があった場所ですが、現在の礼拝堂が完成した後は王の居間として改装されました。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

　天井を見上げると巨大な絵。

　フランソワ・ルモワンヌによって描かれた「ヘラクレスの神格化」。

　部屋の随所に黄金の装飾。

　壁に「シモン家の宴」という大きな絵画。作者は昨日ルーブル美術館で見た「カナの饗宴」を描いたヴェロネーゼ。

　かっての礼拝堂の名残が残っていました。

　次は「ヴィーナスの間」。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

　大理石のルイ14世像があります。

　天井に描かれているのは、部屋の名前になっている女神ヴィーナス。

　次は「マルスの間」。赤い壁に囲まれた部屋で、多くの絵画が飾られていました。

　どなた？

　天井には金色の装飾と天井画の数々。

　「マーキュリーの間」。やはり赤を基調とした豪華な装飾に囲まれていました。

　「アポロンの間」には太陽王ルイ１４世の肖像。

　ブルボン王朝最後の皇帝ルイ１６世。彼は趣味が鍵造りというオタク人間だったそうです。

　煌びやかな「戦争の間」には、

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

　フランスの勝利を讃え、大理石とブロンズで装飾されています。

　その先がヴェルサイユ宮殿で最も有名な「鏡の間」。長さ７３mの回廊の壁の一方は鏡張りになっています。

ヴェルサイユ宮殿 城・宮殿

　天井から吊るされたシャンデリアの大群

　金ぴかとシャンデリアが鏡に写って豪華絢爛。

　見上げるとシャルル・ル・ブランの天井画。

　「王の寝室」のカーテン。王の起床と就寝の時には、決まった儀式があったそうです。

　こちらはマリー・アントワネットも使用していた「王妃の寝室」

　壁の一部が隠し扉になっています。もしもの場合の脱出用に造られたそうです。

　随所につる草や貝殻をあしらった金色のロカイユ模様。当時の貴婦人たちに愛されたデザインです。

　「大膳式の間」では、当時の食卓を再現。

　「王妃付き衛兵の間」にあったマリー・アントワネットと子供たちの肖像画。

　最後は「戴冠式の間」。ここにルーブル美術館で見た「ナポレオンの戴冠式」の絵がありました。こちらはダヴィッド自身による複製だそうで、寸分違わず複製する技術にはビックリ。

　宮殿内部の見学を終へ屋外へ。

　これから庭園を自由散策、時間は４０分です。

ヴェルサイユの宮殿と庭園 城・宮殿

　ルイ１４世は宮殿より庭園に力を入れ、時には現場監督のように指示したそうです。自ら「見学の推薦コース」まで作ったそうです。

ヴェルサイユ庭園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

　フランス式庭園らしく池や水路や生垣が、左右対称に幾何学模様で配置されています。

　池に横たわるゼウス像

　振り返ると池越しに宮殿。

ヴェルサイユの宮殿と庭園 城・宮殿

　池と宮殿。

　低く刈り込まれたペルシャ絨毯の模様のようなボックスウッド。その間に円錐形の緑のイチイが配置されています。

ヴェルサイユの宮殿と庭園 城・宮殿

　ボックスウッドの中には色とりどりの花々。

　花の色は派手過ぎずに上品。

　花壇と宮殿

　歩いていくとここはルーフガーデンになっているのに気付きました。この先は２０ｍほど低くなっていて、見事なまでに左右対称のオレンジ園が広がっていました。

ヴェルサイユ庭園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

　緑の芝生とベージュの土の幾何学模様の中に、池や水路が配置されています。通路に規則正しく並べられているのはオレンジ等常緑の鉢植え。

　池には多くの噴水があります。噴水のために高い場所からわざわざ水を引いたそうです。

　この辺りは少し雰囲気が異なる花壇

　そろそろ時間。とてつもなく広大な庭園のほんの一部分を見ただけでした。

　ベルサイユからパリに戻ります。