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エジプトの主だった遺跡は見て回ったことがあるので、今回はサッカラのマスタバを見学しに行きました。以下、旅程で、ここでは11月23日 午前中その4としてまとめています。<br /><br />2019年11月22日(金)エジプト航空 MS965便<br />           成田 23:45 発 → <br /><br />2019年11月23日(土)カイロ 4:50 着<br />           サッカラ観光<br />           グレート ピラミッド イン宿泊<br /><br />2019年11月24日(日)ピラミッドエリア散策 <br />           パノラマ ピラミッズ イン宿泊<br /><br />2019年11月25日(月)アタバ、タラアト ハルブなど散策<br />          引き続き、パノラマ ピラミッズ イン宿泊<br /><br />2019年11月26日(火)午前中、ホテルでのんびり<br />           午後、ホテル移動<br />            ノボテル カイロ エル ボルグ宿泊 <br /><br />2019年11月27日(水)ザマレク散策<br />           ノボテル カイロ エアポート宿泊 <br /><br />2019年11月28日(木) エジプト航空 MS964便<br />           カイロ 23:45 発 <br /><br />2019年11月29日(金) 18:25 成田 着

8年ぶり8度目のエジプト8日間(4)脈々と受け継がれるエジプトの伝統手法がわかる壁画に見惚れる♪ ティのマスタバ

69いいね!

2019/11/23 - 2019/11/23

7位(同エリア67件中)

kiyo

kiyoさん

エジプトの主だった遺跡は見て回ったことがあるので、今回はサッカラのマスタバを見学しに行きました。以下、旅程で、ここでは11月23日 午前中その4としてまとめています。

2019年11月22日(金)エジプト航空 MS965便
           成田 23:45 発 → 

2019年11月23日(土)カイロ 4:50 着
           サッカラ観光
           グレート ピラミッド イン宿泊

2019年11月24日(日)ピラミッドエリア散策
          パノラマ ピラミッズ イン宿泊

2019年11月25日(月)アタバ、タラアト ハルブなど散策
          引き続き、パノラマ ピラミッズ イン宿泊

2019年11月26日(火)午前中、ホテルでのんびり
           午後、ホテル移動
          ノボテル カイロ エル ボルグ宿泊

2019年11月27日(水)ザマレク散策
          ノボテル カイロ エアポート宿泊

2019年11月28日(木) エジプト航空 MS964便
          カイロ 23:45 発 

2019年11月29日(金) 18:25 成田 着

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
交通
4.5
同行者
一人旅
交通手段
タクシー 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 「3)ウナス王のピラミッドで、あやうく脳しんとうに!?<br />  https://4travel.jp/travelogue/11577602」からの続きです。<br /> ---------------------- <br /><br />駐車場に車を停め、ひとりで歩いて行きました。<br />画面中央の白い長方形が、ティのマスタバ。その奥に見えているのは、アブシールのピラミッドです。

    「3)ウナス王のピラミッドで、あやうく脳しんとうに!?
     https://4travel.jp/travelogue/11577602」からの続きです。
    ----------------------

    駐車場に車を停め、ひとりで歩いて行きました。
    画面中央の白い長方形が、ティのマスタバ。その奥に見えているのは、アブシールのピラミッドです。

  • 全部で14基ありますが、有名なのはニウセルラー王、ネフェリルカラー王、そしてサフラー王のピラミッド群です。<br /><br />ネフェリルカラー王は即位した時、高齢だったせいか、ピラミッドに付随する河岸神殿と参道は、未完成だったそうです。それを、三代後のニウセルラー王が自分のピラミッド用に転用してしまったとか。<br /><br />けれど、そのおかげで、神官達が書き記した神殿内の作業予定や備蓄品などの文書が、ナイル川の氾濫から逃れ、「アブシール・パピルス」として後に発見されることとなったそうです。何が幸いするか、わかりませんね(^^)

    全部で14基ありますが、有名なのはニウセルラー王、ネフェリルカラー王、そしてサフラー王のピラミッド群です。

    ネフェリルカラー王は即位した時、高齢だったせいか、ピラミッドに付随する河岸神殿と参道は、未完成だったそうです。それを、三代後のニウセルラー王が自分のピラミッド用に転用してしまったとか。

    けれど、そのおかげで、神官達が書き記した神殿内の作業予定や備蓄品などの文書が、ナイル川の氾濫から逃れ、「アブシール・パピルス」として後に発見されることとなったそうです。何が幸いするか、わかりませんね(^^)

