京都で秋を食べる

2019/11/24 - 2019/11/27

紅葉を見に京都で３泊４日を過ごしました。昼食に２カ所、夕食に２カ所を事前に予約しました。予約時間が決まっているので、観光は余裕を持って店に着くことを優先しました。昼食を予約した２店は入れ替え制だったので間に合うよう路線バスの時刻表をチェックしました。クチコミを参考に選んだどの店も美味しかったですし、ノープランで利用した店も美味しかったので、食の京都の印象が強まった旅でした。紅葉で有名な寺社はどこも国内外の観光客で混んでいて、分かっていたものの疲れました。食事だけは静かにマイペースでとれて疲れがいやされました。自分好みの店を見つけた旅でした。

エリア 東山・祇園・北白川(京都)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 徒歩

午前の早い時間に京都に着き、ホテルに荷物を預けて高雄へ行きました。神護寺参道の長い石段往復で疲れたので、高雄橋のそばにあったよし廣で休憩しました。

総本家 よし廣 グルメ・レストラン

焼きたての甘辛しょうゆのいそべだんごとあんが中に入っている草餅の高雄だんごを注文しました。高雄だんごのあんがとても熱かったです。神護寺にお参りした後に寄りたくなる店です。甘さが程よいだんごでした。

神護寺、西明寺、高山寺を訪れてホテルにチェックインしてから夕食に出かけました。以前訪れて美味しかったうしのほねあなざを予約しておきました。前は１階カウンター席でしたが、今回は２階の座敷でした。薄暗くメニューが見難い席でした。座卓に名入りのメッセージがありちょっと嬉しくなりました。画像の建物の２階左端の薄暗い席でした。

うしのほね あなざ グルメ・レストラン

今回もおばんざいの中から三種類選びました。左からゆばのウニマヨネーズ、たこのやわらか煮、二色生麩あじわい味噌です。照明が暗くて美味しくなく写っていますが、どれも美味しかったです。

分かりにくいですが、炭焼き京野菜盛りです。器が個性的ですね。

前回は知らなくて注文しなかったシチューです。今回調べたら名物料理とのことで締めに注文しました。ほろっと崩れる煮込んだ牛肉とシチューが美味しかったです。パンは三種類付いていました。老舗洋食屋のような料理でした。パンで器についたシチューを取って食べました。次回も締めはシチューにします。お酒もおいしかったし、自分好みの店です。

静かな愛宕念仏寺で紅葉と羅漢をゆっくり見た後、客を乗せてきたタクシーに乗り知恩院へ行きました。タクシー代はかかったけれど運転手さんが色々な話をしてくれて楽しかったです。知恩院の方丈庭園は明日から公開だったので庭園以外をみました。昼食は前もって予約した東山ゆう豆です。１２時半の時間帯を予約したので昼前の観光は近くの寺院にしました。入れ替えまで店頭のベンチで一休みしました。

ゆば料理 東山ゆう豆 グルメ・レストラン

数量限定のゆばローストビーフ膳です。美山産ゆばと丹波黒豆のゆばの小鉢などがついてゆばも堪能しました。醤油漬け卵黄と汲み上げゆばを混ぜて柔らかいローストビーフと一緒に食べました。初めて食べたコラボで美味しかったです。

連れはゆう豆御膳を注文しました。醤油漬け卵黄と汲み上げゆばの一品、６種類のゆば料理の小さな小鉢などゆばづくしに、にこにこ満足そうに食べていました。ゆばローストビーフのように、ご飯に卵黄を混ぜた汲み上げゆばをのせて美味しいと食べていました。デザートのケーキもついていました。

昼食後、近くの高台寺と清水寺へ行きました。清水寺のライトアップを見てから予約した、先斗町にあるふたご家に行きました。飲食店が並ぶ路地の２階に可愛らしい看板があります。

農家野菜 ふたご家 京都先斗町店 グルメ・レストラン

ステーキなどの肉料理もありましたが、京野菜を食べたくて数品注文しました。九条ネギ肉味噌は味が濃くて酒の肴にぴったりでした。

ねぎ塩れもん鍋は温まりたかったのとレモンをどうするのか興味があり注文しました。これは火をつける前です。肉の下の九条ネギや野菜が煮えてくると下がって肉に火が通りレモンも煮えてきました。レモンの苦みが出る前に取り出しました。爽やかな酸味が美味しかったです。

