2018/01/26 - 2018/02/01
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ミズ旅撮る人さん
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「マルタ共和国」という小さな島国が地中海のど真ん中にあります。
イタリアのブーツが蹴飛ばしたシチリア島の南、約100kmに位置する国で、
主要な有人島はマルタ島とゴゾ島、コミノ島の3島、それらを合算しても316㎡で
淡路島の半分、東京23区の半分の面積しかありません。
その人口は、約51万人(2019年・外務省調)、狭いけれどゆったりした島国です。
地中海の中央に位置するため、紀元前5,000年より以前から様々な民族が
侵略・征服を繰り返し、最後はイギリスから1964年に独立し、
1974年からはイギリス連邦加盟のマルタ共和国となりました。
メインとなるマルタ島には、長い歴史を刻んだ遺跡や建物があり、
ただのリゾート地ではありません。
はちみつ色のマルタストーンで造られたヴァレッタの街は、
その美しさと、独特の地形によって、変化に富んだ景観が楽しめます。
今回は、日本を22時に出発し、翌日13:25(時差8時間)に到着して、
ホテルにチェックインした後の短い時間で、
ヴァレッタ要塞を海から眺めるクルーズに出掛けました。
マルタ島がどんな所なのか、このクルーズによって実感が湧きました。
まずは、マルタ島観光の入門編です。
2018年と、少し古い旅行記ですが、海外旅行がストップして、
ようやく書く機会が出来ました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通手段
- 観光バス 船 徒歩
- 航空会社
- エミレーツ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
ルア(Luqa)にあるマルタ国際空港。
ヴァレッタの南6km程の場所にあります。空港ターミナルビルは、
ご覧の規模なので、飛行機を降りてから歩く距離は短いです。
日本からマルタ島への直行便は無く、
今回のツアーは、エミレーツでドバイへ、
ドバイからはキプロスの首都ラルナカ経由で、
ほぼ24時間かけてようやくマルタ島に到着しました。
せめてドバイからは直行便がいいな。ものすごく長かった・・・マルタ国際空港 (MLA) 空港
-
とてつもなく長かった飛行機の旅を終えて、
バスでスリーマ地区のホテルに向かっています。
高い建物がないので、空が広く感じます。
ロータリーを周っている所なのでわかりにくいですが、
マルタ共和国は自動車の通行区分が日本と同じ左側通行です。
そのため、日本の中古車が多く走っています。 -
ジャストタイミングで道路標識が邪魔してくれましたが、気にせずに。
郊外は、石積みで囲まれた農地が家々の横に広がっています。
これはアラブのやり方です。
紀元前5,000年より前から巨石文化を持つというマルタ島は、
フェニキア・カルタゴ・古代ローマ帝国・ビザンチン帝国・ノルマン・
シチリア・フランス・イギリスと実に様々な民族の
侵略・征服を受けた歴史を持ち、
それぞれの影響を併せ持つ珍しい国なのです。
マルタ語は、アラビア語に近く、国民の大半はマルタ語を話しますが、
英語も公用語になっています。
手前の石垣沿いに、ものすごいサボテンの茂みがあります。
マルタ島の名物の一つがサボテンで、
お酒やジャムなどに加工して売られています。 -
紀元60年頃、使徒パウロがローマで皇帝の裁判を受けるために
護送される途中で嵐に遭い、
船が難破してマルタ島に打ち上げられたという伝説があります。
2月10日は「聖パウロの難破記念日」です。
十字軍の中の聖ヨハネ騎士団は、エルサレム陥落後、
キプロス、ロードス島と流転した後、
1530年に教皇からマルタ島を与えられました。
現在、マルタ島ではカトリックが主流です。 -
そろそろスリーマ地区が近くなって来ました。
マルタ島での宿泊地の多くは、ヴァレッタではなく、その西側にある
スリーマ地区か、その隣のセント・ジュリアン地区にあります。
ヴァレッタは古い要塞都市なので、新しいホテルを建てることが出来ず、
これらの地区にリゾートエリアが造られています。 -
スリーマ地区の手前にあるグジラ地区に入りました。
びっしりと低層住宅が並んでいますが、
高層ではないので、圧迫感がありません。 -
古い町並みになりました。
建物が一層低くなり、2階にベランダが張り出しています。
これがヴァレッタ名物のベランダです。 -
路地の果てまで気持ちよく並んだ駐車車両です。
マルタ島は古い歴史のある町が多いので、建物に駐車場が無く、
このような路上駐車が一般的です。それにしても綺麗に並んでいるなあ。
国民性かな? -
英国国教会(Holy Trinity Church)がありました。英連邦だからかな?