  • 昔、このアブシールの発掘現場を見学する機会に恵まれました。見学には特別な許可が必要なのですが、その時に撮影した写真がこれ。<br /><br />アブシールのピラミッドの向こうに見えるのは、ギザの三大ピラミッド。同じくらいの大きさに見えますが、一番大きなネフェリルカラーのピラミッドが、ギザの一番小さなメンカウラー王のピラミッドよりやや大きめ。他は、それより小さなものばかりです。<br /><br />こうして見比べると、ギザのピラミッドの保存状態がいかにすごいかわかりますね。

    昔、このアブシールの発掘現場を見学する機会に恵まれました。見学には特別な許可が必要なのですが、その時に撮影した写真がこれ。

    アブシールのピラミッドの向こうに見えるのは、ギザの三大ピラミッド。同じくらいの大きさに見えますが、一番大きなネフェリルカラーのピラミッドが、ギザの一番小さなメンカウラー王のピラミッドよりやや大きめ。他は、それより小さなものばかりです。

    こうして見比べると、ギザのピラミッドの保存状態がいかにすごいかわかりますね。

  • 話がそれましたが、ティのマスタバへ向かいます。<br />ティは第5王朝後半の高官で、アブシールのピラミッドと太陽神殿の監督官だった人。

    話がそれましたが、ティのマスタバへ向かいます。
    ティは第5王朝後半の高官で、アブシールのピラミッドと太陽神殿の監督官だった人。

  • 入口を入ると、広いホール。<br />その中央には、大きな穴。こうしたマスタバでは地下に玄室があり、石棺が置かれています。<br /><br />ここで、課外授業で来ていた女子高生たちの集団に遭遇。私をじーっと見ています。その中の一人が近づいてきて、「一緒に写真を撮って」とお願いされました。<br /><br />エジプト人は、外国人旅行者と写真を撮るのが大好き。昔は、カメラなんて高級品を持っている人はいなかったのに、今や、小さな子供までスマホを携帯。<br /><br />ギザのピラミッドではあっという間に囲まれ、身の危険を感じて逃げたりもしました。でも、ここにいた彼女たちには恥じらいが見られ、こちらも「いいですよ」とこころよく一緒に写真に収まりました。ちょっとだけアイドルになった気分です(^^;

    入口を入ると、広いホール。
    その中央には、大きな穴。こうしたマスタバでは地下に玄室があり、石棺が置かれています。

    ここで、課外授業で来ていた女子高生たちの集団に遭遇。私をじーっと見ています。その中の一人が近づいてきて、「一緒に写真を撮って」とお願いされました。

    エジプト人は、外国人旅行者と写真を撮るのが大好き。昔は、カメラなんて高級品を持っている人はいなかったのに、今や、小さな子供までスマホを携帯。

    ギザのピラミッドではあっという間に囲まれ、身の危険を感じて逃げたりもしました。でも、ここにいた彼女たちには恥じらいが見られ、こちらも「いいですよ」とこころよく一緒に写真に収まりました。ちょっとだけアイドルになった気分です(^^;

  • ひとしきり撮影に応じた後、ようやく見学開始。<br /><br />ホールの柱や壁、 さらに奥の礼拝室へと続く壁は、ティの日常や、葬儀の供物などのレリーフで埋め尽くされ、4500年前の生活をうかがい知ることができる貴重な資料です。<br /><br />入口を入って右の壁には、鳩やアヒル、カモなどを飼育している様子が描かれていました。

    ひとしきり撮影に応じた後、ようやく見学開始。

    ホールの柱や壁、 さらに奥の礼拝室へと続く壁は、ティの日常や、葬儀の供物などのレリーフで埋め尽くされ、4500年前の生活をうかがい知ることができる貴重な資料です。

    入口を入って右の壁には、鳩やアヒル、カモなどを飼育している様子が描かれていました。

  • これは鶴!?<br />エジプトに鶴がいるなんて知らなかった(@@

    これは鶴!?
    エジプトに鶴がいるなんて知らなかった(@@

  • こっちでは太らせるために、強制的に餌を与えています。<br />フォアグラなど、現代でも似たようなことをしているけれど、4500年も前にも行っていたとは驚きです。

