2019/06/16 - 2019/06/16
9位(同エリア49件中)
れいろんさん
モルドバの国土内に沿ドニエステル共和国という未承認(国際機関やほとんどの国から主権国家として承認されていない)が存在することは、多くの4Travel のトラベラーにとっては常識でしょう。
沿ドニエステル共和国は、1992年のモルドバとのトランスニストリア戦争(沿ドニエステル独立戦争)を経て、同年、和平協定が締結され、現在は軍隊や独自の通貨を持つ実質的こな独立国となっています。
モルドバの政府の実行統治が及んでいないため、日本政府やガイドブックは「訪問を避けるべき」としていますが、既に沿ドニエステルを訪問した人も多く、旅行記も多くあげられています。
私も行ってみましょう。
モルドバの首都キシニョウから「沿ドニエステル共和国」の「首都」ティラスポリへはミニバスが頻発しています。
沿ドニエステル共和国内で宿泊しない場合は、簡易な入国許可証により、入出国の手続きは完了します。(要パスポート)
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
キシニョウの中央バスターミナルです。
近郊バスのチケットブースは、この立派なターミナル内ではなく、周囲にあるらしいのですが・・・。
わかるかなぁ? -
この男性たちに尋ねて、案内してもらいました。
ありがとう~。記念に1枚撮らせてね。
「沿ドニエステル共和国」の「首都」、ティラスポリまでは36.50Lev.です。
このミニバスです。 -
乗車時間は1時間半から2時間くらいのようです。
バスの本数は1時間に1本くらいでした。(沿ドニエステル共和国の他の都市に行くものは除く。)
お互いの住民も、頻繁に行き来をしているようです。 -
途中の町やティラスポリの繁華街でほとんどの乗客は下車してしまい、私ともう2人が終点のティラスポリ駅までやって来ました。
いきなりタクシーの運転手が寄ってくる。「タクシー?」「No!」 -
うん? トロリーの電線が張ってある。
と、いうことは、公共交通も走っているはずだよね。
なんでガイドブックにその案内の記載がないんだろう??
・・・「訪問は避けるべき」だからなのね。 -
トロリーに乗るのも小銭が要るよね。
まずは両替しましょう。駅には2か所の両替所がありました。 -
200Lev.は 177沿ドニルーブルになりました。
-
両替を終え、駅舎には行ってみました。
がらんとした駅の待合所。 -
おっ、トイレ(有料)があるのね。寄っておきましょう。
利用料は2沿ドニルーブル。(ペーパー付き) -
綺麗に掃除されているけれど「トルコ式」でがっかり。
昔の日本の駅のトイレも同じようなものだったけれど、西洋式に慣れてしまうと、利用しにくいです。 -
時刻表を撮っておきましょう。
-
駅舎の入口はもう一つあって、こちらは「生きている」感じ。
ロッカーや切符売り場(有人窓口)があります。 -
何が書いてあるか全くわかりません。
キシニョウ行のバスの切符もこの窓口で買えるようです。
(ミニバス内で運転手さんに直接支払ってもOKです。) -
私と同じような日帰り旅行客の姿もありました。
-
「沿ドニエステル共和国」の地図も貼ってありました。
この地図、欲しいなぁ。 -
こちらはバス時刻表。本数が多いのがわかります。
これなら、何時のバスでもいいや。戻って来た時に決めましょう。
では、ティラスポリの町へ。 -
駅を背にレニン通りを真っ直ぐ500m程歩けば、キロフ公園(Parcul Kirov )の北西に着きます。
-
公園の真ん中にはロシア正教会がありました。
内部はどうなっているのかな。
今日は日曜日。お祈りに来ているご家族の姿もあるので、立ち寄りは遠慮しましょう。 -
レニン通りに面してロシア風の?「門」が建っていました。
-
この写真の左側の柱には階段が外付けされていて、上に登ることも可能なようでした。
(この時は階段の登り口に、鎖が廻され、鍵が架けられていました。) -
地図がもらえるというので、すごく期待していた観光インフォメーション・オフィス。
日曜日だからかクローズです。
うう~ん、この時点で私の持っている情報はグーグルマップの紙焼きだけね。
とりあえずドニエステル川に向かいましょう。 -
真っ直ぐレニン通りを南へ進み、10月26日通りを右折すれば、簡単にドニエステル河畔に出そうですが、せっかくなので、共同住宅が並ぶ細い道に入ってみます。
すると、仔猫が私の姿をみつけて、飛んでやって来ました。
可愛い! -
猫が懐っこい国は良い国です。
他の猫たちも寄ってきて、しばらく至福の猫タイム。
猫をかまっている私に、通りかかった地元の人が声をかけてくれます。 -
何と言ってくれたのか、まったくわからないけれど、私も笑って「スパシーバ」と言ってみます。
キシニョウのアパートのオーナーさんも「ティラスポリは人が優しい」と言っていたけれど、そんな感じです。
猫たち、じゃあね、元気で大きくなってね。 -
しかし、この暑さはどうにかならないものか?
日が高くなり、段々、気温も上がって来ました。そして湿度も高い!
