【埼玉の夏 2021】カロリー消費のために森林公園へ、カロリー摂取のために川越へ

2021/07/22 - 2021/07/22

7月に4連休ですと?
と気付いたのは連休の1週間前。
せっかく連休ならどこかに行きたいなー。
ちょうど横浜で台湾フェスティバルの開催時期だったので「じゃあ台湾グルメを楽しみながら横浜1泊でもしてみようか」とも考えていたのですが、またもコロナの波が。。
毎回連休近くになると感染者が増えるのは何故だろう・・・

ならばと東京オリンピックの雰囲気だけでも感じてみようと東京散策を考えトラベラーさんの旅行記を拝見したら、無観客のためか国立競技場には近寄れないみたい。グッズ買いたかったんだけどな～

もう家でゆっくりしようかとも思ったのだけど、ここ最近甘いものを食べ過ぎて体重がどんどん増加しているのでマズイと思い、出かけることを決断。
緊急事態宣言により県をまたぐ移動は控えるようにということだったので、県内で色々探した結果、青春時代を過ごした川越とカロリー消費のため森林公園散策に行くことにしました。
川越旅行記は多分4作目になります。

エリア 埼玉

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

地元の駅から1時間ほどかけ、9時過ぎに今日の目的地最寄り駅である森林公園駅に到着。
駅構内にツバメが何羽も低空飛行しているな～と思っていたら、1羽地面から動かないコが居ました。
近付いても逃げなくて。
このままだと危ないなと思い、手のひらを差し出したらなんの警戒もなく乗ってきた！
巣立ちに失敗したのかと思ったけど、まだ産毛っぽいのも残っているし、落ちていた近くに巣はなし。
ちょっと離れた所にあった巣には他の親鳥がいたので、どこに居たコなんだか分かかりませんでした。
でも、この掌に乗せた状態でも親鳥は餌をあげに来るんですよ。
親の愛情って凄いな。

人間の臭いがついちゃうのも良くないけど、どこに移して良いか分からず、駅員さんに助けを求めました。
「昨日も落ちてたんですよね」と言って、駅員さんはちゃんとゴム手袋をつけて受け取ってくれました。
無事に巣に戻れるといいな。

旅の初っ端から衝撃的な始まりになってしまいました。
バスの時間が迫っているので慌てて駅を出ます。
森林公園行きのバスは北口から。

森林公園駅 9：25 → 森林公園南口入口 9：30（210円）

駅から公園までは3km、徒歩で約40分かかりますが、遊歩道もあるので歩いて向かわれている方も何組かいらっしゃいました。

バス時刻表↓
・国際十王交通バス時刻表（熊谷駅南口／立正大学行）
http://www.juo.co.jp/new_route_bus/stops/6369/time_pole/2/1

私たちは『森林公園南口入口』で降りてしまったけど、HPのアクセスマップでは『滑川中学校』での下車を案内していました。
むかし甲子園の埼玉代表で滑川高校が出場したことがあったけど、ここら辺の学校だったのか。

バス停から歩くこと約10分、森林公園南口ゲートに到着。
正式名称は国営武蔵丘陵森林公園。

入場料は大人450円ですが、65歳以上だと210円になります。
今回72歳の母も一緒なのですが、入口で特に年齢の確認はなかったな。
森林公園に来るのは2度目なのですが、国営とは知りませんでした。
国営公園だと、茨城のひたち海浜公園や東京の昭和記念公園のほうが有名のような気がしますが、この森林公園は実は1974年に開園した全国初の国営公園なんですよ！

ただ今の気温・・・
すでに30度。
体感温度は32度でした(;^_^A

入口で汗拭きシートをくれました。
自分でも別で持って来ていたのですが、大変役に立つので汗拭きシートは炎天下の散策をされる方には必携ですよ！

日差しが強いので水しぶきが嬉しい。
今の季節『夏の早朝開園2021』というのをやっていて、西口から中央口までのエリアだけですが、朝7時から開園しています。（雨天中止）
でも朝の7時でも、もう結構暑いんだよね。

園内は広いのですが見どころ方面の案内などしっかりしているので分かりやすかったです。
まずはヒマワリの花を目指して運動広場花畑へ。
1.5kmもあるのか～

ゴルフボールが落ちていると思ったらキノコだった。

自分のイメージしていた国営公園はひたち海浜公園だったので、それに比べると木々が鬱蒼としていて「手入れされてない？？」という感じでしたが、森林公園は手入れをしている花壇のような場所と自然のままに植物を生かしている場所を敢えて作っているそうです（母談）。

古鎌倉街道の案内板。

この道を通って関東武士が鎌倉に向かったそう。
母が感心してこの道を歩いていました。
私はヘビが出そうな雰囲気だったのでパス。

安心して下さい、鎌倉街道と並行して舗装された道もちゃんとあります☆
木陰なので歩くのもキツくはなかったです。

スタートしてから25分、運動広場が見えて来ました。

青空に緑の草が生えて美しい・・・けど、陽を遮るものがないので辛い！
左手に写っているのが多分『ぽんぽこマウンテン』。

運動広場花畑。
すでにヒマワリの周りには大勢の人が!!