    こっちでは太らせるために、強制的に餌を与えています。
    フォアグラなど、現代でも似たようなことをしているけれど、4500年も前にも行っていたとは驚きです。

  • ここでは、供物となる動物を船で運んでいます。

    ここでは、供物となる動物を船で運んでいます。

  • アダックス(addax、レイヨウの一種)の雄と雌など、角の違いなどが細かく描き分けられています。こうした淡々とした描写があるかと思えば、

    アダックス(addax、レイヨウの一種)の雄と雌など、角の違いなどが細かく描き分けられています。こうした淡々とした描写があるかと思えば、

  • 供物にされる鳥が

    供物にされる鳥が

  • 全力で嫌がっている…

    全力で嫌がっている…

  • この牛を押さえつけている場面は、イドゥ、ウナス・アンク、イネフェルトのマスタバでも目にしましたが、

    この牛を押さえつけている場面は、イドゥ、ウナス・アンク、イネフェルトのマスタバでも目にしましたが、

  • 切断した足を捧げものとしています(~~;

    切断した足を捧げものとしています(~~;

  • これは、家具の工房。

    これは、家具の工房。

  • 高級木材の黒壇を使い、ベッドを作っています。

    高級木材の黒壇を使い、ベッドを作っています。

  • これは、そいだ枝から槍を作っています。枝をまっすぐにするため、圧力をかけているところです。<br /><br />こうした作業の様子は工程の説明だけではありません。「急げよ」「やってるよ」という職人たちの言葉も、ヒエログリフで刻まれているそうです (^。^)

    これは、そいだ枝から槍を作っています。枝をまっすぐにするため、圧力をかけているところです。

    こうした作業の様子は工程の説明だけではありません。「急げよ」「やってるよ」という職人たちの言葉も、ヒエログリフで刻まれているそうです (^。^)

  • これは、パン工房の様子です。<br />左上のロケット型のサイロから、穀物を取り出します。その上段では、使用する穀物の量を記録。取り出した穀物は、丸いふるいで不要物を取り除き、粉を挽き、こねて、丸めて、焼きあげます。

    これは、パン工房の様子です。
    左上のロケット型のサイロから、穀物を取り出します。その上段では、使用する穀物の量を記録。取り出した穀物は、丸いふるいで不要物を取り除き、粉を挽き、こねて、丸めて、焼きあげます。

  • これは昔、ルクソールで撮影した写真。<br />小麦粉と塩とぬるま湯で作った種を成型し、エイシを焼くところです。この作り方は、壁画に描かれていた時代とほとんど変わっていません。

    これは昔、ルクソールで撮影した写真。
    小麦粉と塩とぬるま湯で作った種を成型し、エイシを焼くところです。この作り方は、壁画に描かれていた時代とほとんど変わっていません。

  • これは、最初、戦っているのかと思いました。でも、よく見てください。

    これは、最初、戦っているのかと思いました。でも、よく見てください。

  • 船を作っているのです。<br />銅製のノミや鋸で木を切るのは、かなりの力が必要。全体重をかけて、作業を進めているそうです。

    船を作っているのです。
    銅製のノミや鋸で木を切るのは、かなりの力が必要。全体重をかけて、作業を進めているそうです。

  • アスワンのフィラエ神殿の南方に、カラブシャ神殿があります。昔、その船着き場で船を作っているのを目にしました。

    アスワンのフィラエ神殿の南方に、カラブシャ神殿があります。昔、その船着き場で船を作っているのを目にしました。

  • これまた壁画に描かれている工法と同じではと思うほど、原始的な道具を使っています。

    これまた壁画に描かれている工法と同じではと思うほど、原始的な道具を使っています。

  • 「今も昔も変わらない」と言う言葉は、エジプトに関しては、とてつもなく長い時間を表しているのだと改めて実感。

    「今も昔も変わらない」と言う言葉は、エジプトに関しては、とてつもなく長い時間を表しているのだと改めて実感。

  • 昔ながらのやり方と言えば、石の切り出し。これも昔、ルクソールで実際の作業を目にする機会に恵まれました。<br />石の溝に木製のクサビを打ち込み、水をかけます。クサビが膨張し、徐々に石のひびが広がっていきます。

    昔ながらのやり方と言えば、石の切り出し。これも昔、ルクソールで実際の作業を目にする機会に恵まれました。
    石の溝に木製のクサビを打ち込み、水をかけます。クサビが膨張し、徐々に石のひびが広がっていきます。