こうした教会には猫がたくさんいることがあります。
「マルタの猫」は、かなり有名で、街中には猫のための給餌ポイント(キャット・ヴィレッジ)があちこちにあるそうです。
これを目当てに訪れる人もいるのだとか。 -
色違いのベランダがずらっと並んでいます。
これを見るとマルタ島に来た実感が湧きます。
右手前が郵便局。ヨーロッパ特有のホルンのマークがありますが、
ここのは黄色ではなく赤でした。
その前にバス停があります。こんな狭そうな道にバスが来るんですね。(そういえば、この観光バスだって走ってるか)
マルタ島には鉄道が走っていないので、
移動はバスかタクシーになります。
そのため、バスの路線網はかなり発達しています。 -
家々の壁には、聖母子や聖人の小像が取り付けられています。
さすが、カトリックです。 -
家々の間には、こうした商店もあります。
氷の上に生の魚を並べた魚屋さんもありました。 -
海が近いエリアでは、古い建物が綺麗に修繕されて、
明るくなっています。 -
海岸線に出ました。一気にリゾート気分になります。
私達のホテルは、1ブロック内側にあり、大型バスが停められないので、最寄りのバス停で停車し、
そこからスーツケースを転がしながら、歩くことになりました。
あらまあ、やれやれ。 -
チェックインが済むと、本日の行程は終わりです。
現在、14:52です。
この時間でどうぞお休みくださいと言われても困ります。
確かに飛行機の長旅ではありましたが、
日没まではまだまだ時間があります。
出掛けずに居れましょうか。海岸から1本内側に入ったリーズナブルなホテル by ミズ旅撮る人さんジ ウィンザー ホテル ホテル
-
という訳で、ホテルを出て散策開始。
ホテルはスリーマ地区でも、ヴァレッタの見えないエリアにあるので、
フェリー乗り場のあるエリアに歩いて行ってみようと思います。
いや~、見事に並んでいるなあ。みんな縦列駐車が上手なのね。 -
街角にカフェがありました。
クロワッサンかトーストとコーヒーで、2.5ユーロなんて安いなあ。 -
それにしても、街が綺麗で、つい同じような風景を撮ってしまいます。
だんだん、マルタ島の風景に目が馴染んで来ました。 -
どうして、こんなにベランダばかりになったんだろう。
ちょっとインドの風景に似ているなあ。 -
綺麗に修繕されてるね。
木造の部分はどうしても劣化するから、長年使って来たら、
こうして一気に綺麗にするんでしょうね。
もしかしてベランダ部分は取り換えが出来るのかな?
取り換えるとしても、間違ってもアルミサッシなんかには
しないでしょうね。 -
破損しているけれど、それでも破棄されず、大事にされているんだなあ。
もしかして、マルタストーン製かしら?
資源に乏しいマルタ島では、マルタストーンと呼ばれるハチミツ色の
石灰岩が重要な建築資材となりました。
マルタストーンは石のままだけでなく、粉砕し、粉末にしたものを、
壁を塗るためにも使っているそうです。 -
赤い郵便ポストは、「Local(国内)」と「Foreign(国際)」に
分かれていました。
切手は、ヴァレッタの土産物店で、絵葉書を買った時に
一緒に買うことが出来ました。 -
街の中には教会がいっぱい。
十字軍の砦が根幹にあった島だからカトリックが強いのは当たり前。
柱や縁に、電球がずらっと取り付けられていて、
夜にはなかなか目立ちます。Stella Maris Church 寺院・教会
-
イチオシ
まさに「絵になる風景」。
撮るのが楽しい街は、歩くのが苦になりませんね。却って進まないけど。 -
店の集まるエリアに来ました。
静かな住宅街の角を曲がったらいきなり雰囲気が変わりました。 -
Tower roadは、スリーマ地区の南北を繋ぐ道なので、
狭いけれど路線バスがガンガン通ります。