ふらふらになって、ドニエステル川畔に到着。
正面に見える砂の川原では川水浴をしている人の姿が。 -
川畔は遊歩道が整備されていて、北側は広い公園(デ・ウォラント・パーク(De Wollant Park ))になっていました。
この遊歩道を川に沿って歩きたいと思っていましたが、暑すぎるので、今日は無理!
木陰のある公園でしばらく休憩します。 -
公園の北側は10月25日通り。
そして、馬鹿みたいに広い通りの反対側に広大なスヴォーロフ広場。 -
写真右手の銅像は、露土戦争でオスマントルコを破り、この地域を「帝国ロシア領」にしたロシア軍の将軍、アレクサンドル・スヴォロフなんだとか。
彼の名前を持つ広場は、ティラスポリの中心らしい。 -
でも、大通りを渡るのが大変そうなので行きません。
替わりに、デ・ウォラント・パーク東側のエリアへ。 -
ここには、私の軟弱な心にピリッと痛いものたちが並んでいます。
-
聖ジョージ教会(Saint George Chapel(Capela Sfantul Gheorghe)) と戦車のモニュメント。
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モルドバとのトランスニストリア戦争(沿ドニエステル独立戦争)で犠牲になった戦士たちの名を刻んだ石碑。
-
その手前には消えることのない「永遠の炎(Eternal Flame)」が燃えています。
-
戦いに倒れた人の魂を慰め、永遠の平和(「沿ドニエステル共和国」の独立の継続)を祈念するものです。
皆、様々な思いがあります。 -
生まれる国が違えば価値観も違いますから。
戦車(※)を見学する父と息子。父は息子に何を語るのか。
※私のPCは「せんしゃ」打つと、まず「洗車」と変換されます。
私はそういう国の、そういう時代に生まれたんですね。 -
石碑を見ながら、ゆっくり斜面を登っていくと、一番高い所に歴史博物館が建っていました。
-
私には屋外のモニュメントで十二分。
軟弱な心の持ち主なので入館しません。 -
博物館前の階段に座り、これらのモニュメントをぼんやり眺めます。
-
ロシアとの関係性などから、「承認」されることが難しいこの「国」。
この先、どのような歴史を歩むのか・・・。 -
博物館の向かいは、連邦政府庁舎(Sovietul Suprem ?・i Guvernul al RMN)。
-
その前の広場にはマントをはためかせたレーニン像(Monumentul lui Lenin )。
沿ドニエステル共和国に訪れた旅行者は感激して写真に収めている人が多い・・・。 -
もう少しアップで撮ってみよう。
私は、レーニンに対して特段の思い入れがないので、これで充分です。 -
強い日差しの下、歩くのも大変なので、東方面に走るトロリーバスに乗ってみました。
モルドバと同じく、車内で車掌さんが切符を売ってくれるのかと思っていたら、違いました。・・・結局、無賃乗車してしまいました。 -
どこに行くバスなのかわからないので、ちょっと走ったところで下車。
面白い共同住宅などを見ながら、猫寄り道をして・・・、 -
キロフ公園(Parcul Kirov )まで戻って来ました。
沿ドニエステル共和国の首都ティラスポリは特別な所ではなく、猫は懐こく、人は穏やかで優しく、6月中旬の気候は湿度が高く激暑で、市街地は他の旧共産主義の国と同じく人のスケールを無視して広い、そんな「首都」でした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2019/10/23 12:46:12
- 地図にない国
- こんにちは、れいろんさん
地図にない国、、、こういう表現のされ方をすると、
妙に暗黒でしんどい風景を想像してしまいますが、
旅行記にアップされた風景は、にゃんこの癒しもたっぷりで
平和そのものの様子ですね。
今まで、そして今後・・・
この国??が地図に載る日が来るのか?
また載った方が幸せなのか??そのあたりはわからないけれど、
でも、にゃんこが幸せに暮らせる街だと良いな。
レーニン★
私も思い入れが、、、、ほとんどなく。
っていうか、あまり知らないです。
日本人のほとんどが教科書で名前を学んだだけ、、て方かしら。
たらよろ
- れいろんさん からの返信 2019/10/24 09:53:38
- RE: 地図にない国
- たらよろさん、こんにちは。
メッセージありがとうございます。
ソ連解体後、連邦に飲み込まれて(所属して)いた国々が独立し、その後、その国々の中でいろいろあるので、地図にない国もどんどん増えますね。
私も「暗黒でしんどい国」というイメージがあります。
沿ドニエステル共和国については、モルドバ政府はともかく、国民は「ああ、あそこね。」という感じで、特段、敵視している様子でもなかったです。
実際、行ってみて、ほんとうにのんびりした所でした・
私の中では、猫が懐っこい国=良い国 なので◎です。
ただ、沿ドニエステル共和国は親ロシア(ほぼロシア系住民)なので、ロシアにくっつきたいらしく、間にウクライナが位置していることもあり、本当に、この先、どうなっていくのだろうかと気にかかってしまいます。
「地図に載らない平和(幸せ)」というのもあるのかも・・・。
たらよろさんの言葉で、更に考えさせられました。ありがとう!!
れいろん
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