「たまには のんびり」･･･を目指した娘＆母の徳島2泊3日旅 ③ ” サムライブルー ” のルーツは藍だった！ 阿波藍染体験 編

2020/12/03 - 2020/12/05

母とする徳島旅、本編は2日目の前半部分です。
鳴門で特産の藍染体験をしてきました。
伝統文化を体験出来て良かった！

＜往路＞
寝台特急サンライズ瀬戸 東京 22：00 → 高松 7：27
うずしお5号 高松 8：24 → 徳島 9：36
＜復路＞
高速バス・徳島バス神戸線
徳島駅 11：30 → 新神戸 13：30　2720円（早割7）
新幹線のぞみ
新神戸 14：30 → 東京 17：15　11610円（EX早特21）

＜宿泊＞
楽天トラベルにて予約、GoToトラベル利用
1泊目・鳴門；鳴門潮崎温泉ベイリゾートホテル鳴門海月 朝夕食付き1人1泊・税込17600円のところ11440円
2泊目・徳島；ダイワロイネットホテル徳島駅前 素泊り1人1泊・税込7600円のところ4940円

エリア 鳴門(徳島)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅2日目、日の出前から大鳴門橋周辺を散策して、絶景に出会えました。

7：30
早朝散歩を終え、そのままホテルの朝食会場へ。
昨夜の夕飯は部屋食でしたが、朝食は他の宿泊客の方たちと一緒でした。
皆さんコロナで気を遣っているようで、ほとんど会話は聞かれなかった。

朝食会場の仲居さんはお1人でゲストの対応をされていて大変だなと思いました。
夕飯担当の方とは違いましたが、やはりとても感じの良い方で好印象。

持ってきていただいた木の箱の蓋を開けると・・・
思わず「わぁ」と言ってしまう鮮やかな朝食でした。
どれも美味しくてご飯に合うおかず。
お釜のご飯全部食べちゃった。

ホテルのお土産コーナー傍にあった鳴門金時の詰め放題。
小袋で1000円、安いのか？？

9時にシャトルバスで鳴門駅まで送ってもらいます。
外に出たら早朝の快晴と打って変わって今にも雨が降りそう!?

ところで、ベイリゾートホテル鳴門海月は事前予約すれば無料のシャトルバスを出してくれることになっているのですが、「シャトルバス」というのでマイクロバス的なものを想像しますよね？
ところが観潮船 ⇔ ホテル、ホテル ⇔ 鳴門駅まで乗った車はこのツーボックスタイプの車でした。
宿泊客が多いとマイクロバスになるのかしら？？
乗るたびに手に消毒液を吹きかけてくれて感染対策はきちんとしてました。
同乗したもう1組のご家族は、これから大塚国際美術館に行くそう。
鳴門まで来て大塚国際美術館に「行かない」って言うとビックリされました。

無料シャトルバスの時刻表。
微妙な時間帯ばかりで使いにくかった。

9：25
鳴門駅に到着。

鳴門駅の真向いに鳴門駅前バス停があります。
バス乗場は新しい感じ。

しかも足湯があるぞ！

タオルの販売までされているなんて便利ですね。

開館時間は9時～17時まで。
月曜が定休日なのでご注意を。

今日はこの後バスで徳島駅に向かうのでバス停を確認していたのですが、徳島行きのバス停がない!?

焦って探したら、なんと徳島駅行きは道路の向こうでした。
信号は離れたところにあって横断しにくいので、乗り換えする場合は要注意です。

バス乗場前の観光案内地図。
鳴門に紀貫之の歌碑があるんですね。
１人旅だったらこの周辺を歩き回ったのに・・・残念。

旅２日目の今日は午前中に藍染体験をしに行きます。
この辺は40年くらい前までは一帯が塩田だったのだそう。
海に近い場所柄なのか冬と言う季節柄なのか、ただの天気の関係なのか分かりませんが、鳴門は昨日に引き続き風が強かった。
関東名物・空っ風に慣れている私たちでも辛い北風が2日間吹きっぱなしでした。

鳴門市のマンホール ①

本四架橋の大鳴門橋と橋下の渦潮をデザイン。

鳴門市のマンホール ②

本州と四国を結ぶ本四架橋ルートの一つ大鳴門橋と鳴門海峡の渦潮、及び名物の鯛が飛び跳ねる姿がデザインされています。
中ほどには名産の梨、海上には小舟も数隻。

鳴門の特産ってワカメや鳴門金時だけじゃなかったんですね。
公募で選ばれた中学生の方のデザインをもとに考えられた図柄だそうです。

9：50
住宅街の中でも お洒落感醸し出す建物を発見！

『STUDIO N2』。
こちらが藍染体験をさせてくれるお店です。
母が草木染に関心があるので今回藍染体験を申し込んでみました。
普段は藍染商品の販売をされていて、週末に体験教室をされているみたい。
鳴門駅から徒歩5分なので、観光客には立ち寄りやすいです。

じゃらんにて予約
https://www.jalan.net/kankou/360000/g2_R1/
週末だけ午前と午後に分けて貸切で体験予約を受付けているようです。

10時の予約だったのですが10分前に着いてしまい、窓越しに中を窺っていたらお店のご主人がにこやかに入れてくれました。

暖簾ももちろん藍染。
もともとはもっと深い藍色だったそうなのですが、陽に当たって褪せてきてしまうんだとか。
でもこれはこれで味があって良い。

こちらが藍染体験をする場所です。
想像より大分綺麗＆お洒落な空間です。
これなら若い方も来やすそう。

お店のご夫婦と少しお話をしながら荷物を置かせていただいていたところ、急に「ドスン！」という音とともに茶色い毛玉が!!!
何かと思ったら猫ちゃんでした～！！！！

ずっと私のスーツケースの臭いを嗅いでいた。
なんか臭いますか？？（汗）

今年の４月に生まれたナツちゃん。
遊びたい盛りのようで、物怖じしないで寄って来てくれたのですが、「（この子がいると）作業にならないんで」と隣の部屋に閉じ込められていました。
私たち猫好きだから全然構わないんですけどねぇ。