もちろん一方通行になっていて、
反対方向のバスは岬の先端を周って来ます。
左手に見えているのが、The Plaza Shopping Centreです。プラザ ショッピングセンター ショッピングセンター
-
さあ、港が見えて来ました。スリーマ地区で一番にぎやかな界隈です。
-
ハチミツ色のビルと、大きな木が特徴のウォーターフロントです。
人も車もやたらと多いので、それまでの静かな雰囲気との違いに
ちょっとびっくり。 -
観光地なので、馬車も通ります。
-
移動店舗の花屋さんも営業中。
-
この辺りは上下の車線が分かれていて、間にこんなスペースがあります。
ここに車を停めて、ショッピングに出掛けるんですね。
観光で経済がもっているマルタ島は、
バンバン新しい建物を建設しています。
マルタ島は、1869年のスエズ運河の開通後は
船舶の寄港地として賑わっていました。
しかし19世紀末以降、大型船の就航により燃料補給が不要となった
ため、船が寄港しなくなり、マルタの経済は縮小。
第二次世界大戦が終わった1940年代後半には
深刻な危機に陥りました。
天然資源に乏しく、市場規模も小さいマルタは、
主要な物資を輸入に依存しています。
現在、貿易収支の赤字は主要産業である観光業からの収入で補填する
というパターンを維持しており、経常収支の赤字幅は比較的小さい
(マルタは年間250万人以上の観光客が訪れる観光立国)。
(外務省HPより一部抜粋) -
スリーマとヴァレッタの間には、マノエル島があります。
グジラ地区と橋で繋がっています。
スリーマのフェリー乗り場からだと目の前にマノエル島が
横たわっているのですが、上手い具合に斜めに見ると、
島の終わった辺りにヴァレッタの中心地が遠望出来ます。 -
ヴァレッタの風景で一番目立つカーマライト教会のドームが見えます。
これが見えてしまったら、俄然行きたくなりました。
スリーマとヴァレッタを結ぶフェリーが就航しています。 -
フェリー乗り場ですが、ほとんど誰もいません。
-
11~5月が冬季で、朝7時から19時迄営業、
6~10月の夏季はなんと最終便が00:15となっています。
その時刻表に「湾内のうねりのため、正常運行が出来ていません。」と
注意書きが貼られています。
地中海性気候で冬も温暖なマルタ島ですが、
冬は風が強く、しばしばこういうことになるようです。 -
さて、困ったな。ヴァレッタまでフェリーで行きたかったんだけど、
いつ来るのか、果たしてちゃんと来るのかわからない。 -
Triq ix-Xatt通りを西に向かって見ると、
点々と小さなボックスが立っています。
これが、各社のツアーデスクです。 -
デスクの横には、ツアーを紹介する看板が立っています。
hop on hop offと呼ばれる二階建て観光バスツアーや、
ゴゾ島やコミノ島へのクルーズの中に混じって、
「Harbour Cruises」という看板があるじゃないですか。
ハーバークルーズ?おお!それだ! -
いつ出航するかわからないフェリーを待ってヴァレッタ観光をするより、
ここから船に乗って、海からヴァレッタやその向こうのスリーシティーズを眺めよう!
デスクのおじさんに話を聞くと、今、今日の最終便が出る所だと
言うじゃないですか。
当初は明日のフリータイムに乗ろうかと思っていたけれど、
この絶好の機会を逃してはいけない。
デスクでチケットをもらい、船に向かって猛ダッシュ!
船はデスクから100m程離れた場所に係留していました。
ほとんど梯子を外そうとしていたところに滑りこみました。 -
真冬の1月なので、乗客はまばらです。
これなら、どこに陣取っても好きなように出来ます。
早速、風当たりの良さそうな2階のデッキに上がります。 -
マルタ十字の旗(国旗ではありません)をなびかせて、いざ、出航!
