オデッサ（ウクライナ）＠ 観劇&観劇→感激！

2019/06/13 - 2019/06/15

モルドバのキシニョウからミニバス（定期バス）で国境を越え、ウクライナのオデッサに到着しました。
最初からオデッサへ飛行機で移動していれば、キシニョウ～オデッサの移動（バスで５時間強）は必要なかったのですが、ウクライナ行きを決めたのが航空券購入後だったので無駄な移動が増えてしまいました。

そして、なぜ、オデッサに行きたくなったのかというと、ちょうどこの時期、観光名所でもあるオデッサ・オペラ・バレエ劇場（Одеський нац?・ональний академ?・чний театр опери та балету ）でオペラやバレエの上演があり、この観劇料が驚くほど安かったからです。

オペラ・バレエ劇場で観劇したい！　私にしては立派な目的です。
オデッサでは２泊して、オペラ（ドン・ジョバンニ）とバレエを鑑賞する予定です。
チケットは事前にネットからも購入できるようですが、購入ページに飛ぶとウクライナ語表示になってしまうこともあり、当日、劇場で購入することにしました。

キシニョウからのミニバスは中央バスターミナルを経由し、鉄道駅のそばの近郊バスターミナルへ到着しました。
しかし、オデッサ、蒸し暑い！！

エリア オデーサ (オデッサ)(ウクライナ)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

下車の際、バスの中で言葉を交わしていた、ウクライナ女性２人組が世話を焼いてくれました。
まず、中央市場を突っ切って、レートの良い両替所に連れて行ってくれて（ちょっとくらいレートが悪くても、近くの両替所で良かったのですが・・）市の中心部へ行くバスの乗り場も丁寧に教えくれました。
両替ですが、２０ユーロが５９０UAH（RPH）になりました。
市バス料金は５UAH（１回）。

車掌さんに下車する停留所を尋ねたのですが、英語がほとんど通じず、最初に「このバスは港方面に行くのか？」と聞いたために、港に着いた時に「ヒア」と案内されちゃいました。乗りすぎちゃったな～。
でも、負けない！　すぐ目の前がポチョムキンの階段だもん。
観光を兼ねて、斜行ケーブルカーに乗って登れば、ホテルまで歩けるはず。

ケーブルカーの料金は５UAH。
オフシーズンなので、乗客は私とベビーカーを引いた母子だけ。（車掌さんも乗っています。）
スーツケースを持って乗っても全く問題ありませんでした。

ポチョムキンの階段を横から眺めながら、ケーブルカーは上の駅に到着。
さて、ここからホテルまで１km弱かなぁ。１０分以上かかちゃうかも？
頑張って歩きますよぉ～。

オデッサ、とても蒸し暑い！　
スーツケースを引いて、汗だくだくで到着です。
２泊するロイヤル・ストリート・ホテル。
お洒落ストリート、デリバスィフスカにあります。

ロビーはなく、とても小さなフロントが２階にあります。
リフトはなく階段のみです。

この階段はなかなかお洒落なのですが、大きな荷物の荷上げは大変です。
ここでも、荷上げはホテルのスタッフが手伝ってくれました。

スタンダードダブルルーム。
素泊まり２泊で8,900円ほど（事前に予約サイトで日本円払い）。
宿泊税が別途41.76UAH（（RPH）＝２泊分）必要で、これは現金払いのみ。
５０UAH（RPH）で支払うと、お釣りがないとかでお釣りは後でもらうことに。

バスルームは標準的ですが、広くて、明るくて、

ハンドシャワーなので一安心。
早速、シャワーを使いましょう。この汗びっしょりをどうにかしなくては。

さっぱりした身体をバスローブに包んで・・・。
しばし、ベッドでごろごろ。はあぁ～、疲れたなぁ。
ひと休みしたら、オペラ・バレエ劇場にチケットを買いに行きましょう。

先ほど無事チケットが買えたので、服装を整えオペラ鑑賞にやって来ました。

オデッサのオペラ・バレエ劇場は、ウイーンの建築家によって設計され、１８８４年～１８８７年に建造された歴史ある劇場です。（地球の歩き方から抜粋）

内装がとても豪華だということなので、オペラ鑑賞に加え、劇場見学も楽しみにしてきました。
写真は中央階段。

私の席は３階のロージェ。
登って行きましょう。

２階のロージェ席へ向かう左右の廊下の入口。

中央階段、２階から３階へ。

３階から４階への階段。

階段の最上部。
天井にも美しい模様が描かれています。

さて、席につきましょう。

私の席は３階の真ん中から２つ目のロージェ。
ボックスの中の、一番前で、一番中央寄りの席です。
こんな良い席で200UAH（RPH）。なんと日本円で850円ほどです！！

