秋のカナディアンロッキーで過ごす１５日間【８】黄葉まっさかりの街道を再訪（2011/9/24）

2011/09/17 - 2011/10/01

２００６年の秋にカナディアンロッキーを初めて訪れてすっかり魅せられてしまい、これが４度目のカナディアンロッキー訪問。会社から勤続２０周年の１０連休をもらい迷わずカナディアンロッキー訪問を決めました。
滞在日数は１５日間。これをきっかけに運命が変わったりして？

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【８】黄葉まっさかりの街道を再訪（2011/9/24）
５日前にジャスパーからレイク・ルイーズまで南下したアイスフィールド・パークウェイをもう一度訪れてみたら、前回より黄葉が進んでちょうどまっさかり。ターコイズ・ブルーの湖畔を彩る黄葉や、道路脇や山の斜面に連なる黄葉が眩しいくらいです。

※2020/7/6公開、7/12、8/26写真追加
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　【１】カナダへ（2011/9/17）
　【３】アイスフィールド・パークウェイ（2011/9/19）
　【４】マッカーサー湖はやっぱり青かった（2011/9/20）
　【５】レイク・ルイーズ・スキー場（2011/9/21）
　【６】ちょこっとクートニーへ（2011/9/22）
　【７】レイクルイーズは本当はこんな形（2011/9/23）
>【８】黄葉まっさかりの街道を再訪（2011/9/24）
　【９】ヤムナスカとカナナスキス（2011/9/25）
　【１０】ボウ・リバー・パークウェイ（2011/9/26）
　【１１】雨のバンフ（2011/9/27）
　【１２】カナディアンロッキーの西の麓を周遊ドライブ（2011/9/28）
　【１３】バンフ散歩（2011/9/29）
　【１４】知られざる東の湖、アブラハム湖（2011/9/30）
　【１５】バンフで過ごす最後の一日（2011/10/1）
　【１６】長い旅の終わり（2011/10/2）

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※カナダ旅行記
・黄葉のカナディアンロッキー　ドライブ旅行記（2006年9月）
　https://4travel.jp/travelogue_group/11418
・春のカナディアン・ロッキー再訪（2007年6月）
　https://4travel.jp/travelogue_group/34132
・白いカナダ ～カナディアン・ロッキーとナイアガラ～（2010年3月）
　https://4travel.jp/travelogue_group/11423
・秋のカナディアンロッキーで過ごす１５日間（2011年9～10月）
　https://4travel.jp/travelogue_group/25186

エリア カナディアンロッキー(カナダ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: エアカナダ JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: ブッキングドットコム

ロッジは廊下側にしか窓がないので部屋の中は暗いのですが、カーテンを開けたら快晴の明るい景色が見えました。マッカーサー湖に行った２０日以来４日ぶりの快晴です。

Lake Louise Inn ホテル

廊下に出てみたら真っ青な空が広がります。ここから見えるのは北側のアイスフィールド・パークウェイ方面の風景です。
５日前にジャスパーからここまでアイスフィールド・パークウェイを南下したときは黄葉がまだピーク前で、しかも夕方になって谷あいは日が陰ってしまっていました。色付きも増していると思われるので、今日もう一度アイスフィールド・パークウェイを走ってみようと思います。

Lake Louise Inn ホテル

部屋は広くなく、入口側に少しスペースがある他はスーツケースを広げるスペースもありませんが、どうせ昼間は観光に出るのでほぼ寝るだけですから十分でした。

Lake Louise Inn ホテル

部屋があるのは左の "THE PINERY-BUILDING FOUR" という建物。
"PINERY" は松林という意味ですが、なぜこれだけ名前が付いているんだろう？

５泊したレイク・ルイーズ・インを今日でチェックアウト。
９時に部屋を後にします。

Lake Louise Inn ホテル

廊下をグルっと回って南西隅の階段室のところから見えるのはレイク・ルイーズ方面。中央の山の間に湖があります。
下にオレンジ色のレンタカーが見えます。

Lake Louise Inn ホテル

エレベーターがないので階段をスーツケースを持って降ります。この棟はおそらく古い建物で、最安値の部屋がここにあるようです。周囲には２階建ての、おそらくもっとゆったりとした部屋がある建物が何棟か建っています。

