2020.08 鉄分補給で樽見鉄道！（９）樹齢1500年・真夏の淡墨桜鑑賞と温泉に浸かって帰りましょ

2020/08/16 - 2020/08/16

ついに樽見鉄道の終点駅、樽見までやってまいりました。ここまで来たら有名所の淡墨桜を見に行ってみましょう（真夏だけど）。真夏に１日動き回ったとは、温泉で汗を流して帰宅です。

535冊目　2020/10/06投稿

エリア 本巣・山県(岐阜)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JRローカル 私鉄 徒歩

あちこち寄り道しながら遂に樽見鉄道の終着駅、樽見駅にやってきました。

ちょうどこの先にあるうすずみ温泉への無料連絡バスが到着。温泉を楽しんだお客さんが降りてきました。2014年に樽見鉄道のモレラ岐阜～樽見
を乗車したときには、あの連絡バスに乗車して、うすずみ温泉四季彩館で温泉に入って帰ってきました。

樽見駅 駅

このままうすずみ温泉四季彩館に行きたい気もしますが、これから温泉へ向かうシャトルバスの便はもうないのですよね。今戻ってきた便が最終便でした。あと、6年前とはバスが更新されて新しくなってる。

樽見駅の駅舎全景。円弧状っていうのかな、凝った造りです。

駅前にある銅像は、樽見線の開通に尽力した昔の偉い先生のもの、だったはず。

宮脇先生とおっしゃられるのですね。樽見線の計画の他にも、色んな分野でこの地域を発展させた郷土の名士の方のようです。

根尾村100周年記念碑があったり。H15年＝2003年なので今から17年前か。この先、根尾川は根尾東谷川と根尾西谷川の2本に分かれてそれぞれの源流から流れてくるんですね。

駅前には根尾地区のコミュニティバスのバス停がありますよ。

それでは、折返しを待っている樽見線の列車を眺めてから

ここから、淡墨桜まで歩いてみますかね。

駅舎から北側の階段を降りて、ガード下をくぐって。

周辺マップを見ながら……。このピンクで示されたルートを内回りに歩いて行きます。

しかし結構な山の中なのに、家が並んでいるものですねえ。根尾地区。

根尾川渡ります。

引き続き、民家の中を歩いていって…

この橋で根尾西谷川を渡れば……あれ？　通行止め？　下流に回り込めばいいんだけど、そうすると桜博物館行けそうにないなあ……。

通行止めになっている先の道路を見ると、道路の端の方が崩れているみたいです。うーん、車道の方を歩行者ならば行けそう！？

とりあえず、慎重に行ってみることに。根尾西谷川を渡りましょう。

さて

うん、やっぱり車道側をあるいてなら通れそうですね。

さて、こうして急ぎ気味でやってきたのは、この看板に書いてあるさくら資料館に行ってみたかったからです。閉館17時だから、まだちょっと見る時間はあるはず……。

この階段を登れば

おお、いい景色じゃない。

そしてあちらが淡墨桜。おお、葉っぱが青々としているねえ。

淡墨公園 公園・植物園

さてと、桜を見に行くのは後回しにして

さくら資料館へ、いざ！

さくら資料館 美術館・博物館

……もう閉まっておりました。まだ17時になってないんだけどなあ。とは言え、さっきの看板には入館は1630までって書いてあったので仕方ないか。

とりあえず、記念スタンプは押すことができました。

そのうち再訪ってところですが、この資料館開いてる時期が限られているんですよね。レアすぎて、存在をこの旅のプランを組みまで知らなかったんですが……。結局この8月で行きそびれたので、行けるのは早くて来年ですね。

