8年ぶり8度目のエジプト8日間（12）すっかり変わったアタバ市場で人酔いした

2019/11/25 - 2019/11/25

昔、よく利用したアタバ市場。それが2011年のアラブの春以降、変わってしまいました。寂しさを感じつつ、とんでもない人混みにエネルギーを吸い取られ…。以下、旅程でここでは11月25日その2としてまとめています。

2019年11月22日（金）エジプト航空 MS965便
　　　　　　　　　　 成田　23:45 発　→　

2019年11月23日（土）カイロ 4:50 着
　　　　　　　　　 　サッカラ観光
　　　　　　　　　　 グレート ピラミッド イン宿泊

2019年11月24日（日）ピラミッドエリア散策
　　　　　　　　　 パノラマ ピラミッズ イン宿泊

2019年11月25日（月）アタバ、タラアト ハルブなど散策
　　　　　　　　　　引き続き、パノラマ ピラミッズ イン宿泊

2019年11月26日（火）午前中、ホテルでのんびり
　　　　　　　　　　 午後、ホテル移動
　　　　　　　　　 ノボテル カイロ エル ボルグ宿泊

2019年11月27日（水）ザマレク散策
　　　　　　　　　 ノボテル カイロ エアポート宿泊

2019年11月28日（木） エジプト航空 MS964便
　　　　　　　　　 カイロ　23:45 発　

2019年11月29日（金） 18:25 成田 着

エリア カイロ(エジプト)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「11）思い出のタハリールとファラキで迷子になる
　https://4travel.jp/travelogue/11605085」からの続きです。
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時刻は、13:30。クッキーのおかげで、疲れが少し取れたけれど、はてさて、一体ここはどこ!?

家具屋さんが並ぶ通りの先には

楽器屋さんが連なる通り。

アタバは、業種ごとに店が固まっています。
これは昔、撮影した画像ですが、電気部品の店が集まる通りには、こんな露店もありました。基板をこんな風に売っていいもなのでしょうか!?

市場では肉、魚、野菜にスパイスや日用品に

これも昔、撮影した画像ですが、モロヘイヤスープ用の最高の出汁が取れると言われるウサギも売っていました（＞＜）

今回、こうしたお店が見当たりません。
とりあえずアタバのバスターミナルに出よう。そうすれば、位置関係が把握できるはず。そこで道行く人に尋ねたのですが、皆、口をそろえて「タハリールに行け」と言う。

違～う、私はそこから来たんだよ～（＞＜）。
行きたいのは、「アタバ」のバスターミナルなの。
そうだ！「ミダーン アタバ（アタバ広場）はどこ？」と聞いてみよう。

すると、正解！
まっすぐ行けと教えられました。
道がわかると、余裕も生まれ、周囲の撮影再開。こんな路上で魚を売っています。

この女性はブドウとイチゴを買いながら、スマホで通話中。この格好で、スマホって…。中世と現代が交錯しているみたいです。

そして、タハリールでバスを降りてから1時間。ようやく見覚えのある場所に出た～(￣ー+￣)／

あとで確認したら、私が歩いたルート。
かなりの迷走っぷりです（＾＾;）

アタバと言えば、郵便局。
ここでしか買えない記念切手を求めて、昔よくここまで買いに来ました（画像は昔、撮影したものです）。

局内には、郵便博物館も併設（これも昔、撮影したもの）。

けれど、今回、郵便局前には警備の車が配備され、近づきがたい雰囲気が漂っていました。

また、郵便局前にあったはずのポストカード市場。
それが…すっかりなくなってる!!!!
（画像は昔、市場のおじさんと撮影したもの）

これは8年前に来た時の写真。
市場は確かにここにありました。記念撮影したおじさんも、健在。それなのに、皆、どこに行ってしまったの（ゝ＿ゝ；）

呆然としていたら、目の前に大荷物のおばさん登場。頭で支え、片手で押さえて運ぶ。かなりの上級技ではないでしょうか!?