本当は２階のロージェ席が良かったのですが。
（購入時に正面ロージェの一列目には空きがありませんでした。）
まあ、当日の購入なのでしかたありません。

金泊の天井と、天井から下がる豪華なシャンデリア。

私の席から右側のロージェ。

こちらは左側。

ロージェ内の座席はこんな風に置かれていました。
最前列に３席、その後ろに１席＋２席。
一段づつ高くなっているところに２席づつ3列（6席）。

そろそろ開幕です。
今日の演目はドン・ジョバンニ。
イタリア語で歌われるということで楽しめそうです。

幕間。
・・・あんまり楽しめない。ただ大きな声で歌っているだけでは・・？
オペラってこんなもんじゃないよなぁ。

まあ、一番、上手い人達はキエフの音楽学校とかに行って、さらにウクライナから出ちゃうんだろうなぁ。
地方の劇場で、シーズン中には週に3~4回公演があるというのは、素晴らしいことですよね。

幕間の売店もシンプルでした。
でも、飲み物を購入している人たちは嬉しそう。
それを見て、私も嬉しいです。

階段を降りて・・・

平土間の席を見学します。後期ロココ様式というらしい。
舞台が近いのは良いのですが、本当に「平」なので、前の席に大きな人が座ると見難いでしょうね。

平土間から自分の席を探してみます。
見上げると大きな劇場だとわかります。

見上げるロージェ席は優雅です。
でも、側面の席だと、確実に舞台の一部が見られません。

幕間に外の空気を吸いに出たついでに、劇場を後にしました。

オペラがあまり楽しめなかったこと、疲れていたことが理由です。
美しいバレエ・オペラ劇場の内部を見学したと思えば、まあまあ満足です。

明日はバレエの公演があるので、明日も見に来ようかなぁ。
ちょっと名残惜しいけれど、自分の直感に従います。

ホテルへ戻る途中のデリバスィフスカ通り（Derybasivska Street（Odeska oblast））。
多くのお店が道にテラス席を出していました。
ライトもキラキラして華やかです。

デリバスィフスカ （Derybasivska） 通り と カテリニスカ（Katerynyns'ka ）通り の交差点には馬車が止まっていました。
良い感じだねぇ。

こんにちは～。
白い馬君。お利口だね。

歩行者天国になっているデリバスィフスカ （Derybasivska） 通り（西側）では路上パフォーマンスが行われたり、可愛い観光バスが走っていたり・・・。

賑やかで楽しいショッピングエリアです。

ホテルの隣はお土産屋や軽食の簡易食堂が集まっています。
Odessa City Fair（Одеський Ярмарок ）という名前かな？
夕食はここで肉入りのボレキ（50UAH（RPH））を TO GO して、ホテルの部屋で簡単に済ませました。
（この写真は次の日の昼前に撮影。）

オデッサ２日目。
昨夕はドン・ジョバンニを幕間で退席し、今朝は朝寝坊。ゆっくり休みました。
今日は何をしようかな？

大聖堂を見学してから、食事にしよう。
もう少し両替もしておこう。

元気になったと思ったけれど、今日も蒸し暑さにやられて、大聖堂見学は割愛。
ゆっくりご飯を食べましょう。
花々と風の通りの気持ちいいテラス席に座ったけれど、スローな給仕を待つ間、日陰が動いてしまい、私も席を移動しました。

ウクライナらしいものを食べたかったので、ポテトパンケーキのプレートを注文。
もちろんビールも頼んでいます。
ウクライナのレストランは噂通り、「美味い、安い、遅い（！）」でした。

いろいろな対応は遅いけれど、感じの良いテストランだったのでデザートも注文。
苺フェアだったので、フェアのメニューからホームメイドの苺のアイスクリームを。

締めて157UAH（RPH）。ほんとうに安いです。
おまけの飴も嬉しいです。

そのレストランの外観。
（隣のウクライナ料理のレストラン（チーチャ・モーチャ）が地球の歩き方に載っています。）

先ほどは気づかなかったのですが、デリバスィフスカ通りとブレオプラジェンスカ通りの間にL字型のパッサージュがありました。

すごくお洒落なんですけど？

でも、ずいぶん人出は少ないのね。
この真ん中にあるブースにはいつ商品が並ぶのかな。

パッサージュって、ここにあるってわかりにくいからかなぁ。
デリバスィフスカ通りの路面店はいつも人がいっぱいなのに。
見て見て・・・、この建物。

入口の上の装飾の派手な事！
見応えのあるパッサージュでした。

この日はバレエの公演があります。
バレエって、今まであまり見たことがなかったし、昨日のオペラが面白くなかったので、どうしようかなと思ったのですが、おそらく、もう２度とオデッサのバレエ・オペラ劇場に来る機会はないだろうから・・・。