このマルタ十字は、ユーロコインの絵柄にもなっています。
ご存知の通り、ユーロコインは発行した国によって絵柄が異なります。
マルタ十字のコインは滅多に手に入らない貴重品です。 -
船が岸を離れました。なんてタイミングだったんだろう。
このクルーズ・ツアーは「2Harboues Day Cruise」と言い、
スリーマからヴァレッタを回り込んで、
半島の南東側に沿って一番奥まで行きます。
その帰り道には、セングレア・ヴィットリオーザ・コスピークワという
3つの地区から成るスリーシティーズに沿ってじっくりと眺めながら、
今度はヴァレッタの北西側に沿って奥まで行って、
再びスリーマに戻って来ます。
月~土曜日は10:15、12:15、14:00、16:00
日曜日は10:15、12:15、14:00の出航です。
私は16時の便に飛び乗りました。この便は時間的に最高でした。
それは、クルーズの写真を見ながら分かって来ると思います。 -
キャプテン・モーガン・クルーズの船が戻って来ました。
ガイドブックなどで紹介されている大手クルーズ会社です。
でも、ご覧のようにクルーズなどを手掛ける会社は、
スリーマの沿岸にたくさん並んでいるので、
そこを覗いてみるのもいいと思います。
今回のハーバークルーズは、15ユーロでした。
クルーズ時間は90分です。安い!! -
マノエル島の先端です。その向こうにヴァレッタの城壁が見えます。
-
ヴァレッタ側の岸に多くの人が見えます。
そこがスリーマとのフェリーの乗り場になっています。 -
だんだんヴァレッタの町と城壁が大きく見えて来ます。
-
スリーマから見えたカーマライト教会のドームが一層大きく見えます。
ヴァレッタの建物群がつぶさに見えるようになり、ようやくこれは
ものすごい規模の歴史的建造物群なんだということがわかってきました。
ちょっと想像のつかない大きさで、しかもヴァレッタの向こう側には
スリーシティーズという稀に見る特異な地形があるのです。 -
口で説明してもとてもわからないと思うので、
クルーズ会社の看板を拡大しました。
出発地のスリーマは、左の一番上に赤い〇で示されています。
この地図では、1番はマノエル島の付け根に行くようになっていますが、
この時はいきなり島の先端に向かいました。
そこからヴァレッタ(湾の中で上に向かって突き出している半島部分)をも回り込んで半島の右側の付け根まで行って、
小さな半島が4~5つギザギザに並んでいる地形に沿って北上します。
それからヴァレッタの西側を奥まで入って行って、
スリーマに戻りました。
海の上から見なければ、この素晴らしい地形を
理解することは出来ません。
クルーズ船に乗ろうなんて、まったく考えていなかった割りに、
よくぞ飛び乗ったなと自画自賛です。 -
マルタ島は、1530年には、教皇の裁可により、ロードス島を追われた聖ヨハネ騎士団(後のマルタ騎士団)の所領となりました。
そのすぐ後の1565年にマルタ騎士団はオスマン帝国からの
攻撃を受けます(マルタ包囲戦)。
およそ4か月の長期に亘る攻防戦を制して、撃退に成功しました。
首都ヴァレッタは、この時のマルタ騎士団の団長ジャン・ド・ヴァレットの名前にちなんでいます。
以後、ヴァレッタには難攻不落の要塞が築かれていったのです。 -
ヨーロッパ各国に要塞都市はありますが、
海に突き出した半島の要塞都市はそうはありません。
このような城壁が、ヴァレッタの町をぐるっと囲んでいるのです。
そして半島の付け根には、堅固な城門が砦とともに頑健に築かれました。
今現在も、ヴァレッタの町に入るには、半島の左岸・右岸にある
フェリー乗り場以外は、城門(シティゲート)からとなります。 -
目の前にヴァレッタがあるので、ついマノエル島を写すのを
忘れてしまいましたが、
マノエル島には先端にマノエル砦があり、
それ以外にはヨットクラブがあります。
このヨットは、練習生が帰れなくなったのか、
モーターボートに牽引されて行きました。 -
船が沖合に向かって行きます。
振り返って見たドームに、夕方の赤みを帯びた光が
当たり始めていました。
もしかして、私はすっごくいい時間に船に乗ったんじゃないか?
