秋のカナディアンロッキーで過ごす１５日間【９】ヤムナスカとカナナスキス（2011/9/25）

2011/09/17 - 2011/10/01

２００６年の秋にカナディアンロッキーを初めて訪れてすっかり魅せられてしまい、これが４度目のカナディアンロッキー訪問。会社から勤続２０周年の１０連休をもらい迷わずカナディアンロッキー訪問を決めました。
滞在日数は１５日間。これをきっかけに運命が変わったりして？

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【９】ヤムナスカとカナナスキス（2011/9/25）
隠れた名所ヤムナスカで黄葉が広がるボウ・バレーの雄大な眺めを堪能。その後はロッキー山脈の東側のなだらかになったところにあるカナナスキスをドライブし、カナディアン・ロッキー内とは一味違った眺めを味わいます。

※2020/7/12公開、2020/8/10、8/26修正
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　【１】カナダへ（2011/9/17）
　【２】温泉でゆっくり～ミエッテ温泉（2011/9/18）
　【３】アイスフィールド・パークウェイ（2011/9/19）
　【４】マッカーサー湖はやっぱり青かった（2011/9/20）
　【５】レイク・ルイーズ・スキー場（2011/9/21）
　【６】ちょこっとクートニーへ（2011/9/22）
　【７】レイクルイーズは本当はこんな形（2011/9/23）
　【８】黄葉まっさかりの街道を再訪（2011/9/24）
>【９】ヤムナスカとカナナスキス（2011/9/25）
　【１０】ボウ・リバー・パークウェイ（2011/9/26）
　【１１】雨のバンフ（2011/9/27）
　【１２】カナディアンロッキーの西の麓を周遊ドライブ（2011/9/28）
　【１３】バンフ散歩（2011/9/29）
　【１４】知られざる東の湖、アブラハム湖（2011/9/30）
　【１５】バンフで過ごす最後の一日（2011/10/1）
　【１６】長い旅の終わり（2011/10/2）

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※カナダ旅行記
・黄葉のカナディアンロッキー　ドライブ旅行記（2006年9月）
　https://4travel.jp/travelogue_group/11418
・春のカナディアン・ロッキー再訪（2007年6月）
　https://4travel.jp/travelogue_group/34132
・白いカナダ ～カナディアン・ロッキーとナイアガラ～（2010年3月）
　https://4travel.jp/travelogue_group/11423
・秋のカナディアンロッキーで過ごす１５日間（2011年9～10月）
　https://4travel.jp/travelogue_group/25186

エリア カナディアンロッキー(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5

• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: エアカナダ JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

バンフで迎える最初の朝。
インズ・オブ・バンフの中のリーズナブルな部屋が入るスイス・ヴィレッジ棟は、想像より部屋もベッドも広く快適でぐっすり眠れました。小さめの窓から外を覗くと日が射しています。

インズ オブ バンフ ホテル

９：３０に出発。
このホテルは西に向いた斜面上にあるのでまだ朝日が当たりません。

インズ オブ バンフ ホテル

バンフ・アヴェニューは並木が黄色く色付き、朝日を浴びて少し赤味がかった色に輝いています。

バンフ　アベニュー 散歩・街歩き

いつも行くバンフ中心部のスーパー、セーフウェイに来ました。ここで朝食を仕入れます。
これまでにも何度か買ったことがあるおなじみの日替わりスープ。味の違う２種類があります。セルフサービスで、容器に入れてレジに持っていきます。おまけの袋入りのクラッカーも置いてあります。スープにクラッカーは付き物なのですね。

セーフウェイ (バンフ店) スーパー・コンビニ

今日訪れるのはヤムナスカ。
あまりメジャーではありませんが、地元在住の日本人の方々のブログなどでよく黄葉の絶景が紹介されています。場所はバンフからカルガリー方面に行き、キャンモアを越えたところです。
１０時頃にバンフのスーパーを後にしてキャンモア方面に向かいます。国立公園のゲートを出てキャンモアまで右手に貨物列車が並走しました。

キャンモア名物スリー・シスターズ。
欧米では３つあるとスリー・シスターズという名を付けがちです。「シスターズ」は姉妹じゃなくて修道女のことですね。

スリーシスターズ 山・渓谷

キャンモアのすぐ先から左手岩がゴツゴツしたヤムナスカ山が見えてきます。
トランスカナダ・ハイウェイ１号線を降りハイウェイ１Ｘに入って北に進むと、正面に岩がゴツゴツしたヤムナスカが近づいてきます。

すぐにハイウェイ１Aに突き当たるので右折して２ｋｍ行くと左に駐車場に通じる小道があります。
１０：５５、ヤムナスカ・トレイル・ヘッドの駐車場に着きました。日曜日のせいか車がたくさん停まっています。もしかして展望台は混んでいるのでしょうか？
トレイルの入口に登山届が置いてありますが、途中の展望台に行くだけなので書かなくてもOKです。