と、いうことで買いに行っちゃいました、チケット。
夕方になり、昨日と同じ洋服（ちょっとお洒落）に着替えて、再びオペラ・バレエ劇場へ。

この日の方が観客が多かったです。

良い席は全て埋まっていて、席は４階で、左側のロージェです。
どんどん階段を登ります。

観客の皆さん、盛り上がって記念撮影していますね。

私も同行者がいたら、撮影会をしていたかもしれませんね。

今日の席からの眺め。
４階の左寄りなので、舞台の一部が切れてしまいそうです。

この席の上にはバルコニー席があります。

舞台までは遠くても、バルコニーの正面席の方が見やすかったかなぁ。

今日も天井とシャンデリアを写してしまいます。
４階席からだと綺麗に写せます。←負け惜しみ。

バレエ、とても面白かったです。
演目は「Баядеpка （ウクライナ語）　ラ・バヤデール（インドの舞姫）」。
始めてみる演目で、内容が良くわからず・・・。

群舞の、揃って片足立ちになるシーンでは、数人の踊り手の足がグラグラしていたりして、技術的なレベルは高くないかもしれません。
でも、一生懸命に踊っているのがわかり・・・、

十分楽しかったです。
チケットは150UAH（RPH）でした。
（日本円に換算すると650円位だよ！！）

ああ、楽しかった。
無駄な行程になったけれど、オデッサ、来てよかったな。
写真はホテルの側のデリバスィフスカ （Derybasivska） 通り。明るく賑やかです。

この日はモルドバのキシニョウへ移動します。
中央バスターミナルまではタクシーを利用しました。ホテルフロントで呼んでもらって、120UAH（RPH）。
オデッサからキシニョウのバスは350UAH（RPH）。この日もミニバスでした。

確か、ウクライナの最後のバスターミナル。
これから、一昨日、出国したモルドバへ入ります。

この旅行記へのコメント （2）

• ガブリエラさん 2019/10/24 14:40:33

  タイムリー♪

  れいろんさん☆
  
  こんにちは♪
  いいな！いいな！ウクライナ！！！
  
  実は、４月の東京からのツアーを申し込んでいるところなんですよ♪
  ずっとあこがれてたのですが、なかなか情勢が安定してなくて、ようやく。
  ただ、催行にならなさそうな感じが・・・(;_;)
  ウクライナ、ベラルーシ、モルドバのツアー、なんとか行きたいのですけどね♪
  
  ちょうど、４トラに復活して、れいろんさんがいかれてたのを拝見して、すごくタイムリーな復活でよかった！って思いました(^^♪
  
  人も親切そうで、ますます行きたくなりました♪
  ちょっと高くても、５月でもいこうかな～！
  
  ガブ(*^^)v

  れいろんさん からの返信 2019/10/26 09:39:19

  RE: タイムリー♪

  ガブちゃん、おはよう！
  
  メッセージありがとうございます。
  
  ウクライナと言っても、黒海沿岸のオデッサだけですから・・・。
  オデッサは、首都のキエフやクレーヴェンのそばの愛のトンネルなどのメインな観光地ではなく、「夏のリゾート＆貿易港」なので、ちょっと派手でガブちゃん好みではないかも。
  
  ベラルーシはビザ条件が難しいので、ツアーで行くのは丁度いいですよね。
  
  モルドバのキシニョウは特別な見どころはなかったのですが、人は優しく、街の雰囲気はエネルギッシュで好きになりました。
  （オルヘイベッキの崖っぷちの修道院、行ってみたかったですが。）
  
  
  季節的には緑が美しくなる５月の方が綺麗でしょうね。
  ツアー料金、かなり違うのかな？
  
  来年の早春、ガブちゃんに会いに奈良へ行きたいな。
  （毎回、言っていますね。でも、今回こそ・・です。）
  
  では、また〜。
  　　　　　　　　　　　　　　　　　れいろん