船中6泊！ほぼ日本一周クルーズ・その2.〔祝〕新造船就航 太平洋フェリー「きたかみ」乗船記 (仙台～苫小牧) 後編

2019/05/11 - 2019/05/11

第126部-567冊目　2/15

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

今回の旅は'日本一周クルーズ'です。
～とは言っても、豪華クルーズ船ではなく、国内定期航路のフェリーを乗り継ぐ6泊7日の船旅です。

本編は、今年(平成31年)1月に就航した太平洋フェリーの新造船「きたかみ」で苫小牧に向かう後編です。
拙い旅行記ですが、ご覧頂けたら幸いです。

表紙画像‥太平洋を航行する太平洋フェリーの新造船「きたかみ」。

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令和元年5月10日～16日 6泊7日

5月10日(金) 第1日目 晴れ
5月11日(土) 第2日目-1 晴れ
太平洋フェリー:きたかみ.苫小牧行
仙台.19:40～(船中泊)～苫小牧.11:00

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きたかみ売店‥260円

エリア 苫小牧(北海道)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: 個別手配

平成元年1月.太平洋フェリーに新造船「きたかみ」が就航しました。
この新造船に乗り、仙台→苫小牧へ航海中です。

3:57
おはようございます。
時刻は午前3時57分です。

①太平洋フェリー:きたかみ.苫小牧行
仙台.19:40～(船中泊)～苫小牧.11:00

3:57
現在、岩手青森県境沖を速力21.3ノット(39.4km/h)で航行しています。

船内を徘徊してみましょう。
パブリックスペースです。

そして、こちらはプロムナード。
さすがに、この時間は人がいませんね。

甲板に出ました。
この季節、午前4時で夜が明けています。

今日は海況が良く、快適な船旅です。
奥の方にぼんやりと陸地が見えますね。

ズームしてみましょう。
本州が見えます。

東の空が赤く染まってきました。
今日は日の出が見れそうですね。

日の出は4:18です。

あっ！

4:18
水平線からお日さまが顔を出してきましたよ。

ああっ！
水平線に分厚い雲が‥

お日さまが一旦、雲に隠れてしまいました。

そして、再び雲の上からお日さまが‥

朝日を浴びるファンネル。

日の出です。
パチパチパチ‥

ありがたや～
ありがたや～
日の出を拝む筆者。

きたかみの救命浮輪。
船籍が名古屋になっていますが、この船が名古屋に行くのは年に数日だけです。

4:40
仙台出航から9時間。
青森県八戸沖を航行中。

朝風呂に入りましょう。

いい湯でした。
のんびり風呂に入れるのは、船旅の醍醐味ですね。

さて、食材を持ってパブリックスペースにやって来ました。
この席はレストラン席なんですが、営業時間外はパブリックスペースとして開放されるんです。

5:19
朝食です。

鶏五目おにぎりセット‥半額/149円
鶏五目ご飯
鶏唐揚げ
ウインナー
玉子焼き
大根漬け
小海老天そば‥86円
塩まんじゅう‥15%引/98円
酪王カフェオレ‥半額/72円
冷ほうじ茶‥0円

船旅にはカップ麺。
これが旨いんだな。

大海原を眺めながら、ゆったりとした朝食。
普段もこんな朝を迎えたいものです。

塩まんじゅう‥15%引/98円
緑茶‥0円

あっ！
あれは‥

ズームしてみましょう。

苫小牧を深夜1:30に出航した、商船三井フェリー「さんふらわあだいせつ」か「さんふらわあしれとこ」大洗行ですね。
苫小牧大洗航路の深夜便に就航するカジュアルフェリーで、大洗到着は本日の19:30(所要18時間)となります。

先代の'きたかみ'にあったフォワードデッキはなくなりましたが、船室のモニターで操舵室からの前方風景が見れるようになりました。

早起きしたので、眠くなってきました。
もう、ひと眠りしましょう。
Zzz‥

6:43
仙台出航から11時間。
青森県尻屋崎沖です。

7:25
津軽海峡沖を航行。
いよいよ'きたかみ'は、北海道の海域に入ります。

津軽海峡を眺めてみましょう。
左が本州。
右が北海道。
この奥に進むと、日本海です。

船室でぼんやりする筆者。
これも船旅の醍醐味。

8:57
苫小牧入港が11:00に確定されました。
定刻に入港です。

あと、2時間。
これが、あっと言う間なんだな。

9:13
優雅なひとときを‥
イオンで買ったケーキで、お茶にするザマス。

Blendyカフェオレ‥72円
レアチーズケーキ‥130円

あっ！
あれは‥

ズームしてみましょう。
北海道の大地が見えてきましたよ。

9:37
苫小牧が近づいてきました。
到着まで、あと1時間23分です。

苫小牧入港前に'反航の儀'があります。

あっ！
来ましたよ。

ズームしてみましょう。

シルバーフェリー(川崎近海汽船)の「シルバーエイト」9,483tです。
苫小牧-八戸航路に就航、8時間で結びます。

10:08
反航します。

カシャカシャカシャ‥
撮影しまくる私。

さよならぁ～

おぉ～
北の大地.北海道ですよ。
飛行機なら羽田から1時間30分で来るところを、24時間以上かけてやって来ました。

あの山は「樽前山」1041mです。

常時観測の対象となっている活火山なんだそうで、山頂付近には、北海道指定文化財の天然記念物に指定された'樽前溶岩ドーム'があります。

新造船就航を記念して、新'きたかみ'のマグネットを購入。
そう言えば、先代にあった記念メダル販売機はなくなっていましたね。

新'きたかみ'のマグネット‥260円

苫小牧の街が見えてきましたよ。

1等客室(クロスツイン)。
快適な船室でした。

10:33
儀式に参列する為、甲板に出ると、ちょうど苫小牧西港に入港したところでした。

神聖なる'接岸の儀'(単に眺めるだけ)に参列する筆者。

接岸地点となる、苫小牧西港フェリーターミナルが見えてきました。

我が国の国旗.日の丸が掲揚されました。

狭い湾内で巨大な船体を180度回頭させております。

初代'きたかみ'はバウスラスター1基しかなかったので、操船が難しかったとの事ですが、新'きたかみ'は、バウスラスター2基+スタンスラスター1基体制となったので、操船が楽になったとのことです。

※スラスターとは船舶の推進装置の一部で、船を横方向に動かすために横方向に向けたスクリューのことを意味します。
さらに設置位置に着目して、これらが船首に設置されている場合バウスラスター、船尾ならスタンスラスターと呼びます。

巨大な船体を岸壁に寄せていきます。
最終の接岸体制に入りました。

あぁ、楽しい船旅が終わっちゃうよ～

ホーサーがビットにつながれました。

ホーサー‥係留用ロープ
ビット‥係留用鉄杭

10:52
接岸完了。
パチパチパチ‥

11:00
名残惜しいですが、下船しましょう。

初代'きたかみ'からバトンを受け継いだ2代目'きたかみ'。
初代のような豪華絢爛さはなくなり、単刀直入に申すと、日光金谷ホテルのようなクラッシックホテルが東横インのようなビジネスホテルになったような感じです。
しかし、2代目'きたかみ'はスタンダードながらも、必要な設備はしっかりと整えており、先代にあった航行中の振動や動揺は改善され、快適な船旅を楽しめるようになりました。
2代目'きたかみ'の今後の活躍に期待しましょう。

さて、北海道に上陸しました。
続きは次回です、

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。

つづく。

苫小牧西港フェリーターミナル 乗り物