ひそかに期待が膨らみます。 -
これからスリーシティーズを巡って戻って来た時には、
この町並みはどんな風に見えるのか。楽しみだなあ。 -
ヴァレッタの先端にある聖エルモ砦です。
現在は国立戦争博物館になっています。 -
砦の見張り所がすべて沖合に向かって窓が設置されているのが
わかります。
オスマン・トルコ帝国による「大包囲戦」を退けた後は、
さしものマルタ騎士団も衰退し、
1795年には、エジプト遠征途上のナポレオン・ボナパルトによって
占領されました。
ナポレオン戦争の終了後、ウィーン会議でイギリスのマルタ領有が
確定します。
第二次世界大戦では、イタリアの攻撃を受けました。
二度の世界大戦下のマルタ国民の努力と忍耐を讃え、
英国王ジョージ6世は「マルタの国と国民全て」を対象に
「ジョージ十字勲章」を授与しました。
この十字は現在の国旗に描かれています。
1964年、英連邦王国自治領マルタ国としてイギリスから独立、
エリザベス2世を女王として戴くことになりました。
さらに1974年には、君主制から共和制に移行し、
イギリス連邦加盟のマルタ共和国となりました。聖エルモ砦 建造物
-
沈もうとしている夕陽に輝く街を後にして、
ヴァレッタの先端を周って行きます。
沈むには、まだもう少し時間があります。 -
ふと気づいて、左後ろを見ると、スリーマ地区の先端が見えていました。
-
聖エルモ砦を先端から見ています。
中央の砦は、石積みは中世からのものでしょうが、
海に向かって斜めに切り取られているように見えます。
監視所の造りも現代風なので、
第二次世界大戦の時に改築されたのかもしれません。
戦争博物館に行けばわかったのかな? -
聖エルモ砦の突端からは、更に橋と桟橋が続いています。
-
橋の下をくぐって行きます。古い橋脚が残されています。
橋の先には長い突堤があり、先端にはエルモ灯台があります。 -
ヴァレッタの南東側に入って来ました。
これからはヴァレッタが右舷、スリーシティーズが左舷になります。 -
ヴァレッタの東側側面が見えます。
左端は、ローアー・バラッカ・ガーデンです。ローアー バラッカ ガーデン 広場・公園
-
ローアー・バラッカ・ガーデンの先にあるのは、
「グレート・シージ・ベル(Siege Bell War Memorial)」です。
第二次世界大戦の際に亡くなった7,000人の追悼のために、
1992年に建てられました。
右側では、城壁から海に向かって階段があり、
いくつかの小屋のような物が立ち並んでいます。
ここはWuestenwinds beachという希少なヴァレッタの海水浴場です。
なんだか、クロアチアのドゥブロブニクの城壁の外にあった、
狭い岩場の海水浴場を思い出します。
あそこも、砂浜なんか無いから、岩の上から海に飛び込んでいました。
気分はペンギン?シエージュ ベル ウォー メモリアル モニュメント・記念碑
-
聖エルモ砦の入り口付近は、城壁の外側にある岩場が一部途切れていて、そこに簡単な橋が架けられています。
聖エルモ橋の所からずっと、岩場を歩けるようになっているようです。 -
わずかな岩場に、家々が建っています。本当に住んでいるのかな?
城壁の上にはマルタ共和国の国旗がはためいています。
マルタ エクスピアレンス(The Malta Experience)です。
映像で、マルタ島の7,000年に及ぶ歴史を紹介している施設です。
隣にある騎士団施療院と共通券があるそうです。マルタ体験ショー(マルタ エクスペリエンス) アクティビティ・乗り物体験
-
ローアー・バラッカ・ガーデンの下を通過します。
ローアー バラッカ ガーデン 広場・公園
-
こうして見ると、「グレート・シージ・ベル」は、
かなり大きいものだということがわかります。シエージュ ベル ウォー メモリアル モニュメント・記念碑
-
ヴァレッタの南東の角を回り込みます。
ここから先は「グランド・ハーバー」と呼ばれる湾になります。 -
海岸縁にある建物は「Old Fish Market」です。
-
その上の住宅は、カラフルな窓やベランダが楽しそうです。
-
城壁の上の町と、海岸線の車の列。そこに緑色の扉がついています。
城壁に穴をあけて倉庫にでもしているの?ちょっと不思議な場所です。 -
その先は、緑の扉だけでなく、建物が立ち並んでいました。
この辺りは土地の高低差が激しいので、一番下は海岸縁、
その後ろは、教会の前から坂道があって、
九十九折になりながら、上の街に上がることが出来ます。 -
そして、アッパー・バラッカ・ガーデンに至ります。
丘の上の神殿のような柱が林立している所です。
その更に左端に、Barakka Liftが見えます。
この高低差を移動するために、エレベーターがあるのです。
これで降りるとすぐそばにスリーシティーズに渡る
フェリー乗り場があります。
もし、海岸にいた場合は、左端に見えるトンネルを抜けた先になります。アッパーバラッカガーデン 広場・公園
-
タ・リーゼ教会(Ta Liesse Church)です。
この教会の前の坂道を上がって行くと、 -