頭に載せると言えば、昔、ハンハリーリ市場で、こんなおじさんを見かけました。載せているのは、アーティーチョーク。
まるで巻髪のカツラみたい（^。^）

回想写真ばかり載せてしまいましたが、先へ進めましょう。
これは、今回、路上で見かけた焼きモロコシ。これ、甘くて、おいしいのです。でも、まだ朝ご飯がこなれていないので、買わずに見るだけ。

大混雑するアタバのスークへと足を踏み入れます。

右へ行くと、ハンハリーリ市場に出ます。
観光ツアーで必ず訪れる場所のひとつですが、この人混みをかきわけて行く勇気はありません。

しかし、アタバも負けていませんでした…。
左は、車道に張り出し延々と続く洋服の露店。右は、すぐ脇を通り過ぎる車の列に、ひっきりなしに響くクラクション。
向かい側からは続々と人が歩いてくるので、遅々として前へ進めず、写真を撮る余裕もありません｡･ﾟ(´□｀)ﾟ･｡

10分ほど歩いたところで、ギブアップ。
来た道をUターンして、右折しました。しかし、そこにも人、人、人の波…。もう限界（ゝ＿ゝ；）ここから抜け出した～い。

露店を見る余裕もなく歩いて、ようやく辿り着きました。

汚いけれど、ここがアタバのバスターミナル。

案内所でスフィンクス行きバスの番号を確認。すると、ギザまで行くバスしかないと言う。
え～、昔は走っていたのに、廃止されたの!?

仕方なくギザ行きの1029番、7番、102番いづれかが来るのを待つことにします。
けれど、20分待っても来ません。どうしよう…。

ここで、はたと思い出しました。
お金をキャッシングしないと、手持ちが足りない。この近くの知っている両替屋はなくなっていました。しかたない、タハリールまで出て、ホテルのATMを利用しよう。

そうして、歩きはじめたら、

あ～、ポストカードの市場だ！

かなり規模が拡大され、古本売り場が増えたみたい。以前とはずいぶん様子が変りました。これもアラブの春以降の変化でしょうか。

めぼしいポストカードが見つからなかったので、地下鉄アタバ駅構内を通り抜け、7月26日通り（26 July st）を歩いてタハリールへ。

すると、こんな所に、コシャリ屋「LUX」！
ここが以前の旅行記 https://4travel.jp/travelogue/11583035 に出てきた5ポンドのコシャリのお店です。

さらに、アタバ駅から7月26日通り（26 July st）を500ｍほど歩いたSherif Basha通りで、「エル アブド（El Abd）」発見！
ここは、カイロでは有名なお菓子屋さんです。

上の画像は、昔、このお店で購入したお菓子です。
ナツメヤシのペーストを、スポンジ生地で巻いて、ピスタチオやナッツをまぶしてあります。甘さと香ばしさと、しっとりした生地がサイコー♪

値段は、1kgで41ポンド。当時のレートで1230円。
エジプトのお菓子としては、高級な部類に入ります。今回、これをお土産として買い込むつもりでした。

けれど、見覚えのあるケーキは並んでいるけれど、

ひよこ豆を蜜で固めたホンモメイヤや、ゴマを固めたシムシメイヤなどの豆板菓子に

贈答用の箱入りお菓子ばかり。

昔、買ったこの量り売りのクッキーもありませんでした（画像は、昔、撮影したものです）

11月9日が聖預言者ムハンマドの生誕祭だったので、お祭り用のお菓子ばかり並んでいたのでしょうか。でも、この日はもう11月25日だったのです…。どうして通常のお菓子が並んでいないの（T_T）？
ちなみに、画像は、昔、食べたムハンマド生誕祭用のお菓子です。

がっかりしながら、店を出て、Sherif Basha通りのひとつ先のタラアト ハルブ（Talaat Harb）通りを左折。この通りにもEl Abdがありました。
でも、お目当てのお菓子はありません（～～；
ああ、喉が乾いた～。
通りですれ違う人が手にしているジュースが気になります。

すると、通りの先で「Sindbad」というお店を発見。みんなが手にしているのは、この店のジュースのようです。

アシール アサッブ（さとうきびのジュース）を注文すると、出てきたのはプラスチック カップ。

エジプトでは、ガラスのジョッキを使うのが普通。
飲み終わると、返却し、洗って、次のお客さんに出すのです（画像は昔、ギザ駅近くのジュース屋さんで撮影）。

アシール アサッブは、さとうきびを絞って作ります。ほどよい甘さが、疲れた体にしみこむおいしさ（画像は、昔、アスワンのジュース屋さんで撮影）

このSindbadのアシール アサッブ。値段は、5ポンド（35円）。
昔、ギザ駅そばで飲んだアシール アサッブは、たったの25ピアストル（7円）。
これも、アラブの春以降の物価高のせいなのか。
それともタラアト ハルブが観光客値段だからなのか(-_-)

このジュース屋さんはタラアトハルブ広場に面して建っています。すぐそばには、 何度か通った本屋さんも健在でした。
そして、この先にあるシュタイゲンベルガー ホテル近くでHSBC（香港上海銀行）を発見!! これでキャッシングできる～(o´▽`o)ノ

（この後は、https://4travel.jp/travelogue/11612622　へ続きます）