作業場兼お店と言った感じ。
梁が高い。

藍染体験の先生はご夫婦の奥様のほうでした。
徳島の現状（人口減や昔の専売事業など）のお話を最初にしてくださった後、徳島の藍についての説明をしてくれます。
写真は原料となる蓼藍の葉。
この葉を乾燥させ染料の元を作っていきます。
徳島産の『スクモ』で染めたものを阿波藍と言うのだそうです。

「青は藍より出でて藍より青し」という言葉は有名ですが、藍染めの青い色は「JAPAN BLUE」として世界に知られるほど深く鮮やかな日本を代表する色なのだとか。
サッカー日本代表のユニフォームを「サムライブルー」と呼んでいますが、これも「藍色」を表現していると言うこと。
知らなかった!!

徳島の藍染文化のお話の後に実演。
ティッシュを液に浸け空気に晒し水に浸すと色が出てきます。
浸ける回数を増やすことによって色の深みも増していきます。

何度も染め浸けしていくと糸や布がそれだけ染料でコーティングされていき頑丈になります。
そのため武将たちが戦いに挑む際、身に纏った鎧下と呼ばれる着物に藍染の最も濃い色の生地が使用されていました。
更にそれを『褐色』と呼んだことから「勝つ色」とかけて、勝負ごとに使われる色にもなったのだそうです。
それらが今でも剣道の胴着や青い柔道着に藍染めが使われている理由ということでした。
藍には消臭＆抗菌作用もあるということなので、とっても万能な染料だったんですね

こちらは模様を出すときの道具一式。
どんな柄が出せるかをサンプルとして見せていただきイメージを固めていきます。

デザインが決まったらエプロンをして藍染体験スタート！
腕まくりしやすい服が良いですよ。

使う藍の液は２種類あって、こちらは古い液。
人間で言うと60歳代なんだそう。
染料は発酵しているので臭いがキツかった～
魚の腐ったような感じでした。

こっちの液は若くて、人間でいうと20代くらい。
全然色が違いますね。
デザインによって浸ける液が違うのだそうです。
ゴム手袋をして布を液に浸けていくのですが、結構刺激を感じました。

液に浸けて空気に晒して・・・
を5回ほど繰り返したら水に浸して終了。
奥さんが布にアイロンをかけてくれている間にご主人がお茶を出してくれました。
茶托も藍染のもの。
お茶はルイボスティーみたいな味でしたが、もしかして藍茶だったのかしら？？

ご主人がナツちゃんを連れてきてくれました！
仔猫なので「遊びながら本気で噛んでしまうこともあるので」と私たちに歯を立てないか気にされていましたが、全然大丈夫でしたよ！（甘噛みっぽい）

美猫だな～

カメラを向けるとやってきてくれる！
本当に人懐っこい猫ちゃんでした。

アイロンをかけ終わったハンカチがこちら！
右が母作、左が私作です。
ハンカチの大きさはどちらを選んでも料金は一緒で1枚3000円。

上手く出来るか心配だったけど、2人ともまぁまぁの作品ですかね！
ハンカチは綺麗に袋詰めしてくれます。
家に持ち帰ったら５日間新聞紙に挟んで、ぬるま湯にしばらく浸けてくださいと言われました。

STUDIO N2 のご夫婦&ナツちゃん(猫)。
とても穏やかなご夫婦でした。
藍染体験やって良かった！

徳島駅行きのバス停まで戻ってきました。

鳴門駅前 12：18 → 徳島駅前 13：00

徳島駅に着いたらホテルに荷物を預けてお昼を食べに。
今日のお昼は徳島ラーメンを食べようと決めていました。
駅から近い『麺王』へ。

まずは外の券売機で食べたいラーメンの券を買います。
麺の固さも選べました。
とりあえず「普通」で。

店内。
高校生の男の子たちが集団で来ていたりしていて大盛況でした。

色々な味の替え玉があるのね。
ちょっと食べてみたかったわ。

ラーメンのテイクアウトも出来るんだ！
今のご時世ならではですね。

楽しみにしていた徳島ラーメン（550円）！
あれ？生卵が乗ってないよ!?
どうやらこのお店はトッピングで頼まないといけなかったみたい。
「まぁいっかー」と思い食べてみますが、口コミで聞いてたよりも味が濃かったです。
卵入れてたらまろやかになっていたのかしら？？
麺は普通を注文していたけど固め。
これ、固い麺を頼んだらどれだけ固いのかな。
そして量はかなり少なくて、母も私も物足りなかった。

この後お遍路道を歩く予定なのですが、電車の時間までまだ少しあったので駅地下のお土産屋さんを物色してみます。
色々あって楽しい！

お菓子を買ったらホームへ急げ！
始発の電車がすでに待機。

四国はICカードの使えない区間がほとんど。
切符を買います。

お土産屋さんで買ったお茶とお菓子。
お茶が飲みたいと言った母に買わせた徳島産の『阿波晩茶』。
独特の香りがして、母にはイマイチだったみたいww

徳島発祥の木頭柚子を使ったブラウニーは美味しかったですよ！
徳島はユズの産地でもあるのね。
色々名産があって羨ましい

徳島 14：00 → 南小松島 14：19

これから「ちょこっとお遍路」をしまーす！

・・・④につづく・・・