「VICTORIA GATE」があります。
車も人も通れますが、舗道はちょっとおもしろい構造になっています。
それは、後にヴァレッタの散策をした時に紹介します。ヴィクトリア門 建造物
-
バラッカ・リフトが良く見えます。
海岸は、スリーシティーズに渡るフェリー乗り場になっています。
その話も、後日いたします。 -
なかなかおもしろい構造のヴァレッタの街です。
これは散策するのが楽しみです。 -
この辺りの岸壁には、大型の豪華客船が接岸します。
後日、アッパー・バラッカ・ガーデン付近で、
豪華客船が出航して行くのを見ました。
その客船より、いささか低い位置ではありますが、
同じ風景を見ているのです。
ちょっと贅沢な気分になれたかな? -
今は、豪華客船の代わりに、軍艦が接岸していました。
-
世界各国からの観光客を出迎える場所なので、
なんだか随分とカラフルです。
ここにはhop on hop off(2階建て観光バス)の乗り場もあります。 -
ヴァレッタの城壁は、アッパー・バラッカ・ガーデンとシティゲートを
結ぶラインで閉じられていますが、もっと外側にも城壁があります。
これが外側の城壁になります。上はVilhena Gardenになっています。 -
とうとうグランド・ハーバーの最奥まで来ました。
もうここはヴァレッタの旧市街ではなく、城壁の外の新しい街です。 -
外洋用の大型クルーザーを造っています。
-
どん詰まりまで来たので、今度は対岸のスリーシティーズの
海岸線に沿って、航行して行きます。
スリーシティーズとは、ヴァレッタの東側の対岸にある
ヴィットリオーザ・セングレア・コスピークワの3つの町の総称です。
前二者はヴァレッタのように細長い半島をグランド・ハーバーに
突き出しているのですが、コスピークワは、両者の付け根にある町です。
地図を見ると、二つの細長い半島の両側にも、
太めの半島(パオーラ・カルカーラ)があるので、
どちらかを含めてスリーシティーズと呼ぶのだと勘違いしていました。
正面に見えているのがパオーラ地区です。 -
船が回頭して、パオーラに沿って走り始めました。
-
幾本ものクレーンの向こうには、セングレアの町並みが見えています。
ヴァレッタに似たハチミツ色の古い町並みです。
これは是非とも見に行かなくては。
このツアーは、割と自由時間が多く、ホテルに戻るのも
17時前だったりするので、自由行動の幅が広いのが嬉しい。
行きたい所がいっぱいだから、毎日忙しいぞ~ -
今まで歴史ある建造物ばかりを見て来たので、
こんなにクレーンが林立している風景には違和感があります。
どうやら、ものすごく巨大な造船所らしく、
左右に立つ黄色いクレーンの間に奥が深いドック(船渠)があります。
ここを訪れた2018年にヴァレッタで開かれた芸術祭で、
この黄色いクレーンがキリン(Giraffe)に塗り替えられました。
見たかったなあ。 -
こちらの鉄骨たちも、立派なオブジェになってるよ。
-
この台場は鉄骨に支えられて、海の上で浮遊しています。
-
ヘリポートが2つも設置されています。(右側の八角形)
マルタには、スエズ運河が開通してから、地中海の真ん中という
地の利を生かし、海運業で活躍して来た歴史があります。
現在でも、造船や修理は盛んなようですね。
実はマルタは、現在でも世界で有数の船腹量を誇っているのです。
海事広報協会の2018年の調べで1位は中米のパナマ、
2位がリベリア、3位がマーシャル諸島でした。
4位以下は香港、シンガポール、マルタ、バハマ、中国、ギリシャ、
イギリスと続き、日本は11位でした。
このうち、パナマ、リベリア、バハマなどの国は便宜置籍船の制度を
利用して、船籍だけがあり、船主は別の国という状態です。
日本の外航海運会社が運行する船の約6割がパナマ籍です。
日本船主協会ウェブサイトでは「日本を含め、ほとんどの先進海運国
では、自国の船には、原則的に自国人や自国が承認する
海技免状等を持った船員の乗船を義務づけている。
しかし先進諸国の船員は賃金も高く、
より低賃金の発展途上国海運との価格競争では不利。
一方、便宜置籍国では、こうした国籍要件等に関する規制が緩やかで、
賃金の安い外国人船員を乗せることができる」といった
便宜置籍のメリットを挙げています。 -
マルタ共和国は、現在でも海と共に生きているのです。
-
点検のためにドック入りしているらしい探査船がいました。
日本と同じ、海洋国家だなあ。
なんだかじわじわとマルタが沁み込んで来たぞ。
90分のクルーズはまだ続きますが、長くなるので前後編とします。
次回は、スリーシティーズのセングレアとヴィットリオーザを見てから夕暮れのヴァレッタに戻ります。
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ヴァレッタ(マルタ) の旅行記
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旅行記グループ マルタ島周遊記
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