またいつか。

ちょっと公園をぶらついてみますかね。

向こうの東屋へ。

豚コレラ（今では豚熱かしら）ってもはや懐かしいな。岐阜県は結構感染出て大変だったんですよね。

他にも小水力発電があったり、

さらにはこんな散策路もあるんですね。

おお、こんな橋があるんだ。知らなかった。

ちょっと行ってみましょう。

おお、いい気分。

山の中を抜けていくハイキングコースですね。

さて、登るのが面倒くさい、、、いや、帰りの列車の時間がありますので、即引き返しましょう。

淡墨桜のところまで戻ってきました。

根尾谷淡墨桜 花見

一時期積雪とか台風とかで枝が折れてしまったと聞きましたが。

青々とした葉っぱを茂らせて元気そうです。

こうした、保護再生の取り組みをしてくださっているからですね。

国指定の天然記念物。

樹齢1500年と言われる、根尾谷淡墨桜。

今年はコロナ騒動で見に来そびれましたが、来年もまた綺麗な花を咲かせてもらいたいですね。
ちなみに、去年2019年に夜桜を見に訪れた時の旅行記がこちら。
https://4travel.jp/travelogue/11513707

さて、喉がとても乾きましたので、沿道の自販機で……

飲み物購入。ホントは炭酸嫌いなんだけど、糖分も欲しかったので甘そうなやつに。いや、これ更に喉乾くかなぁ…。

それでは淡墨桜を眺めながら……あ、そうそう！　今朝、この旅行記の（３）にて購入した吉野家のお菓子です。

吉野家の岐阜銘菓。「清流菓の鮎っこ」と「根尾谷の淡墨桜」。今回の行程にちなんだチョイスでありました。
ああ、あとスペラン茶。

それでは淡墨桜を遠目に眺めながらいただきま～す。

まずは淡墨桜。

そして今度は鮎っ子。

美味しくいただきました～。個人的には、淡墨桜の方が好みの味でした。
あと、岐阜には鮎っ子の他にもこんな鮎の形をしたお菓子が何種類かあるみたいですので、岐阜に来たときは一度ご賞味あれ。

それではそろそろ列車の時間。桜を一度眺めて帰りましょうか。

これは消防用の物見櫓なのかな。なんでしょう。

まあまあ昔からのものでしょうか。

道を下っていくと

このあたりの駐車スペースが桜の花の季節には車で埋まるんですよね。

根尾西谷川を渡って駅へと戻りますよ。

18時過ぎの根尾川。

いやあ、日も暮れてきましたかね。

さあ、樽見駅までもうちょっと。

ちなみにこの道路は国道418号線。山県、そして関へと続いていきます。おっと！

ちょうど列車がやってきました。

あれの折返しに乗車予定。駅に向かいましょう。

今度は向こうのホームに入るのね。

まだ山奥に続いていくように見える線路。向こう側は機回し線のようになっているそうです。計画ではこのまま山を突っ切って、越前大野へと抜ける計画もあったそうですが。

17:57発の大垣行き。

樽見駅 駅

ねおがわ号ですね。

それでは乗車。

まだ誰も乗っておらず、貸切状態。

ほんと、鮎仕様の吊革が可愛らしい。

樽見鉄道(株) 乗り物

さっきは軽く眺めた新聞記事もじっくり読んでみました。この車両、新造からこうだったんじゃなくて、改造なんですね。2010年製のハイモ330-701を2017年に314万円かけて改造したそうです。２種類のエンブレムは地元の中学生のデザイン。さらにラインが他の車両の白ではなくてシルバーなんだそうです。言われるまで気づかなかった。

樽見駅は無人駅なので整理券を。

ホームの先から大垣側をわ、右に見える大きな建物は役場（本巣市役所根尾庁舎）だったかな？

そろそろ時間なので乗りこんで

出発進行。山から帰りましょう。

なおお客さんはこの便はおらず、私だけ。独り占めです。一本前の便は、うすずみ温泉からのお客さんがいたと思うし、水鳥駅から一緒だった親子も折り返して乗車したんじゃないかっておもうんだけど。