  • 数か月かかって1個切り出せるという非常に手間暇のかかる作業です。

    イチオシ

    数か月かかって1個切り出せるという非常に手間暇のかかる作業です。

  • この日は、ちょうど切り出しの最終工程を見ることができました。<br /><br />繰り返しますが、これは20世紀に行われていたことなのです。恐るべし、エジプト文明。現代にも脈々と受け継がれています。

    イチオシ

    この日は、ちょうど切り出しの最終工程を見ることができました。

    繰り返しますが、これは20世紀に行われていたことなのです。恐るべし、エジプト文明。現代にも脈々と受け継がれています。

  • ティのマスタバに話を戻します。<br />人々が昔、どんな生活をしていたかがわかる壁画以外に、こんな壁画もあります。

    ティのマスタバに話を戻します。
    人々が昔、どんな生活をしていたかがわかる壁画以外に、こんな壁画もあります。

  • 子牛の頭が、今まさに出てきている!<br />臨場感あふれる牛の出産の場面。

    イチオシ

    子牛の頭が、今まさに出てきている!
    臨場感あふれる牛の出産の場面。

  • こちらにも牛が描かれています。足を掴まれた子牛が振り返っている。その視線の先には、

    こちらにも牛が描かれています。足を掴まれた子牛が振り返っている。その視線の先には、

  • 乳しぼり真っ最中の母牛の姿。

    乳しぼり真っ最中の母牛の姿。

  • その母牛の右側にも、甘えるように寄りそう子牛。なんとも、愛らしい姿です(^-^)

    その母牛の右側にも、甘えるように寄りそう子牛。なんとも、愛らしい姿です(^-^)

  • これは湿原をすすむ船。一番背が高いのが、ティ。

    これは湿原をすすむ船。一番背が高いのが、ティ。

  • 先導する船が、カバを仕留めようとしています。<br />悪神と呼ばれたセトの象徴、カバは、古代エジプトで忌み嫌われる存在でした。こうしてカバ狩りをする場面が描かれることもしばしばです。

    先導する船が、カバを仕留めようとしています。
    悪神と呼ばれたセトの象徴、カバは、古代エジプトで忌み嫌われる存在でした。こうしてカバ狩りをする場面が描かれることもしばしばです。

  • この壁画では、網を引っ張って漁をしています。

    この壁画では、網を引っ張って漁をしています。

  • 釣った魚は籠に入れ、魚をさばいているところです。

    釣った魚は籠に入れ、魚をさばいているところです。

  • 魚の形が、なんかミョー(^。^)

    魚の形が、なんかミョー(^。^)

  • これはレスリングの鍛錬かと思ったら、違いました。<br />上段では亜麻、大麦、小麦などの穀物を収穫。下段では、道具を片づけ、収穫物を運ぼうとしているのです。

    これはレスリングの鍛錬かと思ったら、違いました。
    上段では亜麻、大麦、小麦などの穀物を収穫。下段では、道具を片づけ、収穫物を運ぼうとしているのです。

  • これは何をしているのかと思ったら、

    これは何をしているのかと思ったら、

  • 穀物や運搬機材を包んで、ロバの背に載せ運んでいるのです。現代のエジプトでもロバが活躍していますが、こんな風にきちんと包んで運んでいる姿は見たことがないです。昔のほうが几帳面だった!?

    穀物や運搬機材を包んで、ロバの背に載せ運んでいるのです。現代のエジプトでもロバが活躍していますが、こんな風にきちんと包んで運んでいる姿は見たことがないです。昔のほうが几帳面だった!?

  • この壁のへこんだ部分は、被葬者があの世とこの世を行き来するための偽扉(ぎひ)。その手前にあるのが、お供え物を載せる供物台です。

    この壁のへこんだ部分は、被葬者があの世とこの世を行き来するための偽扉(ぎひ)。その手前にあるのが、お供え物を載せる供物台です。

  • ヒエログリフで「ヘテプ」という文字は、この形をしています。意味は「満足している」。<br /><br />お供えをしてもらって、満足じゃ。<br />そんな被葬者の声を代弁するような洒落っ気が感じられますね(^。^)

    ヒエログリフで「ヘテプ」という文字は、この形をしています。意味は「満足している」。

    お供えをしてもらって、満足じゃ。
    そんな被葬者の声を代弁するような洒落っ気が感じられますね(^。^)