Lake Louise Inn ホテル

入り口にある建物にフロントがありここでチェックアウトします。
この奥にレストランやスターバックス・コーヒーがあります。スタバがあるのはポイント高い。

Lake Louise Inn ホテル

昨日入ったフロントの裏手にあるジャグジー。最安値の部屋でももちろん使えます。

Lake Louise Inn ホテル

９：３５，レイク・ルイーズ・インを出発。，

Lake Louise Inn ホテル

泊まっているレイク・ルイーズ・インからサムソンモールに行く途中で川を渡ります。氷河から流れ出る川に特徴的なターコイズ・ブルーの白濁した水。

この川はレイク・ルイーズ・スキー場の方から流れてきてこの後すぐボウ川に合流します。

下流に見える赤い屋根はポストホテル & スパ。ちょっと高級なホテルです。

まずはあの美しい湖、モレーン湖に行ってみます。

しかし湖のかなり手前から駐車場待ちの大渋滞。
そういや今日は土曜日だ。それでこの天気なら、そりゃ来ますよね。
時間がもったいないのでモレーン湖訪問は中止して引き返します。

モレーン湖 滝・河川・湖

モレーン湖への道の途中にある展望地。眼下にモレーン湖からの水が流れ、その周囲が黄色く色づいています。山の斜面にも黄葉があり、とても開放的な美しい眺めです。
景色を見ている間にもどんどん車がモレーン湖方面に行きます。大変な混雑です。

まずトランスカナダ・ハイウェイ１号線に乗ります。

そしてすぐに右に分岐してアイスフィールド・パークウェイ、９３号線に乗ります。

１０：３８，国立公園ゲートを通過。
年間パスをフロントガラスに張ってあるのでそのまま通過します。

全てが見どころと言ってもいいアイスフィールド・パークウェイ。カーブを曲がるたびに絶景が目に飛び込んできて写真を撮りたくなってしまい、きりがありません。

左手遠くにヘクター湖が見えます。

走っているだけで幸せになれます。

１１：１０、ボウ湖に到着。
左折して北岸のナム・タイ・ヤ・ロッジ前の駐車場に車を停めます。
土産物屋もあります。

Simpson's Num-Ti-Jah Lodge ホテル

湖畔は丈の低い藪が様々な色に染まって鮮やか。

ボウ湖 滝・河川・湖

ボウ湖は透き通った青緑色です。

ボウ湖 滝・河川・湖

色付いた葉と青緑色のボウ湖の湖面との対比が印象的です。

ボウ湖 滝・河川・湖

向こうにボウ氷河とそこから流れ出す水がボウ湖に注ぐボウ滝が見えます。
湖畔をトレイルが繋いでいます。次に来たときはあそこに行ってみたいと思っています。

ボウ湖 滝・河川・湖

なんと結婚式をやっていました。こんなところで結婚式なんて夢のようですね。こんな快晴なんて本当に運のいいカップルです。お幸せに。

ボウ湖 滝・河川・湖

１１：４０、ボウ湖を出発。

ボウ湖 滝・河川・湖

１２：０５、ボウ湖の北にあるボウ峠を越え、大好きな水鳥湖、ウォーターファウル・レイクに到着。
湖畔は黄葉まっ盛り。まぶしいようです。
ターコイズ・ブルーの湖面に黄色い葉。まるで絵具を塗りつけたみたいな現実離れした映像です。インスタグラムによくある修正し過ぎの写真のように見えてしまうかもしれませんが、現実はまさにこのまま、いや黄色が眩しくてもっと鮮やかかもしれないくらいです。

ウォーターフォールレイクス 滝・河川・湖

この景色を眺めていたらいつのまにか自然と笑顔になっていました。周りの人たちもみんな笑顔です。

ウォーターフォールレイクス 滝・河川・湖

１２：３５，水鳥湖（ウォーターファウル・レイク）を離れ、所々黄葉に縁取られたアイスフィールド・パークウェイを更に北上します。

キャンピングカーとすれ違いました。カナディアン・ロッキーではキャンピングカーを本当によく見ます。

１２：４８、北サスカチュワン川を渡りハイウェイ１１号線を東に分けるサスカチュワン・クロッシングを通過。
この先は道の両側や山の斜面に黄葉が連なる地帯に入ります。ここからビッグ・ベンドまでの北サスカチュワン川に沿う区間が黄葉のいちばん多い場所です。

The Crossing ホテル

右にゴツゴツした頂上の形が特徴的なウィルソン山が見えてきました。

斜面の木々も黄色く色付き圧巻の風景です。

すぐ脇を流れる北サスカチュワン川からの眺めも最高。

この道は路肩が広いので車を停めて眺めることができます。

更に北上します。崖の上から顔を出すのはコールマン山です。

アイスフィールド・パークウェイは谷の東岸を走っていて、北上するときはずっと右手に山並みや崖が連なり、左手に川や谷間があります。
どこまでもこのような光景が続きます。
ここは５日後の９／１９に訪れたときにはまだ緑が残っていましたが、５日でほとんど真っ黄色に染まりました。（９／１９の旅行記にちょうどここで反対方向を向いて撮った写真があります。）