その水鳥駅を出発。

水鳥駅 駅

山の中にある雰囲気の高尾駅。

高尾駅 駅

日当駅

日当駅 駅

根尾谷の渓谷を進んでいきます。

川の流れが緩やかに。

神海駅では列車行き違い。

やってきた車両は「モレラへGo！」号でした。

向かいの列車が来たので神海駅出発。

神海駅 駅

そして谷汲口駅。

そのまま帰宅も考えましたが、

谷汲口駅 駅

この駅で本日二度目の下車。

いやあ、炎天下の中歩き回ったもので、汗かいてどうしてもさっぱりしたくなりまして……。

谷汲口駅から歩いてむかえる近くの温泉に行ってみます。

のどかな風景の中をてくてく。

てくてく

季節外れながら(？)

紫陽花がまだ残ってました。

ここを右らしい。

やってきたのは、根尾川谷汲温泉。

谷汲駅跡や華厳寺付近ではなく（そっちにも別の温泉があるらしい）、谷汲口駅から徒歩15分ほどのところにある温泉。暮らしてみると、街のあちこちに共同湯があるような湯処とはいかないが、岐阜は結構温泉が多いエリアだと思う。

ちなみに近くにはここ谷汲温泉と同じ系列で大野温泉と言うところもあります。向こうは車じゃないといきにくいけど。岐阜バスで行けないことはないかな？

きれいに改装されています。谷汲温泉ロビー。そして案外というか、お客さんで賑わっていました。コロナ禍で減っているかと思ったらそうでもないのかな。
浴室や露天風呂の様子などは、公式ホームページをどうぞ。
https://tanigumionsen.com/

自家源泉です。

食事処もありますよ。

一風呂浴びて出てきたら閉まってました。19時までだったのかな。

あと、ここの特徴はプールがあることでしょう、温水プール。なんと、温泉に入る値段だけ、追加料金無し(600円程度だったかな？)で、プールでも泳げちゃいます。今回は温泉だけにしましたけど。

温泉でさっぱりと汗を流したあとは飲み物を買って

休憩スペースでゆっくりしていました。お盆休み最終日だからか、まぁまぁ賑わってましたねえ。

温泉で一時間ほどのんびりして、駅へと戻ります。

すっかり暗くなりましたねえ。

道が暗いので気をつけて駅まで帰りましょ。

というか、道が暗い＝星がきれい。

普通に集落あるし、車も走るし、山の奥深くってわけでもないですが、岐阜市あたりと比べると星の見え方少し違うように思えたり。

そういや、昨日までお盆だったな。

星を眺めながら、

夜道を歩いて

谷汲口駅に戻ってきました。

谷汲口駅 駅

自販機を見ると……あ、カエルさんだ！

けろけ～ろ！

では虫の声以外は静かな谷汲口駅なホームに出まして。

19:46発の大垣行き36列車に乗ります。

まだ乗り放題なのでウロウロできますが……そろそろ帰りますかね。

今度の列車もガラガラ。というか私しかいない。この列車は一つ先の神海駅始発の列車のはず。

それでは谷汲口駅を出発。

しばし貸切状態でまったり。

本巣駅で、樽見行きと行き違い。ここで1名乗ってきました。

本巣駅 駅

北方町の北方真桑駅。ここでは2名乗車。
さらに次のモレラ岐阜駅で11名一気に乗ってきました。やはりモレラ利用のお客さんが多いなあ。

北方真桑駅 駅

次は美江寺駅。もうここまで戻ってきたか。正面ガラスの映り込みで、車内にお客さんが乗っている様子がわかりますね。皆で大垣へ向かいます。

そのあと、十九条駅で3名乗ってきて、横屋駅で3名降りていきました。そして20:26大垣駅に到着。

大垣駅 駅

フリー切符を運転士さんに見せて、JRの自動改札を通るための精算券、いや降車証明書をもらいます。

ちょっと駅前の格安スーパー、ラ・ムーに立ち寄って、今晩の食事を調達し、

大垣駅からいつもの新快速に。

JR東海 新快速・特別快速 (311系・313系) 乗り物

今朝スタートの瑞穂市役所に近い、穂積駅に戻ってきました。これで樽見鉄道一日小旅行は終了です。ご覧頂きありがとうございました。