  • こちらの壁に描かれているのは、ティ。<br />後ろにいるのは、奥さんのネフェルヘテペス。

    こちらの壁に描かれているのは、ティ。
    後ろにいるのは、奥さんのネフェルヘテペス。

  • そして、この壁の穴。

    そして、この壁の穴。

  • ティの彫像が納められた部屋、セルタブを覗けます。<br />被葬者のカー(魂の一種)は、このセルタブから、あの世とこの世を行き来して、礼拝室に供えられた供物のにおいを嗅いだり、家族が読み上げる手紙の内容を聞いたりするのです。<br /><br />このティの像は、レプリカです。<br />ですが、漂ってくる気配が怖い~(_ _;) <br />覗いてはいけなかったかも!?<br />安らかな眠りを妨げて、ごめんなさい(><)

    ティの彫像が納められた部屋、セルタブを覗けます。
    被葬者のカー(魂の一種)は、このセルタブから、あの世とこの世を行き来して、礼拝室に供えられた供物のにおいを嗅いだり、家族が読み上げる手紙の内容を聞いたりするのです。

    このティの像は、レプリカです。
    ですが、漂ってくる気配が怖い~(_ _;) 
    覗いてはいけなかったかも!?
    安らかな眠りを妨げて、ごめんなさい(><)

  • 時刻は11時30分。一番奥の礼拝室には私以外、誰もいません。なんとなく背中がぞわぞわする…

    時刻は11時30分。一番奥の礼拝室には私以外、誰もいません。なんとなく背中がぞわぞわする…

  • そろそろ戻ることにします。

    そろそろ戻ることにします。

  • さようなら、サッカラ~!<br />(上の画像は、イブラヒムさんが「記念撮影しよう」と写真ストップしてくれた時のものです)

    さようなら、サッカラ~!
    (上の画像は、イブラヒムさんが「記念撮影しよう」と写真ストップしてくれた時のものです)

    マスタバ墳とセラペウム 建造物

    当時を知る貴重な壁画や、超巨大な棺 by kiyoさん
  • スフィンクス通りまで戻ってくると、道路はかなりの渋滞。<br /><br />カイロ近郊からギザの三大ピラミッドを見学に来た小学生たちの遠足バスが路駐しているせいです。<br />遠足バスは1台、2台ではありません。<br />10台以上のバスがずらずらと(~~;<br />土日は、こうした遠足バスによる渋滞がひどいのだそうです。<br /><br />もちろん、ピラミッドエリアも子供だらけ。スマホを持って「一緒に写真とって」と囲まれます。貴重品には十分、ご注意ください。私はウーとフーを奪われそうになりました…。

    スフィンクス通りまで戻ってくると、道路はかなりの渋滞。

    カイロ近郊からギザの三大ピラミッドを見学に来た小学生たちの遠足バスが路駐しているせいです。
    遠足バスは1台、2台ではありません。
    10台以上のバスがずらずらと(~~;
    土日は、こうした遠足バスによる渋滞がひどいのだそうです。

    もちろん、ピラミッドエリアも子供だらけ。スマホを持って「一緒に写真とって」と囲まれます。貴重品には十分、ご注意ください。私はウーとフーを奪われそうになりました…。

  • また、話が脱線しました。<br /><br />この渋滞の中、イブラヒムさんは、ちょっと待ってくれと言って車を停め、スフィンクス通りにある自宅へ戻っていきました。

    また、話が脱線しました。

    この渋滞の中、イブラヒムさんは、ちょっと待ってくれと言って車を停め、スフィンクス通りにある自宅へ戻っていきました。

  • 戻ってきた時、その手に握られていたのは、携帯の充電器と、揚げたてのターメイヤ!<br /><br />お店でテイクアウトしたというミニサイズのターメイヤは、サクサクして、おいしい(^。^)イブラヒムさん、こんな気遣いまでしてくれて、本当に良い人です。

    戻ってきた時、その手に握られていたのは、携帯の充電器と、揚げたてのターメイヤ!