小さいサイズのヒマワリ ” サンフィニティ” だそう。

実は私、ヒマワリ好きじゃないんですよね。
なんか暑い季節に咲くのに暑苦しいと言うか、「元気の押し売り」みたいな感じがして・・・

7月25日ごろまで見頃が続くようですが、徐々に咲き終わった花が増えるので、興味のある方はお早めに！

季節によって咲く花が違うんですね。
赤ソバの花なんてあるんだ。
秋に咲くケイトウの花畑を見てみたかったな。

では次にコリウスを見に行きます。
こもれび花畑へは1.6kmの距離。
移動の道は木陰になっているのでクールダウンできます。

公園の全体像を確認。
地図左手の南口から入ってきて現在中央口方面へ移動中。
そして西口から駅に戻る予定です。

途中、『ヤマユリの小径』がありました。
写真に写っている赤い服を着た方が「奥にたくさん咲いていますよ」と教えてくださったので歩いてみることに。

わー本当だ！
自然に生えたヤマユリがたくさん咲いています。

花好きの母が「こんな風に咲いているなんて珍しい」と驚いていました。
小径はユリの甘い香りが漂っていて幸せな気持ちに♪

ヤマユリの小径、お薦めです！

小径を抜けたところにベンチがあったので少し休憩。
念のため持って来ていた小型扇風機。
汗拭きシートで拭いたところに風を当てると、スーッとしてクールダウンに役立ちました！
（母は汗拭きシートで顔まで拭いてしまい「顔が痛い」と言っていた）

休憩しながら歩くこと45分。
こもれび花畑に着きました！
これがコリウスかぁ～

秋が最盛期なので、まだまだ成長途中という感じ。
今年は赤・ピンク・オレンジ・黄色・ライムグリーン・黒など全7品種の苗を6月に植えているそうです。

「コリウスって紫蘇みたい」と思っていたら、シソ科の植物なんですね。

全体の見ごろにはまだまだですが、今時期でも楽しめました。
ここもお薦め！

母がハーブガーデンの方にも行ってみたいと言ったのですが、この後の予定もあるし疲れてしまったので西口ゲートに向かうことにします。
写真は こもれび花畑の向かいにある渓流広場。
サイクリングコースも綺麗に整備されています。

コリウスのあった こもれび花畑からノロノロ歩いて25分、西口ゲートに到着。

バスで森林公園駅に戻ります。
バスは30分に1本程度ですが、西口ゲートには南口よりも大きめのお土産屋さんがあったのでバス待ちの時間つぶしには良いかも。
公園内には売店も各所にあるので食事をする場所にも困らないと思います。

森林公園西口 11：39 → 森林公園駅 11：55（305円）

行きのバスは激混みだったのですが、駅に向かうバスはガラガラでした。
駅から森林公園を経由するバスは立正大学行なので、平日でも学生さんで込み合っていそうです。

駅に戻って来ました。
駅構内にあるツバメの巣。
行きに拾ったツバメのヒナはどうなったのかな・・・

これから川越に向かいます。
電車の車窓から見えるのは武甲山かしら。

森林公園 11：59 → 川越市 12：23

川越観光というと川越駅で下車する人がほとんどかと思いますが、蔵造りの町並みに向かうなら川越市駅からのほうが断然近いです。
川越駅からだと約30分、川越市駅からだと約15分ちょっとで着きます。

蔵造りの町並みに向かって歩いている間も蔵の家がちょこちょこ建っています。
これらを見ながら歩くのも楽しいんですよ♪

「榊」の字を「神」と見間違えて、「国産の神ありますってどういうこと!?」と思っちゃった。
「鈴虫入荷」の案内も風流で良いですね。
昔の夏は風鈴と鈴虫の涼やかな音で涼を感じていたのに、今の日本ってホント風情が無くなったよなぁ。