トレイルは森の中を進みます。最初はなだらかです。

次第に勾配が急になっていきます。

徐々に高度が上がり展望が開けてきます。

登山と岩登りの分岐点に来ました。
岩登りの道の方に入ったすぐのところに通称第１展望地と言われる岩場があります。

１１：２０，第１展望地の岩場の上に立ちました。
前面が１８０度開け、ボウ・バレーの大パノラマが広がります。
黄色の色付きはまだ半分くらいですが、見事な眺めです。

ボウ川の下流、カルガリー方面はなだらかな地形です。

１１：４０，第２展望地に向け出発。
ところどころ黄葉が広がる中を登ります。

最後は少し急な上りになります。

そして１２：１８、第２展望地に到着。
先程より高いところからボウ・バレーを一望できます。
正面の湖がハート型になっているのが分かります。

右手はキャンモア方面。カナディアン・ロッキーの山並みが連なる険しい地形です。

岩の塊りがヤムナスカ山です。

左手はカルガリー方面の平原に連なる平坦な地形です。

岩の上で景色を眺めていたらリスが現れました。

チョコチョコと動いては停止して辺りを窺うような仕草をします。

展望台にはたまに人が来る程度でした。ほとんどの人はもっとハードやトレッキングや登山をしているのでしょう。
１２：５０、もと来た道を戻ります。

１３：３０、駐車場まで戻ってきました。

駐車場で今朝スーパーで買ったスープとサラダのかんたんな昼食を取りながらこの後どうするか考えます。
まだ時間があるので、ヤムナスカの南に広がるカナナスキス・カントリーに行ってみることにしました。

１４：１０にトレイルヘッドの駐車場を出発。
ボウ川を渡って南岸に出ます。

ハイウェイ１号線にでカルガリー方面に１区間だけ進み、４０号線カナナスキス・トレイルに乗ります。

４０号線カナナスキス・トレイルをカナナスキス湖まで南下します。４５ｋｍの道のりです。

４０号線を５分ほど走るとカナナスキス・ビジター・インフォメーション・センターがあります。

スクールバスを再利用した観光用のバスが停まっています。
オハラ湖に行くバスもそうでしたが、よく見かけます。

ビジターセンターのすぐ南にあるバリア湖。人造湖です。
リゾート地なので国立公園内とは違う雰囲気です。

ハイウェイ４０号線を南下します。

道はカナナスキス川に沿っています。

カナナスキスはロッキー山脈の東側のなだらかになったところで、景色は穏やかな印象を受けます。
国立公園の外でリゾート地として開発されている地域です。

開放的な眺め。

カナナスキス川の上流に向かっています。
上流に行くとときおり険しい山並みもあります。

部分的に切り立った谷になっているところも。

ここでも自然は豊富。
鹿の群れがゆっくりと道路を横切って行きます。
ハイウェイ１号線との分岐から５０ｋｍ地点で右折しカナナスキス・レイクス・トレイルに入ります。

１５：４５、カナナスキス・レイクス・トレイルを１５ｋｍ、ローワー・カナナスキス湖を回り込んでアッパー・カナナスキス湖との間にある North Interlakes Day Use Area に到着。
ここから両方の湖が見えます。
これは南のアッパー・カナナスキス湖。

ムース（ヘラジカ）がのっしのっしと歩いています。
１００ｍくらい離れていましたが巨大で怖い。こちらに来たらどうしよう。

と思っていたら人には何の反応も示さずに通り過ぎて向こうに行ってしまいました。

これは北のローワー・カナナスキス湖。
二つの湖は共に元々は自然の湖ですが、発電や治水のための開発もされています。

１６：０５、バンフへの帰路につきます。
ハイウェイ４０号線との合流地点では道端で鹿の群れが草を食べていました。みんな車を停めて見ています。

途中で見た黄葉の中で馬が放牧されている姿。

ハイウェイ１号線に入ってバンフに向かう途中、キャンモアの手前でラック・デ・アークスの湖畔を通ります。ここも周囲が黄葉が黄葉しています。
バンフ方面行きの車線に駐車スペースがあって湖を眺めることができます。

１７：１６，バンフの街の直前にある国立公園ゲートを通過します。
バンフに戻ってきました。

パスを持っているので通過レーンをそのまま通り過ぎます。

カスケード山を見ながら左に大きくカーブするとバンフです。

街中のガソリンスタンドで給油。

ホテルに戻るのにバンフ・アヴェニューを北上していたら真正面に虹が掛かっていました。

１７：４５、宿泊しているインズ・オブ・バンフに到着しました。

インズ オブ バンフ ホテル

宿泊しているのは本館の南側に建つスイス・ヴィレッジ。

インズ オブ バンフ ホテル

この建物です。

スイス ビレッジ イン ホテル

部屋は裏手の南側で、部屋の外から見ると２階です。このホテルは本館もスイス・ヴィレッジも坂道に建っているので階数がややこしいことになっています。

スイス ビレッジ イン ホテル

本館に宿泊者が自由に入れるジャグジーがあります。
カスケード山を間近に眺めながら入浴できます。

インズ オブ バンフ ホテル

入っていたら強風が吹き土砂降りの雨が降ってきて入浴どころではなくなってしましまいました。

インズ オブ バンフ ホテル

風雨は短時間で収まりました。

インズ オブ バンフ ホテル

夕食は街の中心にあるメープル・リーフというレストラン。
まずは前菜から。

メープル リーフ ステーキ・グリル

メインはサーモンとエビ。
テレビ番組で見てこれを目当てに来たのです。
甘いソースがよく合います。

メープル リーフ ステーキ・グリル

デザート。

メープル リーフ ステーキ・グリル

もうひとつはメーブルシロップのケーキ。

メープル リーフ ステーキ・グリル

日本人の店員さんが親切にしてくれました。充実した夕食に大満足です。

メープル リーフ ステーキ・グリル