    お店でテイクアウトしたというミニサイズのターメイヤは、サクサクして、おいしい(^。^)イブラヒムさん、こんな気遣いまでしてくれて、本当に良い人です。

  • その後も渋滞にはまり、時刻は12:46。<br />エル リマーヤ(El Remaya)広場近くのレストラン フェルフェラに到着するのに、かなりの時間がかかりました。

    その後も渋滞にはまり、時刻は12:46。
    エル リマーヤ(El Remaya)広場近くのレストラン フェルフェラに到着するのに、かなりの時間がかかりました。

    フェルフェラ・カフェ 地元の料理

  • ここでイブラヒムさんと、お別れです。<br />無理やりお土産屋さんに連れていかれることもなく、こちらからリクエストしなくても、要所要所で写真ストップしてくれたり、本当に楽しい時間を過ごせました(^^)<br /><br />カイロではuberでタクシーを呼ぶのが一般的になっていますが、道を知らない運転手もいます。そんな中、イブラヒムさんは長年、観光客相手に運転手をしてきた方なので、カイロはもちろん、スエズやポートサイド、ワディ・ナトルーンなどカイロ近郊への道もよくご存じ。昔、日本人グループを案内して、泊りがけでアッパー エジプトを巡ったこともあるそうです。<br /><br />別れ際に、名刺もいただきました。<br /><br />記載されている番号は、携帯の番号です。<br />車はオンボロですが、人柄と腕は確かです。<br />英語が通じますので、利用されたいと言う方は連絡してみてください。もしかしたら、スフィンクス前の入口で、客待ちしているかもしれません。<br />(この後は、https://4travel.jp/travelogue/11583035へ続きます)

    ここでイブラヒムさんと、お別れです。
    無理やりお土産屋さんに連れていかれることもなく、こちらからリクエストしなくても、要所要所で写真ストップしてくれたり、本当に楽しい時間を過ごせました(^^)

    カイロではuberでタクシーを呼ぶのが一般的になっていますが、道を知らない運転手もいます。そんな中、イブラヒムさんは長年、観光客相手に運転手をしてきた方なので、カイロはもちろん、スエズやポートサイド、ワディ・ナトルーンなどカイロ近郊への道もよくご存じ。昔、日本人グループを案内して、泊りがけでアッパー エジプトを巡ったこともあるそうです。

    別れ際に、名刺もいただきました。

    記載されている番号は、携帯の番号です。
    車はオンボロですが、人柄と腕は確かです。
    英語が通じますので、利用されたいと言う方は連絡してみてください。もしかしたら、スフィンクス前の入口で、客待ちしているかもしれません。
    (この後は、https://4travel.jp/travelogue/11583035へ続きます)

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この旅行記へのコメント (4)

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  • aoitomoさん 2020/01/05 01:36:34
    ヒエログリフを読んでいるかの如く
    kiyoさんクマクマウーさんチビチビフーさん こんばんは~

    『ネフェリルカラーのピラミッド』
    ギザの三大ピラミッド以後ピラミッドが衰退していったにも関わらず、第5王朝時代にメンカウラー王のピラミッドよりやや大きいピラミッドが作られたという事実が凄いです。
    それを造れるだけ国が安定していたとも言えますし、
    思わずネットで色々調べて楽しんでおりました。

    『ティのマスタバ』
    それにしても、壁のレリーフのkiyoさんり解説が凄い。
    ヒエログリフを読んでいるかの如く、
    これって現地で解説を聞けるんですか?
    壁のレリーフを見て、これだけ分かれば凄いことだと思うし、
    楽しさも倍増しますね。
    とにかくも、kiyoさんのエジプト通には驚きます。
    貴重な写真もありがとうございます。

    ヒエログラフに「急げよ」「やってるよ」など、
    会話がおり込まれていると言うのにもびっくり。
    パン工房の様子もレリーフでよくわかれば、
    エイシも食べたくなりますよ。
    ルクソールでの石の切り出し。
    こんなものまで、以前見れて貴重な経験をされているのですね~

    ピラミッドエリアの子供の『一緒に写真とって』
    これも、注意が必要なんですね~
    勉強になります。
    ウーちゃんとフーちゃんご無事で何より。

    変な白タクを拾わないためにもuber必須でしょうが、
    いいタクシー運転手さんに恵まれ、良かったですね~

    kiyoさんのエジプト旅は目からうろこです!

    aoitomo

    kiyo

    kiyoさん からの返信 2020/01/05 11:24:22
    RE: ヒエログリフを読んでいるかの如く
    aoitomoさん、
    昨年はたくさんのいいねとコメントをいただき、ありがとうございました。
    本年もどうぞよろしくお願いいたします。

    エジプトでは、崩れた小山や丘にしか見えないものが、
    実はピラミッドだったりするのですが、今回、旅行記を作る際、
    「図説 ピラミッドの歴史(大城道則 著、河出書房新社)」という本を読みました。