今日は朝から東福寺へ行き、次に伏見稲荷大社へ行きました。国内外の観光客であふれていました。午後の予定があるので途中で引き返し稲荷茶寮で休憩しました。

伏見稲荷大社 寺・神社・教会

テラス席で抹茶ソフトクリームを食べました。テイクアウトより高くなるのは分かっていましたが、ちょっと高すぎでは？と食べる前に思ってしまいました。席代でしょうかね。濃厚な抹茶風味で美味しかったです。

連れは濃い抹茶ぜんざいです。濃い抹茶の上にあんと白玉がのっていました。抹茶の苦みと程よい甘さのあんの組み合わせが美味しかったようです。

三条に戻り、京阪三条北ビル地下１階の麺処あしかりで蕎麦を食べました。昼時で席が空くまで少し待ちました。京都へ来てから美味しいものを食べてきたので麺を食べたくなり駅近くの店にしました。

麺処 あしかり グルメ・レストラン

九条ねぎそばです。ネギがたっぷりのった甘口のつゆと細い蕎麦でした。信州の蕎麦と異なる美味しさでした。

冷たい梅おろしそばです。細い蕎麦はこしがあり美味しかったです。やはりつゆは甘口でした。梅は程よい硬さで酸味が疲れた身体に効きました。

午後は南禅寺と永観堂の紅葉を楽しみました。JR京都伊勢丹地下で夕食を買い、ホテルの部屋でゆっくり過ごすことにしました。以前から気になっていた柿の葉すしがどのようなものか試しに柿千で買いました。あなごとエビです。甘口のすし飯がくせになりそうです。

メインの夕食は浪花古市庵の寿司にしました。秋ばら寿司とかに寿司です。やはり薄い甘口のすし飯で、それぞれ具が多くて満足しました。今日一日は特に人気の寺社巡りだったのでどこへ行っても人が多く、電車もバスも混んでいて疲れました。テレビを見ながらゆっくり食べて胃も心もいやされました。

京都の最終日はホテルに荷物を預けて金戒光明寺と真如堂を見て、予約したAWOMB祇園八坂で昼食にしました。石塀小路の静かな大人の店です。

AWOMB祇園八坂 グルメ・レストラン

昼食は手和え寿しのみです。ドリンクとデザートのメニューはありました。小皿８つに刺身と野菜や果物がのっています。どの食材もそれぞれ別々に料理したとても手の込んだものでした。中央が４種の調味料です。鱧の土瓶蒸し、抹茶の錦糸卵があります。卵の下にご飯が入った器があり、自分で好きなように調味しながらちらしにしたり、混ぜご飯にしたり、土瓶蒸しをかけたりしていただきました。

檸檬ジンジャーです。ドリンクなのに浅い器に入っています。すりおろした生姜と輪切りのレモンと微炭酸のジンジャーエールでした。真ん中に三角すいの氷がありミントが入っています。時々かき回して溶かして飲み、ちょうど食事が終わるころに氷が溶けてなくなりました。生姜が効いていて美味しかったです。見た目でびっくりして、飲んで美味しくて、楽しかったです。

午後は知恩院に再び訪れて庭園２つを見ました。閉門までいてゆっくりしました。帰りは遅い新幹線にして夕食を食べてから乗ることにしました。事前に調べたJR京都伊勢丹イートパラダイス３階のはしたてで食べました。下見で夕食時は行列ができていたので５時過ぎに行きました。すぐ席につけました。

はしたて グルメ・レストラン

食べたかった鯛の胡麻味噌寿司セットです。厚切りの鯛に胡麻味噌を絡めながらすし飯と食べます。きのこたっぷりのにゅう麺も薄味で美味しかったです。すしと麺の両方でちょうどいい量でした。京都の食事の締めに余韻を残す夕食でした。また美味しい食事をしに京都へ行きたくなる旅でした。会計を済まし外へ出ると行列ができていました。

連れが注文したはしたてセットです。ご飯の上に自分のと同じ鯛の胡麻味噌がのっています。出汁をかけて茶漬けにするために鯛は薄かったです。出汁をかけると味が変わり別の料理のようだと喜んでいました。一番気に入っていたのはデザートのれんこん菓子西湖です。あっさり甘くもちもちした和菓子は女性に人気だそうです。店頭で販売しているので生和菓子の土産にいかがでしょうか。