川越の蔵町に欠かせない左官屋さん。
川越の蔵は火事から守るため黒漆喰と呼ばれる珍しい仕上がりの壁なんです。
昔からの技術を絶やさないで頑張っていただきたい。

川越の町並みは新旧のお店が入り混じり混沌としているのですが、それがまた面白いんですよね。

蔵造りの町並みの中心部にやってきました。
物凄い観光客の数です。
川越の町は観光資源はあっても観光用に出来ていないため道が狭い！
車も人もお互いを除けながら進まないといけません。
コロナ禍だとそれがまた密になる要因なんですよね。
しかしよく事故が起きないものだと毎回思います。

『なんちゃって蔵』が多くなってきた中で和菓子屋さんとかは昔からある本物の蔵造り。

因みに人も車も気にせず蔵造りの町並みをご覧になりたい方は早朝に来られることをお勧めします。
人の居ない蔵町は壮観です。

※写真は4月の6時半頃の風景。

個人的にお薦めなのは夕方。
陽が落ちて暗くなり始めた町に、お店の大きな窓から漏れる光が映えて何とも言えない雰囲気を醸し出します。
このくらいの時間になると観光客も少なくなっているので撮影しやすいです。

※写真は11月の17時頃の風景。

ここで一番有名なのがこの『陶舗やまわ』。
多部未華子さん主演のNHK朝ドラ『つばさ』で主人公の実家として撮影に使われました。

その『陶舗やまわ』さん経営のカフェ『陶路子』でイモ懐石をいただきます。

12：50 入店。
お腹すいたぞ～

お店のフォーム予約は3日前までなのですが、ギリギリその3日前に予約したところ開店直後の時間は予約がいっぱいということでした。
『陶路子』さんは席の制限時間を設けていないため、なかなか希望の時間での予約が難しいので興味のある方は早めの予約をお勧めします。

↓HP
https://www.touho-yamawa.co.jp/truck/

川越の気温、33度。
体感温度は34度だって・・・
40度になったことのある熊谷の暑さはどれほどのものなんだろう。

さつまいもミニ懐石（2000円）です！
私はこれで3回目ですが、母にぜひ食べさせたくてここまで来てみました。
いつもは食前酒としてさつまいもカクテルが選べるのですが、コロナのまん延防止措置のためアルコールが出せないということで今回は いも茶一択。

・いもコロッケのそうめん揚げ
・さつまいも海老グラタン
・いもがらとあぶらあげの煮物
・豆腐のサラダ　揚げいも
・おさつもちの揚げ出し
・さつまおこわ
・香の物
・おさつ汁

おさつ汁が優しい味で美味しいんだ～

デザートに桃のジャムが添えられたさつまいものアイスクリーム。

おなかいっぱい、ご馳走様でした☆

川越の町をブラブラしようかとも思ったのですが、暑いしあまりの人の多さに母がコロナ感染を心配していたので帰ることにします。
風鈴がたくさん飾ってあるところがあったのでちょっと寄り道。

本当は川越氷川神社の風鈴を見たかったのですが、これで我慢しよう。

帰りは川越駅に向かいます。
大正浪漫夢通り。
この通りは蔵や昭和初期に建てられたモダンな建物が混在していて面白いです。

熊野神社があるので最後に寄ってみます。

七夕の飾りがしてありました。
ここも夕方になったら提灯が灯って雰囲気出そうだな。

奥に前まで見たことのなかった空間が出来ています。
御神木が榊と梛の両方あるって珍しい。

一番奥に、なんか俗っぽいものが・・・
よく分からないけど、縁結びの前の水晶を覗いてみたらこんな感じでした。

熊野神社のお御籤、八咫烏。

蔵造りの町並みから神社に寄りながら歩くこと40分、やっと川越駅に着きました。
川越駅⇔蔵造りの町並みは普通に歩いても30分はかかりますが、クレアモールという若者向けの ながーい商店街や大正浪漫夢通りを通って行けるので、それはそれで楽しいと思います。

今回の旅は大河ドラマで盛り上がっている深谷や、時々日本一暑い街になる熊谷も考えたんだけど、これと言った観光スポットが浮かばなくて。
結局川越にしてしまったけど、活気もあるし江戸黒漆喰の蔵造りの町並みは他ではあまりない風景なので、やっぱり行くと楽しいですね。

今回の目的だったカロリー消費ですが、歩数約19700歩（距離13km）。
カロリー消費はまさかの560ｷﾛｶﾛﾘｰ。すくなっ！！
家に帰って体重測ったら逆に増えてました・・・

('Д') おわり ('Д')