    エジプトにある数多くのピラミッドについて書かれている本ですが、それぞれの歴史や経緯などがわかり、興味深かったです。
    あの小山には、そんな歴史が、、、と勉強になりました。

    ティのマスタバについては、
    壁画の詳細を解説したサイトをネットで見つけ、それを参考に書きました。
    よくぞ、これだけ調べたなと思うほどの情報量で、「急げよ」「やってるよ」という会話も、そのサイトに書かれていたことです。

    サッカラには、他にもカゲムニやメレルカなど素晴らしい壁画のマスタバがたくさんあるので、端から端までじっくり見るには、数日間、必要かもしれません(^^;

    ルクソールでの石の切り出しは、日本からテレビ番組の取材が来た時に、エジプトでコーディネーターの仕事をされることもある方のおかげで見学することができました。
    この貴重な場面を保存しておくという意味で、今回、旅行記に入れました。

    エジプトの『一緒に写真とって』攻撃は、子供たちに悪気はないのですが、
    ウーとフーを、がっつり握られ奪われそうになった時は、かなり焦りました〜。
    でも、女子学生とか家族連れとかと写真を撮るのは、現地の人と交流できて、思い出の一枚になっています。

    aoitomoさんのエジプト旅行も、きっと思い出深いものになると思います。
    そして、現地の人たちとの素敵な出会いがありますように。
    kiyo
  • ohanaさん 2020/01/04 20:31:09
    壁画に感動
    kiyo様
    こんばんは

    新年あけましておめでとうございます。
    本年も宜しくお願い致します。

    じっくりと1枚ずつ解説を読みながら楽しませていただきました。
    4500年前,単純に考えて100歳まで生きたとし45回生まれ変わる!!!
    その間壁画が残されている!!。

    造船技術も壁画から引き継がれているようで。

    石の切り出しもこのような方法でと目から鱗。
    日本のお城の石垣も凄いと思いますが、ピラミッド、よくあの形を考えたな~もし違う形だったら保存されていたかと素人ながらに考えてしまいます。

    良いドライバーに恵まれ素敵な観光の様子が分かります。

    今までエジプトの良さを分かりませんでした、
    最近、色々な特集でエジプトに興味を持つようになりました、
    先ずは今年はHに妻公認で一緒に行く~
    次はイタリアも考えてあげないととエジプトにたどり着くかは?

    Hの旅程が!!成田往復(JAL)でしたが帰国便が羽田になりますとJALからメールが!!!
    結果往復羽田に無料で変更、羽田発の方が高いのでLUCKYなのですが~パーキングなどのこと考えると果たして良かったのかと思う昨今です。

    私事でスミマセン<m(__)m>

    エジプトの投稿楽しみです。

    kiyo

    kiyoさん からの返信 2020/01/05 10:58:59
    RE: 壁画に感動
    ohana様、
    昨年はたくさんのいいねとコメントをいただき、ありがとうございました。
    H行きのJAL。
    成田往復のはずが、帰国便だけ羽田になるということがあるのですか!?
    私はいつも電車で行くので、羽田のほうが近くて便利ですが、
    車の場合は、パーキングが問題になるのですね。

    エジプト旅行記ですが、
    今回は、ティのマスタバの壁画を詳しく解説したサイトを見つけ、
    それを参考に作成しました。
    説明を読むと、手なずけることが難しいジャッカルを
    飼育している様子が描かれていたとか、
    私が見損ねた個所が数多くあることがわかり、
    また壁画を見に再訪したくなってしまいました。

    4500年も前のものが残っている。
    しかも、中にはほぼ当時のままの姿で。
    本当にすごいことだと思います。

    でも、エジプトは日本ほど几帳面ではないので、
    管理がずさんで、風化が進んでいる遺跡もあり、
    もったいないことだなと思います。

    石の切り出しは、たまたまツテがあって見学することができました。
    あまりにも驚きの工法だったので、
    最初はアトラクションか何かの撮影かと思ってしまったほどです。
    あれを何千、何万個と切り出し、ナイル川を使って運び、
    昔はピラミッドを建てていた。
    想像するだけで、気が遠くなります。
    そんなエジプトだからこそ、いろいろ知りたくなってしまうのかもしれません。

    ハワイ旅行のお話も、また楽しみにしております。
    本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
    kiyo

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