ウィーピング・ウォール、すすり泣く壁とよばれる絶壁までやって来ました。

すすり泣く壁という名の通り、いつもはかすかに幾筋も水が流れ落ちているのですが、今日は全く水が見えず干からびています。

ウィーピング・ウォールの反対側は北サスカチュワン川が間近に流れています。

河畔にも眩しい黄葉があり、白濁した青い川面との対比がとてもきれいです。

１４時、道が大きく西を回って高度を稼いでいるビッグ・ベンドに来ました。
道の周囲に鹿の群れがいます。

降りてきて集団で横断を渡り始めました。

路肩にあるガードレールを軽々と飛び越えて行きます。
たまに足がガードレールにぶつける鹿がいて大きな音がします。

りっぱな角です。そばで見ていると、あれに疲れたら大怪我するな、なんて思えて怖くなってきます。

みんな無事に飛び越え、崖下に去って行きました。

ビッグ・ベンドを登りきったところにある展望スポットからいま来た道を見下ろします。

アイスフィールド パークウェイ (ハイウェイ#93) 自然･景勝地

アップにすると先程いた河原の辺りが見えます。
更に北上するとアサバスカ氷河があります。ここから先はコロンビア大氷原からの風で気温が低く黄葉はあまりありません。
１４：２５、ここで引き返します。

黄葉に包まれたアイスフィールド・パークウェイを引き返します。何度見ても見惚れてしまいます。

ビッグ・ベンドとサスカチュワン・クロッシングのちょうど中間あたりで東からアレクサンドラ川が合流していて川筋が広くなっています。
雄大な風景です。

川が幾筋もに別れ、中洲の下草も黄色く色付いています。

川の周囲の湿地帯の下草も見事に黄色くなっています。

１５：１０，サスカチュワン・リバー・クロッシングに到着。

The Crossing ホテル

ここで給油していきます。

The Crossing ホテル

給油が終わると紙に給油量をメモ書きして渡されます。

The Crossing ホテル

メモを渡されたら先にある料金所のところに行きます。

The Crossing ホテル

メモ書きを先にある料金所に出して支払いです。

The Crossing ホテル

背後に険しい山が迫っています。
土産物屋やセルフサービスのレストランがあります。ランチの時間は終わっていたので食事をしそびれました。

The Crossing ホテル

ブリュースターの観光バスが停まっています。ブリュースターはバンフにあるツアー会社で数奥のバスツアーをやっています。
多くの日本のツアーもアサバスカ氷河まで行きますが、ここに寄ることはあまりないようです。

The Crossing ホテル

ハイウェイ１１号線の分岐のすぐ南にあるハウズ・リバー・ビューポイント。
右（北）から流れてくる北サスカチュワン川に、向こう側（西）からハウズ・リバーが合流します。

クロッシングを１５：３５に出発し、途中水鳥湖で２０分ほど休憩してから１６時半ごろにボウ峠のペイトー湖展望台に到着。

夕方なので山の陰が湖面に落ちています。

皆が行く展望台から少し登ったところに別の展望台があるという情報をネットで見かけたので行ってみます。１０分ほど登って左手に入ったところから展望が開けていました。
ここに来る人はほとんどいません。ゆっくりと少し角度が違うペイトー湖が見られます。
影がますます広がっていきます。

岩がむき出しになっていて、来る人はみな登って写真を撮っていきます。

１７：３０、ペイト―湖を後にしてレイク・ルイーズまで戻ります。
昼を食べそびれたのでレイク・ルイーズ・ビレッジで軽食とスープを買いました。

レイクルイーズ サムソン モール スーパー・コンビニ

１８時半頃、ボー川沿いを列車が走るのが見られるモランツ・カーブに到着。

ここで先程買ったものを食べながら貨物列車が通るのを待ちます。

日が暮れていきます。
１９時半ごろまでいましたが残念ながら列車は通りませんでした。

８時半ごろ今日からの宿泊地バンフに到着。
夕食は街の中心のカスケード・プラザの地下にある怪しい日本食屋「江戸」でテイク・アウトしました。

カスケード プラザ ショッピングセンター

「TERIYAKI CHICKEN」です。

カスケード プラザ ショッピングセンター

バンフではまずインズ・オブ・バンフに２泊します。
このホテルはバンフの中央通り、バンフ・アヴェニューの北の端にあります。これまでに３回宿泊しているのですが、今回は安い部屋であるスイス・ヴィレッジを予約しています。本館とは別棟ですが想像していたより部屋がかなり広くて快適そうです。

スイス ビレッジ イン ホテル